第88章 デシジョンエンジンでのロギングユーティリティーの設定

デシジョンエンジンは、システムロギングに Java ロギング API SLF4J を使用します。以下のロギングユーティリティーのいずれかをデシジョンエンジンで使用して、トラブルシューティングまたはデータ収集などのデシジョンエンジンのアクティビティーを調査できます。

  • Logback
  • Apache Commons Logging
  • Apache Log4j
  • java.util.logging パッケージ

手順

使用するロギングユーティリティーについては、Maven プロジェクトに関連する依存関係を追加するか、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションの org.drools パッケージに関連する XML 設定ファイルを保存します。

Logback の Maven 依存関係の例

<dependency>
  <groupId>ch.qos.logback</groupId>
  <artifactId>logback-classic</artifactId>
  <version>${logback.version}</version>
</dependency>

org.drools パッケージにおける logback.xml 設定ファイルの例

<configuration>
  <logger name="org.drools" level="debug"/>
  ...
<configuration>

org.drools パッケージにおける log4j.xml 設定ファイルの例

<log4j:configuration xmlns:log4j="http://jakarta.apache.org/log4j/">
  <category name="org.drools">
    <priority value="debug" />
  </category>
  ...
</log4j:configuration>

注記

超軽量環境向けに開発している場合は slf4j-nop または slf4j-simple ロガーを使用します。