5.5. Red Hat リポジトリーの有効化

外部ネットワークアクセスで HTTP プロキシーの使用が必要な場合は、サーバー用にデフォルトの HTTP プロキシーを設定します。詳細は、デフォルトの HTTP プロキシーの Satellite への追加 を参照してください。

同期するリポジトリーを選択するには、まずリポジトリーが含まれる製品を特定し、適切なリリースバージョンおよびベースアーキテクチャーに基づいてリポジトリーを有効にする必要があります。

Red Hat Enterprise Linux 8 ホストの場合:

Red Hat Enterprise Linux 8 ホストをプロビジョニングするには、Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream (RPMs) リポジトリーおよび Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS (RPMs) リポジトリーが必要です。

Red Hat Enterprise Linux 7 ホストの場合:

Red Hat Enterprise Linux 7 ホストをプロビジョニングするには、Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) リポジトリーが必要です。

Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムのバージョンと 7Server リポジトリーまたは、7.X リポジトリーのいずれかに関連付ける場合の相違点は、7Server リポジトリーには最新の更新がすべて含まれますが、Red Hat Enterprise Linux 7.X リポジトリーでは次のマイナーリリースが出たら更新の受信を停止する点です。キックスタートリポジトリーにはマイナーバージョンのみが含まれることに注意してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、Content > Red Hat Repositories に移動します。
  2. リポジトリーを検索するには、リポジトリー名を入力するか、Recommended Repositories ボタンをオンの位置に切り替えて、必要なリポジトリーの一覧を表示します。
  3. 利用可能なリポジトリーペインで、リポジトリーをクリックしてリポジトリーセットをデプロイメントします。
  4. 必要な基本アーキテクチャーおよびリリースバージョンの横にある Enable アイコンをクリックします。

CLI 手順

  1. 製品を検索するには、以下のコマンドを実行します。

    # hammer product list --organization "My_Organization"
  2. 製品に設定されたリポジトリーを一覧表示します。

    # hammer repository-set list \
    --product "Red Hat Enterprise Linux Server" \
    --organization "My_Organization"
  3. 名前または ID 番号を使用してリポジトリーを有効にします。7Server などのリリースバージョンと、x86_64 などのベースアーキテクチャーを含めます。

    # hammer repository-set enable \
    --name "Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs)" \
    --releasever "7Server" \
    --basearch "x86_64" \
    --product "Red Hat Enterprise Linux Server" \
    --organization "My_Organization"