1.4. 設定ファイル、証明書データベース、およびカスタムスキーマファイルのバックアップ
インスタンスがオンラインでもオフラインでも、データベースをバックアップすると、Directory Server は設定ファイル、証明書データベース、およびカスタムスキーマファイルもバックアップします。dsconf backup create
および dsctl db2bak
コマンドは、ファイルをバックアップのデフォルトディレクトリーである /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/bak/example_backup/config_files/
にバックアップします。これらのファイルは、ハードウェア障害の後にインスタンスを別のサーバーに復元するために必要になる可能性があります。
重要
バックアップ時に、証明書データベースを更新しないでください。更新してしまうと、バックアップ内のデータベースで一貫性がなくなる可能性があります。
手順
- インスタンスの実行中にコマンドラインを使用した全データベースのバックアップ または インスタンスのオフライン時にコマンドラインを使用した全データベースのバックアップ に記載されているとおりに、インスタンスの実行中、またはインスタンスがオフラインの間に Directory Server のバックアップを実行します。
検証
バックアップディレクトリーでバックアップされた設定ファイルを見つけます。
# ls /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/bak/example_backup/config_files/
注記Directory Server は、バックアップされた設定ファイルを自動的に復元しません。これらのファイルは手動で復元する必要があります。