第6章 Datadog でのアラートの作成

管理者は、Red Hat Ceph Storage クラスターのメトリックを追跡し、アラートを生成するモニターを作成することができます。たとえば、OSD がダウンしている場合、Datadog は 1 つ以上の OSD がダウンしていることを管理者に警告できます。

前提条件

  • Ceph Monitor ノードへのユーザーレベルのアクセス。
  • Red Hat Ceph Storage クラスターへのアクセスを提供する適切な Ceph キー。
  • インターネットアクセス。

手順

  1. Monitors をクリックし、Datadog モニターの概要を表示します。

    datadog manage monitors
  2. モニターを作成するには、Monitors→New Monitor を選択します。
  3. 検出方法を選択します。たとえば、Threshold Alert などです。

    datadog new monitor
  4. メトリックを定義します。高度なアラートを作成するには、Advanced…​ リンクをクリックします。次に、コンボボックスからメトリックを選択します。たとえば、Ceph メトリック ceph.num_in_osds を選択します。
  5. Add Query+ をクリックして、別のクエリーを追加します。

    datadog monitor ceph metric 1
  6. コンボボックスから別のメトリックを選択します。たとえば、Ceph メトリクス ceph.num_up_osds を選択します。

    datadog monitor ceph metric 2
  7. Express these queries as: フィールドに a-b を入力します。ここで、aceph.num_in_osds の値になり、bceph.num_up_osds の値になります。違いが 1 以上の場合は、最低でも 1 つの OSD がダウンします。
  8. アラート条件を設定します。たとえば、トリガーを above or equal to に設定し、しきい値を in total に、経過する時間は 1 minute に設定します。
  9. Alert threshold フィールドを 1 に設定します。1 つ以上の OSD がクラスターにあり、これが稼働している場合、モニターはユーザーに警告を出します。
  10. Preview および Edit の下にある入力フィールドで、モニターにタイトルを付けます。これはモニターを保存するために必要です。
  11. テキストフィールドにアラートの説明を入力します。

    datadog monitor ceph metric 3
    注記

    テキストフィールドはメトリック変数およびマークダウン構文をサポートします。

  12. アラートの受信側を追加します。これにより、メールアドレスが text フィールドに追加されます。アラートが発生すると、受信側はアラートを受け取ります。