Insights 101
新加入の SME です!
皆さん、こんにちは。私は新たな Insights SME で、Amaya Gil と申します。末永くお付き合いお願い致します。Red Hat の Management 部門 (BU) 所属で、テクニカルマーケティングマネジャーとして勤務しています。
私個人のお話をしますと、スペインのマドリード出身で、コンピューターサイエンスのエンジニアになります。当社には 2010 年に入り、様々な EMEA SA のロールを経て現在の BU に至っています。
言語については、英語を含む 4 カ国語を話します。
Red Hat Insights とは
Red Hat Insights を耳にしたことがありませんか? ご心配なく、今から Red Hat Insights 初心者の方 にも分かる説明をしていきます。
Red Hat Insights は SaaS (サービスとしてのソフトウェア) オファリングで、登録してある Red Hat ベースのシステムを継続的かつ詳細に分析し、物理、仮想、およびクラウド環境とコンテナーデプロイメント全体に渡ってセキュリティーやパフォーマンス、安定性
に対する脅威をプロアクティブに特定します。
Red Hat Insights はシステム上の選択されたファイルを分析して、新たなインテリジェンスとデータが追加されるたびによりスマートになります。Red Hat Insights は関連する情報を自動的に発見し、状況に応じたアクションをプロアクティブに推奨するほか、Ansible Playbook を使ってタスクを自動化することもできます。Red Hat Insights を利用すると、お客様は Red Hat 認定エンジニアの経験と技術的知識の活用が可能になり、問題が業務に影響を与える前にこれを特定、優先順位付け、解決することが容易にできるようになります。
Red Hat Insights は SaaS オファリングであることから、ナレッジベースを定期的に更新、拡大することで、ミションクリティカルなシステムの安定性に影響する可能性のある新たな IT の課題に対応します。
動画もあります
ここまでの説明でまだ Red Hat Insights がよく分からない場合は、こちらの Red Hat Insights 紹介ビデオ が役に立つと思います。
Red Hat Insights の開始方法
Red Hat Insights へアクセスするには、有効な Red Hat サブスクリプションがあり、監視対象とする各マシンにエージェントをインストールするだけです。これらは以下のコマンドで実行できます。
[root@server ~]# subscription-manager register --auto-attach
[root@server ~]# yum install redhat-access-insights
[root@server ~]# redhat-access-insights --register
ただし、ご心配なく! Red Hat Insights は、ご購入いただく前に評価版をお試しいただくことができます。
Red Hat Insights をお試しいただくには、こちらのページ でお客様のアカウントに関連付けられている評価版をアクティベートします。このステップは、(上記のステップにある) Insights にシステムを登録する前に行なってください。
Insights の使用には、RHEL 6 以降または RHEL 7 が必要になります。(このプロセスは自動化が可能です。詳細は、Insights のスタート を参照してください。)
システムが登録されたら、Insights クライアントはシステムメタデータの初回アップロードを実行します。当該システムは、即座に Insights ユーザーインターフェイスで確認できます。
UI による Insights に使用
ダッシュボードが出発点となり、ここでお使いのしすの概要、Red Hat からの最新ニュース、アクションサマリー、プランサマリーなどが確認できます。
Insightsでは、システムの健全性や Red Hat からの最新ニュース (「最新」ボックス内) や最新のシステム (Insights に新規登録されたシステム) などを見ることができます。また、実行可能なアクション (サマリー)や、マシンのグループごとにすべてのアクションをまとめたプランサマリー もあります。
画面の左側には、タブ形式で Insights の全機能が表示されます。
Insights はセキュリティーの優先順位付けを行い、グラフィカルで理解しやすいアラートを表示します。これにより、あるリスクがお使いのインフラストラクチャーに与える影響を簡単に理解することができます。
- ホットアイテム = 最新情報や脆弱性を紹介するために Red Hat が更新します。
- 高い優先順位 = チェックインしたいないシステムまたは、チェックアウトするべきものについての Red Hat からの重要な推奨。
- プランサマリー = 現行のアクションプランナーのプランとその完了状況。
- アクションサマリー = インフラ内の問題をトピックおよびカテゴリー別に数値化したもの。
非常に直感的で使いやすくなっています。
Red Hat Insights でモニタリング可能なものは?
Insights は SaaS として Red Hat カスタマーポータル経由で配信され、CloudForms (4.0+) および Satellite (5.7, 6.1+) と統合されます。
サポートされるプラットホームは以下のとおりです:
- Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降、RHEL 7 以降
- Red Hat OpenStack 7 以降
- Red Hat Virtualization 4 以降
- Red Hat OpenShift Container Platform
- Red Hat Cloud Infrastructure 6 以降、および Cloud Suite 6 以降 (RHCI/RHCS SKU 内のものを含む)
Red Hat Insights のすぐれた点の一つは、新たに管理するインフラがないこと、また Ansible Tower 統合が可能であることから、Red Hat Insights で生成した playbook が自動的に Ansible Tower にインポートできる点です。
次回のブログ投稿では、Insights の中身、データの収集方法、収集されるデータ、制御方法などについてお話しします。お楽しみに!
詳細については、こちら を参照してください。
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