3.5. プル要求を使用するためのホストの設定

pull-mqtt モードを使用するように設定された Capsule の場合には、ホストはリモート実行プルクライアントを使用してリモートジョブにサブスクライブできます。管理対象ホストでは、Capsule Server への SSH 接続は必要ありません。

前提条件

  • ホストを Satellite に登録している。
  • ホストの Capsule が pull-mqtt モードを使用するように設定されている。詳細は、Capsule Server のインストールプルクライアントのリモート実行の設定 を参照してください。
  • Red Hat Satellite Client 6 リポジトリーは、Satellite Server で有効化および同期され、ホストで有効化されている。
  • ホストは、ポート 1883 を使用して MQTT 経由で Capsule と通信できる。
  • ホストは、HTTPS 経由で Capsule と通信できる。
注記

katello-pull-transport-migrate パッケージが作成され、ユーザーはプルクライアントを使用して Katello Agent からリモート実行に移行できるようになりました。ただし、ホストに Katello Agent をインストールする必要はありません。Katello Agent がインストールされているかどうかに関係なく、katello-pull-transport-migrate を使用できます。

手順

  1. ホストに katello-pull-transport-migrate パッケージをインストールします。

    • Red Hat Enterprise Linux 8 ホストおよび Red Hat Enterprise Linux 9 ホストの場合:

      # dnf install katello-pull-transport-migrate
    • Red Hat Enterprise Linux 7 ホストの場合:

      # yum install katello-pull-transport-migrate

    このパッケージは、依存関係として foreman_ygg_worker および yggdrasil をインストールし、ホストでプルモードを有効にします。ホストの subscription-manager 設定およびコンシューマー証明書は、ホストで yggdrasil クライアントを設定するために使用され、プルモードのクライアントワーカーを起動します。

  2. オプション: プルクライアントが実行中であり、適切に設定されていることを確認するには、yggdrasild サービスのステータスを確認します。

    # systemctl status yggdrasild
  3. オプション: パッケージのインストール後に、ホストから katello-agent を削除できます。

    警告

    お使いのホストが Red Hat Virtualization のバージョン 4.4 以下にインストールされている場合は、削除された依存関係によりホストが破損するので、katello-agent パッケージを削除しないでください。