第1章 ストレージのスケーリングの概要

Red Hat OpenShift Data Foundation は、拡張性の高いストレージシステムです。OpenShift Data Foundation では、デプロイメントの種類に応じて、3 の倍数、3、または任意の数のディスクを追加することでスケーリングできます。

  • 内部 (動的プロビジョニング) デプロイメントモードの場合、一度に 3 つのディスクを追加することにより、容量を増やすことができます。
  • 内部接続 (ローカルストレージオペレーターベース) モードの場合、3 つ未満の失敗ドメインでデプロイできます。

柔軟なスケールデプロイメントを有効にすると、任意の数のディスクを追加してスケールアップできます。3 つの失敗ドメインを使用したデプロイメントの場合、3 の倍数でディスクを追加することでスケールアップできます。

外部モードでストレージをスケーリングするには、Red Hat Ceph Storage のドキュメント を参照してください。

注記

ノードごとに最大 9 つのストレージデバイスを使用できます。ストレージデバイスの数が多いと、ノード損失時のリカバリー時間が長くなります。推奨個数に従うと、ノードがクラウドプロバイダーの動的ストレージデバイスの割り当て制限未満となり、ローカルストレージデバイスで障害が発生した後のリカバリー時間が制限されます。

スケーリング中は、スケーリング要件に従って十分な CPU およびメモリーリソースがあることを確認する必要があります。

デフォルトでサポートされるストレージクラス

  • AWS での gp2-csi
  • VMware で thin
  • Red Hat Virtualization の ovirt-csi-sc
  • Microsoft Azure 上の managed_premium

1.1. Red Hat OpenShift Data Foundation のサポートされるデプロイメント

  • ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー:

    • Amazon Web Services (AWS)
    • VMware
    • ベアメタル
    • IBM Power
    • IBM Z または IBM® LinuxONE
  • インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー:

    • Amazon Web Services (AWS)
    • Microsoft Azure
    • Red Hat Virtualization
    • VMware
    • ベアメタル