パート I. Red Hat ビルドの OptaPlanner プロジェクトの OptaPlanner 8 へのアップグレード

OptaPlanner 7 以前のパブリック API で作成した OptaPlanner プロジェクトがあり、プロジェクトのコードを OptaPlanner 8 にアップグレードする場合は、本ガイドの情報を確認してください。本ガイドでは、パブリック API 以外の実装クラスへの変更も含まれています。

OptaPlanner パブリック API は、Java コードを介して OptaPlanner と対話できるようにする OptaPlanner ソースコードのサブセットです。同じメジャーリリース内で OptaPlanner の上位バージョンにアップグレードできるように、OptaPlanner は セマンティックバージョニング に従います。これは、OptaPlanner のパブリック API を使用するコードを破損することなく、OptaPlanner 7.44 から OptaPlanner 7.48 にアップグレードできます。OptaPlanner パブリック API クラスは、OptaPlanner リリースのメジャーバージョン内で互換性があります。ただし、Red Hat が新しいメジャーバージョンをリリースした場合には、問題のある変更がパブリック API に導入される可能性があります。

OptaPlanner 8 は新しいメジャーリリースで、パブリック API への変更の一部は、以前のバージョンの OptaPlanner と互換性がありません。OptaPlanner 8 は、次の数年間における 8.x シリーズの基盤となります。このプロジェクトで長期的に利益が得られるように、以前のバージョンと互換性はなく、今回のリリースで必要とされる変更がパブリック API に加えらました。

表1 Red Hat Process Automation Manager および Red Hat ビルドの OptaPlanner

Process Automation ManagerOptaPlanner

7.7

7.33

7.8

7.39

7.9

7.44

7.10

7.48

7.11

8.5

各アップグレードノートにはラベルがつけられており、今回の変更がコードに影響を与える可能性を示します。以下の表は、各ラベルについて説明しています。

表2 アップグレードの影響に関するラベル

ラベル影響

メジャー

コードに影響する可能性があります。

マイナー

特にコードを広範囲にカスタマイズしない限り、コードに影響を与えることはほぼありません。

以前のバージョンの OptaPlanner と互換性がない変更は、パブリック API タグでアノテーションが付けられます。