6.260. VmCdrom

仮想マシンの CDROM デバイスを管理します。

ディスクの変更と取り出しは、file 属性の値を変更するために、常に update メソッドを使用して行われます。

表6.807 メソッドの概要

名前概要

get

この CDROM デバイスに関する情報を返します。

update

この CDROM デバイスに関する情報を更新します。

6.260.1. get GET

この CDROM デバイスに関する情報を返します。

この情報は、CDROM デバイス、仮想マシン、およびオプションで挿入されたディスクへの参照を含む cdrom 属性で設定されます。

ディスクが挿入されている場合は、file 属性には ISO イメージへの参照が含まれます。

<cdrom href="..." id="00000000-0000-0000-0000-000000000000">
  <file id="mycd.iso"/>
  <vm href="/ovirt-engine/api/vms/123" id="123"/>
</cdrom>

ディスクが挿入されていない場合は、file 属性は報告されません。

<cdrom href="..." id="00000000-0000-0000-0000-000000000000">
  <vm href="/ovirt-engine/api/vms/123" id="123"/>
</cdrom>

表6.808 パラメーターの概要

名前タイプ方向概要

cdrom

Cdrom

Out

CDROM デバイスに関する情報。

current

Boolean

In

操作が現在実行中の仮想マシンの情報を返す必要があるかどうかを示します。

follow

文字列

In

たどる 必要のある内部リンクを指定します。

6.260.1.1. current

操作が現在実行中の仮想マシンの情報を返す必要があるかどうかを示します。このパラメーターはオプションであり、デフォルト値は false です。

6.260.1.2. follow

たどる 必要のある内部リンクを指定します。これらのリンクで参照されるオブジェクトは、現在の要求の一部としてフェッチされます。詳細は、こちら を参照してください。

6.260.2. update PUT

この CDROM デバイスに関する情報を更新します。

file 属性の値を変更することにより、ディスクを変更またはイジェクトすることができます。たとえば、ディスクを挿入または変更するには、次のようなリクエストを送信します。

PUT /ovirt-engine/api/vms/123/cdroms/00000000-0000-0000-0000-000000000000

本文には、file 属性の新しい値が含まれている必要があります。

<cdrom>
  <file id="mycd.iso"/>
</cdrom>

id 属性の値 (この例では mycd.iso) は、アタッチされた ISO ストレージドメインで使用可能なファイルに対応している必要があります。

ディスクのイジェクトには、空の id を持つ file を使用します。

<cdrom>
  <file id=""/>
</cdrom>

デフォルトでは、上記の操作は次回の起動後に仮想マシンに表示されるディスクを永続的に変更しますが、現在実行中の仮想マシンには影響しません。現在実行中の仮想マシンに表示されるディスクを変更する場合は、current=true パラメーターを追加します。たとえば、現在のディスクを取り出すには、次のようなリクエストを送信します。

PUT /ovirt-engine/api/vms/123/cdroms/00000000-0000-0000-0000-000000000000?current=true

リクエスト本文は以下のようになります。

<cdrom>
  <file id=""/>
</cdrom>
重要

current=true パラメーターで行われた変更は永続化されないため、仮想マシンの再起動後は効果がありません。

表6.809 パラメーターの概要

名前タイプ方向概要

cdrom

Cdrom

In/Out

CDROM デバイスに関する情報。

current

Boolean

In

現在実行中の仮想マシンに更新を適用するか、次回の起動後の仮想マシンに適用するかを指定します。

6.260.2.1. current

現在実行中の仮想マシンに更新を適用するか、次回の起動後の仮想マシンに適用するかを指定します。このパラメーターはオプションであり、デフォルト値は false です。これは、デフォルトでは次回の起動後にのみ更新が有効になることを意味します。