第12章 MortgageApprovalProcess プロセスアプリケーションの監視
以下の章では、システム管理者や知識労働者など、職務が異なる銀行の従業員が、住宅ローンの承認プロセスのインスタンスを追跡するために、監視機能の一部をどのように使用していくかを説明します。
前提条件
- KIE Server をデプロイし、Business Central に接続している。
手順
- Red Hat Process Automation Manager にログインし、Menu → Manage → Process Instances の順にクリックします。
- Manage Process Instances ウィンドウで、State、Errors、Id などのフィルターを設定します。
- State フィルターで Completed を選択し、完了した MortgageApprovalProcess インスタンスをすべて表示します。
- 完了したプロセスインスタンスをクリックします。
以下のいずれかのタブをクリックして、特定のプロセスインスタンスの監視に利用できる情報の種類を確認します。
- Instance Details
- Process Variables
- Documents
- Logs
- Diagram
- Menu → Track → Process Reports の順にクリックします。このビューにはさまざまなチャートが含まれているため、上級のプロセスマネージャーはこのようなチャートを使用して、タスクのレポートを行うために Type、Start Date、Running Time などに基づく全プロセスの概要を確認できます。
12.1. デフォルトおよび詳細フィルターを使用したプロセスインスタンスのフィルタリング
Business Central には、デフォルトおよび高度なフィルターが含まれており、実行中のプロセスインスタンスのフィルタリングや、検索に役立ちます。Advanced Filters オプションを使用してカスタムのフィルターを作成することも可能です。
12.1.1. デフォルトのフィルターを使用したプロセスインスタンスのフィルタリング
State、Errors、Filter By、Name、Start Date および Last update などの属性で、プロセスインスタンスをフィルタリングします。
手順
- Business Central で、Menu → Manage → Process Instances に移動します。
Manage Process Instances ページの左側にあるフィルターアイコンをクリックして、Filters ペインを展開します。
このペインは、以下のプロセス属性を表示し、プロセスインスタンスのフィルタリングに使用できます。
- State: 状態をもとにプロセスインスタンスをフィルタリングします (Active、Aborted、Completed、Pending および Suspended)。
- Errors: エラー別でプロセスインスタンスをフィルタリングします。
Filter By: Id、Initiator、Correlation Key または Description 属性をもとにプロセスインスタンスをフィルタリングします。
- 必要な属性を選択します。
- 下のテキストフィールドに検索クエリを入力します。
- Apply をクリックします。
- Name: プロセス定義名をもとにプロセスインスタンスをフィルタリングします。
- Start Date: 作成日をもとにプロセスインスタンスをフィルタリングします。
- Last update: 最終変更日をもとにプロセスインスタンスをフィルタリングします。
Advanced Filters オプションを使用して、Business Central でカスタムフィルターを作成することもできます。
12.1.2. 詳細フィルターを使用したプロセスインスタンスのフィルタリング
Advanced Filters オプションを使用して、カスタムのプロセスインスタンスフィルターを作成します。新規作成したカスタムフィルターは Saved Filters ペインに追加されます。このペインには、Manage Process Instances ページの左側にある星のアイコンをクリックしてアクセスできます。
手順
- Business Central で、Menu → Manage → Process Instances に移動します。
- Manage Process Instances ページで、Advanced Filters をクリックします。
- Advanced Filters ペインで、フィルターの名前と説明を入力して、Add New をクリックします。
- Select column ドロップダウンリストからprocessName などの属性を選択します。ドロップダウンの内容が processName != value1 に変わります。
- もう一度ドロップダウンをクリックして、必要な論理クエリーを選択します。processName 属性については、equals to を選択してください。
フィルタリングするプロセス名の横にあるテキストフィールドの値を変更します。
注記名前は、プロジェクトのビジネスプロセスで定義した値と一致させる必要があります。
- Save をクリックして、フィルター定義に従い、プロセスをフィルタリングします。
星のアイコンをクリックして、Saved Filters ペインを開きます。
Saved Filters ペインで、保存した詳細フィルターすべてを表示できます。