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4.9. スパイン/リーフのルーティング

各ロールには、同じ機能によって使用される別のサブネットをポイントする各分離ネットワーク上のルートが必要です。Compute1 ノードが InternalApi VIP 上のコントローラーにコンタクトする場合には、トラフィックは InternalApi1 ゲートウェイを介した InternalApi1 インターフェイスをターゲットにする必要があります。その結果、コントローラーから InternalApi1 ネットワークに戻るトラフィックは、InternalApi ネットワークゲートウェイを経由するはずです。

supernet ルートは、各ロール上の全分離ネットワークに適用して、デフォルトのゲートウェイ経由でトラフィックが送信されるのを防ぎます。これは、デフォルトでは、コントローラー以外のロールの場合には Control Plane ネットワークで、コントローラー上の場合には External ネットワークです。

Red Hat Enterprise Linux は受信トラフィックに対して厳格な逆方向パスフィルターをデフォルトで実装するので、これらのルートを分離ネットワーク上で設定する必要があります。API が Internal API インターフェイス上でリッスンしている場合には、要求はその API で受信し、戻るパスのルートが Internal API インターフェイス上にある場合にのみ要求を受理します。サーバーが Internal API ネットワークをリッスンしているが、クライアントに戻るパスが Control Plane 経由の場合には、逆方向パスフィルターによりそのサーバーは要求を破棄します。

下図には、コントロールプレーンを経由してトラフィックのルーティングを試みて、成功しない例を示しています。ルーターからコントローラーノードに戻るルートは、VIP がリッスンしているインターフェイスとは一致しないので、パケットは破棄されます。192.168.24.0/24 は直接コントローラーに接続され、Control Plane ネットワークに対してローカルであると見なされます。

図4.1 コントロールプレーン経由のトラフィックルーティング

OpenStack Spine Leaf 466050 0218 topology

比較のために、Internal API ネットワーク経由のルーティングを以下に示します。

図4.2 Internal API 経由のトラフィックルーティング

OpenStack Spine Leaf 466050 0218 topology control plane