第4章 サブスクリプションのインポートおよびコンテンツの同期

4.1. Red Hat リポジトリーの有効化

Red Hat Enterprise Linux ホストのプロビジョニングをサポートするには、必要な Red Hat リポジトリーを有効にする必要があります。

注記

Red Hat Satellite 6.6 のインストールに必要な一覧は、『リリースノート』の「コンテンツ配信ネットワーク (CDN) のリポジトリー」を参照してください。

環境に合わせて適切なリリースを選択します。ここでは、以下のリポジトリーを有効する例を紹介します。

  • Red Hat Enterprise Linux Server (Kickstart)

    このリポジトリーを有効にして、ホストのキックスタートを実行します。

  • Red Hat Enterprise Linux Server (RPMs)

    継続中のコンテンツおよびエラータに対してこのリポジトリーを有効にします。

  • Red Hat Enterprise Linux Server - Satellite Tools (RPMs)

    Puppet、katello-agent などソフトウェアをサポートするこのリポジトリーを有効にします。

Web UI を使用した Red Hat Enterprise Linux 7 Server リポジトリーの有効化

  1. Satellite Web UI で、コンテンツ > Red Hat リポジトリー に移動します。
  2. 検索フィールを使用して Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) のリポジトリー名を入力します。
  3. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  4. x86_64 7.5 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。
  5. 検索フィールドを使用して Red Hat Satellite Tools 6.6 (for RHEL 7 Server) (RPMs) のリポジトリー名を入力します。
  6. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Satellite Tools 6.6 (for RHEL 7 Server) (RPMs) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  7. x86_64 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。
  8. 検索フィールを使用して Red Hat Enterprise Linux Server 7 (Kickstart) のリポジトリー名を入力します。
  9. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Enterprise Linux 7 Server (Kickstart) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  10. x86_64 7.5 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。

4.2. カスタム製品の作成

カスタムパッケージを含むリポジトリーを有効にすることができますが、その前に、リポジトリー用に製品を手動で作成する必要があります。

Web UI を使用したカスタム製品の作成

  1. コンテンツ製品 をクリックしてから、製品の作成 をクリックしてください。
  2. カスタム製品の名前を入力します。
  3. 保存 をクリックします。
  4. 画面がリフレッシュされたら リポジトリーの作成 をクリックします。
  5. 名前 フィールドに Puppet Modules と入力します。
  6. タイプ フィールドに Puppet と入力し、URL フィールドは空にします。
  7. 保存 をクリックします。

Web UI を使用した Puppet モジュールのリポジトリーへのアップロード

Puppet モジュールを Puppet モジュールリポジトリーにアップロードできるようになりました。また、Puppet Forge をローカルにミラーリングする場合は、URL に https://forge.puppetlabs.com を使用できます。このように設定すると、Puppet Forge のすべてのコンテンツが、ご使用の Satellite Server で利用可能になります。ただし、2700 を超えるモジュールのダウンロードが必要となり、利用可能な帯域幅によっては時間がかなりかかる場合があります。この例では、単純で、他のモジュールとの依存関係がない motd モジュールを使用します。大容量のファイルを伴うパッケージをアップロードする場合は、Hammer CLI を使用してください。

  1. motd puppet モジュールを https://forge.puppetlabs.com/jeffmccune/motd からダウンロードします。ダウンロードしたファイルには拡張子 .tar.gz が付いています。
  2. コンテンツ製品 をクリックしてから、名前 フィールドの カスタム製品 をクリックしてください。
  3. リポジトリー タブで、Puppet Modules をクリックして、Puppet Modules リポジトリーを変更します。
  4. パッケージのアップロード セクションで、ファイルの選択 をクリックし、ダウンロードした motd モジュールに移動します。
  5. アップロード をクリックします。

4.3. コンテンツの同期

Red Hat コンテンツ配信ネットワークのリポジトリーは Satellite と同期させることができます。これは、リポジトリー URL を含むカスタムリポジトリー (Yum または Puppet など) を同期する場合にも適用されます。

Web UI で Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーを使用したコンテンツの同期

  1. コンテンツ同期の状態 をクリックして、利用可能な製品一覧を表示します。
  2. Red Hat Enterprise Linux Server7Serverx86_64 に移動します。
  3. 以下の製品を選択します。

    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 6Server
    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Satellite Tools 6.6 RPMs x86_64.
  4. Red Hat Enterprise Linux Server7.5x86_64 に移動して、Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.5 を選択します。
  5. 今すぐ同期 をクリックします。

    利用可能な帯域幅によっては、同期に数時間かかる場合があります。