3.2. OTS設定ファイル

RESOLVE_INITIAL_REFERENCES オプションのように、JBoss Transaction Serviceは、特定のサービスへの参照を格納しランタイム時に使用可能にする初期参照ファイルに対応しています。CosServices.cfgのファイルにはservice name (OTSサーバーを利用の場合は常にTransactionService) とIORのカラム2つで構成されており、それぞれスペース1つで区切られています。CosServices.cfgは通常、JBoss Transaction Service 設定のetcディレクトリに置かれています。ただし、実際の場所はランタイム時にCLASSPATHを検索しTransactionService properties file ディレクトリの場所あるいはetc ディレクトリにあるこのファイルの複製を検索しすることで決定されます。
OTSサーバーはこのファイルが見つからない場合、ファイルを作成しそのファイル内に登録します。古くなった情報は自動的に削除されます。同じトランザクションサーバーを共有するマシンは、このファイル自体あるいは複製へアクセスできるようになっていなければなりません。
ファイル名にはcom.arjuna.orbportability.initialReferencesFile と 場所にはcom.arjuna.orbportability.initialReferencesRoot を使うことで、それぞれオーバーライドすることができます。
com.arjuna.orbportability.initialReferencesFile=myFile
com.arjuna.orbportability.initialReferencesRoot=c:\\temp