9.12. リポジトリーのエクスポート

組織のライブラリー環境にあるリポジトリーのコンテンツを Satellite Server からエクスポートできます。このアーカイブファイルを使用して、別の Satellite Server または別の Satellite Server 組織に同じリポジトリーを作成できます。

次のコンテンツを Satellite Server からエクスポートできます。

  • Ansible リポジトリー
  • Kickstart リポジトリー
  • Yum リポジトリー
  • ファイルリポジトリー
  • Docker コンテンツ

エクスポートには次のデータが含まれます。

  • リポジトリーメタデータを含む 2 つの JSON ファイル。
  • 組織のライブラリー環境からのリポジトリーのコンテンツを含む 1 つ以上のアーカイブファイル。

インポートするには、すべてのファイル tar.gztoc.jsonmetadata.json が必要です。

前提条件

  • エクスポートディレクトリーに、エクスポートに対応できる十分な空き容量があることを確認します。
  • /var/lib/pulp/exports ディレクトリーに、エクスポートするすべてのリポジトリーのサイズに相当する十分な空きストレージスペースがあることを確認してください。
  • エクスポートするライブラリーライフサイクル環境内のリポジトリーでダウンロードポリシーを 即時 に設定していることを確認する。詳細は、「ダウンロードポリシーの概要」 を参照してください。
  • エクスポートする製品が、必要な日付に同期されることを確認する。

手順

  1. 製品名およびリポジトリー名を使用してリポジトリーをエクスポートします。

    # hammer content-export complete repository \
    --name="My_Repository" \
    --product="My_Product"
    注記

    エクスポートされたアーカイブのサイズは、リポジトリー内のパッケージの数とサイズによって異なります。エクスポートされたアーカイブをチャンクに分割する場合は、--chunk-size-gb 引数を使用してリポジトリーをエクスポートし、---chunk-size-gb=2 のようにサイズをギガバイト単位の整数値で制限します。

  2. オプション: エクスポートされたアーカイブがエクスポートディレクトリーにあることを確認します。

    # ls -lh /var/lib/pulp/exports/My_Organization/Export-My_Repository/1.0/2022-09-02T03-35-24-00-00/