第7章 プロビジョニング設定の最終設定

7.1. カスタムのプロビジョニングテンプレートの作成

同じ設定を持つ複数ホストのプロビジョニングに使用できる、プロビジョニングテンプレートを設定できます。

Web UI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成

  1. メインメニューで、ホストプロビジョニングテンプレート をクリックします。
  2. 名前 のコラムのプロビジョニングテンプレート一覧で Kickstart Default iPXE または PXELinux を選択します。

    これにより、テンプレートのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。

  3. 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
  4. 名前 コラムで、適切なプロビジョニングテンプレートを選択します。

    PXE 以外の検出を使用する場合には、Red Hat kexec の検出 のプロビジョニングテンプレートを選択します。

  5. 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
  6. メインメニューで、ホストオペレーティングシステム をクリックして、適切なオペレーティングシステムを選択します。

    これにより、オペレーティングシステムのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。

  7. パーティションテーブル タブで Kickstart Default を選択します。
  8. インストールメディア タブで、Default_Organization/Library/Red_Hat_6_Server_Kickstart_x86_64_6Server が表示され、選択されていることを確認します。
  9. テンプレート タブで、プロビジョニングのドロップダウンリストから Kickstart Default を選択します。
  10. kexec ドロップダウンリストから Red Hat kexec の検出 を選択して、送信 をクリックします。

Hammer CLI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成

  1. プロビジョニングテンプレートを作成します。

    $ hammer template create --name template_name --file path_to_template_file

    PXE を使用しない検出を使用する場合は、kexec テンプレートタイプを使用する必要があります。

  2. オペレーティングシステムを追加します。

    $ hammer template add-operatingsystem id

7.2. ホストグループの作成

ホストグループを作成して設定します。ホストグループを使えば複数のホストをプロビジョニングできるため、ホストごとに同じプロパティーを指定する必要がなくなります。アクティベーションキーをホストグループに関連付ければ、プロビジョニングされたホストを Satellite Server に登録し、選択したライフサイクル環境、コンテンツビュー、サブスクリプションなどに関連付けることができます。

Web UI を使用したホストグループの作成

  1. メインメニューで、設定ホストグループ をクリックして、新規ホストグループ をクリックします。
  2. ホストグループ タブで、以下の値を入力します。

    • 名前: RHEL6Server-x86_64
    • ライフサイクル環境: Default_Organization/DEV
    • コンテンツビュー: RHEL_6_x86_64
    • コンテンツソース: Capsule (今回は Satellite Server) の完全修飾ドメイン名
    • Puppet CA: Satellite の完全修飾ドメイン名
    • Puppet マスター: Satellite の完全修飾ドメイン名
  3. Puppet クラス タブで、利用可能なクラス一覧から motd puppet モジュールを選択します。
  4. ネットワーク タブで、以下の値を選択します。

    • ドメイン: example.org
    • サブネット: Provisioning_Net
    • レルム: この例の便宜上、このフィールドは空白のままにします。たとえば、IPA などのレルム管理を設定している場合は、ここで該当するレルムを選択します。
  5. オペレーティングシステム タブで以下の値を選択します。

    • アーキテクチャー: x86_64
    • オペレーティングシステム: RHEL Server 6.5
    • メディア: Default_Organization/Library Red Hat Server 6.5 x86_64。この例では自動的に設定されます。組織とロケーションの関連付けが正しく設定されていないと、自動的にこのフィールドに値が入力されません。
    • パーティションテーブル: Kickstart default
    • Root パスワード: changeme
  6. ロケーション タブで Default_location を選択します。
  7. 組織 タブで Default_Organization を選択します。
  8. アクティベーションキー タブで、適切なキーを選択します。
  9. 送信 をクリックします。