45.3. IBM WebSphere Application Server へのシステムプロパティーの設定
KIE Server をデプロイする前に、IBM WebSphere Application Server に、本セクションに記載するシステムプロパティーを設定します。
手順
- WebSphere 統合ソリューションコンソールで、Servers → Server Types → IBM WebSphere Application Servers の順にクリックします。
- アプリケーションサーバーの一覧で、KIE Server をデプロイするサーバーを選択します。
Server Infrastructure で Java and Process Management → Process Definition をクリックします。
図45.2 WebSphere 設定ページ
Additional Properties で Java Virtual Machine をクリックします。
図45.3 プロセスの定義設定ページ
これにより、IBM WebSphere を起動するのに使用する JVM の設定プロパティーが開きます。
-
Initial heap size および Maximum heap size の両方を
2048
に設定し、Apply をクリックして Java Virtual Machine (JVM) メモリーサイズを増やします。KIE Server はこの値でテストされています。JVM メモリーサイズを増やさないと、KIE Server のデプロイ時に IBM WebSphere Application Server がフリーズするかエラーが発生します。 - Additional Properties で Custom Properties をクリックします。
New → Custom JVM Properties の順にクリックし、以下のプロパティーを IBM WebSphere に追加します。
表45.4 KIE Server のシステムプロパティー
名前 値 説明 kie.server.jms.queues.response
jms/KIE.SERVER.RESPONSE
KIE Server が使用する応答用の JMS キューの JNDI 名。
org.kie.server.domain
WSLogin
JMS の使用時にユーザーの認証に使用される JAAS
LoginContext
ドメイン。org.jbpm.server.ext.disabled
true
RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。
org.jbpm.ui.server.ext.disabled
true
RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。
org.jbpm.case.server.ext.disabled
true
RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。
org.jboss.logging.provider
jdk
このプロパティーは、
CA SiteMinder TAI (SMTAI)
が環境にインストールされている場合にのみ必要になります。このプロパティーを使用すると、Dashbuilder でログを記録するために、Hibernate がlog4j
ではなく、JDK
を強制的に使用しようとします。CA SiteMinder TAI (SMTAI)
には古いバージョンのlog4j
が含まれており、これにより競合が生じます。- 保存 をクリックして、プライマリー設定への変更を保存します。