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355.2. Marshal

この例では、Zip ファイル圧縮を使用して通常のテキスト/XML ペイロードを圧縮ペイロードにマーシャリングし、それを MY_QUEUE という ActiveMQ キューに送信します。

from("direct:start")
    .marshal().zipFile()
    .to("activemq:queue:MY_QUEUE");

作成された Zip ファイル内の Zip エントリーの名前は、受信した CamelFileName メッセージヘッダーに基づいています。これは、ファイルコンポーネントによって使用される標準のメッセージヘッダーです。さらに、送信 CamelFileName メッセージヘッダーは、受信 CamelFileName メッセージヘッダーの値に ".zip" 接尾辞を付けて自動的に設定されます。たとえば、次のルートで入力ディレクトリーに test.txt という名前のファイルが見つかった場合には、出力は test.txt という名前の単一の Zip エントリーを含む test.txt.zip という名前の Zip ファイルになります。

from("file:input/directory?antInclude=*/.txt")
    .marshal().zipFile()
    .to("file:output/directory");

着信 CamelFileName メッセージヘッダーがない場合 (ファイルコンポーネントがコンシューマーでない場合など)、メッセージ ID がデフォルトで使用されます。メッセージ ID は通常、一意に生成された ID であるため、ID-MACHINENAME-2443-1211718892437-1-0.zip のようなファイル名になります。この動作をオーバーライドする場合は、ルートで CamelFileName ヘッダーの値を明示的に設定できます。

from("direct:start")
    .setHeader(Exchange.FILE_NAME, constant("report.txt"))
    .marshal().zipFile()
    .to("file:output/directory");

このルートにより、出力ディレクトリーに report.txt.zip という名前の Zip ファイルが作成され、report.txt という名前の Zip エントリーが 1 つ含まれます。