Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite
リファレンスガイド
Red Hat Network Satellite
エディッション 1
概要
本ガイドについて
警告
1. 今後の予定
注記
1.1. フィードバックについて
第1章 Red Hat Network 概要
- Red Hat Update Agent
- Red Hat Network Web サイト (中央 RHN サーバー、 RHN Satellite、 または RHN Proxy Server 経由で提供される)
- Red Hat Network Daemon
- Red Hat Network Registration Client - Red Hat Enterprise Linux 2.1 のみを稼動しているシステム専用です。
up2date
) は Red Hat Network への初期接続を提供します。 Red Hat Enterprise Linux 3 およびそれ以降のシステムは Red Hat Update Agent を使用して RHN に登録を行います。 固有の RHN ユーザー名とパスワードの作成、 ハードウェアプロファイルの作成にシステムのハードウェア検索、 パッケージプロファイルの作成にインストールされいるソフトウェアパッケージの検索などがそれぞれ登録に必要になります。 これらの情報を RHN に送信すると RHN からシステムに固有のシステム ID が返されます。 登録が完了すると、 Red Hat Update Agent でチャンネルのサブスクリプション、 パッケージのインストール、 システムプロファイルの管理などができるようになります。 詳細については 4章Red Hat Update Agent を参照してください。
rhnsd
) は 1 つのサービスとしてバックグラウンドで実行され、 設定した間隔で通知や更新に関して Red Hat Network をプローブします (5章Red Hat Network Daemon を参照)。 このデーモンは Web サイト経由で更新またはその他の動作をスケジュールする場合に必要となります。
rhn_register
クライアント に記載されている rhn_register
アプリケーションを使用します。 Red Hat Enterprise Linux 3 と 4 の場合はその登録機能が Red Hat Update Agent 内に組み込まれています。
注記
1.1. Update
- ソフトウェアのダウンロード — Red Hat Network のサブスクリプションを購入しているお客様には迅速なダウンロードが可能な ISO イメージがご利用頂けます。
- 負荷が高くなる時期でも優先的なアクセスを提供 — Red Hat が大容量エラータをリリースする際には、 優先アクセスを有するユーザーの方が迅速に更新パッケージにアクセスできるよう保証しています。
- RHN サポートへのアクセス — 有料の Red Hat Network をご利用頂いているお客様には RHN 関連の質問に対し Web によるサポートでお応えしています。
- エラータ通知、 複数システム — 複数システムに対する複数サブスクリプションとは、 これら複数の全システムに対するエラータ関連のエラータ通知を送信するということです。 影響を受けるシステム数に関係なく、 1 エラータに対して配信される電子メールは 1 通のみになりますので注意してください。
- エラータ更新、 複数システム — 各システムでボタンをクリックするだけで複数のシステムの更新を迅速に行うことができます。
1.2. Management
- パッケージプロファイルの比較 — 任意のシステムのパッケージの組合せと類似したいくつかのシステム群のパッケージの組合せを 1 クリックで簡単に比較することができます。
- システムの検索 — パッケージ、 ネットワーク情報、 ハードウェアのアセットタグなど、 いろいろな基準でステムを検索することができます。
- システムのグループ化 — Web サーバー、 データベースサーバー、 ワークステーション、 その他作業負荷の高いシステムをグループ化することができるため、 グループ毎に共通する方法で管理することが可能になります。
- 複数の管理者 — 大規模な企業ではシステム管理における負担を緩和するために、特定のシステムグループに対する権利を複数の管理者に与えることができます。
- システムセットの管理 — 個別のシステムにアクションを適用するのではなく複数システムにまとめて適用することができます。事前設定しているシステムグループのメンバーに作業したり、臨時のシステム群にまとめて作業を行なうことができます。1 つのソフトウェアパッケージをシステムセットにインストール、そのシステム群をまとめて新しいチャンネルにサブスクライブさせる、 またはすべてのエラータをそのシステム群に適用するなど 1 動作で行うことができます。
- バッチ処理 — 多数のシステムに関して期限切れの旧パッケージ一覧を作成するだけでもシステム管理者にとっては数日を要することになります。 Red Hat Network Management サービスはシステム管理者に代わってこれを数秒で行なうことができます。
1.3. Provisioning
- キックスタート機能 — Provisioning エンタイトルメントを持つシステムの場合は、 RHN から再インストールを行うことができます。 この際、 キックスタートプロファイルで多くのオプションを設定することができます。 オプションにはブートローダの種類やタイムゾーンから許可する IP アドレスの範囲、 含ませるパッケージ/除外するパッケージなどまですべて設定対象とすることができます。 また、 GPG キーや SSL キーなども事前設定することができます。
- クライアントの設定 — RHN Satellite のお客様は Provisioning のエンタイトルメントを持つシステム上での設定ファイルの管理に RHN を使用することができます。 Satellite のカスタム設定チャンネルにファイルをアップロードしたり、 Satellite に格納しているファイルに対しローカルの設定ファイルを検証したり、 Satellite からのファイルを配備したりすることができます。
- スナップショットロールバック — Provisioning レベルの場合、 システムのパッケージプロファイルや RHN 設定の復元機能があります。 また、 RHN Satellite の場合はローカル設定ファイルのロールバックも行うことができます。 システムで何らかの動作が行なわれる度にスナップショットが取り込まれるためロールバックが可能になります。 スナップショットによりグループ、 チャンネル、 パッケージ、 設定ファイルなどを確認します。
注記
システムに対する 特定の 変更を元に戻す機能はスナップショットロールバックで対応していますが、 元に戻せる状況には制限があります。 たとえば、 RPM パッケージの 1 セットを元に戻すことはできますが、 複数の更新レベルにわたるロールバックは対応していません。 - カスタムのシステム情報 — Provisioning のお客様はシステムを識別する際、 登録システムに関するあらゆる情報について選択することができます。 自動生成されるシステムプロファイル情報や無規制のメモとは異なり、 カスタムシステム情報を使用して目的に応じた特定のキーを作成し Provisioning エンタイトルメントを持つ各システムにこのキーで検索可能な値を割り当てることができます。 例えば、 この機能により各システムが配置されている場所を識別して、 その場所に応じて全ての登録システムを検索することができます。
1.4. Monitoring
- プローブ — 各システムに対して数多のプローブを実行することができます。 こうしたプローブは単純な
ping
チェックから役に立つデータを返すよう設計されたカスタムのリモートプログラムまでさまざまな種類があります。 - 通知 — プローブの状態が変化したときにユーザーにより設定された連絡メソッドで電子メールやポケベルのアドレスにアラートとも呼ばれる通知を送信することができます。 それぞれのプローブ通知は異なるメソッドやアドレスに送信できます。
- 状態の集中管理 — 影響を受けているシステムを状態ごとに区別して、すべてのプローブの結果を プローブの状態 (Probe Status) ページにまとめて要約します。
- リポート — プローブを 1 つ選択してから特定の測定基準と範囲時間を決定すると、プローブがどのように行なわれたかを詳細に表すグラフやイベントログを生成することができます。これは損害をもたらすシステム障害を予測し予防するのに役に立ちます。
- プローブスィート — プローブのグループを単体のシステム、または複数システムから成るグループにまとめて一度に割り当てることができます。これにより、 同種のシステムが同じ方法で監視され、 個別にプローブを設定する時間が節約できるようになります。
- 通知フィルター — プローブの基準や通知方法、 スカウト、組織に応じて指定した期間にプローブ通知を別の送信先に転送したり、 停止したり、 追加の送信先に転送することができます。
1.5. エラータ通知とスケジュール済みパッケージのインストール
- Red Hat のエラータ一覧を常に最新の状態に保つことでシステムの管理に要される時間や作業量を軽減することができます。
- Red Hat から更新がリリースされ次第、 更新のアプリケーションによってネットワークのセキュリティ関連の脆弱性を最小限に抑えることができます。
- パッケージ更新一覧のフィルタリングを行うことができます (使用しているネットワークに関係のないパッケージを含まないようにする)。
- 同じような構成となる複数のシステムに信頼性の高い管理方法を提供できます。
1.6. セキュリティ、 品質管理、 および Red Hat Network
- http://rhn.redhat.com で表示されるシステムプロファイルは RHN 照合確認が行われたユーザー名とパスワードを使用しないとアクセスできません。
- パッケージはすべて Red Hat Quality Assurance チームによってテストが行なわれ検証されてから Red Hat エラータ一覧や Red Hat Network に追加されることになります。
1.7. 開始する前に
up2date
) の取得が必要となり、また恐らくは Red Hat Network Registration Client (rhn_register
) の取得も必要になります。Red Hat Enterprise Linux 3 及びそれ以降では、登録機能が Red Hat Update Agent に組み込まれていますが、 Red Hat Enterprise Linux 2.1 のユーザーは Red Hat Network Registration Client が必要になります。
警告
rpm -q
コマンドの後にパッケージ名を入れて実行します。例えば、Red Hat Network Registration Client なら次のコマンドを入力します。
rpm -q rhn_register
rhn_register-2.9.3-1
package rhn_register is not installed
gnome
が付くパッケージ 2 つは必要ありません。
表1.1 Red Hat Network パッケージ
パッケージ名 | 説明 |
---|---|
rhn_register | Red Hat Network Registration Client プログラムとテキストモードインターフェースを提供します |
rhn_register-gnome | Red Hat Network Registration Client の GNOME インターフェース (グラフィカルバージョン) を提供します (X Window System が使用できる場合に実行される) |
up2date | Red Hat Update Agent のコマンドラインバージョンと Red Hat Network Daemon を提供します |
up2date-gnome | Red Hat Update Agent の GNOME インターフェース (グラフィカルバージョン) を提供します (X Window System が使用できる場合に実行される) |
第2章 rhn_register
クライアント
rhn_register
と呼ばれるアプリケーションが備わっています。 このアプリケーションは yum
をベースとする RHN Hosted および up2date
の代替となる Package Updater (別名、 pup
) と呼ばれる RHN Satellite クライアントと連携して動作します。 pup
に関する詳細は 3章Package Updater を参照してください。
rhn_register
アプリケーションは通常、インストール直後の firstboot
設定プロセスの一部として実行されます。 新規にインストールした Red Hat Enterprise Linux 5 システムを初めて起動する際に、 firstboot
によりシステムの RHN 登録のため rhn_register
が使用されます。
2.1. rhn_register
を使用する
firstboot
中に登録をしない選択をした場合)、 rhn_register
を使用すると登録を行うことができます。 コマンドラインから root として rhn_register
を実行します。 以前に登録をしたことがない場合は アプリケーション (パネル上のメインメニュー) ⇒ システムツール ⇒ パッケージアップデーターの順で選択すると rhn_register
を起動することができます (root パスワードの入力を求められます)。 パッケージアップデーターが以前に登録をしたことがないシステムで実行されると、 システム上に /etc/sysconfig/rhn/systemid
ファイルがない場合は rhn_register
が起動されます。
/etc/sysconfig/rhn/systemid
が存在する場合は、 再登録することを本当に希望しているのかどうか rhn_register
によって確認が求められます。 再登録を行うと RHN Satellite 内に同じシステムプロファイルが複製される可能性があります。 重複したエントリを作成せずにシステムの再登録を行う場合は、 rhnreg_ks
と アクティベーションキーの使用を考慮してみてください。 詳細は 「システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ 再度アクティブにする —
」 を参照してください。
図2.1 登録を確認する
図2.2 ソフトウェアの更新を登録する
図2.3 更新場所の選択
図2.4 アカウント情報の入力
注記
図2.5 システムプロファイルの作成
rhn_register
がこの手順で RHN あるいは Satellite にアップロードした情報を表示させることができます。
注記
rhnreg_ks
とアクティベーションキーを組み合わせて使用し自動サブスクライブを行うことを考慮してみてください。
図2.6 システムのサブスクリプション詳細の確認
図2.7 ソフトウェア更新のセットアップの完了
注記
2.1.1. rhn_register
のコマンドラインバージョン
rhn_register
にはコマンドラインのバージョンもあります。 グラフィカルなデスクトップがない環境で RHN または Satellite にアクセスができるようシステムを登録することができます。
rhn_register
を入力します。 シェルターミナルウィンドウを開いているためグラフィカルではないバージョンを実行したい場合は、 rhn_register --nox
と入力してグラフィカルなクライアントが開かないようにしなければなりません。
図2.8 rhn_register
コマンドラインバージョン
rhn_register
のコマンドラインバージョンのインターフェースにはグラフィカルなデスクトップバージョンと同じ設定画面があります。 しかし、 画面を移動するにはキーボード上の方向キーを使用して右や左に動いて選択を強調表示します。 動作を選択する場合はスペースバーを押します。 Tab を押すと、 テキストボックスやチェックボックス (選択した際に x
マークが付く) 、およびラジオボタン (選択時にアスタリスクが付く) など異なる操作要素間を移動していきます。
第3章 Package Updater
pup
) を使用するとシステムを最新の状態に保つことができます。
pup
) は Red Hat Enterprise Linux 5 用のデスクトップ更新アプリケーションです。 このツールを使用すると、 パッケージを更新したり、 バグ修正情報やセキュリティ通知、 機能強化などの更新パッケージに関する詳細を確認したりすることができます。
3.1. Package Updater を使用する
pup
を入力して Package Updater を開きます。
図3.1 Package Updater のインターフェース
図3.2 パッケージの依存関係
図3.3 GPG キーのインポート
図3.4 再起動のプロンプト
3.2. Package Updater のアプレット
図3.5 Package Updater のアプレット
- リフレッシュ — 新規更新がないか RHN や Satellite をチェックします。
- 更新の表示 — Package Updater アプリケーションを起動して利用可能な更新の詳細を表示し、 仕様に応じて更新を設定することができます。
- 更新の適用 — 全ての更新パッケージをダウンロードしてインストールします。
- 終了 — アプレットを閉じます。
3.3. yum
を使用してコマンドラインからパッケージを更新する
yum
は対応レポジトリでパッケージとその依存関係を検索し、 依存パッケージも一緒にインストールすることができるため依存に関する問題を軽減することができます。 Red Hat Enterprise Linux 5 は yum
を使用してパッケージの取り込みとそのインストールを行います。
up2date
は使用できません。 Red Hat Enterprise Linux 5 でソフトウェアのインストールと更新を行うツールの全スタックは Yum をベースとするようになります。 Anaconda
インストールプログラム経由の初期インストールから pirut などのホストソフトウェア管理ツールまですべてが含まれます。
3.3.1. yum
コマンド
yum command [package_name]
yum
コマンドの一覧を以下に示します。 使用可能な yum コマンドの全一覧は man yum
を参照してください。
yum install package_name
- 1 パッケージまたは複数パッケージから成るグループの最新バージョンのインストールに使用します。 指定パッケージ名に一致するパッケージがない場合は、 シェルのワイルドカードとみなされ、 一致するものはすべてインストールされます。
- yum update package_name
- 指定パッケージを利用可能な最新バージョンに更新する場合に使用します。 パッケージが指定されていない場合は
yum
によりインストール済みの全てのパッケージの更新が試行されます。--obsoletes
オプションを使用すると (yum -- obsoletes package_name
)、 yum は旧式パッケージの処理を行います。 たとえば、 更新により旧式扱いになっているパッケージは削除され適切なものに入れ替えられます。 - yum check-update
- このコマンドによりインストールしているパッケージに対して適用できる更新があるかどうかを確認することができます。
yum
は利用できる更新がある場合は全レポジトリからの全パッケージ更新の一覧を返します。 - yum remove package_name
- 指定したパッケージ、 およびそのパッケージに依存する他のパッケージを一緒に削除します。
- yum provides package_name
- 特定のファイルや機能を提供するパッケージの確定に使用されます。
- yum search keyword
- 対応レポジトリ内にある RPM の説明フィールド、 要約フィールド、 パッケージャーのフィールド、 パッケージ名のフィールドなどに指定したキーワードを含むパッケージを検索します。
- yum localinstall absolute path to filename
- yum を使用してマシン内のローカルな場所に格納されているパッケージをインストールする場合に使用します。
第4章 Red Hat Update Agent
警告
rhn_register
クライアント で参照してから、 Red Hat Update Agent の使用法を本章にてお読みください。
重要
up2date up2date
のコマンドを実行します。 最新バージョンがインストールされていない場合は、 このコマンドによって更新されます。
4.1. Red Hat Update Agent を起動する
- GNOME および KDE デスクトップでは、 アプリケーション (パネル上のメインメニュー) => ソフトウェアの追加/削除 と進んでいきます。
- シェルプロンプトでは (xterm や gnome-terminal など)、
system-config-packages
コマンドを入力します。
- GNOME と KDE デスクトップでは、 Applications (the main menu on the panel) => システムツール => Red Hat Network と進んで行きます。
- シェルプロンプトでは、(xterm または gnome-terminal など)
up2date
コマンドを入力します。
up2date --help
コマンドを入力します。
up2date --tmpdir=/tmp/up2date/
表4.1 グラフィカルな Update Agent のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--configure | Red Hat Update Agent のオプションを設定します。 詳しい説明は 「設定」 を参照してください。 |
-d , --download | パッケージのダウンロードのみを行いインストールはしません。 この引数は設定オプションである 取り込んだ後でパッケージをインストールしない (Do not install packages after retrieval.) を一時的に上書きします。 手動でパッケージをインストールしたい場合にこのオプションを使用します。 |
-f 、 --force | パッケージのインストールを強制します。 このオプションはファイル、 パッケージ、 及び設定のスキップ一覧を一時的に上書きします。 |
-i 、 --install | パッケージをダウンロードしてからインストールを行います。 この引数は設定オプションである 取り込んだ後でパッケージをインストールしない (Do not install packages after retrieval.) を一時的に上書きします。 |
-k 、 --packagedir | ダウンロード前のパッケージ検索先となる複数のディレクトリパスをコロンで区切って指定します。 |
--nosig | パッケージ署名の確認に GPG を使用しません。 このオプションは保存した設定オプションを一時的に上書きします。 |
--tmpdir=directory | 設定したパッケージディレクトリを一時的に上書きします。 デフォルトの場所は /var/spool/up2date になります。 このオプションは設定した場所に十分な領域がない場合に便利です。 |
--dbpath=dir | 一時的に使用する代替の RPM データベースを指定します。 |
squid.mysite.org:3128
などのように HOST:PORT の形式で Proxy サーバーを記入します。 また、 Proxy サーバーにユーザー名とパスワードが必要な場合は、 認証の使用 (Use Authentication) チェックボックスを選択してそれぞれのテキストフィールドにユーザー名とパスワードを記入します。
図4.1 Proxy サーバーの設定
図4.2 GPG キーのインストール
4.2. 登録
up2date --register
重要
図4.3 「ようこそ」の画面
4.2.1. ユーザーアカウントを登録する
up2date
) を使用しても行うことができます。
重要
図4.4 Red Hat ログイン画面
- 空白は含めません
- 「&」、「+」、「%」、「'」の記号は含めません
- 大文字/小文字の区別がないため、同じユーザー名で大文字または小文字の違いのみで区別させるようなユーザー名は使用できません
- 少なくとも 4 文字の長さが必要です
- タブ (tab) は含めません
- 改行は含めません
注記
図4.5 ユーザーアカウントの作成
4.2.2. アクティブにする
- Red Hat Enterprise Linux バージョン
- ホスト名
- IP アドレス
- CPU モデル
- CPU 速度
- RAM の容量
- PCI デバイス
- ディスクサイズ
- マウントポイント
注記
図4.6 アクティブにする
図4.7 システムプロファイルを Red Hat Network に送信する
4.2.3. チャンネル
図4.8 チャンネル
図4.9 パッケージ一覧を取り込む
注記
up2date
のバージョンが選択したチャンネルのバージョンより古い場合、 Red Hat Update Agent はバージョンの更新を行うかどうかを問い合わせてきます。 更新に同意すると、up2date
パッケージが更新される唯一のパッケージになります。 シェルプロンプトで up2date up2date
コマンドを実行するのと同じです。 更新のプロセスが終了すると Red Hat Update Agent は再起動してシステムの初期更新を完了します。
4.2.4. 除外のフラグ付きパッケージ
図4.10 除外のフラグ付きパッケージ
4.2.5. 利用可能なパッケージの更新
図4.11 利用可能なパッケージの更新
図4.12 エラータアドバイザリの例
4.2.6. パッケージを取り込む
/var/spool/up2date/
に保管されます。
図4.13 パッケージを取り込む
4.2.7. パッケージをインストールする
図4.14 パッケージをインストールする
図4.15 すべて完了
4.3. コマンドラインバージョン
up2date --nox
up2date -u
表4.2 Update Agent のコマンドライン引数
オプション | 説明 |
---|---|
-? 、 --usage | 利用可能なオプションを簡単に説明します。 |
-h 、 --help | 使用できるオプションを一覧表示して終了します。 |
--arch=architecture | up2date にパッケージのこのアーキテクチャを強制的にインストールさせます。 --update 、 --list 、 --dry-run との併用は無効です。 |
--channel=channel | チャンネルラベルを使用して更新元のチャンネルを指定します。 |
--configure | Red Hat Update Agent のオプションを設定します。 詳しい説明は 「設定」 を参照してください。 |
-d , --download | パッケージのダウンロードのみを行いインストールはしません。 この引数は設定オプションである 取り込んだ後でパッケージをインストールしない (Do not install packages after retrieval.) を一時的に上書きします。 手動でパッケージをインストールしたい場合にこのオプションを使用します。 |
--dbpath=dir | 一時的に使用する代替の RPM データベースを指定します。 |
--dry-run | パッケージのダウンロードとインストール以外は全て実行します。 実際にインストールを行う前に依存関係やその他の要件を確認したい場合に便利です。 |
-f 、 --force | パッケージのインストールを強制します。 このオプションはファイル、 パッケージ、 及び設定のスキップ一覧を一時的に上書きします。 |
--firstboot | 初めての起動の場合に画面中央にポップアップが表示されます。 |
--get | 依存関係を解決せずに指定のパッケージを取りこみます。 |
--get-source | 依存関係を解決せずに指定のソースパッケージを取り込みます。 |
--gpg-flags | キーリングなど GPG が起動されるフラグを表示します。 |
--hardware | RHN にあるこのシステムのハードウェアプロファイルを更新します。 |
-i 、 --install | パッケージをダウンロードしてからインストールを行います。 この引数は設定オプションである 取り込んだ後でパッケージをインストールしない (Do not install packages after retrieval.) を一時的に上書きします。 |
--installall=<channel-label> | 特定のチャンネルから利用できるパッケージをすべてインストールします。 |
--justdb | データベースにパッケージを追加するだけでインストールは行いません。 |
-k 、 --packagedir | パッケージをダウンロードする前に、 そのパッケージの検索を行うディレクトリのパスをコロンで区切って指定します。 |
-l 、 --list | システムに関連したパッケージを一覧表示します。 |
--list-rollbacks | 利用可能なパッケージロールバックを表示します。 |
--nodownload | パッケージのダウンロードは一切行いません。 テスト時に便利です。 |
--nosig | パッケージ署名の確認に GPG を使用しません。 このオプションは保存した設定オプションを一時的に上書きします。 |
--nosrc | ソースパッケージ (SRPM) はダウンロードしません。 |
--nox | X の実行を試行しません。 Red Hat Update Agent のコマンドラインバージョンを起動します。 |
-p 、 --packages | このシステムプロファイルに関連したパッケージを更新します。 |
--proxy=proxy URL | 使用する HTTP Proxy を指定します。 |
--proxyPassword=proxy password | 認証済みの HTTP Proxy と併用するパスワードを指定します。 |
--proxyUser=proxy user ID | 認証済み HTTP Proxy と併用するユーザー名を指定します。 |
--register | RHN にこのシステムを登録 (または再登録) します。 詳細な説明については 「登録」 を参照してください。 |
--serverUrl=server URL | パッケージの取り込み先となる代替サーバーを指定します。 |
--showall | ダウンロード可能なパッケージをすべて一覧表示します。 |
--show-available | 利用可能なパッケージで現在インストールされていないパッケージを一覧表示します。 |
--show-channels | 各パッケージに関連付けられたチャンネル名を表示します。 |
--show-orphans | システムがサブスクライブしているチャンネル内にないパッケージで現在インストールされているパッケージをすべて一覧表示します。 |
--show-package-dialog | パッケージのインストールダイアログを GUI モードで表示します。 |
--solvedeps=dependencies | 依存関係の解決に必要なパッケージを検索しダウンロードしてからインストールを行います。 |
--src | ソースパッケージと共にバイナリ RPM もダウンロードします。 |
--tmpdir=directory | 設定したパッケージディレクトリを一時的に上書きします。 デフォルトの場所は /var/spool/up2date になります。 このオプションは設定した場所に十分な領域がない場合に便利です。 |
-u 、 --update | 関連する全パッケージでシステムを更新します。 |
--undo | 最後のパッケージセットの更新を元に戻します。 |
--upgrade-to-release=release version | 指定したチャンネルにアップグレードします。 |
--uuid=uuid | Alert Notification ツールで生成された固有のユーザー ID を渡します。 |
-v 、 --verbose | 更新中に追加の出力を表示します。 |
--version | up2date のバージョン情報を表示します。 |
--whatprovides=dependencies | コンマで区切られた依存関係一覧を解決するパッケージを表示します。 |
注記
--solvedeps
と --whatprovides
のオプションを使用すると任意の RPM の依存関係を解決することができます。
4.3.1. Red Hat GPG キーをインストールする
Your GPG keyring does not contain the Red Hat, Inc. public key. Without it, you will be unable to verify that packages Update Agent downloads are securely signed by Red Hat.
注記
rpm --import /usr/share/doc/rpm-4.1/RPM-GPG-KEY
gpg
を使用します (root になる)。
/usr/bin/gpg --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY
Type bits/keyID Date User ID pub 1024D/650D5882 2001-11-21 Red Hat, Inc. (Security Response Team) sub 2048g/7EAB9AFD 2001-11-21 -----BEGIN PGP PUBLIC KEY BLOCK----- Version: GnuPG v1.2.1 (GNU/Linux) mQGiBDv70vQRBADh701rf8WUzDG88kqlV/N5KQ1PF0amnODB/1EeuAD7n6bCBRmV ekQWJCdfab0Rf1S+VsFg6IAAAmDIarVnacTLQzqCdGJqTpXm/rGVpLv+mCh+OmT9 QRFbjSzB0uPJOpiIvJwSS00D/wJ8XKzHkVNgW3DiJ9Qz2BHYszU2ISI6FwCgxY6d IVjWT5jblkLNjtD3+fR024ED/i0e2knetTX3S9LjC+HdGvP8Eds92Ti2CnJLaFJk Rp749PucnK9mzxPcO2jSHgdtjWAXst/st+gWFVbFmkjBQDVSd00B/xEwI1T1+LN8 V7R8BElBmg99IlJmDvA2BI/seXvafhzly9bxSHScFnceco/Az9umIs3NXwv3/yOm ZakDBAC6SAGHBmpVkOdeXJDdb4LcbEhErFU3CpRCjZ6AOnFuiV1MGdulZXvEUgBA I6/PDE5nBHfZY3zPjyLPZVtgYioJpZqcRIx/g+bX2O8kPqvJEuZ19tLCdykfZGpy bsV7QdSGqBk3snNOizmFj543RaHyEbnwKWbNADhujWMeUAxN+7Q8UmVkIEhhdCwg SW5jLiAoU2VjdXJpdHkgUmVzcG9uc2UgVGVhbSkgPHNlY2FsZXJ0QHJlZGhhdC5j b20+iFcEExECABcFAj3GczYFCwcKAwQDFQMCAxYCAQIXgAAKCRBeVICDZQ1YghAU AJoCeQfuMR2dKyLft/10O6qUs+MNLQCggJgdO8MUO2y11TWID3XOYgyQG+2InAQT AQIABgUCPtyYpQAKCRDurUz9SaVj2e97A/0b2s7OhhAMljNwMQS4I2UWVGbgtxdu D+yBcG/3mwL76MJVY7aX+NN/tT9yDGU+FSiQZZCL/4OFOHMvjpcDqfJY+zpTlBii ZMAPJWTs2bB+0QaXxUgWlwW84GVf2rA6RSbvMLTbDjTH8t7J1RGP9zAqu8SgraTA QbQdao6TNxVt+ohGBBMRAgAGBQI+3LjCAAoJECGRgM3bQqYOf5MAoIjiJDe+hDOj 9+jlR0qDs9lIi/C2AJ9SBBfd4A8hyR4z3lY7e0LzjWF51LkCDQQ7+9O3EAgA8tMs xdUmuTfA+X78fMXh7LCvrL4Hi28CqvNM+Au81XJjDLNawZvpVmFlMmd9h0Xb5Jt2 BZWLR13rcDUByNdw1EWhVAzCz6Bp9Z3MIDhcP00iIBctIHn7YP9fi5vV0G03iryT XE01mhWoBlC233wr3XHwsqxFfZzaCZqqNKTl0+PNfEAIzJRgtYiW8nzFTPpIR05E oRn6EvmQfayOF2uYDX9Sk//lOD7T7RLtKjM/hPW/9NoCGwwROaG+VUzVv4aelh1L dJGEjpFtdxcrOUMD8xbkuGMznu0mpDI+J2BUDh5n57yOyEMaGrQ0jfY1ZqdqDvZg osY1ZHa6KlmuCWNTnwADBQf/XYhCicp6iLetnPv6lYtyRfFRpnK98w3br+fThywC t81P2nKv8lio6OsRbksGc1gX8Zl6GoHQYfDe7hYsCHZPoWErobECFds5E9M7cmzV TTyNTvrELrs07jyuPb4Q+mHcsYPILGR3M+rnXKGjloz+05kOPRJaBEBzP6B8SZKy QNqEfTkTYU4Rbhkzz/UxUxZoRZ+tqVjNbPKFpRraiQrUDsZFbgksBCzkzd0YURvi CegO2K7JPKbZJo6eJA10qiBQvAx2EUijZfxIKqZeLx40EKMaL7Wa2CM/xmkQmCgg Hyu5bmLSMZ7cxFSWyXOst78dehCKv9WyPxHV3m4iANWFL4hGBBgRAgAGBQI7+9O3 AAoJEF5UgINlDViCKWcAoMCeYStWVKXJTytzHEL6Wl8rXr8WAKCHuapJIA4/eFsf 4ciWtjY8cO0v8Q== =yOVZ -----END PGP PUBLIC KEY BLOCK-----
4.3.2. 手作業によるパッケージのインストール
/var/spool/up2date
です。 コマンド rpm -Uvh *.rpm
を入力します。 パッケージのインストールが終了したら、 その更新パッケージはもう必要がなくなるので削除しても構いません。
4.3.3. システムプロファイルを同期する
rhn-profile-sync
up2date -p
4.3.4. ログファイル
/var/log/up2date
ファイルにログ記録していきます。 ファイルは標準の循環式ログメソッドを使用します。 したがって、 ログは /var/log/up2date.1
、 /var/log/up2date.2
、 /var/log/up2date.3
の順で記録されます。 ログファイルは Red Hat Update Agent によって行われた動作を記録します。 たとえば、 RPM データベースが開かれたとき、 システムプロファイルからの情報取得のため Red Hat Network に接続したとき、 ダウンロードされたパッケージについて、 Red Hat Update Agent を使用してインストールしたパッケージについて、 インストール後にシステムから削除されたパッケージについてなどです。 ユーザー自身がパッケージのインストールや削除を選択した場合はこのファイルには記録されません。 Red Hat Network ではRed Hat Update Agent により行われた動作ではない動作についてはユーザーが記録をつけておくことをお勧めします。
4.4. 設定
4.4.1. Red Hat Update Agent 設定ツール を使用する
up2date --config
コマンドを入力すると起動できます (例、 xterm、 gnome-terminal など)。
4.4.1.1. 全般設定
squid.mysite.org:3128
と入力します。 また、 Proxy サーバーにユーザー名とパスワードが必要な場合は、 認証の使用 (Use Authentication) オプションを選択して各テキストフィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
図4.16 全般設定
4.4.1.2. 取り込みとインストールの設定
警告
図4.17 取り込みとインストールの設定
- 取り込みの後にパッケージをインストールしない (Do not install packages after retrieval) — 選択した RPM パッケージを目的のディレクトリにダウンロードします。 インストールの設定について無視します。
- ローカルの設定ファイルが変更された時はパッケージアップグレードをしない (Do not upgrade packages when local configuration file has been modified) — 設定ファイルが
apache
やsquid
などのパッケージ用に修正された場合はその設定ファイルのアップグレードを試行しません。 システムにカスタムの RPM をインストールしているため、それを更新したりデフォルトの Red Hat Enterprise Linux パッケージに戻したりしたくない場合に便利です。 - ソース RPM をバイナリパッケージと共に取り込む (Retrieve source RPM along with ) — ソース (
*.src.rpm
) とバイナリ (*.[architecture] .rpm
) ファイル郡の両方をダウンロードします。
- GPG を使用してパッケージの整合性を検証する (Use GPG to verify package) — パッケージをインストールする前に Red Hat の GPG 署名を検証します (セキュリティ上、強く推奨します)。
- インストール後にディスクにバイナリパッケージを残す (After installation, keep binary packages on disk) — インストール後、 バイナリパッケージを削除せず目的のディレクトリに保存します。
- システムプロファイルに保存しているバージョンを上書きする (Override version stored in System Profile) — システムプロファイル内の Red Hat Linux バージョンを上書きします。
- パッケージ保存ディレクトリ (Package storage directory) — パッケージをダウンロードするディレクトリを変更します。 デフォルトの場所は
/var/spool/up2date
です。
4.4.1.3. パッケージの例外設定
kernel*
という文字列が 除外するパッケージ名 (Package Names to Skip) セクション内にあると、 Red Hat Update Agentは「kernel」で始まるパッケージは表示しなくなります。
図4.18 パッケージの例外設定
4.4.2. コマンドラインバージョン
/etc/sysconfig/rhn/up2date
設定ファイルに収納します。
up2date --nox --configure
0. debug No 1. isatty Yes 2. depslist [] 3. networkSetup Yes 4. retrieveOnly No 5. enableRollbacks No 6. pkgSkipList ['kernel*'] 7. storageDir /var/spool/up2date 8. adminAddress ['root@localhost'] 9. noBootLoader No 10. serverURL https://xmlrpc.rhn.redhat.com/XMLRPC 11. fileSkipList [] 12. sslCACert /usr/share/rhn/RHNS-CA-CERT 13. noReplaceConfig Yes 14. useNoSSLForPackage No 15. systemIdPath /etc/sysconfig/rhn/systemid 16. enableProxyAuth No 17. retrieveSource No 18. versionOverride 19. headerFetchCount 10 20. networkRetries 5 21. enableProxy No 22. proxyPassword 23. noSSLServerURL http://xmlrpc.rhn.redhat.com/XMLRPC 24. keepAfterInstall No 25. proxyUser 26. removeSkipList ['kernel*'] 27. useGPG Yes 28. gpgKeyRing /etc/sysconfig/rhn/up2date-keyring.gpg 29. httpProxy 30. headerCacheSize 40 31. forceInstall No Enter number of item to edit <return to exit, q to quit without saving>:
重要
up2date
は SSL しか使用しません。 このため、 ファイアウォールがポート 443 での接続を許可するよう必ず確認してください。 SSL を回避する場合は /etc/sysconfig/rhn/up2date
設定ファイル内の serverURL のプロトコルを https
から http
に変更します。
4.5. アクティベーションキーを使って登録する
up2date
ではバッチ処理を目的としたシステム登録のユーティリティ、 アクティベーションキーを提供します。 固有となるキーを使用して各 Red Hat Enterprise Linux システムの登録を行い、 RHN サービスレベルのエンタイトルメントを付与、 特定のチャンネルやシステムグループにサブスクライブさせる作業を 1 動作で行うことができます。 このアクティベーションキーにより Red Hat Network Registration Client や Red Hat Update Agent を使ったエンタイトルメントの付与および登録の作業などが不要になります。
rhnreg_ks
を提供しています。
注記
rhn_register
パッケージのバージョン 2.9.3-1 またはそれ以上のバージョンを必要とします。 アクティベーションキーを使用する前に、 最新のバージョンを入手されることを強く推奨します。
rhnreg_ks --activationkey=7202f3b7d218cf59b764f9f6e9fa281b
--activationkey
オプションの代わりに --serialnumber
オプションを使用します。
rhnreg_ks --serialnumber=7202f3b7d218cf59b764f9f6e9fa281b
rhnreg_ks --activationkey=7202f3b7d218cf59b764f9f6e9fa281b,\ 39f41081f0329c20798876f37cb9p6a3
注記
\
) は連続を示す記号のため無視して構いません。
rhnreg_ks
の実行後はいずれのアプリケーションも実行しないでください。
/etc/sysconfig/rhn/systemid
ファイル内に生成されます。
- キーで指定できるベースチャンネルは 1 つです、 またはベースチャンネルなしの指定です。 指定する場合はカスタムのベースチャンネルになるはずです。 カスタムのベースチャンネルではない場合はシステムの Red Hat ディストリビューションに該当するベースチャンネルが選択されます。 例えば、 Red Hat Enterprise Linux 2.1 システムを Red Hat Enterprise Linux 3 のチャンネルにサブスクライブさせることはできません。
- キーで指定できる子チャンネルの数に制限はありません。 それぞれの子チャンネルに対してサブスクライブが試行されます。 子チャンネルがシステムのベースチャンネルと一致すればサブスクリプションは成功します。 一致しない場合はサブスクリプションは失敗しますが通知はしません。 詳細については、 「チャンネル」 を参照してください。
- Activation Key Administrator または Satellite 管理者のロールを持つ (あるいは両方のロールを有する) ユーザーなら誰でもキーの修正を行うことができます。 これらのパーミッションは RHN Web サイトの ユーザー タブで設定します。 詳細は 「ユーザー — 」 を参照してください。
- アクティベーションキーで登録されたシステムはキー自体ではなくキーが作成された組織のアカウントに連結されます。 登録後はキーを削除しても構いません。 このキーを使って登録したシステムに影響を与えることはありません。
4.6. 組織にシステムを登録する
salesadmin
というユーザー名と abc123
というパスワードを持つ Sales Team という組織があるとします。 これらの信頼情報を使用することでシステムが必ず適切な組織に登録されるようにします。
rhnreg_ks --user=salesadmin --password=abc123
重要
rhnreg_ks
コマンドの --orgid
オプション (RHEL 4 と 5 対応) 及び --orgpassword
オプション (RHEL 4 対応) は組織機能とは 関係ありません。 これらのオプションは組織にシステムを登録する際には使用しないでください。
第5章 Red Hat Network Daemon
rhnsd
) は定期的に Red Hat Network に接続して更新や通知をチェックします。 バックグラウンドで実行しているデーモンは、 通常 /etc/init.d/rhnsd
または /etc/rc.d/init.d/rhnsd
内の初期化スクリプトから起動します。
rhnsd
は /usr/sbin/
にある rhn_check
と言う外部プログラムを実行します。 RHN にネットーワーク接続を行う小さなアプリケーションです。 Red Hat Network Daemon はネットワークポートでの待機はしません。 またネットワークへの直接通信も行いません。 全てのネットワークアクティビティは rhn_check
ユーティリティを通じて実行されます。
5.1. 設定する
/etc/sysconfig/rhn/rhnsd
設定ファイルを編集することで Red Hat Network Daemon の設定を行うことができます。 これは実際には rhnsd
初期化スクリプトによって使用される設定ファイルです。 デーモンにより提供される最も重要な設定はチェックインの頻度になります。 デフォルトの間隔は 4 時間 (240分) です。 設定ファイルを変更する場合は (rootとして) service rhnsd restart
コマンドまたは /etc/rc.d/init.d/rhnsd restart
コマンドを使用してデーモンを再起動する必要があります。
重要
5.2. 状態を表示する
service rhnsd status
コマンドまたは /etc/rc.d/init.d/rhnsd status
コマンドを入力すると rhnsd の状態を表示させることができます。
5.3. 無効にする
chkconfig rhnsd off
コマンドを (root で) 実行することもできます。 これらの 2つの方法はシステムが次回に起動する際にサービスを無効にします。 サービスを直ちに停止させたい場合は、 service rhnsd stop
コマンドか /etc/rc.d/init.d/rhnsd stop
コマンドを使用します。
5.4. トラブルシューティング
- クライアントが正しく設定されているか確認します。
- システムが SSL (ポート 443) 経由で RHN との通信を行うことができるか確認します。 シェルプロンプトから次のコマンドを実行してこれをテストすることができます。
telnet xmlrpc.rhn.redhat.com 443
- Red Hat Network Daemon が起動していて実行中であるか確認します。 次のコマンドを実行して確認します。
chkconfig --level 345 rhnsd on
service rhnsd start
上記がすべて正常であるのにまだチェックインが行われていないというメッセージが表示される場合はテクニカルサポートチームにご連絡ください。
第6章 Red Hat Network Alert Notification Tool
rhn-applet
RPM パッケージをインストールしてから X Window システムを使用する必要があります。
図6.1 Red Hat Network Alert Notification Tool が表示された GNOME パネル
- Red Hat Enterprise Linux 4 およびそれ以降の場合、 Applications (the main menu on the panel) => システムツール => Red Hat Network 通知アイコン と選択していきます。 このアイコンが次回のセッションから表示されるようにログアウトする時に 現在の設定を保存 (Save current setup) を選択します。
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 の場合、 メインメニューボタン => パネル => パネルへ追加 => アプレット => Red Hat Network モニター と進みます。 パネル上でアプレットを移動するには、 そのアプレット上で右クリックをして 移動 を選択し、 マウスを使って適当な位置に移動させます。 アプレットの位置が決まったらマウスをクリックして移動を終了します。
6.1. アプレットを設定する
図6.2 HTTP Proxy の設定
squid.mysite.org:3128
と入力します。 また、 Proxy サーバーがユーザー名とパスワードを要求する場合は、 認証の使用 オプションを選択して各テキストフィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
注記
.rhn-applet.conf
に書き込まれます。 また、 Red Hat Network Alert Notification Tool はシステム全体の設定ファイルとなる /etc/sysconfig/rhn/rhn-applet
も使用します。 server_url の設定は Satellite サーバーに対して設定してください。 例えば、
server_url=http://YourRHN_Satellite.com/APPLET
server_url=https://YourRHN_Satellite.com/APPLET
6.2. 通知アイコン
表6.1 Red Hat Network Alert Notification Tool アイコン
アイコン | 説明 |
---|---|
利用可能な更新があります | |
システムは最新の状態です | |
更新をチェックしています | |
エラーが発生しました |
6.3. 更新を表示する
図6.3 利用可能な更新
6.4. 更新を適用する
6.5. RHN の Web サイトを起動する
第7章 Red Hat Network Web サイト
7.1. ナビゲーション
図7.1 上部ナビゲーションバー — RHN Satellite
図7.2 左側のナビゲーションバー — ユーザー
図7.3 サブタブ — システムの詳細
7.1.1. エンタイトルメントの表示
表7.1 エンタイトルメントのアイコン
アイコン | エンタイトルメント |
---|---|
Management またはそれ以上 | |
Provisioning | |
Monitoring |
7.1.2. カテゴリとページ
- 概要 — 主要アカウント情報を表示したり管理したりします。 ヘルプを得ることもできます。
- 概要— アカウントの簡潔な概要です。 システムに注意が必要な場合に通知を行い、 注意を要するシステムへのダイレクトリンクを示し、 またアカウントに関する最新のエラータ通知を表示します。
- ユーザーのアカウント — 個人プロフィールとアドレスを更新します。
- ユーザーの個人設定 — システムに対するエラータ通知の電子メールを受信したい場合に設定します。 システムの一覧やシステムグループの一覧など、 各種の一覧で一度に表示させる項目数や使用するタイムゾーンを設定したり、 連絡先のオプションを指定したりします。
- ロケールの設定 — 特定ロケールに応じて言語、 タイムゾーン、 その他のカスタマイズを行います。
- サブスクリプションの管理 — Management、 Provisioning、 Virtualization などのベースエンタイトルメントや追加のシステムエンタイトルメントを管理します。
- システム — システムの管理はすべてここで行います (仮想ゲストのシステムも含む)。
- 概要 — — システムまたはシステムグループの要約を表示し、 各システムが持つエラータ通知数およびエンタイトルメントが付与されたシステムを示します。
- システム — 仮想システム、 エンタイトルメントなし、 最近の登録、 Proxy、 休止中など、 特定の基準によってシステムのサブセットを選択して表示します。
- システムグループ — — システムグループを一覧表示します。 追加グループの作成を行います。
- System Set Manager — — 複数のシステムを任意に集めた集合セットに対して各種の動作を行います。 エラータ更新のスケジュール、 パッケージの管理、 新規グループの作成と一覧表示、 チャンネルのエンタイトルメント管理などが含まれます。
- 高度な検索 — — 名前、 ハードウェア、 デバイス、 システム情報、 ネットワーキング、 パッケージ、 場所など特定の基準で全システムを簡単に検索することができます。
- アクティベーションキー — — RHN のエンタイトルメントが付与されたシステムにアクティベーションキーを生成します。このアクティベーションキーを使用すると
rhnreg_ks
コマンドで新規に登録したシステムに指定レベルのエンタイトルメントやグループのメンバーシップを与えることができます。 - 保存プロフィール (Stored Profiles) — — システムのプロビジョニングを行う際に使用するシステムプロファイルを表示します。
- カスタムのシステム情報 (Custom System Info) — — システムのプロビジョニング中に割り当てできる完全にカスタマイズが可能な値を含んだシステム情報の作成や編集を行います。
- キックスタート — — システムのプロビジョニングに使用されるキックスタートプロファイルの各セクションを表示したり、 変更を行ったりします。
- エラータ — エラータ通知の表示と管理はここで行います。
- エラータ — エラータ通知を一覧表示して、 関連の RPM をダウンロードします。
- 高度な検索 — 要約、 アドバイザリタイプ、 パッケージ名など特定の基準でエラータ通知を検索します。
- エラータの管理 — 組織のチャンネル用エラータを管理します。
- エラータのクローン作成 (Clone Errata) — 複製を作成して組織全体に分配し易くなるよう組織のエラータのクローンを作成します。
- チャンネル — 利用可能な RHN チャンネルとチャンネルに収納されているファイルの表示、 管理を行います。
- ソフトウェアチャンネル — 全てのソフトウェアチャンネルおよびシステムに適用可能なチャンネルの一覧を表示します。
- パッケージの検索 — パッケージの名前、 詳細、 要約に一部または全体を使ったパッケージ検索を行います。 対応プラットフォームに対する検索制限のサポートが付いています。
- ソフトウェアチャンネルの管理 — — 設定ファイルの導入に使用するチャンネルの作成と編集を行います。
- 設定 — 設定チャンネル、 動作、 各設定ファイルの追跡および管理を行います。
- 概要 — 設定の要約を表示する全般ダッシュボードです。
- 設定チャンネル — サブスクライブしているシステムによる設定ファイルの取得先の設定チャンネルの作成、および表示を行います。
- 設定ファイル — システムによる設定入力値の取得先ファイルを作成して一覧表示します。
- システム — RHN 管理の設定ファイルを持つシステムを一覧表示します。
- スケジュール — スケジュール済みの動作を追跡します。
- 待機中のアクション — 完了していないスケジュール済みの動作を一覧表示します。
- 失敗したアクション — 失敗したスケジュール済みの動作を一覧表示します。
- 完了したアクション — 完了したスケジュール済みの動作を一覧表示します。 完了した動作はいつでもアーカイブすることができます。
- アーカイブしたアクション — アーカイブに格納する選択をした完了済みの動作を一覧表示します。
- ユーザー — — 組織に属するユーザーの表示と管理を行います。
- ユーザーの一覧 — — 組織に属するユーザーを一覧表示します。
- Monitoring — — プローブを実行してシステムに関する通知を受信します。
- 状態 — — 状態ごとにプローブを表示します。
- 通知 — — 組織用に作成された通知手段を表示します。
- プローブスィート — — 割り当てられた 1 システムまたは複数システムに適用できる監視用プローブ一式を使用してモニタリングのインフラストラクチャを管理します。
- スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push) — — モニタリングのインフラストラクチャの状態を表示します。
- Admin (Satellite 管理者にしか表示されません) — 1 つまたは複数の Satellite 組織の作成、 表示、 管理を行います。 この組織から Satellite 管理者はチャンネルのエンタイトルメントを割り当て、 各組織に対して管理者を作成、 その管理者を割り当てる、 またその他のタスクを作成して割り当てることができるようになります。
- 組織 — 新規の組織を作成して一覧表示します。
- サブスクリプション — Satellite の全組織のソフトウェアとシステムのエンタイトルメントを管理し一覧表示します。
- ユーザー — 所属している組織に関係なく Satellite 上の全てのユーザーを一覧表示します。 任意のユーザーの管理権限を変更する場合はそのユーザー名をクリックします。
注記
組織管理の目的で作成されたユーザーの設定変更は、 Satellite 管理者 ではなく その組織管理者にしか行うことはできません。 - Satellite の設定 — Satellite に関する全般的な設定を行います。 これには Proxy の設定、 証明証の設定、 ブートストラップスクリプトの設定、 組織の変更、 Satellite サーバーの再起動などが含まれます。
- タスクエンジンの状態 (Task Engine Status) — Satellite サーバー自体で動作し、 背後で稼働するデータベースの消去、 エラータの送信、 その他のタスクなど定期的な作業を行うデーモンの設定を行います。
7.1.3. エラータ通知のアイコン
7.1.4. クイック検索
test-1.example.com
というシステム名の特定の開発システムを検索したいのに入力を tset
と誤ってしまった場合でも test-1.example.com システムが検索結果に表示されます。
注記
7.1.5. 選択されたシステム
7.2. RHN Web サイトにログインする
- 最近、 http://www.redhat.com で自分のアカウントにログインしたことがある
- 最近、 RHN にログインしたことがある、 または新規アカウントの確認ページに行ったことがある
図7.4 RHN Web サイト
注記
注記
7.3. 概要
注記
図7.5 概要
- タスク エリアは管理者が Web を通じて実行する最も一般的な作業を表示します。 リンクのどれかをクリックすると、 そのタスクを完了することができる RHN 内のページに移動します。
- 右側には 休止中のシステム 一覧があります。 RHN にチェックインしていないシステムがあると、 そのシステムがここに表示されます。 このようにチェックインしていないシステムを強調することで管理者はトラブルシューティングを行うため迅速にシステムを選択できるようになります。
- — Satellite で Monitoring を有効にしている場合は、 「警告」状態にある全プローブの一覧を含ませることもできます。
- — Satellite で Monitoring を有効にしている場合は、 「重大」状態にある全プローブの一覧を含ませることももできます。
- 重大なシステム (Critical Systems) セクションは組織内で最も重大となるシステムを表示します。 重大なシステムを素早く表示するリンクが示され、 システムにまだ適用されていないエラータ更新の要約を表示します。 システム名をクリックすると、 そのシステムの システムの詳細 ページに移動するのでエラータ更新を適用してください。 その一覧の下には 期限切れ(Out of Date) システムのページへのリンクがあります。
- 次は 最近スケジュールされたアクション (Recently Scheduled Actions) のセクションです。30日前以内に行なわれた全ての動作は最近のものとして認識されます。このセクションでは、動作が失敗、完了、もしくは保留中であることに関らず全ての操作とその状態をみることができます。各動作の詳細ページを見るにはその操作のラベルをクリックしてください。下記の一覧は、クライアントのシステムで使用されていない全ての動作が記載されている 待機中のアクション (Pending Actions) ページへのリンクです。
- 関連のセキュリティエラータ (Relevant Security Errata) セクションは利用可能になっているセキュリティエラータでクライアントシステムの一部または全システムにまだ適用されてないものを表示します。 システムの安全性を確保するためには、 これらのセキュリティエラータの適用が非常に重要となります。 このセクションの下には全エラータへのリンクおよびシステムに適用できるエラータへのリンクが表示されます。
- システムグループ セクションではグループ (存在する場合) の一覧を表示し、 そのグループ内のシステム群が最新の状態であるかどうかを示します。 このセクションの下にあるリンクをクリックすると、 システムグループ ページに移動します。 System Set Manager で使用する システムグループ の選択はこのページで行うことができます。
- 最近登録のシステム (Recently Registered Systems) では30日以内に Satellite に追加されたシステムの一覧を表示します。 システム名をクリックすると、 その特定のシステムの システムの詳細 ページに移動します。
7.3.1. ユーザーアカウント
7.3.1.1. アドレス
7.3.1.2. 電子メールの変更
7.3.2. 個人設定
- 電子メールによる通知 — RHN アカウント内の 1 システムまたは複数のシステムに対して適用できるエラータ通知が出る度に電子メールを受信するかどうかを指定します。
重要
また、 この設定により Management および Provisioning のお客様は、 システムイベントに関して毎日配信されるデイリー要約を受信するようになります。 デイリー要約にはスケジュール済みのエラータ更新、 システムの再起動、 チェックインの失敗などのパッケージに影響する動作が含まれます。 このチェックボックスの選択の他、 要約の電子メールに含ませるシステムをそれぞれ指定する必要があります (デフォルトでは、 Management および Provisioning の全システムがこの要約に含まれます)。 システムの詳細 ページからシステムごとに指定するか、 システムセットの管理 インターフェイスから複数のシステムを一度に指定することができます。 RHN は要約の電子メールは確認済みの電子メールアドレスにしか送信しないので注意してください。 全メッセージを無効にする場合は単にこのチェックボックスの選択を外します。 - RHN 一覧のページサイズ — 1 ページに表示できる項目の最大数です。 この値を越える項目が一覧にある場合は、 次へ ボタンをクリックして次の項目グループを表示させます。 この設定はシステムの一覧、 エラータの一覧、 パッケージの一覧、 その他の一覧などに適用されます。
- 「概要」スタートページ — 概要 スタートページに表示される情報エリアを選択します。 含ませたい情報エリアの左にあるボックスにチェックを入れてください。
7.3.3. 言語設定
7.3.4. サブスクリプションの管理
- Update — は単一の Red Hat Enterprise Linux システムを管理します。エラータ通知、 スケジュール済みのエラータ更新、 パッケージのインストール、 Red Hat Update Agent などが含まれます。
- Management — 複数のシステム管理者を持つ複数のシステムを管理します。 Update の機能の他、 システムグループの管理、 ユーザー管理、 複数のシステムで各種の動作を迅速に行うことができる System Set Manager インターフェースなどが含まれます。
- Provisioning — は最も高い機能性を提供します。 再インストールや再設定が定期的に必要な複数のシステムのプロビジョニングに使用します。 Provisioning ではマシンのキックスタート、 設定ファイルの管理、 スナップショットロールバックの実行、 検索可能なカスタムのシステム情報の入力などを行うツール群が提供され、 また Management のサービスレベルに含まれている機能もすべて備わっています。
- Monitoring — 複数のシステムの健全性を監視します。 Monitoring はシステムの基準値を監視して変化が起きると管理者に通知するプローブを提供します。 こうした通知によりシステムパフォーマンスの悪化が深刻になる前に管理者に警告を行います。
- Virtualization — 仮想ホストのシステム群に適用します。 このエンタイトルメントを持つ仮想ホストは RHN のサービスレベルアグリーメントに違反することなく最大 4 ゲストシステムまで登録することができます。 ゲストシステムは virtualization-free チャンネルのグループラベルの付いたチャンネルならいずれのチャンネルでもチャンネルエンタイトルメントを消費することなくサブスクライブさせることができます。 Directory Server や RHN Satellite チャンネルなど virtualization-free に属さないチャンネルにゲストをサブスクライブさせると追加のチャンネルエンタイトルメントを消費することになります。
- Virtualization Platform — これも仮想ホストシステム群に適用します。 このエンタイトルメントを適用するホストシステム群はサービスレベルアグリーメントに違反することなく無制限に仮想ゲストを登録することができます。 このエンタイトルメントを持つ 1 ホストのゲスト群は virtualization-platform-free コンテントのグループラベルの付いたチャンネルならいずれのチャンネルでもチャンネルエンタイトルメントを全く消費することなくサブスクライブさせることができます。 Directory Server や RHN Satellite チャンネルなど virtualization-platform-free に属さないチャンネルにゲストをサブスクライブさせると追加のチャンネルエンタイトルメントを消費することになります。
注記
7.3.4.1. システムのエンタイトルメント
7.3.4.2. 仮想化のエンタイトルメント
7.3.4.3. ソフトウェアチャンネルのエンタイトルメント
7.3.5. 組織の信頼
7.4. システム
7.4.1. 概要 —
7.4.2. システム
- 選択 (Select) — Update エンタイトルメントのシステムまたはエンタイトルメントのないシステムは選択できません。 システムを選択するには該当のチェックボックスに印を入れます。 選択されたシステムは System Set Manager に追加されます。 System Set Manager にシステムを追加したら、 それを使って複数のシステムで同時に動作を実行させることができます。 詳しくは 「System Set Manager — 」 を参照してください。
- 状態 — システムに適用できるエラータ通知の種類を表示するか、 システムが最新の状態であることを表示します。 解決案を提供しているページにリンクされたアイコンがいくつかあります。 例えば、 標準の「更新」アイコンはパッケージ一覧の アップグレード サブタブにリンクされています。 また、 「重大な更新」アイコンは 更新確認 (Update Confirmation) ページに直接リンクしています。 「チェックインしてしない」アイコンは問題を解決する方法にリンクしています。
- — システムは最新の状態です。
- — 重要なエラータが利用可能です。 更新を行うことを強くお勧めします。
- — 利用可能な更新がありますので更新を行うことをお勧めします。
- — システムはロックされています。 動作の実行は禁止されています。
- — システムのキックスタートが開始されています。
- — 更新がスケジュールされています。
- — システムが正しくチェックインを行っていません (24 時間以上)。
- — システムに更新を受けることができるサービスエンタイトルメントがいずれも付与されていません。
- エラータ — システムに適用できるエラータ通知の合計数です。
- パッケージ — システムに対するパッケージ更新数の合計です。 エラータ通知のパッケージの他にも、 エラータ通知ではない新しいパッケージも含まれます。 例えば、 旧バージョンのパッケージをインストールしているクライアントシステムがあるとします。 このクライアントに RHN の適切なベースチャンネル (Red Hat Enterprise Linux 5 など) をサブスクライブさせると、 このベースチャンネルにはパッケージの更新バージョンがある可能性があります。 更新バージョンがある場合、 そのパッケージが利用可能なパッケージ更新の一覧に表示されることになります。
重要
RHN Web サイトでシステムのパッケージ更新が認識されても Red Hat Update Agent を実行すると「システムは完全に更新済みです」と表示される場合、 システムのパッケージプロファイルまたはup2date
の設定ファイル内に競合が存在する可能性があります。 この競合を解決するには、 パッケージ一覧の更新をスケジュールするか、 Red Hat Update Agent のパッケージ例外一覧からそのパッケージを削除します。 詳細については 「システムの詳細」 または 「パッケージの例外設定」 をそれぞれ参照してください。 - システム — システム登録時に設定したシステムの名前です。 デフォルト名はシステムのホスト名になります。 システム名をクリックするとそのシステムの システムの詳細 ページに移動します。 詳しくは 「システムの詳細」 を参照してください。
- ベースチャンネル — オペレーティングシステムのディストリビューションに応じたそのシステムの主チャンネルです。 詳細については 「ソフトウェアチャンネル」 を参照してください。
- エンタイトルメント — 該当システムにエンタイトルメントがあるかどうか、またそのサービスレベルを示します。
7.4.2.1. すべて
7.4.2.2. 仮想システム
- システム
- このコラムは各ゲストのシステム名を表示します。
- 更新
- このコラムはゲストシステムにまだ適用されていないエラータがあるかどうかを示します。
- 状態
- このコラムはゲストの状態が実行中、 一時停止、 停止のいずれであるかを示します。
- ベースチャンネル
- このコラムはゲストが現在サブスクライブしているベースチャンネルを示します。
7.4.2.3. 期限切れ
7.4.2.4. エンタイトルメントなし —
7.4.2.5. グループ化されていない
7.4.2.6. 休止中
- このシステムには RHN のいずれのエンタイトルメントも付与されていません。 180日間 (6ヵ月)、 エンタイトルメントが付与されないままの状態のシステムプロファイルは削除されます。
- このシステムはエンタイトルメントが付与されていますが、 Red Hat Network Daemon により無効にされています。 再起動してトラブルシューティングを行う方法については 5章Red Hat Network Daemon を参照してください。
- このシステムは https (ポート 443) 経由の接続を許可しないファイヤーウォールに保護されています。
- このシステムは正しく設定されていない HTTP Proxy サーバー経由で接続されています。
- このシステムは正しく設定されていない RHN Proxy Server または RHN Satellite に接続されています。
- このシステム自体が正しく設定されていないため、 おそらく誤った RHN サーバーをポイントしています。
- このシステムはネットワーク上にありません。
- このシステムと RHN サーバーの間に何らかの障害が存在します。
7.4.2.7. 最近の登録
7.4.2.8. Proxy
7.4.2.9. 重複するシステム
7.4.2.10. システムの詳細
注記
- 詳細
- ソフトウェア
- 設定
- Provisioning —
- Monitoring —
- グループ
- イベント
7.4.2.10.1. システムの詳細 ⇒ 詳細
7.4.2.10.1.1. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ 概要
- システムの状態メッセージ
- このメッセージは RHN とシステムとの関連についての現在の状態を示しています。
注記
エンタイトルメントを有するシステムに対して適用できる更新がある場合、 重大な更新があります のメッセージが表示されます。 これらの更新を適用するには、 いますぐ更新 リンクをクリックします。 - システム ID
- システムが RHN に登録するたびに生成される固有の識別子になります。
注記
システム ID を使用すると RHN から重複したプロファイルを除外することができます。 このページに表示されているシステム ID と/etc/sysconfig/rhn/systemid
ファイル内のクライアントシステムに格納されている情報とを比較します。 先のファイルには「system_id」の下にシステムの現在の ID が記載されています。 値は「ID-」という文字の後に始まります。 このファイルに格納されている値がプロファイルに記載される値と一致しない場合、 プロファイルは最新ではないため削除した方がいいかもしれません。 - ホスト名
- クライアントシステムにより提議されるホスト名です。 この情報は Red Hat Enterprise Linux システムならほとんどの場合、
/etc/hostname
にあります。 - IP アドレス
- クライアントの IP アドレスです。
- カーネル
- クライアントシステムにインストールされ稼動しているカーネルになります。
- 登録
- システムが RHN に登録されこのプロファイルが作成された日付と時刻になります。
- 最後のチェックイン
- システムが最後に RHN にチェックインした日付と時刻になります。
- 最後の起動
- システムが最後に起動または再起動した日付と時刻になります。
注記
Management エンタイトルメントを有するシステムはこの画面から再起動させることができます。- システムの再起動をスケジュール を選択します
- 再起動を行うことができる最も早い日付と時刻を提示します。
- 左下の 再起動のスケジュール をクリックします。
スケジュールされた開始時刻後にクライアントがチェックインすると、 RHN はシステムに再起動するよう指示を出します。 - ロックされています
- システムがロックされているかどうかを示します。ロックされているシステムはそのロックが手作業で解除されないと Web インターフェースから動作をスケジュールすることはできません。 これには Web イインターフェース経由の自動エラータ更新のスケジュールの抑制は含まれません。 自動エラータ更新の適用を抑制するには、 システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ プロパティ サブタブから 自動エラータ更新 の選択を外します。システムをロックすることで本当に変更が必要なとき以外誤ってシステムに変更を加えないようにすることができます。 たとえば、 システムが実稼働環境のシステムであるため、 必要なときに解除する以外は更新や新しいパッケージなどを受信したくない場合に便利です。
重要
Web インターフェースでシステムをロックしてもクライアントシステムから発生する動作に関しては抑制しません。 たとえば、 ユーザーが直接クライアントにログインしてup2date
を実行すると、 そのシステムが Web インターフェースでロックされているかどうかに関わらずup2date
は利用できるエラータをインストールします。また、 システムをロックしても Web インターフェース経由でシステムにアクセスできるユーザー数は制限されません。 システムへのアクセスを制限したい場合は、 そのシステムをシステムグループに関連付けてからシステムグループ管理者にそのシステムをを割り当てます。 システムグループについては 「システムグループ — 」 を参照してください。System Set Manager でも複数のシステムをロックすることが可能です。 ロックの方法については 「System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムのロック — 」 を参照してください。
osad
パッケージがインストールされ、そのサービスが起動されていなければなりません。詳細については 『RHN Satellite Server 5.2.0 インストールガイド』 の 『クライアントへのプッシュを有効にする』 を参照してください。
- ベースチャンネル
- 1 番目の行はこのクライアントがサブスクライブされているベースチャンネルを示しています。 ベースチャンネルはそのシステムのオペレーティングシステムと一致しているはずです。
- 子チャンネル
- 2 行目以降はベースチャンネルに応じて子チャンネルになります。 例では Red Hat Network Tools チャンネルと RHEL AS Extras チャンネルになっています。
注記
- プロファイル名
- この編集可能なシステムのプロファイル名はデフォルトでシステムのホスト名に設定されます。 プロファイル名でこのシステムプロファイルを他と識別することができます。
- エンタイトルメント
- ベースエンタイトルメントは現在このシステムに適用されています。
- 通知
- このシステムの通知オプションについて示しています。 このシステム用に利用できるエラータ更新の電子メール通知の受信を希望するかどうかを選択できます。 また、 Management のエンタイトルメントを有するシステムをデイリー要約の電子メールに含ませるかどうかの選択ができます。
- 自動エラータ更新
- 自動的に更新を受信する設定がされているかどうかを示します。
- 詳細
- この情報は登録時に自動的に生成されます。 編集して独自の情報を含ませることができます。
- 場所
- このフィールドは、 入力されているとシステムの物理的に設置されている場所を表示します。
7.4.2.10.1.2. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ プロパティ
- プロファイル名
- デフォルトでは、 システムのホスト名になりますが、 このプロファイルを他と区別するために自由にプロファイル名を変更することができます。
- ベースエンタイトルメント
- 使用できるエンタイトルメントからシステム用のベースチャンネルを選択します。
- 付属エンタイトルメント
- 利用できる場合には、 Monitoring、 Provisioning、 仮想化、 仮想化プラットフォームいずれかのエンタイトルメントをシステムに適用します。
- 通知
- このシステムに関する通知を受信するかどうか、 またデイリー要約にこのシステムを含ませるかどうかを選択します。 (デフォルトでは、 Management と Provisioning のシステムが要約に含まれます。) この設定はシステムに関連するアドバイザリをすべて継続的に通知してくれます。 システムに関する更新が生成、 リリースされると常に通知が電子メールで送信されます。デイリー要約は、 スケジュールされたエラータ更新、 システムの再起動、 チェックインに関する障害などパッケージに影響するシステムイベントを報告します。 ここにシステムを含ませる他にも、 概要 カテゴリの 個人設定 ページで電子メール通知を受信するよう選択しなければなりません。
- 自動エラータ更新
- このボックスにチェックが入っていると、 利用できるエラータがシステムのチェックイン時に自動的に適用されます。 この動作はユーザーの介入なしに行われます。 パッケージとお客様の環境間の競合がシステム障害の要因となる可能性があるため、 Red Hat は実稼働環境のシステム群に対してはこの自動更新機能の使用を推奨していません。 この機能が動作するにはシステムで Red Hat Network Daemon が有効になっていなければなりません。
- 詳細
- デフォルトでは、 このテキストボックスにはオペレーティングシステム、 リリース、 システムのアーキテクチャがはじめての登録で記録されます。 編集して自由に情報を追加することができます。
注記
7.4.2.10.1.3. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ リモートコマンド —
- 最初に、 システムを RHN Tools チャンネルにサブスクライブさせ、
up2date
を使ってrhncfg
、rhncfg-client
、rhncfg-actions
のそれぞれのパッケージをインストールします。up2date rhncfg rhncfg-client rhncfg-actions
- root としてシステムにログインし、 次のファイルをローカルの RHN 設定ディレクトリに追加します、
allowed-actions/scripts/run
。- 目的のシステムで必要となるディレクトリを作成します。
mkdir -p /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/script
- このディレクトリ内に空の
run
ファイルを作成し、 リモートコマンドを許可するために RHN シグナルパーミッションに対するフラグとして動作させます。touch /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/script/run
7.4.2.10.1.4. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ 再度アクティブにする —
rhnreg_ks
コマンドラインユーティリティで一度のみ使用できます。 このシステムを再登録して Red Hat Network の全設定を回復させるために使用します。 詳細は 「アクティベーションキーを使って登録する」 を参照してください。 一般的なアクティベーションキーとは異なり、 特定のシステム ID に関連付けられず、 ここで作成したキーは アクティベーションキー ページ内には表示されません。
rhnreg_ks --server=<server-url> --activationkey=<reactivation-key>,<activationkey> --force
警告
rhnreg_ks
を使用) の再生成、 削除、 使用は行わないでください。 この動作のいずれかを行ってしまうと、 キックスタートが失敗することになります。
7.4.2.10.1.5. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ ハードウェア
7.4.2.10.1.6. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ メモ
7.4.2.10.1.7. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ カスタム情報 —
7.4.2.10.1.8. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ Proxy
7.4.2.10.1.9. システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ Satellite
7.4.2.10.2. システムの詳細 ⇒ ソフトウェア
7.4.2.10.2.1. システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ エラータ
7.4.2.10.2.2. システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ パッケージ
- パッケージ
- パッケージ タブのデフォルト表示は使用できるオプションの説明とパッケージ一覧の更新方法を提供しています。 パッケージを手作業でインストールしたなどで、 日付が古い可能性のある一覧を更新または完成させるには、 ページ下部右端にある パッケージ一覧の更新 ボタンをクリックします。 RHN Daemon が次回 RHN に接続するときに、 インストールされているパッケージの最新一覧でシステムプロファイルを更新します。
- 一覧表示/削除
- インストールされているパッケージの一覧を表示し、 その一覧からパッケージの削除を行うことができます。 パッケージ名、 アーキテクチャ、 システムにインストールした日付で分類表示させます。 パッケージ名でフィルタ のテキストボックスにテキストを入力する、 またはパッケージ名の最初の文字に該当するアルファベットまたは数字をクリックしてパッケージ検索を行います。 パッケージ名をクリックして パッケージの詳細 ページを表示します。 システムからパッケージを削除する場合はそのパッケージのチェックボックスを選択してからページの右下にある パッケージの削除 ボタンをクリックします。 パッケージが記載された確認ページが表示されます。 確認 ボタンをクリックしてパッケージを削除します。
- アップグレード
- システムのチャンネル内のパッケージバージョンに応じて利用可能な新しいバージョンがあるパッケージの一覧を表示します。 最新パッケージ名をクリックするとその パッケージの詳細 ページを表示します。 直ちにパッケージをアップグレードするには、 それらパッケージを選択してから パッケージのアップグレード ボタンをクリックします。 .tar ファイルとしてパッケージをダウンロードするには、 それらパッケージを選択してから パッケージのダウンロード ボタンをクリックします。
- インストール
- 利用できるチャンネルからシステム上に新しいパッケージをインストールすることができます。 パッケージ名をクリックするとその パッケージの詳細 ページを表示します。 パッケージをインストールするには、 それらパッケージを選択してから 選択したパッケージをインストール ボタンをクリックします。
- 検証
- システム上にインストールされているパッケージをその RPM データベースに対して検証します。
rpm -V
を実行するのと同じです。 特に、 このタブによりシステムのパッケージのメタデータをファイルのチェックサム、 ファイルサイズ、 パーミッション、 所有者、 グループ、 タイプなどのデータベースからの情報と比較することができるようになります。 1 パッケージまたは複数のパッケージを検証するには、 それらパッケージを選択してから 選択したパッケージの検証 ボタンをクリックし、 この動作を確認します。 完了したら、 イベント の下の 履歴 サブタブ内にあるこの動作を選択すると結果を表示させることができます。 - プロファイル
- このシステムにあるパッケージを格納されているプロファイルのパッケージ、 他の Management システムや Provisioning システムと比較することができます。 格納されているプロファイルと比較を行うには、 プルダウンメニューからそのプロファイルを選択してから 比較 ボタンをクリックします。 別のシステムと比較を行うには、 そのシステムをプルダウンメニューから選択してから 比較 ボタンをクリックします。 既存システムに基づいて格納されるプロファイルを作成するには、 システムプロファイルの作成 ボタンをクリックして、 希望する情報を入力し プロファイルの作成 ボタンをクリックします。 これらのプロファイルは左側のナビゲーションバーからリンクされている 保存済みプロファイル ページ内に保存されます。— パッケージプロファイルの比較が完了すると、 Provisioning のお客様は選択したシステムのパッケージを比較したプロファイルのパッケージ目録と同期させることができます。 この動作によりプロファイルにないパッケージが削除されたり、 プロファイルからのパッケージがインストールされたりすることがありますので注意してください。 特定のパッケージをインストールする場合はプロファイルにあるパッケージのチェックボックスを選択します。 システム上にすでにインストールされている特定のパッケージを削除するには、 このシステムのみ という違いを表示しているパッケージのチェックボックスを選択します。 システムのパッケージを比較したプロファイルと完全同期させる場合は、 このコラムの先頭にあるマスターチェックボックスを選択します。 次に パッケージを同期 (Sync Packages to) ボタンをクリックします。 確認画面で変更点を再確認し、 動作の時間枠を選択して 同期のスケジュール ボタンをクリックします。
7.4.2.10.2.3. システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ ソフトウェアチャンネル
7.4.2.10.3. システムの詳細 ⇒ 設定 —
注記
rhncfg*
パッケージがインストールされていなければなりません。 システムに対してスケジュールされた動作を有効/無効にする方法については 「設定管理のためシステムの準備を行う」 を参照してください。
7.4.2.10.3.1. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ 概要
7.4.2.10.3.2. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ 管理ファイル
- ファイル名
- このコラムはこのファイルの名前と配備パスの両方を表示します。
- リビジョン
- このコラムは管理ファイルに変更を加える度に増分していきます。
- 設定チャンネルから
- このコラムはファイルを含むチャンネル名を示しているか、 このシステムにのみ使用できるファイルの (システムの上書き system override) を示しています。
- 上書き
- この設定ファイルが別のファイルを上書きする場合、 上書きされたファイルはそのホストチャンネルと共にこのコラム内に表示されます。
注記
7.4.2.10.3.3. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ ファイルを比較
7.4.2.10.3.4. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ 設定チャンネルの管理
httpd.conf
ファイルを持つ場合、それは 低ランクのチャンネルのファイルよりも優先度を持ちます)
7.4.2.10.3.5. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ ローカル上書き
7.4.2.10.3.6. システムの詳細 ⇒ 設定 ⇒ サンドボックス
7.4.2.10.4. システムの詳細 ⇒ Provisioning —
7.4.2.10.4.1. システムの詳細 ⇒ Provisioning ⇒ キックスタート —
注記
IPADDR=192.168.0.28 GATEWAY=192.168.0.1
network
部分は以下のようになります。
network --bootproto=static --device=eth0 --onboot=on --ip=$IPADDR --gateway=$GATEWAY
$IPADDR
は 192.168.0.28
になり、 $GATEWAY
は 192.168.0.1
になります。
注記
7.4.2.10.4.2. システムの詳細 ⇒ Provisioning ⇒ スナップショット —
注記
- グループのメンバーシップ
- チャンネルのサブスクリプション
- インストールされるパッケージ
- 設定チャンネルのサブスクリプション
- 設定ファイル
- スナップショットのタグ
7.4.2.10.4.3. システムの詳細 ⇒ Provisioning ⇒ スナップショットのタグ —
7.4.2.10.5. システムの詳細 ⇒ Virtualization
7.4.2.10.5.1. システムの詳細 ⇒ Virtualization ⇒ 詳細
- 状態
- このフィールドは仮想システムの状態が稼働中、 一時停止中、 停止中、 またはクラッシュしたのかを示します。
- 更新
- このフィールドはゲストに適用可能なエラータがすでに適用されているのかどうかを示します。
- ベースソフトウェアチャンネル
- このフィールドはゲストがサブスクライブされているベースチャンネルを示します。
注記
7.4.2.10.5.2. システムの詳細 ⇒ Monitoring —
7.4.2.10.5.3. システムの詳細 ⇒ グループ —
7.4.2.10.5.3.1. システムの詳細 ⇒ グループ ⇒ 一覧表示/終了 —
7.4.2.10.5.3.2. システムの詳細 ⇒ グループ ⇒ 参加 —
7.4.2.10.5.4. システムの詳細 ⇒ イベント
7.4.2.10.5.4.1. システムの詳細 ⇒ イベント ⇒ 待機中 (Pending)
- — パッケージ関連のイベント
- — エラータ関連のイベント
- — 個人設定に関連するイベント
- — システム関連のイベント
7.4.2.10.5.4.2. システムの詳細 ⇒ イベント ⇒ 履歴 (History)
7.4.3. システムグループ —
- システムグループを作成します。 (「グループを作成する」 を参照)
- システムをシステムグループに追加します。 (「グループ内のシステムを追加する、削除する」 を参照)
- システムグループからシステムを削除します。 (「システムの詳細」を参照)
- ユーザーにシステムグループのパーミッションを割り当てます。 (「ユーザー — 」参照)
- 選択 (Select) — これらのチェックボックスで System Set Manager にグループ内のシステムを追加できるようになります。 グループを選択するには、 該当のチェックボックスに印を付けそのコラムの下にある 更新 ボタンをクリックします。 選択されたグループ内のすべてのシステムが System Set Manager に追加されます。 これで System Set Manager を使ってこれらのシステム郡で同時に動作を実行させることができるようになります。 選択したグループのすべてに所属するシステムのみを選び、 選択したグループの一部にしか所属しないシステムは除外することができます。 これを行うには、 システムを選択して インターセクションで作業する (Work with Intersection) ボタンをクリックします。 全ての選択グループ内にある全てのシステムを追加するには、 それらを選択して ユニオンで作業する (Work with Union) ボタンをクリックします。 各システムは所属するグループ数に関係なく一度ずつ表示されます。 詳細は 「System Set Manager — 」 を参照してください。
- 更新 — グループに適用できるエラータ通知の種類を示す、 またはグループが最新状態であることを示します。 グループの状態アイコンをクリックすると、 システムグループの詳細 ページの エラータ タブに移動します。 詳しくは 「システムグループの詳細 — 」 を参照してください。状態のアイコンはさまざまなレベルの注意を喚起します。
- — グループ内のシステムはすべて最新状態にあります。
- — 重要なエラータが利用可能です。 更新を行うことを強くお勧めします。
- — 利用可能な更新がありますので更新を行うことをお勧めします。
- グループ名 — 作成中に設定されたグループの名前です。 グループ名は他のグループと簡単に区別できるように明確な名前にします。 グループ名をクリックすると、 システムグループの詳細 ページの 詳細 タブに移動します。 詳細は 「システムグループの詳細 — 」 を参照してください。
- システム — グループに含まれるシステムの合計数です。 この数字をクリックすると、 そのグループの システムグループの詳細 ページにある システム タブに移動します。 詳細については 「システムグループの詳細 — 」 を参照してください。
- SSM で使用 — このコラム内の グループの使用 (Use Group) ボタンをクリックするとその列からグループをロードして、 直ちに System Set Manager を起動します。 詳細は 「System Set Manager — 」 を参照してください。
7.4.3.1. グループを作成する
7.4.3.2. グループ内のシステムを追加する、削除する
7.4.3.3. システムグループの詳細 —
7.4.3.3.1. システムグループの詳細 ⇒ 詳細 —
7.4.3.3.2. システムグループの詳細 ⇒ システム —
7.4.3.3.3. システムグループの詳細 ⇒ 目的のシステム —
7.4.3.3.4. システムグループの詳細 ⇒エラータ—
7.4.3.3.5. システムグループの詳細 ⇒ 管理者 —
7.4.3.3.6. システムグループの詳細 ⇒ プローブ —
7.4.4. System Set Manager —
- エラータ更新の適用
- 利用可能な最新のバージョンへパッケージを更新
- システムをシステムグループへ追加または削除
- システムをチャンネルへサブスクライブまたはサブスクライブの解除
- システムプロファイルを更新
- システムの設定を変更、 スケジュール済みのパッケージのダウンロードとインストールなど
- Provisioning エンタイトルメントを持つ複数のシステムを一度にキックスタート
- Provisioning エンタイトルメントを持つシステムにサブスクリプションを設定し、 設定チャンネルのランクを付ける
- 選択した Provisioning エンタイトルメントのシステムの最新のスナップショットにタグを付ける
- Provisioning エンタイトルメントのシステムを以前のスナップショットに戻す
- Provisioning エンタイトルメントのシステムでリモートのコマンドを実行
- 左側のグレー色のナビゲーションエリア内にある System Set Manager リンクをクリックします。
- システムグループ 一覧内の グループの使用 ボタンをクリックします。
- システムグループの詳細 ページ上の グループと動作 リンクにチェックを入れます。
7.4.4.1. System Set Manager ⇒ 概要 —
7.4.4.2. System Set Manager ⇒ システム —
7.4.4.3. System Set Manager ⇒エラータ—
7.4.4.4. System Set Manager ⇒ パッケージ —
7.4.4.4.1. System Set Manager ⇒ パッケージ ⇒ アップグレード —
7.4.4.4.2. System Set Manager ⇒ パッケージ ⇒ インストール —
7.4.4.4.3. System Set Manager ⇒ パッケージ ⇒ 削除 —
7.4.4.5. System Set Manager ⇒ 検証
rpm --verify
コマンドが指定パッケージに対して発行されます。 矛盾があると各システムのシステム詳細ページで矛盾する点が表示されます。
7.4.4.6. System Set Manager ⇒ パッチ
7.4.4.7. System Set Manager ⇒ パッチのクラスタ
7.4.4.8. System Set Manager ⇒ グループ —
7.4.4.9. System Set Manager ⇒ チャンネル —
7.4.4.9.1. System Set Manager ⇒ チャンネル ⇒ チャンネルサブスクリプション —
7.4.4.10. System Set Manager ⇒ 設定 —
rhncfg*
パッケージの最新版をインストールしてください。 システムにスケジュールした動作を有効、 無効にする方法については 「設定管理のためシステムの準備を行う」 を参照してください。
7.4.4.10.1. System Set Manager ⇒ 設定 ⇒ ファイルの配備 —
7.4.4.10.2. System Set Manager ⇒ 設定 ⇒ ファイルの比較 —
7.4.4.10.3. System Set Manager ⇒ 設定 ⇒ チャンネルにサブスクライブ —
7.4.4.10.4. System Set Manager ⇒ 設定 ⇒ チャンネルのサブスクライブを中止 —
7.4.4.10.5. System Set Manager ⇒ 設定 ⇒ 設定を有効にする —
7.4.4.11. System Set Manager ⇒ プロビジョニング —
7.4.4.11.1. System Set Manager ⇒ プロビジョニング ⇒ キックスタート —
7.4.4.11.2. System Set Manager ⇒ プロビジョニング ⇒ システムにタグを付ける —
7.4.4.11.3. System Set Manager ⇒ プロビジョニング ⇒ ロールバック —
7.4.4.11.4. System Set Manager ⇒ プロビジョニング ⇒ リモートコマンド —
run
ファイルを作成する必要があります。 作成方法については チャンネル タブの 設定 サブタブにある説明を参照してください。 次に、 特定のユーザー、 グループ、 タイムアウト期間、 スクリプトをこのページで指定します。 コマンドを実行する日付と時間を選択して、 リモートコマンドのスケジュール をクリックします。
7.4.4.12. System Set Manager ⇒ その他 —
7.4.4.12.1. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムプロファイルの更新 —
7.4.4.12.2. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ カスタムなシステム情報 —
7.4.4.12.3. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムの再起動 —
7.4.4.12.4. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムのロック —
7.4.4.12.5. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムの削除 —
7.4.4.12.6. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ アドオンのエンタイトルメントの追加または削除 —
7.4.4.12.7. System Set Manager ⇒ その他 ⇒ システムの個人設定 —
- 更新/エラータの通知を受信します — この設定によりシステムに属する全てのアドバイザリを最新状態に保ちます。 管理下にあるシステムに対する更新が作成されリリースされると常に、 電子メールで通知が送信されます。
- デイリー要約レポートの計算にシステムを含ませます。 — この設定でシステムイベントの毎日の要約に選択したシステムが含まれます (デフォルトでは Management と Provisioning のシステムがすべて要約に含まれます)。 これらのシステムイベントには、 スケジュール済みのエラータ更新、 システムの再起動、 チェックインの失敗などパッケージに影響を及ぼす動作が含まれます。 ここにシステムを含ませることに加えて、電子メールによる通知の受信を ユーザーの RHN の 個人設定 ページで選択する必要があります。 詳細は 「個人設定」 を参照してください。 RHN は確認済みの電子メールアドレスにしか要約を送信しませんので注意してください。
- 関連エラータの自動適用 — この設定により、選択したシステムに自動的に全てのエラータ更新が適用されます。 エラータに関連するパッケージがユーザーの介入なしに更新されることになります。 パッケージと環境間での競合がシステムの障害を引き起こす可能性があるため、 Red Hat では実稼働システムへの自動更新機能の使用は推奨していないので注意してください。
7.4.5. 高度な検索 —
- DMI 情報 — Desktop Management Interface (DM_ - デスクトップ管理インターフェース) とはコンピュータシステムでのコンポーネント管理の標準です。 以下のような DMI 検索方法で RHN Satellite のシステムを検索することができます。
- システム — 製品名または番号、 製造元名、 シリアル番号、 およびシステムに固有となるその他の情報
- BIOS — BIOS 製造元名とバージョン、 BIOS で有効になっているハードウェアサポート、 その他などの BIOS サポート情報
- Asset Tag — 追跡、 管理、 および在庫管理を容易にするため IT 部門 (または製造元) によりシステムに割り当てられた固有の識別子
- 場所 — システムの物理的な場所
- アドレス — システムまたはシステムセットの住所
- ビルディング — 住所にある建物、 または土地
- ルーム — 建物内のサーバールームまたはシステムルーム
- ラック — システムが配置されているサーバールーム内の指定位置
- 詳細 — システム管理者、 特に Satellite Administrator によって割り当てられた固有の識別子
- 名前/詳細 — RHN Satellite サーバーへの追加時に Satellite Administrator によってシステムに割り当てられた名前
- ID — システムまたはシステムセットに固有の識別子
- カスタム情報 — そのシステムのみに固有となるシステム情報
- スナップショットタグ — 新規あるいは以前のシステムのスナップショットに割り当てられた名前
- 稼働中のカーネル — Satellite に登録済みのシステムで現在実行中のカーネル
- ハードウェア — システム内の特定コンポーネントでシステムを検索することができます。
- CPU モデル — CPU モデル名 (Pentium、 Athlon など)
- CPU MHz が指定値未満のもの — メガヘルツ単位で指定した速度より低速となるプロセッサを持つシステムを検索します。
- CPU Mhz が指定値を超えるもの — メガヘルツ単位で指定した速度より高速となるプロセッサを持つシステムを検索します。
- CPU の数が指定値未満のもの — プロセッサの合計数が指定値未満となるシステム群を検索します。
- CPU の数が指定値を超えるもの — プロセッサの合計数が指定値を越えるシステム群を検索します。
- RAM が指定値未満のもの — メモリ合計サイズがメガバイト単位で指定した値未満となるシステムを検索します。
- RAM が指定値を超えるもの — メモリ合計サイズがメガバイト単位で指定した値を越えるシステムを検索します。
- パッケージ — システムにインストールしたパッケージ (およびまだインストールしていないパッケージ) でシステムを検索することができます。
- インストールされたパッケージ — 特定のインストール済みパッケージでシステムをフィルタリングします。
- 必要とされるパッケージ — まだインストールしていない特定のパッケージでシステムをフィルタリングします。
- アクティビティ — RHN Satellite への最初のチェックインからの経過時間または最後のチェックインからの経過時間によってシステムを検索することができます。
- 前回のチェックインからの日数 — システムが最後に RHN Satellite にチェックインしてからの経過時間 (日数単位)
- 最初のチェックインからの日数 (Days Since First Check-in) — システムが最初に RHN Satellite にチェックインしてからの経過時間 (日数単位)
- ネットワーク情報 — IP アドレスなど、 特定のネットワーキング詳細でシステムを検索することができます。
- ホスト名 — RHN Satellite に登録済みのシステムに関連した名前です。
- IP アドレス — RHN Satellite に登録済みのシステムのネットワークアドレスです。
- ハードウェアデバイス — ドライバー名とデバイス、 製造元の ID など、 特定のハードウェア詳細でシステムを検索することができます。
- 詳細 — ブランドやモデル名、 モデル番号 (
Intel 82801HBM/HEM
など) などのデバイスの要約情報です。 - ドライバ — カーネルドライバーまたはモジュール名 (
tulip.o
やiwl3945
など) です。 - デバイス ID — システムにインストールしてあるデバイスに対応する 16 進数です。
- 製造元 ID — システムにインストールしてあるデバイスの製造元に対応する 16 進数です。
7.4.6. アクティベーションキー —
rhnreg_ks
で Red Hat Enterprise Linux システムを登録、 このシステムに RHN サービスレベルのエンタイトルメントを付与し、 特定のチャンネルおよびシステムグループにサブスクライブさせることができます。 使い方については 「アクティベーションキーを使って登録する」 を参照してください。
注記
7.4.6.1. アクティベーションキーを管理する
- 左上のナビゲーションバーから システム => アクティベーションキー と選択して行きます。
- 右上の 新規のキーを作成 リンクをクリックします。
警告
以下に記されているフィールドの他、 RHN Satellite のお客様は キー フィールド自体も入力することができます。 このユーザー定義の文字列は Satellite にクライアントシステムを登録する際にrhnreg_ks
を使って与えることができます。 キーにはコンマを使用しないでください。 これ以外の文字はすべて使用できます。 コンマは複数のアクティベーションキーを一度に含ませる場合にキー同士を分離させる目的で使用する記号のため問題となります。 詳細は 「一度に複数のアクティベーションキーを使用する — 」 を参照してください。 - 次の情報を提供します。
- 詳細 — 生成されたアクティベーションキーを識別し易くするためにユーザーによって指定する説明になります。
- 使用限度 — 一度にアクティベーションキーに登録できる登録システムの最大数です。 無制限にする場合は空白にします。 システムプロファイルを 1 つ削除すると使用数が 1 つ減り、 キーでのシステムプロファイルを 1 つ登録すると使用数も 1 つ増えます。
- ベースチャンネル — キーの主要チャンネルになります。 ベースチャンネルを選択しない場合は全ての子チャンネルを選べるようになりますが、 適用可能なチャンネルにしかシステムをサブスクライブさせることができません。
- 追加のエンタイトルメント (Add-on Entitlements) — キーの補助的なエンタイトルメントになります。 Monitoring、 Provisioning、 Virtualization、 Virtualization Platform などが含まれます。 このキーで全てのシステムにこれらのエンタイトルメントが与えられます。
- ユニバーサルデフォルト (Universal default) — このキーを組織のプライマリのアクティベーションキーとするかどうかを指定します。
キーの作成 をクリックします。
図7.6 アクティベーションキー
7.4.6.2. 一度に複数のアクティベーションキーを使用する —
- ベースソフトウェアチャンネル — 登録が失敗します
- エンタイトルメント — 登録が失敗します
- 設定フラグを有効にする — 設定管理がセットされます
rhnreg_ks
を使用する場合は複数のキーをコンマで区切ります。 キックスタートプロファイルで使用する場合は キックスタートの詳細 ページの ポスト (Post) タブ内に記載します。 詳細は 「アクティベーションキーを使って登録する」 または 「新規のキックスタートプロファイルを作成」 をそれぞれ参照してください。
7.4.7. 保存プロフィール —
7.4.8. カスタムシステム情報 —
asset
キーを作成する必要があります。
Asset
と Precise location of each system (各システムの配置場所)
など、 わかりやすいラベルと説明を入力してから キーの作成 をクリックします。 キーがカスタム情報キーの一覧内に表示されるようになります。
7.4.8.1. rhn-custom-info
rhn-custom-info
と呼ばれるコマンドラインツールがあります。 Web インターフェースにアクセスを持たない可能性のある管理者向けに、 このコマンドはシェルプロンプトで同じ動作を実行します。
rhn-custom-info
の使用法は以下のようになります。
rhn-custom-info options key1 value1
rhn-custom-info --username=admin --password=f00b4rb4z --server-url=satellite.example.com --list-values
rhn-custom-info -h
を入力してヘルプファイルをご覧ください。
7.4.9. キックスタート —
重要
/var/www/html/pub/
にインストールツリーを配置することができます。 RHN Satellite の場合はすでに各 Red Hat ディストリビューションごとのツリーがありますので、 別途にツリーを用意する必要はありません。 RHN Proxy Server を経由して Satellite に接続させる場合も、 これらのツリーをキックスタートで使用することができます。 インストールツリーの設定方法については 「キックスタート ⇒ ディストリビューション —
」 を参照してください。
図7.7 キックスタート概要
7.4.9.1. キックスタート入門
http://satellite.example.com/ks/dis/ks-rhel-i386-es-4-u5
, followed by the name of the package you wish to download, such as: http://satellite.example.com/ks/dis/ks-rhel-i386-es-4-u5/GPL
.
7.4.9.1.1. キックスタートの流れ
- ネットワーク上に配置して電源をオンにすると、 マシンの PXE 論理がその MAC アドレスと発見されるべき要求をブロードキャストします。
- 静的 IP アドレスを使用しない場合は、 DHCP サーバーがその発見要求を認識してから新しいマシンを起動するために必要となるネットワーク情報を提供します。 これには IP アドレス、 使用されるデフォルトのゲートウェイ、 ネットワークのネットマスク、 ブートローダプログラムを格納している TFTP または HTTP サーバーの IP アドレス、 そのプログラムのフルパスとファイル名(サーバーの root に相対的)などが含まれます。
- マシンはネットワーキング情報を適用してブートローダプログラムを要求するためにサーバーとのセッションを開始します。
- ブートローダーはロードされると、 ブートローダ自体がロードされたサーバーからその設定ファイルを検索します。 このファイルは初期 RAM ディスク (initrd) イメージなどブートしているマシン上で実行されるべきカーネル及びカーネルオプションを指示します。 ブートローダプログラムが SYSLINUX だったとすると、 このファイルはサーバーの
pxelinux.cfg
ディレクトリ内にあり、 新しいマシンの IP アドレスと同じ 16 進数の名前が付いています。 たとえば、 Red Hat Enterprise Linux AS 2.1 のブートローダ設定ファイルは次のようになっているはずです。port 0 prompt 0 timeout 1 default My_Label label My_Label kernel vmlinuz append ks=http://myrhnsatellite/ initrd=initrd.img network apic
- マシンは初期化イメージとカーネルを受け取り解凍すると、 カーネルを起動してキックスタート設定ファイルを格納しているサーバーを含むブートローダ設定ファイル内にあるオプションを付けてキックスタートインストールを開始します。
- 次にこのキックスタート設定ファイルがマシンにインストールファイルの場所を指示します。
- 新しいマシンはキックスタート設定ファイル内で確立されるパラメータに基づいて構築されます。
7.4.9.1.2. キックスタートの前提条件
- キックスタートに DHCP サーバーは必要ありませんが、 あると便利な場合があります。 静的 IP アドレスを使用している場合、 キックスタートプロファイルを作成する際は静的 IP を選択してください。
- HTTP 経由でキックスタートディストリビューションツリーをホストする代わりに FTP サーバーを使用することができます。
- ベアメタルキックスタートを行う場合は、 1) 必要となるネットワーキングのパラメータ及びブートローダプログラムの場所を割り当てるよう DHCP を設定し、 2) ブートローダ設定ファイル内でそのカーネル及び適切なカーネルオプションが使用されるよう指定してください。
7.4.9.1.3. ブート可能なキックスタート ISO をビルドする
/isolinux
のコンテンツをコピーします。 次に、 isolinux.cfg
ファイルを編集して 'ks' をデフォルト設定にします。 'ks' セクションを次のテンプレートのように変更します。
label ks kernel vmlinuz append text ks={url} initrd=initrd.img lang= devfs=nomount ramdisk_size=16438 \ {ksdevice}
http://my.sat.server/kickstart/ks/mode/ip_range
ksdevice=eth0
isolinux.cfg
をカスタマイズすることができます。
mkisofs -o file.iso -b isolinux.bin -c boot.cat -no-emul-boot -boot-load-size 4 \ -boot-info-table -R -J -v -T isolinux/
file.iso
は ISO ファイルの出力であり、 現在のディレクトリに配置されている一方、 isolinux/
はディストリビューション CD からの isolinux ファイル群を格納しているディレクトリに対する相対パスになりますので注意してください。
7.4.9.1.4. PXE によるキックスタートの統合
注記
7.4.9.2. キックスタートプロファイル
図7.8 キックスタートプロファイル
7.4.9.3. 新規のキックスタートプロファイルを作成
- 最初の行にキックスタートプロファイルのラベルを入力します。 このラベルは空白を含むことができませんので、 ハイフン(-) または下線 (_) を使って区切ります。
- このプロファイルに ベースチャンネル を選択します。 ベースチャンネルは Red Hat Enterprise Linux (v.5 for 32-bit x86) など特定のアーキテクチャと Red Hat Enterprise Linux リリースに応じたパッケージ群で構成されます。
- このプロファイル用のキックスタート可能なツリーを選択します。 選択したベースチャンネルに 1 つまたは複数のディストリビューションが作成されている場合にのみ、 キックスタート可能なツリーのドロップダウンメニューは表示されます。
- ドロップダウンメニューから 仮想化タイプ を選択します。 仮想化についての詳細は 10章仮想化 を参照してください。
注記
キックスタートプロファイルを使用して仮想ゲストシステムを作成する意図がない場合は、 このドロップダウンをデフォルトの KVM 仮想化ゲスト の選択のままにしておきます。 - 2 番目のページで、 キックスタートツリーの URL を選択 (または入力) します。
- 3 番目のページでシステムの root パスワードを選択します。 http://www.redhat.com/docs/manuals/enterprise/ でご覧になれる 『Red Hat Enterprise Linux セキュリティガイド』 の 『パスワードのセキュリティ』 セクションで推奨されるパスワードにしたがってパスワードは選択するようにしてください。
pyOpenSSL
、 rhnlib
、 libxml2-python
、 spacewalk-koan
、 及びその関連パッケージを記載してください。
- キックスタートプロファイルのベースチャンネルのソフトウェア子チャンネルとなる rhn-tools が組織内に対して使用可能になっていることを確認します。 使用できない状態の場合は、 Satellite 管理者に rhn-tools ソフトウェアチャンネルのエンタイトルメントをリクエストする必要があります。
- このキックスタートプロファイルのベースチャンネルの子チャンネルとなる rhn-tools が RHN Satellite に対して利用可能になっていることを確認します。 利用できない状態の場合、 Satellite 管理者に連絡して rhn-tools の
satellite-sync
リクエストを行ってください。 - このキックスタートに対応する
rhn-kickstart
と関連パッケージが キックスタートの rhn-tools 子チャンネルで利用できることを確認します。 利用できない場合、 このキックスタートプロファイルが正しく機能するようこれらを利用可能にする必要があります。
http://my.satellite.server/ks/dist/ks-rhel-<ARCH>-<VARIANT>-<VERSION>
client
または server
になり、 VERSION はキックスタートファイルに関連付ける Red Hat Enterprise Linux のリリースになります。
7.4.9.3.1. キックスタートの詳細 ⇒ 詳細 —
図7.9 キックスタートの詳細
- プロファイルの名前を変更する
- インストールするオペレーティングシステムを変更する (変更 をクリック)
- 仮想化タイプ を変更する
注記
仮想化タイプ の変更にはキックスタートプロファイルのブートローダーとパーティションオプションへの変更が必要となる場合があり、 ユーザーのカスタマイズ部分を上書きする恐れがあります。 パーティション設定 タブをチェックして新規の設定または変更になった設定を確認してください。 - このプロファイルでキックスタートした仮想ゲストに割り当てる 仮想メモリ のサイズ (RAM のメガバイト) を変更する
- それぞれの仮想ゲスト用の 仮想 CPU 数を変更する
/var/lib/xen/
内のデフォルト値の 仮想化ストレージパス を変更する- 各仮想ゲストに割り当てられた 仮想ディスク領域 (ギガバイト単位) のサイズを変更する
- 仮想ゲストのネットワーキング用の 仮想ブリッジ を変更する
- アクティブ のチェックマークの印を外してプロファイルを非アクティブにし、 キックスタートのスケジュールにこのプロファイルを使用できないようにする
/root/ks-post.log
ファイルにカスタムの%post
スクリプトのログ記録を有効にするかどうかをチェックする/root/ks-pre.log
ファイルにカスタムの%pre
スクリプトのログ記録を有効にするかどうかをチェックするks.cfg
ファイルと%include
部分のすべてをこのプロファイルでキックスタートした全システムの/root/
ディレクトリに維持するかどうかをチェックする- このプロファイルをすべてのキックスタートに対して企業/組織のデフォルトプロファイルにするかどうかを選択する (該当のチェックボックスに印を付けるまたは外す)
- カーネルオプション を該当のテキストボックスに追加する
- カーネルの後のオプション を該当のテキストボックスに追加する
- 他のプロファイルと区別しやすいようにコメントを入力する
7.4.9.3.2. キックスタートの詳細 ⇒ オペレーティングシステム —
- ベースチャンネルの変更
- Red Hat Enterprise Linux v.5 for 32-bit x86 など、 利用可能なベースチャンネルを選択します。 Satellite 管理者は、現在 Satellite に 同期されている全ベースチャンネルの一覧を見ることができます。
- 子チャンネル
- rhn-tools* チャンネルなど、 ベースチャンネルの利用可能な子チャンネルにサブスクライブをさせる
- 使用可能なツリー
- ドロップダウンメニューを使用して、ベースチャンネルに関連付けられている使用可能なツリーを選択します。
- ファイルの場所
- マウントするキックスタートツリーがある正確な場所です。 この値はプロファイルが作成される時点で確定されます。 このページではその場所を表示することはできますが変更することはできません。
7.4.9.3.3. キックスタートの詳細 ⇒ 変数
IPADDR=192.168.0.28 GATEWAY=192.168.0.1
network
部分は以下のようになります。
network --bootproto=static --device=eth0 --onboot=on --ip=$IPADDR --gateway=$GATEWAY
$IPADDR
は 192.168.0.28
になり、 $GATEWAY
は 192.168.0.1
になります。
注記
7.4.9.3.4. キックスタートの詳細 ⇒ 高度なオプション —
7.4.9.3.5. キックスタートの詳細 ⇒ ベアメタルキックスタート —
7.4.9.3.6. システムの詳細 ⇒ 詳細 —
図7.10 システムの詳細
- ネットワークにより DHCP または静的 IP を選択する
- キックスタートされるシステムでの SELinux 設定レベルを選択する
- キックスタートされるシステムで設定管理やリモードコマンド実行を有効にする
- このプロファイルに関連付けられた root パスワードを変更する
7.4.9.3.7. システムの詳細 ⇒ 言語 —
7.4.9.3.8. システムの詳細 ⇒ パーティション作成 —
partition /boot --fstype=ext3 --size=200 partition swap --size=2000 partition pv.01 --size=1000 --grow volgroup myvg pv.01 logvol / --vgname=myvg --name=rootvol --size=1000 --grow
7.4.9.3.9. システムの詳細 ⇒ ファイル保持 —
7.4.9.3.10. システムの詳細 ⇒ GPG と SSL —
注記
7.4.9.3.11. システムの詳細 ⇒ トラブルシューティング —
- ブートローダ
- ヘッドレスのシステムのなかには非グラフィックの LILO ブートローダを選択した方がよい場合があります。
- カーネルのパラメータ
- ハードウェア関連の問題の原因を絞り込むのに役立つ可能性があるカーネルのパラメータをここに入力します。
7.4.9.3.12. ソフトウェア ⇒ パッケージグループ —
図7.11 ソフトウェア
@office
や @admin-tools
などのパッケージグループを入力します。 使用できるパッケージグループ及びそのパッケージグループに含まれるパッケージなどを確認したい場合は、 キックスタートツリーの RedHat/base/
ファイルを参照してください。 Satellite のお客様はほとんどの場合、 /var/www/satellite/rhn/kickstart/<kickstart label>/RedHat/base/comps.xml
でご覧頂けます。
7.4.9.3.13. ソフトウェア ⇒ パッケージプロファイル —
7.4.9.3.14. アクティベーションキー —
図7.12 アクティベーションキー
7.4.9.3.15. スクリプト —
図7.13 スクリプト
- 画面の右上部にある「新規のキックスタートスクリプトを追加」をクリックします
- /usr/bin/perl など、 スクリプト作成に使用するスクリプト言語へのパスを入力します
- 大きめのテキストボックス内に全スクリプトを入力します
- このスクリプトがキックスタートの %pre セクションまたは %post セクションのどちらで実行されるのかを選択します
- このスクリプトが chroot 環境外で実行されるかどうかを指定します。
nochroot
オプションに関する説明については 『Red Hat Enterprise Linuxシステム管理ガイド』 の 『インストール後のスクリプト』 セクションを参照してください。
注記
/tmp/part-include
などのようにシステムに配置させることができます。 次に、 以下の行を システムの詳細 ⇒ パーティション作成 タブのパーティション詳細フィールド内に含ませることでこのファイルを呼び出すことができます。
%include /tmp/part-include
7.4.9.3.16. キックスタートファイル —
図7.14 キックスタートファイル
7.4.9.4. キックスタート ⇒ ベアメタル —
7.4.9.5. キックスタート ⇒ GPG キーと SSL キー —
重要
7.4.9.6. キックスタート ⇒ ディストリビューション —
注記
重要
satellite-sync
でインポートされるチャンネルが自動的に使用できるようになるため、 別途インストールツリーを作成する必要はありませんので注意してください。 これらのツリーは Satellite でキックスタートを行うクライアントシステムに対して使用できるようになります。 キックスタートしていないクライアントからこれらのファイルにアクセスできる場合がありますが、 この機能はサポートされていないため将来的に取り除かれる可能性があります。
my-orgs-rhel-as-5
などのようにラベルを入力します (空白を入れない)。 ツリーパス フィールド内にインストールツリーのベースへのパスまたは URL を貼り付けます。 (「README」を Web ブラウザ内の URL に追記して Enter を押し、 このディストリビューションの README ファイルが表示されるか確認テストを行うことができます。)
Red Hat Enterprise Linux (v. 5 for 32-bit x86)
と Red Hat Enterprise Linux 5
などそれぞれ一致するディストリビューションを選択します。 完了したら キックスタートディストリビューションの作成 ボタンをクリックします。
7.4.9.6.1. キックスタート ⇒ ディストリビューション ⇒ 変数
IPADDR=192.168.0.28 GATEWAY=192.168.0.1
network
の部分は以下のようになります。
network --bootproto=static --device=eth0 --onboot=on --ip=$IPADDR --gateway=$GATEWAY
$IPADDR
は 192.168.0.28
になり、 $GATEWAY
は 192.168.0.1
になります。
注記
7.4.9.7. キックスタート ⇒ ファイル保持 —
重要
/dev/hda1
や /dev/sda1
などのような特殊デバイスはサポートされません。 最後に、 入力できるのはファイル名及びディレクトリ名のみになります。 正規表現のワイルドカードは含ませられません。
7.5. エラータ
注記
- — セキュリティ関連の更新が利用できます。 更新を行うことを 強くお勧めします。
- — バグ修正関連の更新があります、 更新を行うことをお勧めします。
- — 機能強化に関する更新があります。
7.5.1. 関連エラータ
図7.15 エラータ一覧
7.5.2. すべてのエラータ
7.5.2.1. エラータ更新を適用
- 1 システムまたは複数のシステムに特定のエラータ更新を適用する場合はエラータ一覧内でその更新を検索します。 一覧表で影響を受けるシステム数をクリックすると エラータの詳細 ページの 影響を受けるシステム タブに移動します。 更新するシステムを個々に選択し、 エラータの適用 ボタンをクリックします。 確認のページで更新するシステムを再確認してから 確認 ボタンをクリックします。
- 複数のエラータ更新を 1 システムまたは複数のシステムに適用する場合は、 システム の一覧からその複数システムを選択し、 一覧の更新 ボタンをクリックします。 左側のナビゲーションバー内の System Set Manager リンクをクリックしてから システム タブをクリックします。 目的のシステムが選択されたことを確認した後、 エラータ タブをクリックし適用するエラータ更新を選択して エラータの適用 ボタンをクリックします。 適用のタイミングはできるだけ早く (クライアントシステム上の Red Hat Network Daemon による RHN への次回接続時)、 または日付と時間をスケジュールすることもできます。 更新をスケジュール ボタンをクリックします。 待機中のアクション 一覧からエラータ更新の進捗を確認することができます。 詳しくは 「スケジュール」 を参照してください。
重要
- それぞれのパッケージは 1 チャンネルまたは複数チャンネルに属する 1 メンバーとなります。 選択したシステムが該当パッケージを含んでいるチャンネルにサブスクライブされない場合、 パッケージはそのシステムにはインストールされません。
- より最新バージョンのパッケージがすでにシステムに存在する場合、 パッケージはそのシステムにはインストールされません。
- 古いバージョンのパッケージがインストールされている場合、 パッケージはアップグレードされます。
7.5.2.2. エラータの詳細
7.5.2.2.1. エラータの詳細 ⇒ 詳細
7.5.2.2.2. エラータの詳細 ⇒ パッケージ
7.5.2.2.3. エラータの詳細 ⇒ 影響を受けるシステム
7.5.3. 高度な検索
図7.16 エラータ検索
- すべてのフィールド — 要約、 説明、 トピックまたはソリューションでエラータを検索します。
- エラータのアドバイザリ — Red Hat セキュリティレスポンスチームがアドバイザリをコード化する方法です。 以下のようになります。
RHBA-2007:0530
年 (2007 など)、 アドバイザリの種類 (バグ修正の場合は RHBA、 機能拡張の場合は RHEA、 セキュリティアドバイザリの場合は RHSA)、 あるいは上記の例のような実際のアドバイザリ名で検索を行うことができます。 - パッケージ名 — 特定のパッケージを探している場合は、 以下のようにしてパッケージ名で検索できます。
kernel
検索結果はアドバイザリ毎にグループ化されるためパッケージ検索を行うと便利な場合があります。 例えば、 カーネル関連のバグを検索すると、 その結果は名前にkernel
が付くパッケージがバグに関連するアドバイザリごとグループ化されて表示されます。 - CVE 名 (CVE Name) — Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト (http://cve.mitre.org) によりセキュリティアドバイザリ (RHSA) に割り当てられた名前です。 例えば、
CVE-2006-4535
- バグ修正に関するアドバイザリ — ユーザーにより報告された問題や開発または検証中に発見された問題に対する修正を含むエラータです。
- セキュリティに関するアドバイザリ — 開発または検証中に発見されたセキュリティ関連の問題、 またユーザーやソフトウェアのセキュリティクリアリングハウスから報告されたセキュリティ関連の問題を修正するエラータです。 通常、 セキュリティに関するアドバイザリには各エラータ内に発見されたそれぞれの脆弱性に関連する CVE 名が 1 つまたは複数あります。
- 製品の機能強化アドバイザリ — パッケージのソフトウェア内に新しい機能、 改善された機能、 あるいは強化された性能を含むエラータです。
7.6. チャンネル
7.6.1. ソフトウェアチャンネル
7.6.1.1. ベースチャンネル
7.6.1.1.1. 拡張更新サポート (EUS)
7.6.1.2. 子チャンネル
注記
rhncfg
(rhn-tools チャンネルの識別に使用) と libvirt
(rhel-vt チャンネルの識別に使用) になります。
7.6.1.3. すべてのチャンネル
図7.17 すべてのチャンネル
7.6.1.4. Red Hat チャンネル
7.6.1.5. 利用が多いチャンネル
7.6.1.6. マイチャンネル
7.6.1.7. 共有チャンネル
7.6.1.8. リタイアチャンネル
7.6.1.9. ソフトウェアチャンネルの詳細
7.6.1.9.1. ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ 詳細
- カスタムのベースチャンネルを持つお客様は、 そのカスタムのベースチャンネルにシステムを割り当てることができます。
- カスタムのベースチャンネルから該当するディストリビューションのベースチャンネルにサブスクリプションを戻すことができます。
注記
7.6.1.9.2. ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ エラータ
7.6.1.9.3. ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ パッケージ
ks
と入力すると、 ksconfig
、 krb5-workstation
、 links
などが返される可能性があります。 フィルタは大文字と小文字を区別します。
7.6.1.9.4. ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ サブスクライブしているシステム
7.6.1.9.5. ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ 目的のシステム
7.6.2. パッケージの検索
図7.18 パッケージの検索
- 自由形式 — パッケージやパッケージの内容に詳しくないユーザー用の汎用キーワード検索になります。
- 名前のみ — 汎用で広範囲な検索ではなくパッケージ名指定による検索を必要とするユーザー向けの対象を絞った検索です。
- 名前と説明 — 特定のパッケージ名、 またはパッケージ名ではない場合は 1 行の短い説明になるプログラムなどの指定検索です (例、 Apache HTTP Server の検索など、 実際の Red Hat Enterprise Linux パッケージ名は
httpd
になる)。 - 名前と要約 — 名前と説明 の検索と同様に、 パッケージ名とパッケージの説明より長めの要約を検索します。 このため、 「 Web ブラウザ」の検索ではグラフィカルとテキストの両方のブラウザを含む複数の検索結果が出る場合があります。
java
と言う単語を Red Hat Enterprise Linux v.5 の全パッケージの説明と要約で検索したい場合、 自由形式 フィールドを使用して以下を入力します。
summary:java and description:java
name
— 特定のキーワードでパッケージ名を検索します。version
— 特定のパッケージバージョンで検索します。filename
— 特定のキーワードでパッケージファイル名を検索します。description
— 特定のキーワードでパッケージの詳細説明フィールドを検索します。summary
— 特定のキーワードでパッケージの簡単な要約を検索します。arch
— アーキテクチャ (x86、 x86_64、 s390 など) でパッケージを検索をします。
7.6.3. ソフトウェアチャンネルの管理
7.6.3.1. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ チャンネルの詳細
7.6.3.1.1. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ チャンネルの詳細 ⇒ チャンネルの詳細
7.6.3.1.2. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ チャンネルの詳細 ⇒ マネージャ
7.6.3.1.3. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ チャンネルの詳細 ⇒ エラータ
7.6.3.1.4. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ チャンネルの詳細 ⇒パッケージ
7.6.3.2. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ ソフトウェアパッケージの管理
7.6.3.3. ソフトウェアチャンネルの管理 ⇒ リポジトリの管理
yum
リポジトリになります。
fedora-13-i386
など) や リポジトリの URL (http://customrepo.example.com など) の入力が求められます。 ミラーの一覧をポイントする URL や直接ダウンロードできる URL などを入力することもできます。 完了したら リポジトリの作成 ボタンをクリックします。
spacewalk-repo-sync
コマンドを使ってコマンドラインからの同期を行うこともできます。 たとえば、
spacewalk-repo-sync --channel=<CHANNEL_NAME> --url=<http://FQDN>
spacewalk-repo-sync --channel=fedora-13-i386 --url=https://mirrors.fedoraproject.org/metalink?repo=updates-released-f13&arch=i386
7.7. 設定
7.7.1. 設定管理のためシステムの準備を行う
config-enable
ファイルがインストールしてある必要があります。 システムを設定管理機能付きでキックスタートしている場合、 これらのツールはすでにインストールされている可能性があります。 インストールされていない場合は、 ディストリビューションの RHN Tools 子チャンネル内にあります。 最新の rhncfg*
パッケージをダウンロードしてインストールします。 以下のものがあります。
rhncfg
—rhncfg-*
の全パッケージで必要となるベースのライブラリと機能になります。rhncfg-actions
— RHN Web サイト経由でスケジュールされた設定動作を実行するのに必要なコードになります。rhncfg-client
— RHN 設定管理システムのクライアント機能に対するコマンドラインインターフェースです。rhncfg-management
— RHN 設定の管理に使用するコマンドラインインターフェースです。
rhn-actions-control
コマンドを実行して行います。 このコマンドは rhncfg-actions
RPM に格納されています。 RHN Actions Control (rhn-actions-control
) は許可できる動作の特定モードを有効/無効にします。 詳細は 「Red Hat Network Actions Control」 を参照してください。
7.7.2. 概要
- 設定要約
- このパネルでは設定ファイルに関する簡単な参照情報を提供しています。 パネル内左端の青字テキストをクリックすると、 該当するシステム、 チャンネルの詳細、 設定ファイルなど該当する一覧を表示します。
- 設定動作
- このパネルでは一般的な設定管理の作業に関するダイレクトアクセスを用意しています。 ファイルやチャンネルの表示や作成、 システムでの設定管理を有効にするなどの作業が行えます。
- 最近変更された設定ファイル
- ここに表示される一覧は、 変更されたファイル、 これら変更されたファイルが属するチャンネル、いつ変更されたのかなどを示します。 最近変更されたファイルがない場合は一覧は表示されません。 ファイル名をクリックするとそのファイルの 詳細 ページに移動します。 チャンネル名をクリックするとそのチャンネルの チャンネルの詳細 に移動します。
- 最近スケジュールされた設定配備
- スケジュールされている各動作がその動作の状態と共に表示されます。 システムで設定管理を有効にする作業から特定の設定ファイルを配備する作業まで、 スケジュールされる設定作業はすべてここに表示されます。 これにより、 作業が正常に完了したのか、 問題を修正する動作を起こすべきなのかなどを迅速に確認することができます。 青字テキストをクリックすると 指定システムの システムの詳細 ⇒ スケジュール ページを表示します。
7.7.3. 設定チャンネル
- この画面の右上部にある 新規の設定チャンネルを作成 リンクをクリックします。
- チャンネル名を入力します。
- チャンネルのラベルを入力します。 このフィールドには英数字及び「-」、 「_」、 「.」 以外は入力できません。
- チャンネルの詳細を入力します。 詳細の入力は必要ですが、 使用する文字の制限はありません。 このチャンネルと別のチャンネルを区別できるような簡単な情報などを入力します。
- 設定チャンネルの作成 ボタンを押して新しいチャンネルを作成します。
- 次のページは チャンネルの詳細 ページのサブセットで、 概要、 ファイルの追加、 システム の 3 つのサブセットがあります。 チャンネルの詳細ページについては 「設定 ⇒ 設定チャンネル ⇒ 設定チャンネルの詳細」 で詳しく説明します。
7.7.3.1. 設定 ⇒ 設定チャンネル ⇒ 設定チャンネルの詳細
- 概要
- このサブタブは 設定の概要 ページとよく似ています。 チャンネル情報 のパネルではチャンネルのコンテンツに関する状態情報を提供しています。 設定アクション のパネルでは一般的な設定作業へのアクセスを提供しています。 主な違いは チャンネルのプロパティ パネルです。 プロパティの編集 リンクをクリックするとチャンネルの名前、 ラベル、 詳細を編集することができます。
- ファイルの一覧表示/削除
- 設定チャンネル内にファイルがある場合にのみ表示されるこのタブでは、その設定チャンネルが含むファイルの一覧が表示されます。 単独ファイルまたは複数ファイルを削除、 最新バージョンをローカルのオーバーライドセットにコピー、 最新バージョンを他の中央設定チャンネルにコピーなどを行うことができます。操作を行いたいファイルの横にあるボックスにチェックを入れ、画面下部にある目的の動作に対応するボタンを押します。
- ファイルの追加
- ファイルの追加 のサブタブにはさらに 3 つのサブタブがあり、 設定ファイルを アップロード、 インポート または 作成 してチャンネルに含ませることができます。
- ファイルのアップロード
- 設定チャンネルにファイルをアップロードするには、 ローカルシステムでファイルをブラウズし、 すべてのフィールドを入力したら 設定ファイルのアップロード ボタンをクリックします。 ファイル名/パス フィールドはファイルが配備される場所の絶対パスになります。また、 ファイルを配備する時に付ける 所有権 (ユーザー名 と グループ名) や パーミッション を示すこともできます。クライアントで SELinux を有効にしている場合は SELinux コンテキスト (SELinux contexts) を設定しシステムで使用できるよう必要なファイルの属性を有効にすることができます (ユーザー、 ロール、 ファイルタイプなど)。 SELinux ファイルのコンテキストを設定する方法については 『Red Hat Enterprise Linux Security-Enhanced Linux ユーザーガイド』 を参照してください。最後に、 設定ファイルにマクロが含まれる場合はマクロの冒頭と末尾をマークする記号を入力します。
- ファイルのインポート
- このページで、 ローカル管理のチャンネルなど他の設定チャンネルからファイルをインポートすることができます。 インポートしたいファイルの横にあるボックスにチェックを入れ、 設定ファイルのインポート ボタンを押します。
注記
サンドボックスアイコンは、 表示されているファイルが現在ローカルのサンドボックスチャンネルに置かれていることを示します。 システムのサンドボックスチャンネルにあるファイルは実験用であり不安定な可能性があります。 中央管理の設定チャンネルにこれらを選択する場合には注意が必要です。 - ファイルの作成
- このページでは設定チャンネルに含ませる設定ファイル、 ディレクトリ、 シンボリックリンクなどをゼロから作成することができます。まず、 テキストファイル、 ディレクトリ、 シンボリックリンク (symlink) のいずれを ファイルタイプ セクションに作成したいのか選択します。
ファイル名/パス
テキストボックスに配備すべきファイルにしたがい絶対パスを指定します。 symlink を作成している場合は シンボリックリンクターゲットファイル名/パス のテキストボックスに目的のファイルとパスを指定します。所有権 セクションにファイルの ユーザー名 と グループ名 を入力し、 そのファイルの ファイルパーミッションモード も入力します。クライアントで SELinux を有効にしている場合は SELinux コンテキスト (SELinux contexts) を設定しシステムで使用できるよう必要なファイルの属性を有効にすることができます (ユーザー、 ロール、 ファイルタイプなど)。 SELinux ファイルのコンテキストを設定する方法については 『Red Hat Enterprise Linux Security-Enhanced Linux ユーザーガイド』 を参照してください。設定ファイルにマクロが含まれる場合はマクロの冒頭と末尾をマークする記号を入力します。 次に、 適切なスクリプト言語の選択にスクリプトドロップダウンメニューを使用して ファイルの内容 フィールドに設定ファイルの内容を入力します。 設定ファイルの作成 ボタンを押して新しいファイルを作成します。
- ファイルの配備
- このサブタブはチャンネルにファイルがある場合にのみ表示されます。 すべてのファイルを配備 ボタンを押すと全ファイルを配備することができます。 選択ファイルにチェックを入れて 選択したファイルを配備 ボタンを押すこともできます。 次にファイルを適用するシステムの選択が求められます。 表示されるシステムがこのチャンネルに対してサブスクライブされるシステムになります。 ファイルをここに表示されていないシステムに適用したい場合は、 まずそのシステムをこのチャンネルにサブスクライブさせます。 準備が整ったら、 確認して選択されたシステムに配備 (Confirm and Deploy to Selected Systems) ボタンを押しファイルの配備を行います。
- システム
- 2 つのサブタブから構成されるこのタブでは、 設定チャンネルにサブスクライブさせるシステムを管理することができます。
- サブスクライブしているシステム
- このサブタブは現在のチャンネルにサブスクライブしている全システムの一覧を表示します。 システム名をクリックするとそのシステムの システムの詳細 に移動します。
- 目的のシステム
- このサブタブは設定管理を有効にしているシステム群及びまだチャンネルにサブスクライブさせていないシステム群の一覧を表示します。 システムを設定チャンネルに追加するには、 システム名の左にあるボックスにチェックを入れ、 システムをサブスクライブさせる (Subscribe System) ボタンを押します。
7.7.4. 設定ファイル
注記
/etc/rhn/default/rhn_web.conf
ファイルの中で以下のような行を見つけてそれを修正します。
web.maximum_config_file_size=128
/etc/rhn/default/rhn_server.conf
ファイルの中でも以下の行を見つけて、 同じ値に変更する必要があります。
maximum_config_file_size=131072
131072
から適当な値に変更します。 単位はバイトになります。
7.7.4.1. 中央管理の設定ファイル
7.7.5. ローカル管理のファイル
7.7.5.1. 設定ファイルにマクロを含ませる方法
- rhn.system.sid
- rhn.system.profile_name
- rhn.system.description
- rhn.system.hostname
- rhn.system.ip_address
- rhn.system.custom_info(key_name)
- rhn.system.net_interface.ip_address(eth_device)
- rhn.system.net_interface.netmask(eth_device)
- rhn.system.net_interface.broadcast(eth_device)
- rhn.system.net_interface.hardware_address(eth_device)
- rhn.system.net_interface.driver_module(eth_device)
server.conf
などのような IP アドレスとホスト名のマクロを含む次のような単一ファイルを作成することができます。
hostname={| rhn.system.hostname |} ip_address={| rhn.system.net_interface.ip_address(eth0) |}
rhncfg-client
) を使ったコマンドラインのいずれかでそれぞれのシステムにこのファイルを配信すると、 変数が RHN のシステムプロファイル内に記録されているホスト名と IP アドレスに置き換えられます。 たとえば、 上記の設定ファイルでは、 配備されるバージョンは次のようになります。
hostname=test.example.domain.com ip_address=177.18.54.7
asset={@ rhn.system.custom_info(asset) @}
asset=Example#456
asset={@ rhn.system.custom_info(asset) = 'Asset #' @}
rhncfg-manager
) を使用しても、 このツールはシステムにとらわれないため (rhncfg-manager
はシステム設定に依存しない) ファイルの変換または変更は行われません。 バイナリファイルを挿入させることはできません。
7.7.6. システム
7.7.6.1. 管理システム
7.7.6.2. 目的のシステム
注記
7.8. スケジュール
- パッケージの変更 (インストール、 アップグレード、 削除)
- パッケージのロールバック動作
- システムの再起動
- エラータ更新
- 設定ファイルの変更 (配備、 アップロード、 diff)
- ハードウェアプロファイルの更新
- パッケージ一覧プロファイルの更新
- キックスタートの開始
- リモートコマンド
7.8.1. 待機中の動作
図7.19 スケジュール - 待機中のアクション
7.8.5. 動作一覧
- 選択 — このコラムのチェックボックスを使用して動作を選択します。 動作を選択したら、その動作を選択一覧に追加する、 または アーカイブされたアクション 一覧に移動することができます。 待機中の動作をアーカイブしてもその動作は取り消されません。 動作の項目が 待機中のアクション 一覧から アーカイブされたアクション 一覧に移動するだけです。
- アクション — エラータ更新やパッケージのインストールなど、 実行する動作の種類になります。 動作名をクリックすると アクションの詳細 ページに移動します。 詳しくは 「動作の詳細」 を参照してください。
- 次回 (Earliest)— 動作が実行される最も早い期日と時間です。
- 成功 — この動作が正しく完了したシステム数です。
- 失敗 — この動作が試行され失敗したシステム数です。
- 進行中— この動作が進行中のシステム数です。
- 合計 — この動作がスケジュールされているシステム数の合計です。
7.8.5.1. 動作の詳細
7.8.5.1.1. アクションの詳細 ⇒ 詳細
7.8.5.1.2. アクションの詳細 ⇒ 完了したシステム
7.8.5.1.3. アクションの詳細 ⇒ 進行中のシステム
7.8.5.1.4. アクションの詳細 ⇒ 失敗したシステム
7.9. ユーザー —
7.9.1. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ —
- ユーザー名 — ユーザーのログイン名です。 任意のユーザー名をクリックすると、 そのユーザーの ユーザーの詳細 ページが表示されます。 詳しくは 「ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 — 」 を参照してください。
- 実名 — ユーザーのフルネーム (姓を最初に表示) です。
- ロール — 組織の管理者、チャンネル管理者、及び通常ユーザーなどのユーザーの特権を示す一覧です。 ユーザーには複数のロールを持たせることができます。
- 前回のサインイン — ユーザーが最後に RHN にログインした日時を示します。
図7.20 ユーザーの一覧
7.9.1.1. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 —
警告
- そのユーザーの ユーザーの詳細 タブを開きます。
- ユーザーが Satellite 管理者ではないことを確認します。 Satellite 管理者の場合はそのロールの横にあるボックスのチェックを外して、 画面の右下にある サブミット ボタンをクリックします。
- 画面右上にある ユーザーを非アクティブにする リンクをクリックします。
- 右下にある ユーザーを非アクティブにする ボタンをクリックして確定します。
- そのユーザーの ユーザーの詳細 タブを開きます。
- ユーザーが Satellite 管理者ではないことを確認して、 必要ならそのロールを削除します。
- 右上にある ユーザーの削除 リンクをクリックします。
- ユーザーの削除 ボタンをクリックしてそのユーザーを永久に削除します。
7.9.1.1.1. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- ユーザー — システムグループユーザー とも呼ばれ、 新たに作成されたユーザー全てに付随する標準のロールになります。 このロールのユーザーはシステムグループおよびソフトウェアチャンネルの管理アクセスを与えることができます。 システムはユーザーが管理の権限を持ち視認できるシステムグループ内に存在する必要があります。 ただし、 グローバルにサブスクライブが可能なチャンネルは全ていずれのユーザーでも使用できるという点を忘れないようにしてください。
- Activation Key Administrator — このロールは組織内のアクティベーションキーの集合が管理できるよう設計されています。 このロールのユーザーはアカウント全体でキーの作成、 変更、 削除を行うことができます。
- チャンネル管理者 — このロールは組織内のソフトウェアチャンネルおよび関連パッケージなどに完全なアクセス権を持ち、 RHN Satellite または RHN Proxy Server を必要とします。 このロールのユーザーはシステムのベースチャンネルを変更したり、 チャンネルをグローバルにサブスクライブが可能にしたり、 全く新規のチャンネルを作成したりすることができます。
- Configuration Administrator — このロールでは RHN Satellite Web ベースのインターフェースまたは Red Hat Network Configuration Manager を使用して組織内のシステムの設定を管理することができます。
- Monitoring Administrator — このロールでは、 他の Monitoring インフラストラクチャの監視とプローブのスケジュールを行うことができます。 このロールは Monitoring のエンタイトルメントを有する RHN Satelliteのバージョン 3.6 またはそれ以降のシステムでしか利用できません。
- Satellite 管理者 — この役目は Red Hat Network 内で利用できる機能の全てを実行することができます。組織のマスターアカウントとしてこの役目を所有する担当者はその他の全ユーザーアカウントの権限を変更でき、 また他のロールで行えるタスクはすべて行うことができます。 他のロールと同様に複数の Satellite 管理者を存在させることができます。
- System Group Administrator — このロールは Satellite 管理者 の 1 レベル下になり、 ロールにアクセスが許可されているシステムおよびシステムグループに対して完全な権限を持ちます。 このロールのユーザーは新規システムグループの作成、 割当済みシステムグループの削除、 グループへのシステムの追加、 ユーザーのグループへのアクセス管理を行うことができます。
7.9.1.1.2. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ システムグループ —
7.9.1.1.3. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ システム —
7.9.1.1.4. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ チャンネルのパーミッション —
7.9.1.1.4.1. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ チャンネルのパーミッション ⇒ Subscription —
7.9.1.1.4.2. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ チャンネルのパーミッション ⇒ 管理 —
7.9.1.1.5. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 個人設定 —
- 電子メールによる通知 — ユーザーの RHN アカウント内の 1 システムまたは複数システムにエラータ通知が適用可能となる度に電子メールによる通知を受信する、 またシステムのイベントに関するデイリーサマリーを受信するかどうかを指定します。
- RHN 一覧のページサイズ — 1 ページの一覧に表示させる項目の最大数になります。 一覧にこれ以上の項目がある場合は 次へ ボタンをクリックすると次の項目グループが表示されます。 この設定はユーザーのシステムの一覧、 エラータ一覧、 パッケージ一覧、 その他の表示に適用されます。
- タイムゾーン — ユーザーのタイムゾーンを設定し、 スケジュール済みの動作がそのタイムゾーンの時間に従ってアレンジされるようにします。
- Red Hat 連絡先オプション — Red Hat がユーザーに連絡する方法 (電子メール、 電話、 ファックス、 郵便) を指定します。
7.9.1.1.6. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ アドレス —
7.9.1.1.7. ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 通知メソッド —
7.9.2. ユーザーの一覧 ⇒ 非アクティブ —
7.9.3. ユーザーの一覧 ⇒ すべて —
7.10. Monitoring —
7.10.1. プローブの状態 —
- — 重大 - プローブが「重大」のしきい値を越えました。
- — 警告 - プローブが「警告」のしきい値を越えました。
- — 不明 - プローブが測定基準または状態データを正確に報告できません。
- — 待機中 - プローブはスケジュール済みですがまだ実行されていないか実行不能になっています。
- — OK - プローブは正常に実行しています。
- プローブの状態
- 特定の状態の全プローブ (OK、 警告、 不明、 重大、 待機中)
- プローブイベントの履歴
7.10.1.1. プローブの状態 ⇒ 重大 —
7.10.1.3. プローブの状態 ⇒ 不明 —
7.10.1.4. プローブの状態 ⇒ 待機中 —
7.10.1.7. 現在の状態 —
NO DATA SELECTED TIME PERIOD AND METRIC
というメッセージが表示されます。
7.10.2. 通知 —
7.10.2.1. 通知 ⇒ フィルタ
7.10.2.1.1. 通知 ⇒ 通知フィルタ ⇒ アクティブなフィルタ
- 詳細: このフィルタと他を区別することができるような値を入力します。
- タイプ: 受信する通知の転送、 承認、 保留、 補足など、 フィルタが行う動作を決定します。
- 送信先: ステップ 2 の通知の転送 (Redirect Notification) および 補足通知 オプションにはこの通知の送信先となる電子メールアドレスが必要になります。 その他のオプションには電子メールアドレスは必要ありません。
- 範囲: フィルタの対象となる監視コンポーネントを指定します。
- 組織/スカウト/プローブ: このオプションを使用するとフィルタを適用する組織、 スカウト、 またはプローブを選択することができます。 一覧から複数の項目を選択する場合は、 Ctrl キーを押しながら項目名をクリックしていきます。 ある範囲の項目を選択するには、 Shift キーを押しながらその範囲の最初と最後の項目をクリックします。
- プローブの状態: フィルタに関連するプローブ状態を選択します。 例えば、 重大なプローブにのみ補足の通知を作成するよう選択することができます。 フィルタに無視させる状態の左側にあるボックスのチェックを外します。
- 通知送信先: フィルタが設定されていなかった場合に通知の送信先を指定する方法です。 例えば、 あるユーザーが休暇中の時、通常そのユーザーに送信すべき通知を転送できます。その場合、その他のプローブからの通知はすべて変更はありません。
- 合致出力: ここに正規表現を入力して正確な通知結果を選択します。 通知の「Message:」の部分が正規表現に一致しないとフィルタは適用されません。
- 繰り返し: フィルタを継続的に実行させるのか、 繰り返して実行させるのかを選択します。 繰り返しのフィルタはフィルタの期間より短い時間の間に複数回実行をくり返します。 例えば、 繰り返しフィルタはフィルタの開始時間と停止時間の間、 1 時間ごと 10分間実行させることができます。 繰り返し以外のフィルタはフィルタの開始時間と停止時間の間、 継続的に実行されます。
- 開始: フィルタが動作を開始する日付と時間を入力します。
- 終了: フィルタが終了する日付と時間を入力します。
- 繰り返しの期間: 繰り返しフィルタのインスタンスがアクティブとなっている期間です。 繰り返しフィルタにのみ適用できるこのフィールドは上記で指定された 開始 時間に始まります。 指定期間外に生成された通知はフィルタされません。
- 繰り返しの頻度: フィルタをアクティブにする回数です。
7.10.2.1.2. 通知 ⇒ 通知フィルタ ⇒ 期限切れのフィルタ
7.10.3. プローブセット
- Monitoring ⇒ プローブセット (Probe Suites) ページから、 プローブセットの作成 (create probe suite) リンクを選択します。 プローブセットにわかりやすい名前をつけます。 また、 セットには簡単な説明を付加することもできます。 プローブセットの作成 (Create Probe Suite) ボタンをクリックします。
- セットを構成するプローブの追加と設定を行います。 右上の 新規プローブの作成 (create new probe) リンクをクリックします。
- 「システムの詳細 ⇒ Monitoring — 」 で説明してあるように、 プローブを設定して右下にある プローブの作成 (Create Probe) ボタンをクリックします。 必要なプローブが全て追加されるまでこのプロセスをくり返します。
注記
Sendmail を RHN Satellite で正しく設定する必要があり、 プローブセットが適用される各クライアントシステムにはrhnmd
デーモンがインストールされ実行している必要があります。 詳細情報については 『RHN Satellite Server 5.2.0 インストールガイド』 を参照してください。 - プローブセットが適用されるシステム群を追加します。 画面の右上にある システムをプローブセットに追加 リンクをクリックして継続します。
- 次のページでは、 Monitoring エンタイトルメントを持つ全てのシステムの一覧が表示されます。 プローブセットを適用したいシステムの左側のボックスにチェックを入れ、 使用したいモニタリングスカウトを選択して、 システムをプローブセットに追加ボタンをクリックしてプローブセットの作成を完了します。
- Monitoring ⇒ プローブセットのページから変更したいプローブセットのタイトル上でクリックします。
- プローブ サブタブを選択します。
- 削除したいプローブの隣にあるボックスにチェックを入れます。
- プローブセットからプローブを削除 (Delete probes from Probe Suites) ボタンをクリックします。
- Monitoring ⇒ プローブセット ページから変更したいプローブセットのタイトル上でクリックします。
- システム サブタブを選択します。
- プローブセットから削除したいシステム (群) の横のボックスにチェックを入れます。
- プローブセットからシステムを外す ボタンをクリックします。
注記
- Monitoring ⇒ プローブセットのページから変更したいプローブセットのタイトル上でクリックします。
- システム サブタブを選択します。
- プローブセットから削除したいシステム (群) の横のボックスにチェックを入れます。
- プローブセットからシステムを削除 ボタンをクリックします。
7.10.4. スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push) —
7.10.5. 全般的な設定 —
7.11. 管理
7.11.1. 管理 ⇒ 組織
7.11.2. 管理 ⇒ RHN Satellite の設定
7.11.2.1. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ 全般
7.11.2.2. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ モニタリング
7.11.2.3. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ 証明証
7.11.2.4. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ ブートストラップスクリプト
/var/www/html/pub/bootstrap/
ディレクトリに配置するこのスクリプトにより、 デフォルトでは中央 RHN サーバーからパッケージを取得する全システムの再構成に関わる作業を大幅に低減することができます。 必須フィールドには前回のインストール手順からの値が自動入力されます。 この情報が正しいか確認してください。
7.11.2.5. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ 組織
7.11.2.6. 管理 ⇒ Satellite の設定 ⇒ 再起動
7.12. ヘルプ
7.12.1. リファレンスガイド
7.12.2. Satellite インストールガイド
7.12.3. Proxy ガイド
7.12.4. クライアント設定ガイド
7.12.5. チャンネル管理ガイド
7.12.6. リリースノート
7.12.7. API
7.12.8. 検索
図7.21 ドキュメント検索
- 内容とタイトル (Content & Title) — 利用可能な全ドキュメントのタイトルまたは本文の内容を検索します。
- 自由形式 (Free Form) — キーワードに一致するドキュメントおよび索引を検索します。 検索結果の範囲を広げます。
- 内容 (Content) — より具体的な対象を検索するドキュメント本文の内容のみの検索となります。
- タイトル (Title) — 的を絞った検索結果となるようドキュメントのタイトルのみを検索します。
仮想化 (Virtualization)
という単語があり本文には キックスタート (kickstart)
がある Satellite ガイドを検索したい場合、 自由形式 (Free Form) フィールドに以下を入力します。
title:Virtualization and content:kickstart
url
— 特定のキーワードの URL を検索しますtitle
— 特定のキーワードのタイトルを検索しますcontent
— 特定のキーワードのドキュメント文を検索します
第8章 Monitoring
8.1. 必要条件
- Monitoring エンタイトルメント — 監視するシステムにはすべてこのエンタイトルメントが必要になります。Monitoring に対応するのは Red Hat Enterprise Linux システムのみになります。
- Monitoring エンタイトルメントを持つ RHN Satellite — Monitoring システムは Red Hat Enterprise Linux AS 4、 Red Hat Enterprise Linux 5、 またはそれ以降のベースオペレーティングシステムの Satellite に接続しなければなりません。インストール方法については ヘルプ 内の RHN Satellite インストールガイドを参照してください。
- Monitoring Administrator — プローブのインストール、通知メソッドの作成、監視インフラストラクチャの変更などいずれかを行なうユーザーにはこのロールを与える必要があります (Satellite 管理者 は自動的に企業内のその他すべてのロールが有する能力を継承するため、 これらの作業を行なうことができる点に留意してください)。 このロールはユーザーの ユーザーの詳細 ページで割り当てます。
- Red Hat Network Monitoring Daemon — このデーモンはスカウト用の SSH キーと共に内部プロセスモニターの実行を監視するためシステム群に必要になります。 ただし、 これらのプローブはシステムの既存 SSH デーモン (
sshd
) を使って実行しても構いません。 安全な接続を必要とするプローブの早見表およびインストールの詳細については 「Red Hat Network Monitoring Daemon (rhnmd
)」 をご覧ください。 使用できるプローブの全一覧は 付録D プローブ を参照してください。
8.2. Red Hat Network Monitoring Daemon (rhnmd
)
rhnmd
により RHN Satellite が安全にクライアントシステムと通信を行ない、内部プロセスにアクセスしてプローブの状態を検索することができます。
sshd
を使用してデーモンをすべて一緒にインストールすることもできます。 詳しくは 「SSH を設定する」 を参照してください。
8.2.1. デーモンを必要とするプローブ
sshd
で 暗号化された接続が必要となります。
- Linux::CPU 使用
- Linux::ディスク IO スループット
- Linux::ディスク使用
- Linux::Inodes
- Linux::インターフェーストラフィック
- Linux::ロード
- Linux::メモリ使用
- Linux::状態別のプロセス数
- Linux::プロセス数合計
- Linux::プロセスの健全性
- Linux::実行中プロセス
- Linux::Swap 使用
- Linux::状態別の TCP 接続
- Linux::ユーザー
- Linux::仮想メモリ
- LogAgent::ログパターン一致
- LogAgent::ログサイズ
- Network Services::リモート Ping
- Oracle::クライアントの接続性
- General::リモートプログラム
- General::データのあるリモートプログラム
8.2.2. Red Hat Network Monitoring Daemon をインストールする
sshd
を使って RHN 監視インフラストラクチャと監視対象システム間で安全な接続を行う場合は、 本セクションにある手順はオプションとなります。 説明については 「SSH を設定する」 を参照してください。
rhnmd
パッケージはいずれの Red Hat Enterprise Linux のディストリビューションでも RHN ツールチャンネルで入手することができます。 インストールを行なうには、
- 監視するシステム群をそのシステムに関連する RHNツールチャンネルにサブスクライブさせます。 システムごとにサブスクライブさせる場合は システムの詳細 ⇒ チャンネル ⇒ ソフトウェア サブタブで行います。 複数のシステムを一度にサブスクライブさせる場合は チャンネルの詳細 ⇒ 目的のシステム タブで行います。
- サブスクライブさせたら、チャンネルの詳細 ⇒ パッケージ タブを開き、
rhnmd
パッケージを見つけます ('R'の下)。 - パッケージ名をクリックして パッケージの詳細 ページを開きます。 目的のシステム タブへ移動して目的のシステムを選択し、 パッケージのインストール (Install Packages) をクリックします。
- 「SSH キーのインストール」 で説明されているように、 監視を行なうシステムにはすべて SSH パブリックキーをインストールします。
- 次のコマンドを使ってすべてのクライアントシステム上で Red Hat Network Monitoring Daemon を起動します。
service rhnmd start
- デーモンを必要とするプローブを追加する際は、RHNMD ユーザー 及び RHNMD ポートはデフォルト値のままにします (
nocpulse
と4545
)。
8.2.3. SSH を設定する
sshd
を設定してシステム群と RHN 間に必要となる暗号化接続を与えることができます。既に sshd
を実行している場合には特に望ましい手段でしょう。監視目的でデーモンを設定するには、
- 監視するシステムに SSH パッケージがインストールされていることを確認します。
rpm -qi openssh-server
- デーモンに関連付けるべきユーザーを識別します。システム上のユーザーなら、そのユーザーの
~/.ssh/authorized_keys
ファイルに必要となる SSH キーを入れることができれば誰でも構いません。 - 「SSH キーのインストール」 で説明されているように、 監視を行なうシステムにはすべて SSH パブリックキーをインストールします。
- 次のコマンドを使ってすべてのクライアントシステム上で
sshd
を起動します。service sshd start
- デーモンを必要とするプローブを追加する際は、RHNMD ユーザー 及び RHNMD ポート フィールドに手順 2 と 3 の値を入れます。
8.2.4. SSH キーのインストール
rhnmd
または sshd
のいずれを使用する場合も、安全な接続を確立するには監視するシステムに Red Hat Network Monitoring Daemon パブリック SSH キーをインストールする必要があります。これをインストールするには、
- この文字列 (先頭が
ssh-dss
で始まり RHN サーバーのホスト名が末尾にある) をコピーします。 - システム でキーを送信するシステムを選択してから、 左側メニューで システム を選び、 最後に SSH キーを送信するシステムの横にあるチェックボックスに印を付けて上部にある 管理 ボタンをクリックします。
- システムセットの管理 で リモートコマンドの実行 (Run remote commands) をクリックし、 スクリプト テキストボックスに次の行を入力します。
#!/bin/sh cat <<EOF >> ~nocpulse/.ssh/authorized_keys
次に エンター を押してから SSH キーを貼り付けます。 次のようになります。#!/bin/sh cat <<EOF >> /opt/nocpulse/.ssh/authorized_keys ssh-dss AABBAB3NzaC3kc3MABCCBAJ4cmyf5jt/ihdtFbNE1YHsT0np0SYJz7xk hzoKUUWnZmOUqJ7eXoTbGEcZjZLppOZgzAepw1vUHXfa/L9XiXvsV8K5Qmcu70h0 1gohBIder/1I1QbHMCgfDVFPtfV5eedau4AAACAc99dHbWhk/dMPiWXgHxdI0vT2 SnuozIox2klmfbTeO4Ajn/Ecfxqgs5diat/NIaeoItuGUYepXFoVv8DVL3wpp45E 02hjmp4j2MYNpc6Pc3nPOVntu6YBv+whB0VrsVzeqX89u23FFjTLGbfYrmMQflNi j8yynGRePIMFhI= root@satellite.example.com EOF
- 動作が行われる日付と時刻をセットしてから リモートコマンドのスケジュール をクリックします。
ssh
接続を許可するはずです。 このあと、 監視デーモンを必要とするプローブをスケジュールして、 新たに設定されたシステム群に対し実行できるようになります。
8.3. mysql
パッケージ
mysql
パッケージを設定する必要があります。 利用可能なプローブを一覧表示させる方法については 付録D プローブ を参照してください。
up2date
、 yum
、 あるいは RHN Hosted のいずれかで mysql
パッケージをインストールします。
8.4. 通知
8.4.1. 通知メソッドを作成する
- RHN Web サイトに Satellite 管理者 または Monitoring Administrator としてログインします。
- ユーザーの詳細 ⇒ 通知メソッド タブへ行き 新規のメソッドを作成 (create new method) をクリックします。
- メソッドの名前には、
DBA day email
などわかりやすいラベルを使用し、 電子メールまたはポケベルのアドレスを入力します。 すべての通知メソッドのラベルはプローブ作成時に単一の一覧で表示できるので、 企業固有の名前にしてください。 - ポケベルに短縮メッセージを送信する場合はそのチェックボックスを選択します。この短縮形式にはプローブ状態、システムのホスト名、プローブ名、メッセージ時間、送信 ID しか表示されません。標準の形式では追加メッセージヘッダ、システムとプローブの詳細、レスポンスの説明が表示されます。
- 完了したら メソッドの作成 (Create Method) をクリックします。新しいメソッドが上部の Monitoring カテゴリの 通知 ページと ユーザーの詳細 ⇒ 通知メソッド タブに現れます。 編集、削除を行なう場合はメソッド名をクリックします。
- プローブの追加をしている時に、プローブの通知 チェックボックスを選択すると表示されるドロップダウンメニューから新規の通知メソッドを選択します。 プローブに割り当てられた通知メソッドはそのプローブとの関連付けを解除しないと削除できません。
8.4.2. 通知を受け取る
Subject: CRITICAL: [hostname]: Satellite: Users at 1 From: "Monitoring Satellite Notification" (rogerthat01@redhat.com) Date: Mon, 6 Dec 2004 13:42:28 -0800 To: user@organization.com This is RHN Monitoring Satellite notification 01dc8hqw. Time: Mon Dec 06, 21:42:25 PST State: CRITICAL System: [hostname] ([IP address]) Probe: Satellite: Users Message: Users 6 (above critical threshold of 2) Notification #116 for Users Run from: RHN Monitoring Satellite
01dc8hqw
です。
CRITICAL: [hostname]: Satellite: Users at 21:42 PST, notification 01dc8hqw
8.4.3. 通知をリダイレクトする
- ACK METOO — デフォルトの送信先に 加えて 通知をリダイレクトの送信先にも送信します。
- ACK SUSPEND — 指定した期間中、 通知メソッドを保留します。
- ACK AUTOACK — 通知の送信先は変更しませんが、 一致する警報が送信されるとすぐに自動的に受領確認をします。
- ACK REDIR — 通知をデフォルトの送信先に 送信せずに リダイレクトの送信先に送信します。
ACK METOO system 1h boss@domain.com
email ack redirect by user@domain.com
などのように動作の概要が表記されます。このユーザーとは電子メールの送信者になります。
注記
ack suspend host
の変形を使って通知の電子メールに返信すると、 ほとんどすべてのプローブ通知の停止やリダイレクトを行うことができます。 ただし、 ack suspend host
または他のリダイレクト応答を使って応答しても Satellite のプローブ通知は停止できません。 これらのプローブには Satellite の Web サイト内で通知の変更を行う必要があります。
8.4.4. 通知のフィルタリング
8.4.5. 通知メソッドを削除する
- RHN web サイトに Satellite 管理者 または Monitoring Administrator としてログインします。
- Monitoring ⇒ 通知 ページへ行き削除するメソッド名をクリックします。
- ユーザーの詳細 ⇒ 通知メソッド タブで、 メソッドの削除 をクリックします。メソッドがどのプローブにも関連付けられていない場合は、確認のページが表示されます。削除の確認 をクリックします。通知メソッドが除去されます。
注記
通知はメソッド名もアドレスも両方共に変更可能なため、 削除するのではなくメソッドの更新について検討してみてください。 これにより各プローブに対する編集を行ったり新規の通知メソッドを作成したりすることなく全プローブの通知を変換することができます。 - メソッドが 1 つまたは複数のプローブと関連付けられている場合、確認ページの代わりにこのメソッドを使用しているプローブとプローブが設定されているシステムの一覧が表示されます。プローブ名をクリックして直接 システムの詳細 ⇒ プローブ タブに行きます。
- システムの詳細 ⇒ プローブ タブで、別の通知メソッドを選択して プローブの更新 をクリックします。
- これで Monitoring ⇒ 通知 ページに戻って通知メソッドを削除することができるようになります。
8.5. プローブ
8.5.1. プローブを管理する
- RHN Web サイトにシステムの Satellite 管理者 または System Group Administrator のどちらかとしてログインします。
- システムの詳細 ⇒ プローブ タブへ行き、新規プローブの作成 をクリックします。
- システムのプローブ作成 (System Probe Creation) ページですべての必須フィールドを入力します。 まずプローブコマンドグループを選択すると、 利用できるプローブの一覧、 その他のフィールド、 要件が変更されます。 コマンドグループごとのプローブ一覧は 付録D プローブ を参照してください。クライアントシステムに Red Hat Network Monitoring Daemon をインストールする必要があるプローブがあるので注意してください。
- 目的のプローブコマンドとモニタリングスカウトを選択します。 一般的には
RHN Monitoring Satellite
ですが RHN Proxy Server である場合もあります。 プローブの簡潔でわかりやすく固有となる説明を記入します。 - プローブが状態を変更したら通知を受信するよう プローブの通知 のチェックボックスを選択します。 プローブチェックの間隔 のドロップダウンメニューを使って通知が送信される頻度を決定します。
1 minute
(および プローブの通知 チェックボックス) を選択すると、 プローブが「CRITICAL」または「WARNING」のしきい値を超えた場合 1 分毎に通知を受け取ることになります。 通知メソッドの作成方法およびそのメッセージ受領確認の方法については 「通知」 を参照してください。 - RHNMD ユーザー と RHNMD ポート のフィールドが表示される場合はこれらを使ってプローブが Red Hat Network Monitoring Daemon ではなく
sshd
で通信するよう強制します。 詳しくは 「SSH を設定する」 を参照してください。 これ以外は、nocpulse
と4545
のデフォルト値を使用してください。 - タイムアウト フィールドが表示されたら、デフォルト値を確認して必要に応じて調整します。すべてではありませんがほとんどの タイムアウトの結果は「UNKNOWN」 (不明) 状態になります。プローブの基準が時間ベースの場合、しきい値に割り当てている時間よりタイムアウトが短くならないよう確認します。 タイムアウトが割り当て時間より短いと、 しきい値を超える前にプローブがタイムアウトしてしまうので基準に意味がなくなります。
- 適用できるのであれば、 残りのフィールドでプローブの警告しきい値を設けます。 「CRITICAL」 と 「WARNING」の値はプローブが状態を変更する地点を決定します。 しきい値の実践的な使い方については 「しきい値を設定する」 を参照してください。
- 終了したら プローブの作成 をクリックします。これを反映させるには スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push) ページで Monitoring の設定変更をコミットする必要がありますので忘れないようにしてください。
8.5.2. しきい値を設定する
8.5.3. Monitoring RHN サーバー
Satellite
プローブコマンドグループを選択します。 次に他のプローブと同様に残りのフィールドを入力します。 詳細については 「プローブを管理する」 を参照してください。
注記
8.6. トラブルシューティング
nocpulse
ユーザーになることができなければなりません。
nocpulse
ユーザーに切り替えます。
su - nocpulse
8.6.1. rhn-catalog
でプローブを調べる
nocpulse
ユーザーになり RHN サーバーで rhn-catalog
を実行すると取得できます。 出力は次のようになります。
2 ServiceProbe on example1.redhat.com (199.168.36.245): test 2 3 ServiceProbe on example2.redhat.com (199.168.36.173): rhel2.1 test 4 ServiceProbe on example3.redhat.com (199.168.36.174): SSH 5 ServiceProbe on example4.redhat.com (199.168.36.175): HTTP
5
のプローブ ID は HTTP
という名前のプローブに該当します。
rhn-catalog
に--commandline
(-c
) と --dump
(-d
) オプションを渡して、その後にプローブ ID を入れます。例えば、
rhn-catalog --commandline --dump 5
--commandline
オプションはプローブに設定されているコマンドパラメータを与え、--dump
オプションは警告のしきい値と通知の間隔やメソッドなどその他すべてを検索します。
5 ServiceProbe on example4.redhat.com (199.168.36.175 ): linux:cpu usage Run as: Unix::CPU.pm --critical=90 --sshhost=199.168.36.175 --warn=70 --timeout=15 --sshuser=nocpulse --shell=SSHRemoteCommandShell --sshport=4545
rhn-rhnprobe
でこれを使ってプローブの出力を調べます。 詳細は 「rhn-runprobe
の出力を調べる」 を参照してください。
8.6.2. rhn-runprobe
の出力を調べる
rhn-catalog
でプローブ ID を取得していますので、 今度はこのプローブ ID を rhn-runprobe
と一緒に使用してプローブの完全な出力を調べます。 デフォルトでは rhn-runprobe
はテストモードで動作しますので注意してください。つまり、結果はデータベースに入力されません。次にオプションを示します。
表8.1 rhn-runprobe
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--help | 使用できるオプションを一覧表示して終了します。 |
--probe=PROBE_ID | この ID のプローブを実行します。 |
--prob_arg=PARAMETER | データベースからのプローブパラメータを無効にします。 |
--module=PERL_MODULE | 実行する代替コードのパッケージ名です。 |
--log=all=LEVEL | パッケージまたはパッケージのプレフィックスのログレベルを設定します。 |
--debug=LEVEL | 数値でデバッグレベルを設定します。 |
--live | プローブを実行して、データをキューに入れ通知を送信します(必要な場合)。 |
--probe
オプションと --log
オプション、 これらのオプションの値を含める必要があります。 --probe
オプションはプローブ ID を値としてとります。 --log
オプションは「all」の値 (すべてのランレベル用) と冗長レベルの数値を値としてとります。 次に例を示します。
rhn-runprobe --probe=5 --log=all=4
rhn-catalog
から得られたコマンドパラメータを次のように与えることもできます。
rhn-runprobe 5 --log=all=4 --sshuser=nocpulse --sshport=4545
第9章 複数の組織
9.1. 複数組織の使用に推奨のモデル
9.1.1. 複数の部署から構成される組織向けの集中管理型 Satellite
図9.1 集中型 Satellite 管理 − 複数の部署から構成される組織向け
9.1.2. 複数のサードパーティから構成される組織の分散型管理
図9.2 分散型 Satellite 管理 − 複数の部署から構成される組織向け
9.1.3. Multi-Org の使い方に関する全般的ヒント
- 管理組織はエンタイトルメントに関連した特殊ケースとして扱われます。 Satellite に ある他の組織でエンタイトルメントを追加したり削除したりすることによってのみ暗示的にこの管理組織に対するエンタイトルメントの追加または削除を行うことができます。
- 管理組織はサブスクリプションやエンタイトルメント用のステージングエリアとなります。 Satellite を新しい証明証に関連付けると、 新しいエンタイトルメントがデフォルトでこの組織に与えられます。 この新しいエンタイトルメントを Satellite の他の組織に使用できるようにするには、 エンタイトルメントを明示的に管理組織から他の組織に割り当てる必要があります。
9.1.3.1. 証明証に自分が使用しているエンタイトルメント数より少ないエンタイトルメントしかない
rhn-satellite-activate
コマンドを実行して新規証明書をアップロードするなどの方法ではこの証明証をアクティブにすることはできません。 証明証のエンタイトルメント数が不足していることを示すエラーが出力されることになります。
/etc/rhn/rhn.conf
ファイルで web.force_unentitlement=1 をセットします。- Satellite を再起動します。
- 各組織の サブスクリプション タブまたは個別エンタイトルメントの 組織 タブのいずれかで目的の組織への割り当てエンタイトルメント数を減らします。
- 組織内のいくつかのシステムが エンタイトルメントなし の状態になるはずです。 組織内のエンタイトルメントなしのシステム数は、 組織から削除したエンタイトルメントの合計数とシステムに適用していないエンタイトルメント数の差と同じになります。例えば、 ステップ 3 で組織から 10 エンタイトルメントを削除して、その組織がシステムで使用されていなかった 4 エンタイトルメントを持っている場合は、 その組織の 6 システムがエンタイトルメントを持たないことになります。
web.force_unentitlement
変数の変更が必要となるのは組織が使用しているエンタイトルメントの数より少ない数を割り当てる場合のみになります。 組織の所有しているエンタイトルメントの数が現在使用しているエンタイトルメントの数より多い場合、エンタイトルメントの削除にこの変数を設定する必要はありません。
9.1.3.2. 証明証に自分が使用しているエンタイトルメント数より多いエンタイトルメントがある
9.2. 管理 ⇒ 組織
図9.3 管理
9.2.1. 管理 ⇒ 組織 ⇒ 詳細
- アクティブなユーザー — 組織内のユーザー数です。
- システム — 組織にサブスクライブさせているシステム数です。
- システムグループ — 組織にサブスクライブさせているグループ数です。
- アクティベーションキー — 組織が利用できるアクティベーションキーの数です。
- キックスタートプロファイル — 組織が利用できるキックスタートプロファイルの数です。
- 設定チャンネル — 組織が利用できる設定チャンネルの数です。
9.3. 組織を作成する
図9.4 新規組織の作成
- 用意してあるテキストボックス内に 組織名 を記入します。名前は 3文字から 128文字までの長さとします。
- 組織の管理者を作成:
- 組織管理者用の 希望のログイン を入力します。 3文字から 128文字までの長さとします。
- 希望のパスワード を作成しそのパスワードの 確認 を行います。
- 組織管理者用の 電子メール を記入します。
- 組織管理者の 名前 と 姓 を記入します。
- 組織の作成 ボタンをクリックしてこのプロセスを終了します。
注記
orgadmin-mktg
や eng-dept-admin
など)。
9.4. 管理エンタイトルメント
rhn-virtualization
パッケージも含まれます。
9.4.1. 管理 ⇒ サブスクリプション ⇒ ソフトウェアチャンネルのエンタイトルメント
注記
- 合計 — Satellite 用のチャンネルエンタイトルメントの合計数です。
- 利用可能 — 現在割り当て可能なエンタイトルメント数です。
- 使用 — 全組織で現在使用中のエンタイトルメント数 (ベースの組織は別)、 割り当てられたエンタイトルメントの合計数と比較しています。
9.4.2. 管理 ⇒ サブスクリプション ⇒ システムのエンタイトルメント
- 割り当て合計 — Satellite 全体で利用可能なエンタイトルメントの合計数。
- エンタイトルメントの使用 — 現在使用されているエンタイトルメントの数。
- 組織の使用 はエンタイトルメントにアクセスできる組織数を示します。
9.5. 組織内のシステム群を設定する
- ログインとパスワードを使用して登録する — 特定の組織用に作成したログインとパスワードを入力すると、 その特定組織にシステムが登録されます。 例えば、
user-123
が Satellite 上の Central IT 組織のメンバーである場合、 次のコマンドはいずれのシステムで使用してもそのシステムを Satellite の Central IT 組織に登録させることになります。rhnreg_ks --username=user-123 --password=foobaz
注記
rhnreg_ks
コマンドの--orgid
パラメータ (Red Hat Enterprise Linux 4 と 5 用) および--orgpassword
パラメータ (RHEL 4 内) は Satellite の登録や RHN Satellite の複数組織のサポートには 関係ありません。 - アクティベーションキーを使用して登録する — 組織のアクティベーションキーを使用してその組織にシステムを登録することもできます。アクティベーションキーはそのアクティベーションキーの作成元である組織へシステムを登録します。 ユーザーに組織へのログインアクセスは与えずにその組織へのシステム登録を許可したい場合などに使用すると便利な登録方法です。 組織間でシステムを移動したい場合もアクティベーションキーを使用したスクリプトでシステムの移動を自動化することができます。
注記
アクティベーションキーは RHN Satellite 5.1.0 以降より新しい形式となり、 アクティベーションキーの先頭の数文字がそのアクティベーションを所有する組織を表わすために使用されます (ID 番号)。
9.6. 組織間の信頼
注記
9.6.1. 組織間の信頼を作成する
図9.5 組織間の信頼
9.6.2. 「信頼」内の複数の組織間でコンテンツチャンネルを共有する
注記
- Organization Administrator のユーザー名で Satellite にログインします。
- チャンネル タブをクリックします。
- サイドメニューで ソフトウェアチャンネルの管理 をクリックします。
- 他の組織と共有したいカスタムチャンネルをクリックします。
- 詳細 ページの チャンネルアクセス制御 セクションには 組織の共有 (Organizational Sharing) 内に共有に関して 3 種類の選択肢があります。
- プライベート (Private) — チャンネルをプライベートにすると、 チャンネル所有者以外はどの組織からもアクセスできなくなります。
- 保護 (Protected) — 選択した特定の信頼できる組織からのみチャンネルのアクセスを許可します。
注記
保護 (Protected) 共有を選択すると、 別のページが表示され アクセスを許可して確認 をクリックすることによって組織へのチャンネルのアクセス権を許可する確認が求められます。 - パブリック (Public) — 信頼関係にある全組織にカスタムチャンネルへのアクセスを許可します。
選択したレベルの横にあるラジオボタンをクリックして チャンネルの更新 をクリックします。
注記
9.6.3. 信頼できる組織内でシステムを移行させる
migrate-system-profile
と言うユーティリティを使用してシステムを他の信頼できる組織に移行することができます。
migrate-system-profile
はコマンドラインでの使用になります。 移動対象と移動先の組織を指定するため systemID と orgID を引数として使用します。
migrate-system-profile
コマンドを使用する場合は、 spacewalk-utils
パッケージをインストールしておく必要があります。 migrate-system-profile
を使用するのに Satellite サーバーにログインする必要はありません。 ただし、 ログインしない場合はサーバーのホスト名か IP アドレスをコマンドラインスイッチとして指定する必要があります。
注記
migrate-system-profile
コマンドを使用してシステムを移行する場合、 以前に移動元の組織で持っていたエンタイトルメントやチャンネルのサブスクリプションなどは移行されません。 ただし、 そのシステムの履歴は保存されるので、 新しい Organization Administrator はこの履歴にアクセスして、 ベースチャンネルへのサブスクライブやエンタイトルメントの付与などの移行プロセスを簡略化することができます。
9.6.3.1. migrate-system-profile
を使用する
migrate-system-profile
の使い方は簡単です。 移行するシステムの ID、 システムの移行先となる組織の ID、 また別のマシンからコマンドを実行している場合には Satellite サーバーのホスト名か IP アドレスを確認する必要があります。
migrate-system-profile --satellite {SATELLITE HOSTNAME OR IP} --systemId={SYSTEM ID} --to-org-id={DESTINATION ORGANIZATION ID}
migrate-system-profile --satellite satserver.example.com --systemId=10001020 --to-org-id=2
--username=
と --password=
を使って指定しなかった場合)。
図9.6 システムの履歴
注記
migrate-system-profile
の --csv
オプションを使用して移行するシステムをすべてコンマで区切って記載した一覧を使いこのプロセスを自動化することができます。
systemId,to-org-id
systemId
は 1000010000
、 to-org-id
は 4
など、 適切な CSV は以下のような記述になるはずです。
1000010000,3 1000010020,1 1000010010,4
migrate-system-profile
の使い方については、 man migrate-system-profile
と入力して man ページを参照するか、 migrate-system-profile -h
と入力して基本的なヘルプ画面を参照します。
9.7. 管理 ⇒ ユーザー
注記
9.7.1. 管理 ⇒ 組織 ⇒ 詳細 ⇒ ユーザー
注記
第10章 仮想化
- RHEL サーバー向け Red Hat Network Tools (v. 5、 32-bit x86 用) — rhn-tools-rhel-i386-server-5
- RHN Tools — rhn-tools-rhel-5-i386
- Red Hat Enterprise Linux Server (v. 5 32-bit x86 用) — rhel-i386-server-5 (およびすべての子チャンネル)
- Red Hat Enterprise Linux Server Virtualization (v. 5、 32-bit x86 用) — rhel-i386-server-vt-5 (およびすべての子チャンネル)
10.1. 仮想システム用のホストシステムをセットアップする
10.1.1. ゲストシステム用のキックスタートプロファイルを作成
- Satellite の Web インターフェースにログインします。 ユーザーの RHN にある タスク (Tasks) ウィジット内の キックスタートの管理 (Manage Kickstarts) リンクをクリックして キックスタート概要 (Kickstart Overview) の画面まで行きます。 または システム タブをクリックしてから左のナビゲーションバーの キックスタート サブタブをクリックしても キックスタート概要 (Kickstart Overview) の画面まで行くことができます。
- キックスタート概要 (Kickstart Overview) ページの右上部にある キックスタートのアクション (Kickstart Actions) ウィジット内の 新規のキックスタートプロファイルを作成 (Create a New Kickstart Profile) をクリックします。
- これでキックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 1 にいるはずです。
- 他のプロファイルと区別できるようプロファイルのラベルを入力します。 ここでは説明しやすいようラベルを host-system-for-virtual-guests にしたと仮定して進めます。
- ベースチャンネル フィールドには、 Red Hat Enterprise Linux (v.5、 $ARCH 用) を選択します ($ARCH はご使用のホストシステムのアーキテクチャです)。
注記
32-bit Red Hat Enterprise Linux 5 を 64 ビットのホストシステムにインストールすることができます。 ただし、 これを行う場合はゲストシステムも 32 ビットバージョンの Red Hat Enterprise Linux を稼動しなければならないので注意してください。 - キックスタート可能なツリー (Kickstartable Tree) フィールドでは、
ks-rhel-$ARCH-server-5
を選択します。 $ARCH はご使用のホストシステムのアーキテクチャになります。 - 仮想化タイプ (Virtualization Type) フィールドには 凖仮想化ホスト (Para-Virtualized Host) を選択してください。
注記
既存のキックスタートの 仮想化タイプ (Virtualization Type) を変更している場合、 ブートローダやパーティションのオプションも変更してしまう可能性があり、 ユーザーの行ったカスタマイズ部分を上書きする可能性があります。 仮想化タイプ (Virtualization Type) を変更する場合は パーティション設定 (Partitioning) タブを見て設定が適切であることを確認してください。 - 最後に、 画面の右下にある 次へ ボタンをクリックして次のステップに移動します。
注記
上記にあるようなオプションがフィールド内に一部欠如している場合、 Red Hat のサーバーから Satellite へのソフトウェアチャンネルのコンテンツ同期が正常に行われていない可能性があります。
- キックスタートプロファイル作成プロセスとなるステップ 2 では、 ホストシステムのインストール用の配信ファイルの場所を選択します。 デフォルトのダウンロード場所 がすでに入力されているはずです。 この画面の 次へ ボタンをクリックしてステップ 3 に移動します。
注記
前のステップ同様、 デフォルトのダウンロード場所がない場合、 Red Hat のサーバーから Satellite にソフトウェアチャンネルのコンテンツを正常に同期することができないかもしれません。 - キックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 3 では、 プロビジョニングを行うホストシステムにセットする root パスワードを選択し、 完了 をクリックしてプロファイルの作成を終了します。
- これでキックスタートプロファイル作成の完了です。 ステップ 3 を完了すると、 新たに作成されたキックスタートプロファイルに移動します。 プロファイルの各種タブを確認して設定を修正することができますが、 ほとんどの場合デフォルト設定で正しく動作するはずですので特に必要はありません。
10.1.2. ホストシステムのキックスタート
10.1.2.1. ホストシステムに Red Hat Enterprise Linux 4 またはそれ以前がインストールされている
- まず、 ホストシステムを Satellite に登録します。
ssh
を使ってホストシステムに接続してください。 次のコマンドを root として発行してホストシステムを Satellite に登録します。rhnreg_ks --serverUrl=http://your-satellite.example.com/XMLRPC \ --username=username --password=password
注記
ホストシステムが別の Red Hat Network サーバーに既に登録されている場合、 上記のコマンドに--force
オプションを追加します。 - 次に、 ホストシステムのプロファイルを Satellite の Web インターフェースで開きます。 https://your-satellite.example.com/ で Satellite の Web インターフェースにログインします。 上部のナビゲーションバーにある システム タブをクリックします。 登録したばかりのホストシステムが表示されるはずです。 — そのプロファイル名をクリックしてシステムプロファイルページにアクセスします。
- Provisioning エンタイトルメントをホストシステムに追加します。 ホストシステムのプロファイルページから、 詳細 ⇒ プロパティ タブをクリックします。 付属エンタイトルメント フィールド内の Provisioning チェックボックスにチェックを入れ、 画面右下にある プロパティの更新 をクリックします。
- 次に、 キックスタートをスケジュールします。 ホストシステムのプロファイルページに戻ります。 これでシステムプロファイル内に Provisioning タブが表示されるはずです。 このタブをクリックします。 システムの キックスタートのスケジュール ページに移動するはずです。
- このホスト用にさきほど作成したキックスタートプロファイルを選択します。 次に、 画面右下にある キックスタートをスケジュールしてから終了する ボタンを選択します。
注記
ホストシステムの キックスタートのスケジュール ページにさきほど作成したキックスタートプロファイルが表示されない場合、 登録しているホストシステムのアーキテクチャと一致しないアーキテクチャ用のキックスタートプロファイルを作成している可能性があります。 このような場合、 Satellite の Web インターフェース内で システム ⇒ キックスタート ⇒ プロファイル と進みキックスタートプロファイルを開き、 ホストシステムのキックスタートプロファイル用のラベルをクリックします。 キックスタート詳細 ⇒ オペレーティングシステム タブをクリックし、 ベースチャンネル 及び 使用できるツリー の選択肢でホストシステムのアーキテクチャと一致するものを選択します。 画面右下にある キックスタートの更新 ボタンをクリックしてから、 ホストシステムの キックスタートのスケジュール ページに戻り、 上記のステップを続けます。 - キックスタートのスケジュールが完了すると、 Satellite の Web インターフェース内 キックスタートの状態 画面に移動します。 Web ブラウザをこのページのまま開けたままにしておき、 ホストシステムの進捗状況を確認します。
ssh
を使ってホストシステムに接続し、 コマンドrhn_check
を実行します。 これにより、rhn_check
プロセスの次回実行を待つことなく、 システムでキックスタートプロセスが直ちに実行されるはずです。 ホストシステムではキックスタートプロセスの開始を示す出力が直ちに表示され、システムが再起動で 3 分以内にダウンすることがわかります。- 3 分間が経過するとシステムが再起動します。 Satellite の Web インターフェースからキックスタートの進捗を確認します。
- さまざまな要因により、 キックスタートプロセスは 10 分から 30 分ほどかかる場合があります。 この時間が経過すると、 Satellite のキックスタート状態ページはキックスタートが正常に終了したかどうかを表示するはずです。
注記
キックスタートが失敗する場合、 Satellite のキックスタート状態ページは障害があったことを示しているはずです。 キックスタート失敗の原因に関する詳細については、 ホストシステムのプロファイルにある イベント ⇒ 履歴 タブをクリックして、 失敗したキックスタートイベント名をクリックし障害に関する詳細を確認してください。 また、 トラブルシューティングを行う場合には、 ホストシステムの/var/log/up2date
を検証すると役立つ場合があります。
10.1.2.2. ホストシステムに Red Hat Enterprise Linux がインストールされていない
ssh
を使って Satellite にログインし、 ホスト用の起動 CD を作成するために ISO を探します。 Satellite の次の場所にあります。/var/satellite/rhn/kickstart/ks-rhel-i386-server-5/images/boot.iso
Linux で ISO イメージを使って CD を焼き付ける方法については、 次の Red Hat ナレッジベースを参照してください。この ISO イメージを別のオペレーティングシステムを使って CD に焼き付けなければならない場合は、 次のナレッジベースを参照してください。注記
キックスタートするのにフラッシュメモリ USB キーを使ってシステムを起動することができます。 これについては 『Red Hat Enterprise Linux システム管理ガイド』 を参照してください (http://www.redhat.com/docs/manuals/enterprise/)。 ホストシステムのハードウェアがこうしたデバイスからの起動に対応している必要がありますので注意してください。- ドライブに起動 CD を挿入してシステムを再起動し、 CD-ROM ドライブがシステムの BIOS で 1 番目の起動デバイスに設定されていることを確認します。
- 再起動したら、 ブートプロンプトが表示されるはずです。 次のコマンドをこのブートプロンプトに入力してキックスタートを開始します。
linux \ ks=http://your-satellite.example.com/ks/label/the profile label you created earlier
注記
システムによっては、 上記のコマンドにksdevice=eth0
を追加する必要がある場合や、 キックスタートプロセス中の混同を防ぐためシステムの BIOS で 1 つまたは複数の NIC を無効にする必要がある場合などがあります。 - ホストシステムのキックスタートが開始するはずです。 完了するまでに約 15 分ほどかかります。 このキックスタートが正常に完了すると、 仮想ゲスト用のホストシステムのプロビジョニングが完了し Satellite に登録されたことになります。
10.1.2.3. ホストシステムに Red Hat Enterprise Linux 5 がインストールされている
xen
または kvm
パッケージがシステムにインストールされているか確認してください。 インストールされていない場合は Satellite を使ってパッケージのインストールを行います。
- まず、 ホストシステムを Satellite に登録します。
ssh
を使ってホストシステムに接続します。 root になり次のコマンドを発行してホストシステムを Satellite に登録します。rhnreg_ks --serverUrl=http://your-satellite.example.com/XMLRPC \ --username=username --password=password
注記
ホストシステムが既に別の Red Hat Network サーバーに登録されている場合、 上記のコマンドに--force
を追加します。 - 次に、Satellite の Web インターフェースでホストシステムのプロファイルを開きます。 https://your-satellite.example.com/ で Satellite の Web インターフェースにログインします。上部のナビゲーションバーにある システム タブをクリックします。登録したばかりのホストシステムが表示されるはずです。 - プロファイル名をクリックしてそのシステムのプロファイルページにアクセスします。
- 仮想ゲスト群をホストするために必要となるソフトウェアにアクセスしなければならないので、 そのソフトウェアチャンネルへのアクセス権を有していることを確認してください。 ホストシステムのプロファイルページから、 サブスクライブされているチャンネル ヘッダーの チャンネルサブスクリプションの変更 (Alter Channel Subscriptions) リンクをクリックします。RHEL Virtualization と RHEL Server 用の Red Hat Network ツール (Red Hat Network Tools for RHEL Server) のそれぞれのチェックボックスにチェックを入れ、 チャンネル一覧の下にある サブスクリプションの変更 ボタンをクリックします。
- 次に、 システムで仮想ゲストをホストするために必要なソフトウェアがインストールされているかどうかを確認します。 ホストシステム上で、 次のコマンドを root として発行します。
rpm -q xen kernel-xen rhn-virtualization-host
kvm
の場合は次のコマンドを root で発行します。rpm -q kvm kmod-kvm rhn-virtualization-host
rpm
がこれらのパッケージはインストールされていないことを示す場合、 次のコマンドを root としてシステム上で実行してパッケージをインストールする必要があります。yum install xen kernel-xen rhn-virtualization-host
kvm
ユーザーの場合は次のコマンドを root で実行してインストールを行います。yum install kvm kmod-kvm rhn-virtualization-host
Xen の場合、 デフォルトで新しい xen カーネルが起動するよう/etc/grub.conf
設定ファイルを編集する必要があります。grub.conf
内で xen カーネルに付属する行となるtitle
行の冒頭からinitrd
行の末尾までを選択してコピー、 一旦削除してからgrub.conf
内の最初のカーネルエントリとなるように貼り付けし直します。 また、grub.conf
の上部にあるデフォルト変数の値が「0」にセットされていることも確認してください。注記
ホストシステム上でカーネルを更新しよとすると、 再起動時のデフォルト選択は標準カーネルになります。 必ず Xen カーネルがデフォルトで選択されるようにするには、/etc/sysconfig/kernel
ファイル内で以下の値を変更します。DEFAULTKERNEL=kernel
値をkernel-xen
に変更します。DEFAULTKERNEL=kernel-xen
- システムを再起動して、 xen カーネルで起動します。 システムは再起動すると自動的に xen カーネルで起動するはずですが、 トラブルシューティングの目的で確認をとりたい場合には、
uname -r
コマンドを使って実行中のカーネルが xen カーネルであるかどうか確認します。 カーネル名にxen
の文字列が見当たらない場合、 正しいカーネルで起動していないことになります。注記
システムにxen
およびkernel-xen
が既にインストールされている場合は、rhn-virtualization-host
のインストール後に再起動を行う必要はありません。 - また、 start、 pause、 resume、 shutdown などの Satellite から送られてくるコマンドに対してホストシステムが応答するようにするためには、
osad
パッケージをインストールして実行する必要があります。 インストールを行うには、yum install -y osad
インストールしたらosad
プロセスを起動します。/sbin/service osad restart
- これで RHN 仮想ゲストのプロビジョニングに関するホストシステムの準備が整ったはずです。
10.2. 仮想システムをセットアップする
10.2.1. ゲストシステム用のキックスタートプロファイルを作成
- Satellite の Web インターフェースにログオンします。 概要 にある タスク ウィジットの キックスタートの管理 をクリックするか、 上部ナビゲーションバーの システム ⇒ 左のナビゲーションバーの キックスタート の順でクリックして キックスタート概要 の画面まで行きます。
- キックスタート概要 のページで、 右上にある キックスタートのアクション ウィジットの 新規のキックスタートプロファイルを作成 (Create a new Kickstart Profile) リンクをクリックします。
- 次に表示されるページがキックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 1 になります。
- 他のプロファイルと区別しやすいプロファイルラベルを入力します。 guest-system などがわかりやすいでしょう。
- ベースチャンネル フィールドでは、 Red Hat Enterprise Linux $PRODUCT (v.5 for $ARCH) を選択します。 $ARCH はホストシステムのオペレーティングシステムのアーキテクチャになり、 $PRODUCT は Server か Client のいずれかになります。
注記
Client ソフトウェアチャンネルを Satellite に同期していなかった場合、 Red Hat Enterprise Linux Client 5 は選択できない場合があります。注記
Red Hat Enterprise Linux 5 および Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop 用のチャンネルラベルはそれぞれ「server」と「client」になりますので注意してください。 - キックスタート可能なツリー のフィールドでは、 ks-rhel-$ARCH-$PRODUCT-5 を選択してください。 $ARCH はホストシステムのアーキテクチャ、 プロビジョニングするゲストに対応させる製品により $PRODUCT は「server」か「client」のいずれかになります。
- 仮想化タイプ のフィールドでは 疑似仮想化ゲスト (Para-Virtualized Guest) を選択します。
注記
既存のキックスタートの 仮想化タイプ (Virtualization Type) を変更している場合、 ブートローダやパーティションのオプションも変更してしまう可能性があり、 ユーザーの行ったカスタマイズ部分を上書きする可能性があります。 仮想化タイプ (Virtualization Type) を変更する場合は パーティション設定 (Partitioning) タブを見て設定が適切であることを確認してください。 - 最後に、 画面の右下にある 次へ ボタンをクリックして次のステップに移動します。
- キックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 2 では、 ゲストシステムのインストール用配信ファイルの場所を選択します。 すでに デフォルトのダウンロード場所 が選択入力されているはずです。 この画面の 次へ ボタンをクリックしてステップ 3 に進みます。
注記
前のステップ同様、 デフォルトのダウンロード場所が埋められていない場合、 Red Hat のサーバーから Satellite へのソフトウェアチャンネルのコンテンツ同期が正常に行われないかもしれません。 - キックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 3 では、 プロビジョニングしているゲストシステムの root パスワードを選択し、 次へ をクリックしてプロファイルの作成を完了します。
- これでキックスタートプロファイルの作成が完了します。 ステップ 3 が完了するとプロファイルの詳細に移動します。 プロファイルの各種タブをブラウズして設定を変更することができますが、 ほとんどの場合デフォルトの設定で正常に動作するはずですので必ずしも変更する必要はありません。 インターフェースは少なめに割り当てるようになっていますが、 このキックスタートプロファイルでのゲストシステムには最低でも 2 GB の領域を割り当てることを強く推奨します。
10.2.2. ゲストシステムのプロビジョニング
- Satellite の Web インターフェースにログインします。 上部ナビゲーションバーにある システム タブをクリックしてホストシステムのプロファイルに行きシステム名をクリックします。
- ゲストシステムにキックスタートをスケジュールするには、 ホストシステムのプロファイルで 仮想化 ⇒ プロビジョニング の順に進みます。 ゲスト名 フィールドには guest1 を選択します。 メモリ割り当て、 仮想 CPU、 ストレージ の各フィールドについてはデフォルトの値でよいでしょう。 必要であれば変更を加えても構いません。 インターフェースの各フィールドに入力されたアドバイスをメモしておきます。 キックスタートプロファイル フィールドには前のステップで作成したゲストのシステムプロファイルを選択します。
- 最後に、 画面下の右側にある キックスタートをスケジュールしてから終了する ボタンをクリックすると、 ゲストのキックスタート進捗状況が確認できる キックスタートの状態 ページに移動します。 10 分から 15 分ほどで状態画面は正常にキックスタートが完了したことを表示するはずです。 新しいゲストを表示するには、 Satellite 上のホストシステムのプロファイルの 仮想化 タブをクリックします。 仮想システム一覧を表示するには、 システム ⇒ システム ⇒ 仮想システム の順で進みます。
注記
ゲストのキックスタートをスケジュールした後、 しばらくして キックスタートの状態 ページに Xen のキックスタートを開始 というゲストメッセージが表示されない場合、 ホストにosad
がない可能性があります。ホストシステムには、 start (開始)、 pause (停止)、 resume (再開)、 shutdown (シャットダウン)などの Satellite から送られてくるコマンドに対して応答できるようosad
パッケージが必要です。osad
がインストールされ稼働されていないと、 2.5 時間の間、 または次回の RHN デーモンが実行されるまで、 ホストシステムは Web インターフェースからこれらのコマンドを受信しなくなります。Satellite でホストシステムのプロファイルにある OSA の状態 フィールドを見るとosad
のインストール及び実行が行われているかどうかを確認することができます。 フィールドが存在していない、 またはシステムが数分間 Satellite とコンタクトしていないという障害を示している場合、 このホスト上で正常にゲストをプロビジョニングする前に、yum
(コマンドyum install -y osad
を使用) をインストールする必要があります。注記
ゲストのキックスタート中、キックスタートの状態
ページから次のメッセージを受け取る場合があります。The install process on the guest system has not communicated to RHN in the past n minutes. This may be due to a hung install process, or it may just be due to a slow install because of hardware constraints. A log of the installation process is available, you may wish to review it to troubleshoot this issue.(ゲストシステムでのインストールプロセスは n 分間 RHN との通信を行っていません。 インストールプロセスがハングしているためかもしれません。 またはハードウェアの制約によりインストールに時間がかかっているだけかもしれません。 インストール進渉のログがありますので、 ログを確認してこの問題に対処することができます。)
このメッセージが表示されても 20 分以上経過しない限り心配せずに待ってください。キックスタートが進行しているかどうかを確認するには、インストールログにエラーがないか確認し、 またキックスタートの状態ページを再ロードするときに「最後に要求されたファイル」のフィールドの更新が継続されているかどうかを確認します。 - ホストに追加のゲストを登録したい場合は上記のステップをくり返します。 ただし、 一度にプロビジョニングできるのは 1 ゲストのみになりますので忘れないようにしてください。 1 ゲストのキックスタートが進行している最中に別のゲストのキックスタートをスケジュールしようとすると、 現在進行しているゲストのキックスタートプロセスが取り消され、 新しいゲストのキックスタートプロセスが開始します。
- ホストシステムのプロファイルで 仮想化 タブをクリックして、 Satellite の Web インターフェース内に新たに作成した仮想ゲストのシステムを表示させます。 次に、 仮想システムのプロファイル名をクリックします。 その Satellite システムのプロファイルに移動します。
10.2.3. 仮想ゲストのエンタイトルメントを管理する
10.3. 仮想システムで作業する
10.3.1. SSH 経由で仮想システムに直接ログインする
- 仮想システムの IP アドレスをさがす必要があります。 システム ⇒ 仮想システム タブに進み、 仮想システムのプロファイル名をクリックして検索を行います。
- 仮想システムプロファイルページ上、 IP アドレス フィールドの左側にある情報コラムに IP アドレスがあります。
- root になり
ssh
を使ってこの IP アドレスに接続します。 さきほどのキックスタートプロファイル作成で仮想システム用に設定したパスワードを使用します。
10.3.2. ホスト経由でコンソールにアクセスする
- まずホストシステムに接続してから作業したいゲストの ID 番号を確認する必要があります。
ssh
でホストシステムに接続し次のコマンドを実行します。xm list
このコマンドで Satellite 上に作成した全ゲストの一覧が ID 番号も含めて表示されるはずです。 この一覧でさきほど作成したguest1
をさがします。 例えば、 このゲストに 2 の ID が割り当てられていた場合、 - この仮想システムのコンソールにアクセスするには次のコマンドを実行します。
xm console 2
即時にguest1
上のログインプロンプトが見れるはずです。 - システムのプロビジョニングに使用したキックスタートプロファイルで設定したのと同じパスワードを使い、 root として
guest1
にログインします。(画面になんらかのメッセージが表示されるかもしれません。 この場合、 使用しているキーボードの エンター キーを押して新しいログインプロンプトにします。) - ゲストコンソールを終了してホストシステムのコマンドプロンプトに戻るには、 使用しているキーボードで Ctrl キーと ] キーを同時に押します。
10.3.3. Satellite の Web インターフェースでソフトウェアをインストールする
- ログインして システム ⇒ システム ⇒ 仮想システム と進み仮想システムのプロファイル名をクリックし、 Satellite の Web インターフェース内の仮想システムのプロファイルに行きます。
- 仮想システムプロファイルで、 ソフトウェア ⇒ パッケージ タブをクリックします。
- パッケージ タブメニュー内の 新しいパッケージのインストール をクリックします。
- インストールしたいパッケージを選択して画面下部の右側にある 選択したパッケージをインストール ボタンをクリックします。
- パッケージインストールの詳細を確認してから画面下部の右側にある 確認 ボタンをクリックします。
- パッケージのインストールはゲストシステムが次回 Satellite にチェックインしたときに行われます。 直ちにインストールの実行を強制するには、 ゲストシステムで
rhn_check
コマンドを実行します。
10.3.4. 仮想システムから yum でソフトウェアをインストールする
yum
コマンドを使用するだけでソフトウェアのインストール及び更新を行うことができます。 たとえば、 テキストエディタの vim をインストールするには次のコマンドを発行します。
yum install -y vim-enhanced
10.3.5. ホストが再起動する時にゲストを再度開始する
rhn-virtualization-host
サービスはホストシステムの再起動が発生する際に自動的にゲストを再開始することができます。
- ホスト上にあるゲストの設定ファイルを
/etc/sysconfig/rhn/virt/
の中で見つけます。 UUID によって名前が付けられることになりますが、 正しいファイルを見つけるにはgrep
コマンドを使用して UUID ファイル内でゲスト名を検索します。 - 使用しているゲストシステムに相当する UUID ファイルを発見したら、その UUID ファイルから
/etc/sysconfig/rhn/virt/auto/
ディレクトリにシンボリックリンクを作成します。ln -s /etc/sysconfig/rhn/virt/GUEST_UUID.xml /etc/sysconfig/rhn/virt/auto/
10.3.6. 仮想システムを削除する
- まず、 削除する仮想システムをシャットダウンする必要があります。 Satellite Web インターフェース内のホストシステムのプロファイルをブラウズし、 仮想タブをクリック、 削除する仮想システムのチェックを外すとシャットダウンできます。 画面の下部にある システムのシャットダウン ボタンをクリックしてシャットダウンを完了します。
- 次に、 Satellite から仮想システムを削除します。 仮想システムのチェックボックスを外し、 画面の下部にある システムの削除 ボタンをクリックすると削除することができます。
注記
仮想システムのシャットダウン操作とその仮想システムの削除操作は少なくとも 2 分ほど間を置いてから行ってください。 間隔が短すぎると仮想システムが正しくシャットダウンせずこの仮想システムがまだ稼動している間にそれを削除しようとすることになります。 仮想システムが稼動している間にこれを削除すると、 次回のチェックインで Satellite 上に再び表示されます。 これが発生したら、 単純にシステムをシャットダウンして 2 分間待ってから再度、 削除を行います。 - 削除する仮想システムのディスクイメージを削除します。 たとえば、 guest1 のディスクイメージはホストシステム上の次の場所にあります。
/var/lib/xen/disk-images/guest1.disk
次のコマンドでこれを削除します。rm /var/lib/xen/disk-images/guest1.disk
- 最後に、 ホストシステムから RHN 設定ファイルを削除しなければなりません。 guest1 の RHN 設定ファイルを見つけるには、 次のコマンドを実行します。
grep guest1 /etc/sysconfig/rhn/virt/*.xml
示されたファイルを削除します。 たとえば、rm /etc/sysconfig/rhn/virt/14e5cfbf72342515236ad74b260c2f6b.xml
- これでゲストシステムをホストシステム及び Satellite から正しく削除したことになります。
第11章 cobbler
cobbler check
コマンドを使用したインストール環境の分析の機能cobbler replicate
により複数サイトでインストールを行うサーバー設定の機能- Cheetah のテンプレートエンジンとキックスタートの一部を使用したキックスタートのテンプレート作成および管理の機能
- クライアント側のツールである
koan
使った仮想マシンゲストのインストールを自動化する機能
11.1. Cobbler の要件
- PXE でのシステムインストールを行う際に Cobbler の使用を計画している場合は、
tftp-server
をインストールして設定しておく必要があります。 - インストールを行うためシステムを PXE 起動する際、 Cobbler の使用を計画している場合、 Cobbler による PXE 起動を行うため DHCP サーバーとして動作する、 または
next-server
を Cobbler サーバーのホスト名か IP アドレスに変更ためネットワーク DHCP サーバーの/etc/dhcp.conf
にアクセスするのいずれかが行える必要があります。
11.1.1. /etc/cobbler/settings
を使用して Cobbler を設定する
/etc/cobbler/settings
ファイル内で実行されます。 このファイルには数種の設定可能なセッティングが含まれ、 Cobbler の機能に対して各セッティングがどのように影響を与えるか、 またユーザーの環境に応じてセッティングの変更が推奨されるかどうかなど、 各セッティングごとに詳細な説明が記載されています。
/etc/cobbler/settings
ファイルをご覧ください。
11.1.2. Cobbler と DHCP
11.1.2.1. 既存の DHCP サーバーを設定する
allow booting; allow bootp; class "PXE" { match if substring(option vendor-class-identifier, 0, 9) = "PXEClient"; next-server 192.168.2.1; filename "pxelinux.0"; }
- 管理者は
bootp
プロトコルを使用してネットワークによる起動を有効にします。 - 次に、
PXE
と言うクラスを作成します。 PXE が起動順序で一番目に設定されているシステムの場合はそれ自体をPXEClient
として認識します。 - DHCP サーバーはシステムを 192.168.2.1 にある Cobbler サーバーに転送します。
- 最後に DHCP サーバーは
pxelinux.0
ブートローダファイルを取り込みます。
11.1.3. Xinetd と TFTP
/etc/xinetd.d/tftp
を編集し disable = yes
の行を disable = no
に変更します。
pxelinux.0
起動イメージをサービスさせる前に、 まず Xinetd サービスが開始しなければなりません。
chkconfig --level 345 xinetd on /sbin/service xinetd start
chkconfig
コマンドは、全てのユーザーランレベルに対して xinetd
サービスをオンにします。 一方、 /sbin/service
コマンドは直ちに xinetd
をオンにします。
11.1.4. Cobbler のサポート用に SELinux と IPTables を設定する
11.1.4.1. SELinux 設定
setsebool -P httpd_can_network_connect true
-P
スイッチは非常に重要です。 全システムを再起動した後も HTTPD 接続を永続的に有効にします。
semanage fcontext -a -t public_content_t "/tftpboot/.*"
11.1.4.2. IPTable の設定
- TFTP 用:
/sbin/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 69 -j ACCEPT /sbin/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m udp -p udp --dport 69 -j ACCEPT
- HTTPD 用:
/sbin/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT /sbin/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 443 -j ACCEPT
- Cobbler および Koan XMLRPC 用:
/sbin/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 25151 -j ACCEPT
/sbin/iptables-save
11.1.5. Cobbler サービスを同期して起動する
cobbler check
内に指定されている要件をニーズに応じてすべて設定したら Cobbler サービスを開始することができるようになります。
/usr/sbin/rhn-satellite start
警告
cobblerd
サービスの起動または停止は行わないようにしてください。 これを行うとエラーや他の問題が発生する可能性があります。
/usr/sbin/rhn-satellite
を使用してください。
11.2. ディストリビューションを Cobbler に追加する
cobbler
を使用してディストリビューションを作成するには以下のようにします。
cobbler distro add --name=string --kernel=path --initrd=path
--name=string
スイッチは 1 ディストリビューションを他と区別するために使用するラベルです (例、 rhel5server
)。
--kernel=path
スイッチではカーネルイメージファイルへのパスを指定します。
--initrd=path
スイッチでは初期 ramdisk (initrd) イメージファイルへのパスを指定します。
11.3. プロファイルを Cobbler に追加する
cobbler
を使用してプロファイルを作成するには以下のようにします。
cobbler profile add --name=string --distro=string [--kickstart=url] [--virt-file-size=gigabytes] [--virt-ram=megabytes]
--name=string
は、 rhel5webserver
や、rhel4workstation
などプロファイルの固有ラベルとなります。
--distro=string
スイッチはこの特定プロファイルに使用されるディストリビューションを指定します。 ディストリビューションは 「ディストリビューションを Cobbler に追加する」 内で追加されています。
--kickstart=url
オプションはキックスタートファイルがある場合はその場所を指定します。
--virt-file-size=gigabytes
オプションを使用すると仮想ゲストファイルイメージのサイズをセットすることができます。 指定しないとデフォルトは 5 ギガバイトになります。
--virt-ram=megabytes
オプションは仮想ゲストシステムに消費させることができる物理 RAM のサイズをメガバイトで指定します。 指定がない場合はデフォルトは 512 メガバイトになります。
11.4. システムを Cobbler に追加する
注記
koan
と PXE メニューのみでプロビジョニングを行っている場合はシステム記録は作成する必要はありません。 ただし、 システム固有のキックスタートテンプレートが必要な場合や、 特定のシステムは常にインストールされている特定のコンテンツを受け取るようにする場合に役に立ちます。 特定のクライアントに対して特定の役割が意図されている場合は、 それに応じたシステム記録を作成してください。
cobbler system add --name=string --profile=string --mac=AA:BB:CC:DD:EE:FF
--name=string
は engineeringserver
や frontofficeworkstation
などシステムに固有となるラベルです。
--profile=string
は 「プロファイルを Cobbler に追加する」 に追加されたプロファイル名の 1つを指定します。
--mac=AA:BB:CC:DD:EE:FF
オプションは、 指定 MAC アドレスを持つシステムがキックスタートされると、 そのシステム記録に関連するプロファイルに自動的にプロビジョニングが行われます。
man cobbler
と入力して Cobbler man ページを参照してください。
11.5. Cobbler テンプレート
- 各状況にあわせて個別のキックスタートを手作業で作成したり重複した作業を行ったりすることなく、 大量のプロファイルやシステムの作成と管理を行えるようにする強固な機能
- テンプレートは複雑性を増してループや条件、 他の拡張機能、 構文などを伴う場合がある一方、 こうした複雑性を伴わせることなく単純にキックスタートファイルの作成に使用することもできます。
11.5.1. テンプレートを使用する
/etc/sysconfig/network-scripts/
などの共通パスなど特定の共通項目に対して静的な値を持たせることができます。 ただし、 テンプレートが標準のキックスタートファイルと異なる部分はその変数の使用です。
network --device=eth0 --bootproto=static --ip=192.168.100.24 --netmask=255.255.255.0 --gateway=192.168.100.1 --nameserver=192.168.100.2
network --device=$net_dev --bootproto=static --ip=$ip_addr --netmask=255.255.255.0 --gateway=$my_gateway --nameserver=$my_nameserver
11.5.2. キックスタートの一部
$SNIPPET()
関数で呼び出し、 その関数をコードの一部の内容に置き換えることができます。
clearpart --all part /boot --fstype ext3 --size=150 --asprimary part / --fstype ext3 --size=40000 --asprimary part swap --recommended part pv.00 --size=1 --grow volgroup vg00 pv.00 logvol /var --name=var vgname=vg00 --fstype ext3 --size=5000
my_partition
などのファイルに保存し、 Cobber がアクセスできるようこのファイルを /var/lib/cobbler/snippets/
に配置します。
$SNIPPET()
関数でこの部分を利用することができます。 たとえば、
$SNIPPET('my_partition')
my_partition
ファイル内に含まれているコードの一部に置き換えられます。
11.6. Koan を使用する
11.6.1. 仮想システム群のプロビジョニングに Koan を使用する
koan
を使用してシステム上で仮想ゲストのインストールを開始することができます。
cobbler add profile --name=virtualfileserver --distro=rhel-i386-server-5 --virt-file-size=20 --virt-ram=1000
koan
で以下を実行します。
koan --server=hostname --list=profiles
cobbler profile add
で作成された利用可能なプロファイルをすべて一覧表示します。
koan --virt --server=cobbler-server.example.com --profile=virtualfileserver --virtname=marketingfileserver
virtualfileserver
プロファイルを使用して Cobbler サーバー (ホスト名 cobbler-server.example.com) から作成されることを指定しています。 virtname
オプションは仮想ゲストのラベルを指定しています。 デフォルトではシステムの MAC アドレスでラベル付けされます。
11.6.2. 実行中のシステムの再インストールに Koan を使用する
koan
は利用可能な Cobbler プロファイルから新規インストールで実行中のシステムを破壊的に置き換えることができます。
koan --replace-self --server=hostname --profile=name
--server=hostname
内で指定した Cobbler サーバーの --profile=name
にあるプロファイルを使ってそれ自体のシステムの置き換えを行います。
第12章 UNIX サポートガイド
12.1. はじめに
12.1.1. 対応できる UNIX 互換種
表12.1 対応できる Solaris のアーキテクチャとバージョン
Solaris のバージョン | sun4m | sun4d | sun4u | sun4v | sun4us | x86 |
---|---|---|---|---|---|---|
Solaris 8 | あり | なし | あり | 該当無し | なし | なし |
Solaris 9 | あり | 該当無し | あり | 該当無し | なし | あり |
Solaris 10 | 該当無し | 該当無し | あり | あり | なし | あり |
12.1.2. 要件
- RHN Satellite 5.0.0 またはそれ以降
- Satellite 証明書と Management エンタイトルメント
- 各 UNIX クライアント用の Management エンタイトルメント
- python、 pyOpenSSL、 Red Hat Network クライアントのパッケージ群など、 UNIX 用の RHN パッケージ
- サポートライブラリを提供する Sunfreeware パッケージ群。 一部のパッケージは RHN Satellite で入手できます。 全一覧については 「追加パッケージのダウンロードとインストール」 を参照してください。
12.1.3. 含まれている機能
- Red Hat Network Service Daemon (
rhnsd
)、 設定可能な間隔に応じてrhn_check
を起動します。 - Red Hat Network Configuration Client (
rhncfg-client
)、 Satellite からスケジュールした全ての設定動作を実行します。 - Red Hat Network Configuration Manager (
rhncfg-manager
)、 RHN 設定チャンネルをコマンドラインで管理することができます。 rhn_check
プログラム、 Satellite にチェックインしてサーバーからスケジュールした動作を実行します。- Management レベルの全機能、 システムのグループ化、 パッケージプロファイルの比較、 システム設定マネージャを使用した複数システムの一括管理などが含まれます。
- リモートコマンドと呼ばれる Provisioning の機能、 Satellite の Web サイトを使って root レベルのコマンドを管理しているあらゆるクライアントでスケジュールすることができます (クライアントがこの動作を許可している場合)。
12.1.4. 機能の相異
- Red Hat Update Agent for UNIX は Linux の Red Hat Update Agent よりかなり小規模のオプションセットとなり、 パッケージのインストールについては
rpm
ではなくそのオペレーティングシステムのネイティブのツールセットに依存することになります。 オプションの詳細一覧は 「コマンドラインから更新を行う」 でご覧ください。 - RHN Push アプリケーションは、パッケージ、パッチ、及び パッチのクラスタなどネイティブな UNIX ファイルタイプをアップロードするよう同じように修正されています。Solaris パッケージとパッチとパッチクラスタのファイルは RPM ファイルとは異るため、 チャンネルアップロードのメカニズムが少々異ります。Solaris 用の
rhnpush
パッケージには、次の 2 つのアプリケーションがあります。- 1 番目は
solaris2mpm
です。 各 Solaris パッケージまたは パッチの MPM ファイルを作成する RHN ユーティリティです。 MPM ファイルの中立的な形式により、 Satellite がアップロードされたファイルを理解し管理できるようになります。 - 2 番目は
rhnpush
です。 RPM ファイルの他にも MPM を 処理できるよう拡張されています。 これ以外は Linux バージョンのrhnpush
まったく同じように動作します。
- RHN Web サイトの チャンネル タブはネイティブな UNIX ファイルタイプのインストールや収容に対応できるよう拡張されています。
12.1.5. 除外された機能
- Provisioning レベルの機能、 設定ファイルの管理を除くキックスタート起動やパッケージのロールバック機能など
- エラータ関連の全オプション、 エラータ更新の概念は UNIX では理解されないため
- パッケージのソースファイル
RHAT*.pkg
ファイルの移転にはまだ対応していません。
12.2. Satellite サーバーの準備と設定
- Satellite インストールの中:以下に示すように、 インストールのプロセス中に「Solaris サポートを有効にする」にチェックを入れて Satellite での UNIX サポートを有効にします。
図12.1 Satellite のインストール中に UNIX サポートを有効にする
- Satellite のインストール後:インストール終了後に Satellite を設定して UNIX サポートを有効にします。 上部メニューバーの Satellite ツール (Satellite Tools) を選択してから左側のナビゲーションバーにある Satellite の設定 (Satellite Configuration) を選択します。 その後に出る画面で、 以下に示すように Solaris サポートを有効にする ボックスにチェックを入れます。
図12.2 Satellite のインストール後に UNIX サポートを有効にする
設定を更新 ボタンを押して変更を確認します。 - 最後に、 クライアントシステムがサブスクライブできるベースチャンネルを作成しなければなりません。 RHN は UNIX のコンテンツは提供しないためです。 つまり、 チャンネルの作成に
satellite-sync
は使用できません。Solaris チャンネルを作成するには、 Satellite の Web インターフェースに Satellite 管理者または certificate authority としてログインします。 チャンネル タブへ移動し、 左側のナビゲーションバーから ソフトウェアチャンネルの管理 へ行きます。 表示される画面の右上にある 新しいチャンネルの作成 リンクをクリックします。 新しいチャンネル用の名前とラベルを入力してから Sparc Solaris または i386 Solaris のいずれかをクライアントのアーキテクチャに応じて選択します。
12.3. クライアントシステムの準備
gzip
及び必要となるサードパーティーのライブラリをダウンロードしてインストールを行ってください。- RHN アプリケーションの tarball を Satellite からクライアントにダウンロードしてその内容をインストールします。
- 次に、 安全な接続に必要となる SSL 証明書を配備します。
- クライアントアプリケーションが RHN Satellite に接続できるよう設定を行います。
12.3.1. 追加パッケージのダウンロードとインストール
up2date
) になります。 クライアントシステム群と Red Hat Network 間のリンクを提供します。 Red Hat Update Agent の UNIX 固有バージョンは Linux バージョンに比べ機能上の制約はありますが、 システムの登録を行ったりパッケージのインストールやパッチの更新を円滑に行うことができます。 ツールのオプション詳細に関しては 「登録と更新」 を参照してください。
注記
bash
を入力すると便利な場合があります。 BASH シェルが使用できる場合は、 システムがより Linux に近い動作になります。
12.3.1.1. サードパーティのパッケージをインストール
gzip
libgcc
openssl
zlib
gzip
ユーティリティは SUNWgzip パッケージにより提供され、 http://www.sunfreeware.com からダウンロードすることができます。
SUNWgccruntime
SUNWopenssl*
SUNWzlib
SMClibgcc
またはSMCgcc
SMCossl
SMCzlib
pkginfo
コマンドを使用します。 たとえば、 パッケージ名に「zlib」が含まれているパッケージを確認するには次のコマンドを実行します。
# pkginfo | grep zlib
注記
libgcc<version>-sol<solaris-version>-sparc-local.gz
はインストール後には SMClibgcc になります。
12.3.1.2. ライブラリ検索パスの設定
# crle -c /var/ld/ld.config
-l
オプションはその値を追加するのではなくリセットするので注意してください。 すでにシステムに設定された値がある場合は、 その値を -l パラメータの前に追加します。
# crle -c /var/ld/ld.config -l /other/existing/path:/lib:/usr/lib:/usr/local/lib
# crle -c /var/ld/ld.config -l /other/existing/path:/lib:/usr/lib:/usr/local/lib:/usr/sfw/lib
12.3.1.3. RHN クライアントパッケージのダウンロード
/var/www/html/pub/
ディレクトリから適切なパッケージの tarball をダウンロードします。 Mozilla のような GUI Web ブラウザを使用できる場合は、 Satellite の /pub
ディレクトリまで行ってクライアントに対して適切な tarball を保存します。
http://your-satellite.example.com/pub/rhn-solaris-bootstrap-<version>-<solaris-arch>-<solaris-version>.tar.gz
ftp
を使ってそのファイルを Satellite からクライアントに転送できるはずです。
gzip
を使って tarball を解凍します。 次のようなパッケージがあるはずです。
RHATpossl
RHATrcfg
RHATrcfga
RHATrcfgc
THATrcfgm
RHATrhnc
RHATrhnl
RHATrpush
RHATsmart
SMClibgcc
及び SMCosslg
もこの tarball に含まれていることがあります。
12.3.1.4. RHN パッケージのインストール
pkgadd
コマンドを使います。 パッケージインストール中に表示されるプロンプトにはすべて「yes」と答えます。
# pkgadd -d RHATpossl-0.6-1.p24.6.pkg all # pkgadd -d RHATpythn-2.4.1-2.rhn.4.sol9.pkg all # pkgadd -d RHATrhnl-1.8-7.p23.pkg all ...
注記
pkgadd
に -n
を使用する選択ができます。 これはコマンドを非インテラクティブモードで実行します。 ただし、 Solaris 10 の場合、 一部のパッケージのインストールがサイレントに失敗する原因となる場合があります。
/opt/redhat/rhn/solaris/
に各パッケージがインストールされるまで続行します。
12.3.1.5. PATH に RHN パッケージを含ませる
# PATH=$PATH:/opt/redhat/rhn/solaris/bin # PATH=$PATH:/opt/redhat/rhn/solaris/usr/bin # PATH=$PATH:/opt/redhat/rhn/solaris/usr/sbin # export PATH
# MANPATH=$MANPATH:/opt/redhat/rhn/solaris/man # export MANPATH
# man -M /opt/redhat/rhn/solaris/man <man page>
libgcc
、 openssl
、 zlib
で行ったのと同様に PATH に追加します。
crle -c /var/ld/ld.config -l <current library paths>:/opt/redhat/rhn/solaris/lib
12.3.2. クライアント SSL 証明書を配備する
/pub/
ディレクトリに置かれます。
- RHN Satellite の
/var/www/html/pub/
ディレクトリからクライアントシステムに SSL 証明書をダウンロードします。 この証明書にはRHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT
のような名前を付けます。 次の URL で Web 経由でのアクセスが可能です、https://your-satellite.example.com/pub/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT
。 - クライアント SSL 証明書をご使用の UNIX の種類に応じて RHN 固有のディレクトリに移動します。 Solaris の場合、 次のようなコマンドでこれを行うことができます。
mv /path/to/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT /opt/redhat/rhn/solaris/usr/share/rhn/
12.3.3. クライアント群を設定する
- root になり、 システムの RHN 設定ディレクトリに移動します。 Solaris の場合、 フルパスは
/opt/redhat/rhn/solaris/etc/sysconfig/rhn/
になります。 - テキストエディタで
up2date
設定ファイルを開きます。 serverURL
のエントリを探してその値を RHN Satellite の完全修飾ドメイン名 (FQDN) にセットします。serverURL[comment]=Remote server URL serverURL=https://your-satellite.example.com/XMLRPC
- Satellite に
noSSLServerURL
の値も設定して SSL をオフにする場合でも、 アプリケーションは必ず RHN Satellite を参照するようにします。noSSLServerURL[comment]=Remote server URL without SSL noSSLServerURL=http://your-satellite.example.com/XMLRPC
up2date
設定ファイルをまだ開いているあいだに、sslCACert
のエントリをさがして 「クライアント SSL 証明書を配備する」 に説明されているようにその値を SSL 証明書の名前と場所にセットします。 例えば、sslCACert[comment]=The CA cert used to verify the ssl server sslCACert=/opt/redhat/rhn/solaris/usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT
12.4. 登録と更新
12.4.1. システムを登録する
rhnreg_ks
を使用する必要があります。 システムの登録にアクティベーションキーを使用するのはオプションになります。 アクティベーションキーを使用すると、 ベースチャンネルやシステムグループなど RHN 内での設定をあらかじめ指定し、 登録の時点でそれらをシステムに自動的に適用することができるようになります。
- Satellite の Web インターフェースにログインし、上部ナビゲーションバーの システム タブをクリックしてから、 左側のナビゲーションバーの アクティベーションキー をクリックします。 次に、 ページ右上の 新規のキーを作成 をクリックします。
- 次のページで 「Satellite サーバーの準備と設定」 の最後に作成したベースチャンネルを選択します。
- キーを作成した後、 アクティベーションキー 一覧内でそのキーの名前をクリックし、 ソフトウェア、 設定チャンネル、 システムグループを関連付けることで RHN 設定を確定します。
- 登録するクライアントシステムでターミナルを開いて root になります。
- コマンド
rhnreg_ks
を--activationkey
オプションと併用してクライアントを Satellite に登録します。 キーを構成する文字列は Web サイトの アクティベーションキー 一覧から直接コピーしても構いません。 コマンドは以下に似たようなものになります。rhnreg_ks --activationkey=b25fef0966659314ef9156786bd9f3af
- Web サイトに戻り、 アクティベーションキーの名前をクリックして新しいシステムが アクティベートしたシステム タブ内にあることを確認します。
12.4.2. 更新を取得する
12.4.2.1. パッケージを Satellite にアップロードする
solaris2mpm
を RHN は作成しました。
12.4.2.1.1. solaris2mpm
solaris2mpm
は Solaris 用 RHN Push の一部になります。 Satellite にある Solaris チャンネルにプッシュする内容は最初は .mpm 形式でなければなりません。
注記
/tmp/
の領域が使用されますが、 --tempdir
オプションを使用すると必要に応じて別のディレクトリを指定することもできます。
# solaris2mpm RHATrpush-3.1.5-21.pkg RHATrpush-3.1.5-23.pkg Opening archive, this may take a while Writing out RHATrpush-3.1.5-21.sparc-solaris.mpm Opening archive, this may take a while Writing out RHATrpush-3.1.5-23.sparc-solaris.mpm
name-version-release.arch.mpm
表12.2 solaris2mpm のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--version
|
プログラムのバージョン番号を表示して終了します
|
-h, --help
|
この情報を表示して終了します
|
-?, --usage
|
プログラムの使い方に関する説明を表示して終了します
|
--tempdir=<tempdir>
|
作業用の一時的ディレクトリを指定します
|
--select-arch=<arch>
|
複合アーキテクチャパッケージ用のアーキテクチャ (i386 か Sparc) を選択します
|
12.4.2.1.2. .mpm ファイルで rhnpush
を行う
rhnpush
の Solaris バージョンは標準ユーティリティと同じように動作しますが、 .mpm ファイルが処理できる追加機能があります。 以下にその使用例を示します。
% rhnpush -v --server testbox.example.com --username myuser -c solaris-8 \ RHATrpush-3.1.5-*.mpm Red Hat Network password: Connecting to http://testbox.example.com/APP Uploading package RHATrpush-3.1.5-21.sparc-solaris.mpm Uploading package RHATrpush-3.1.5-23.sparc-solaris.mpm
注記
12.4.2.2. Web サイト経由で更新を行う
12.4.2.3. rhnsd
rhnsd
デーモンは起動時に自動的に開始します。 Solaris システム上では、 デフォルトでは rhnsd
は起動時には 開始しません。 次のようにしてコマンドラインから開始させることができます。
rhnsd --foreground --interval=240
rhnsd
のデフォルトの場所は /opt/redhat/rhn/solaris/usr/sbin/rhnsd
になります。 以下に Solaris で利用できる rhnsd
のオプションを示します。
表12.3 rhnsd
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-f, --foreground
|
前面で実行します
|
-i, --interval=MINS
|
MINS 分毎に Red Hat Network に接続します
|
-v, --verbose
|
syslog にすべての動作をログ記録します
|
-h, --help
|
このヘルプ一覧を表示します
|
-u, --usage
|
このヘルプ一覧を表示します
|
-V, --version
|
プログラムのバージョンを表示します
|
12.4.2.4. コマンドラインから更新を行う
up2date
コマンドで行うことができます。 最も大きな相異点としてはソースファイルに関するオプションがまったくないことです。 UNIX システムに使用できるオプションの詳細については 表12.4「Update Agent コマンドラインの引数」 でご覧ください。
表12.4 Update Agent コマンドラインの引数
引数 | 説明 |
---|---|
--version | プログラムのバージョン情報を表示します |
-h , --help | このヘルプメッセージを表示して終了します |
-v , --verbose | 追加の出力を表示します |
-l , --list | インストール済みの全てのパッケージの最新バージョンを一覧表示します |
-p , --packages | このシステムのプロファイルに関連したパッケージを更新します |
--hardware | RHN にあるこのシステムのハードウェアプロファイルを更新します |
--showall | ダウンロード可能な全てのパッケージを一覧表示します |
--show-available | 現在、 利用可能なパッケージの中でまだインストールされていないパッケージをすべて一覧表示します |
--show-orphans | 現在インストールされているパッケージの中でシステムがサブスクライブしているチャンネルには入っていないパッケージをすべて一覧表示します |
--show-channels | チャンネル名とそれに該当するパッケージ名を表示します |
--installall | 利用できるパッケージをすべてインストールします。 --channel と共に使用します。 |
--channel=CHANNEL | チャンネルラベルを使用して更新するチャンネルを指定します。 |
--get | 依存関係を解決せずに指定のパッケージを取り込みます |
12.5. リモートコマンド
12.5.1. コマンドを有効にする
script
、 ファイル名は run
と言う名前にして、 いずれも UNIX 互換種に固有となる /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/
ディレクトリに配置してください。
mkdir -p /opt/redhat/rhn/solaris/etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/script
touch /opt/redhat/rhn/solaris/etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/script/run
12.5.2. コマンドを発行する
付録A Red Hat Network Registration Client
警告
A.1. Red Hat Network Registration Client を設定する
rhn_register --configure
図A.1 Red Hat Network Registration Client の設定
rhn_register --nox --configure
0. enableProxyAuth No 1. noSSLServerURL http://xmlrpc.rhn.redhat.com/XMLRPC 2. oemInfoFile /etc/sysconfig/rhn/oeminfo 3. enableProxy No 4. networkSetup Yes 5. httpProxy 6. proxyUser 7. serverURL https://xmlrpc.rhn.redhat.com/XMLRPC 8. proxyPassword 9. debug No Enter number of item to edit <return to exit, q to quit without saving>:
enableProxy
及び httpProxy
です。 プロキシサーバーを有効にするには enableProxy
の値を Yes
に変更して、 httpProxy
の値をそのプロキシサーバー名とポート番号に HOST:PORT の形式で変更します。 例えば、 ポート3128 でプロキシサーバー squid.mysite.org を使用する場合は値を squid.mysite.org:3128
に変更します。
enableProxyAuth
を Yes
に設定してそのプロキシのユーザー名とパスワード認証を有効にし、 proxyUser
及び proxyPassword
にプロキシの適切なユーザー名とパスワードを設定します。
/etc/sysconfig/rhn/rhn_register
ファイル内の serverURL
のプロトコルを https
から http
に変更します。
A.2. Red Hat Network Registration Client を起動する
重要
- GNOME デスクトップで、 Applications (the main menu on the panel) => プログラム => システム => Red Hat Network と進みます。
- KDE デスクトップの場合は、 Applications (the main menu on the panel) => システム => Red Hat Network と進みます。
- シェルプロンプトでコマンド
rhn_register
を入力します (XTerm や GNOME ターミナル など)。 - X Window システムを実行していない場合はシェエルプロンプトでコマンド
rhn_register
を入力します。 詳しくは 「テキストモードによる RHN Registration Client」 を参照してください。
警告
rpm -q python
を使用します。 Python 1.5.2-24 またはそれ以降のバージョンを使用することを強く推奨します。
図A.2 Python 1.5.2-24 またはそれ以降を使用
/etc/sysconfig/rhn/systemid
) を上書きして別のシステムファイルを作成することになります。 以前のシステムプロファイルは使用できなくなります。 はい を選択する前に、 本当にこの操作を実行したいのかどうか確認してください。
図A.3 警告: このシステムは既に登録されています
図A.4 「ようこそ」の画面
図A.5 Red Hat プライバシー条項
A.3. ユーザーアカウントを登録する
図A.6 エラー: このユーザー名は既に存在します
注記
- 空白は含めません
- 「&」、 「+」、 「%」、 「'」の記号は含めません
- 大文字と小文字の区別がないため、 大文字と小文字だけを使い分けた同じ名前が重複する可能性がなくなります
- 最低、4文字の長さが必要です
- タブを含ませることはできません
- 改行を含ませることはできません
図A.7 固有となるユーザー名とパスワードを作成
A.4. システムプロファイルを登録する
A.4.1. ハードウェアのシステムプロファイル
- Red Hat Enterprise Linux のバージョン
- ホスト名
- IP アドレス
- CPU モデル
- CPU 速度
- RAM の容量
- PCI デバイス
- ディスクサイズ
- マウントポイント
Email Server for Support Team (サポートチーム用の電子メールサーバー)
などわかりやすい名前に変更しても構いません。 オプションとしてシステムのコンピュータシリアル番号や識別番号を入力することもできます。
図A.8 システムプロファイル - ハードウェア
A.4.2. ソフトウェアのシステムプロファイル
A.4.2.1. RPM データベースの情報を収集する
図A.9 登録ウィザード
図A.10 RPM パッケージ情報
A.4.2.2. システムプロファイルから除外する RPM パッケージを選択する
図A.11 システムプロファイルから除外する RPM パッケージを選択する
A.5. 登録を終了する
図A.12 システムプロファイル用の情報収集が終了しました
図A.13 Red Hat Network にシステムプロファイルを送信
図A.14 登録が終了しました
A.6. システムにエンタイトルメントを付与する
- ユーザーがエンタイトルメントのレベルを 1 つ選択できるシステムの一覧
- 各システムに適用されている現在のエンタイトルメント
- エンタイトルメントレベルの変更に使用するボタン
- 購入したエンタイトルメントのうちまだ使用可能な状態で残っているエンタイトルメントの数量とタイプの概要
注記
A.7. テキストモードによる RHN Registration Client
rhn_register --nox
図A.15 テキストモードの「ようこそ」画面
付録B コマンドライン設定管理ツール
注記
/var/lib/rhncfg/backups/
ディレクトリに古いファイルとそのファイルのフルパスを含むバックアップを作成してください。 バックアップのファイル名は維持されますが .rhn-cfg-backup
という拡張子が付きます。
B.1. Red Hat Network Actions Control
rhn-actions-control
) アプリケーションは、 システムの設定管理を有効にしたり無効にしたりする際に使用します。 デフォルトではこの方法でクライアントシステムを管理することができません。 このツールにより、 Satellite 管理者はシステム上に設定ファイルを 配備 したり、 システムからファイルを アップロード したり、 現在システムで管理されているものと利用可能な対象の 差を比べたり、 任意の リモートコマンド の実行を許可したりするなど、 許可できる動作の特定モードを有効または無効にすることができます。 これらの各種モードは /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/
ディレクトリにファイルやディレクトリを配置したり削除したりすることで有効または無効にします。 /etc/sysconfig/rhn/
ディレクトリのデフォルトの権限により、 RHN Actions Control は root アクセス権を持つユーザーによって実行されなければならないことがほとんどになります。
B.1.1. 一般的なコマンドラインオプション
man
ページが利用できます。 ただし、 このツールの使い方はここで簡単に説明するだけで十分でしょう。 RHN でスケジュール済みの動作のいずれをシステム管理者が使用できるようにするかを確定するだけです。 次のオプションを使用して各種のスケジュール済み動作のモードを有効にすることができます。
表B.1 rhn-actions-control
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--enable-deploy | rhncfg-client にファイルの配備を許可します |
--enable-diff | rhncfg-client にファイルの diff を許可します |
--enable-upload | rhncfg-client にファイルのアップロードを許可します |
--enable-mtime-upload | rhncfg-clien に mtime のアップロードを許可します |
--enable-all | rhncfg-client に全ての動作を許可します |
--enable-run | script.run を有効にします |
--disable-deploy | 配備を無効にします |
--disable-diff | diff を無効にします |
--disable-upload | アップロードを無効にします |
--disable-mtime-upload | mtime のアップロードを無効にします |
--disable-all | 全てのオプションを無効にします |
--disable-run | script.run を無効にします |
--report | モードが有効になっているか無効になっているのかをレポートします |
-f, --force | 確認なしに操作を強制実行します |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
rhn-actions-control --all
が一般的)、 RHN でシステムの設定管理を行う準備が整ったことになります。
B.2. Red Hat Network Configuration Client
rhncfg-client
) は各クライアントシステムに別々にインストールして実行します。 次にこれを使用して RHN がどのようにクライアントに設定ファイルを配備するかに関する情報を得ます。
B.2.1. 設定ファイルを表示させる
rhncfg-client list
Config Channel File config-channel-17 /etc/example-config.txt config-channel-17 /var/spool/aalib.rpm config-channel-14 /etc/rhn/rhn.conf
rhncfg-manager list config-channel-14
Files in config channel 'config-channel-14' /etc/example-config.txt /etc/rhn/rhn.conf
/etc/example-config.txt
の 2 番目のバージョンがどこへ行ったか 気になるかもしれません。 config-channel-17
にある /etc/example-config.txt
ファイルは config-channel-14
にある同ファイルよりランクが高くなっていました。 その結果、 config-channel-14
の設定ファイルのバージョンはこのシステムには配備されていませんが、 ファイルはまだそのチャンネルにあります。 このシステムにこのファイルは配備されないため、 rhncfg-client
コマンドはこのファイルを表示しません。
B.2.2. 設定ファイルを取得する
rhncfg-client get /etc/example-config.txt
Deploying /etc/example-config.txt
less
または別のページャを使ってこのファイルの内容を確認します。 このファイルを含む設定チャンネルのランクを基準にしてこのファイルが「最適」として選択されている点に注意してください。 システムの詳細 ページの 設定 タブ内で行うことができます。 手順については 「システムの詳細」 を参照してください。
B.2.3. 設定チャンネルを表示する
rhncfg-client channels
Config channels: Label Name ----- ---- config-channel-17 config chan 2 config-channel-14 config chan 1
rhncfg-client get
に使用できるオプションの一覧です。
表B.2 rhncfg-client get
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--topdir=TOPDIR | 全てのファイル操作をこのストリングに相対とします |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.2.4. 設定ファイル間の違いを比較する
rhncfg-client diff
--- /tmp/@3603.0.rhn-cfg-tmp 2004-01-13 14:18:31.000000000 -0500 +++ /etc/example-config.txt 2003-12-16 21:35:32.000000000 -0500 @@ -1,3 +1,5 @@ +additional text
--topdir
オプションを含ませて RHN 内の設定ファイルとクライアントシステム上の任意 (且つ未使用) の場所に配置された設定ファイルとを比較することもできます。
[root@ root]# rhncfg-client diff --topdir /home/test/blah/ /usr/bin/diff: /home/test/blah/etc/example-config.txt: No such file or directory /usr/bin/diff: /home/test/blah/var/spool/aalib.rpm: No such file or directory
B.2.5. 設定ファイルを検証する
rhncfg-client verify
modified /etc/example-config.txt /var/spool/aalib.rpm
example-config.txt
ファイルはローカルで修正されていますが、 aalib.rpm
は修正されていません。
rhncfg-client verify
に使用できるオプションの一覧です。
表B.3 rhncfg-clientt verify
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-v, --verbose | 出力させる詳細レベルを増やします。 指定した設定ファイルのモード、 所有者、 及びグループパーミッションの違いを表示します。 |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3. Red Hat Network Configuration Manager
rhncfg-manager
) は、 クライアントシステムにある設定ファイルではなく RHN にある設定ファイルとチャンネルの中央レポジトリの保守を目的として設計されています。 このツールでは RHN Web サイト内の設定管理機能の代替となるコマンドラインの他、 関連メンテナンスの一部または全体を行うためのスクリプト作成の機能も備えています。
/etc/sysconfig/rhn/rhncfg-manager.conf
または ~/.rhncfgrc
の [rhncfg-manager] セクションに指定することができます。
~/.rhncfgrc
ファイル内で設定に変更を加える必要があるかもしれません。 セッションファイルは ~/.rhncfg-manager-session
にキャッシュされ、 すべてのコマンド毎にログインが行なわれないようにします。
server.session_lifetime
オプションと新しい値をこのマネージャを実行しているサーバーの /etc/rhn/rhn.conf
ファイルに追加します。 次ぎのようにします。
server.session_lifetime = 120
rhncfg-manager mode --help
rhncfg-manager diff-revisions --help
rhncfg-manager add
のオプション」 でご覧頂けます。
B.3.1. 設定チャンネルを作成する
rhncfg-manager create-channel channel-label
Red Hat Network username: rhn-user Password: Creating config channel channel-label Config channel channel-label created
B.3.2. 設定チャンネルにファイルを追加する
rhncfg-manager add --channel=channel-label
/path/to/file
--dest-file
オプションを含ませてパスとファイル名を変更することができます。
rhncfg-manager add --channel=channel-label
--dest-file=/new/path/to/file.txt
/path/to/file
Pushing to channel example-channel Local file >/path/to/file -> remote file /new/path/to/file.txt
rhncfg-manager add
に使用できるオプションの一覧です。
表B.4 rhncfg-manager add
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL --channel=CHANNEL | この設定チャンネルにファイルをアップロードします |
-dDEST_FILE --dest-file=DEST_FILE | このパスにファイルをアップロードします |
--delim-start=DELIM_START | 変数挿入用の区切りの開始点です |
--delim-end=DELIM_END | 変数挿入用の区切りの終了点です |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
注記
/etc/rhn/rhn.conf
ファイル内の次の行を見つけて変更するか、 なければこの行を作成します。
web.maximum_config_file_size=128
B.3.3. 最新の設定ファイル間の違いを比較する
rhncfg-manager diff --channel=channel-label
--dest-file=/path/to/file.txt
\ /local/path/to/file
/tmp/dest_path/example-config.txt /home/test/blah/hello_world.txt --- /tmp/dest_path/example-config.txt config_channel: example-channel revision: 1 +++ /home/test/blah/hello_world.txt 2003-12-14 19:08:59.000000000 -0500 @@ -1 +1 @@ -foo +hello, world
rhncfg-manager diff
に使用できるオプションの一覧です。
表B.5 rhncfg-manager diff
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | この設定チャンネルからファイルを取得します |
-rREVISION, --revision=REVISION | このリビジョンを使用します |
-dDEST_FILE, --dest-file=DEST_FILE | このパスにファイルをアップロードします |
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルをこの文字列に相対とします |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.4. 各種のバージョン間の違いを比較する
-r
のフラグを使用して比較するファイルのリビジョンを指定し、 -n
フラグでチェックする 2 つのチャンネルを指定します。 これに関する説明は 「ファイルリビジョンの数を確認する」 でご覧ください。 ここでは 1 ファイルの異なるバージョンを比較しているため、 指定するのは 1 ファイル名だけにしてください。 たとえば、
rhncfg-manager diff-revisions -n=channel-label1
-r=1
-n=channel-label2
-r=1
/path/to/file.txt
--- /tmp/dest_path/example-config.txt 2004-01-13 14:36:41 \ config channel: example-channel2 revision: 1 --- /tmp/dest_path/example-config.txt 2004-01-13 14:42:42 \ config channel: example-channel3 revision: 1 @@ -1 +1,20 @@ -foo +blaaaaaaaaaaaaaaah +-----BEGIN PGP SIGNATURE----- +Version: GnuPG v1.0.6 (GNU/Linux) +Comment: For info see http://www.gnupg.org + +iD8DBQA9ZY6vse4XmfJPGwgRAsHcAJ9ud9dabUcdscdcqB8AZP7e0Fua0NmKsdhQCeOWHX +VsDTfen2NWdwwPaTM+S+Cow= +=Ltp2 +-----END PGP SIGNATURE-----
rhncfg-manager diff-revisions
に使用できるオプションの 一覧です。
表B.6 rhncfg-manager diff-revisions
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | この設定チャンネルを使用します |
-rREVISION, --revision=REVISION | このリビジョンを使用します |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.5. 1 つのチャンネル内の全ファイルをダウンロードする
rhncfg-manager download-channel channel-label --topdir .
Copying /tmp/dest_path/example-config.txt -> \ blah2/tmp/dest_path/example-config.txt
rhncfg-manager download-channel
に使用できるオプションの一覧です。
表B.7 rhncfg-manager download-channel
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルパスがこのディレクトリに対して相対的となります。 このオプションは設定しなければなりません。 |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.6. ファイルの内容を取得する
rhncfg-manager get --channel=channel-label
\ /tmp/dest_path/example-config.txt
B.3.7. チャンネル内の全ファイルを表示する
rhncfg-manager list channel-label
Files in config channel `example-channel3': /tmp/dest_path/example-config.txt
rhncfg-manager get
に使用できるオプションの一覧です。
表B.8 rhncfg-manager get
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | この設定チャンネルからファイルを取得します |
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルをこの文字列に相対とします |
-rREVISION, --revision=REVISION | このファイルリビジョンを取得します |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.8. 全ての設定チャンネルを表示させる
rhncfg-manager list-channels
Available config channels: example-channel example-channel2 example-channel3 config-channel-14 config-channel-17
local_override
チャンネルや server_import
チャンネルは表示しないので注意してください。
B.3.9. チャンネルからファイルを削除する
rhncfg-manager remove --channel=channel-label
/tmp/dest_path/example-config.txt
Red Hat Network username: rhn-user Password: Removing from config channel example-channel3 /tmp/dest_path/example-config.txt removed
rhncfg-manager remove
に使用できるオプションの一覧です。
表B.9 rhncfg-manager remove
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | この設定チャンネルからファイルを削除します |
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルをこの文字列に相対とします |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.10. 設定チャンネルを削除する
rhncfg-manager remove-channel channel-label
Removing config channel example-channel Config channel example-channel removed
B.3.11. ファイルリビジョンの数を確認する
rhncfg-manager revisions channel-label /tmp/dest_path/example-config.txt
Analyzing files in config channel example-channel \ /tmp/dest_path/example-config.txt: 1
B.3.12. チャンネル内のファイルを更新する
rhncfg-manager update \ --channel=channel-label
--dest-file=/path/to/file.txt
/local/path/to/file
Pushing to channel example-channel: Local file example-channel/tmp/dest_path/example-config.txt -> \ remote file /tmp/dest_path/example-config.txt
rhncfg-manager update
に使用できるオプションの一覧です。
表B.10 rhncfg-manager update
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | この設定チャンネルにファイルをアップロードします |
-dDEST_FILE, --dest-file=DEST_FILE | このパスにファイルをアップロードします |
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルをこの文字列に相対とします |
--delim-start=DELIM_START | 変数挿入用の区切りの開始点です |
--delim-end=DELIM_END | 変数挿入用の区切りの終了点です |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
B.3.13. 複数のファイルを一度にまとめてアップロードする
rhncfg-manager upload-channel --topdir=topdir
channel-label
Using config channel example-channel4 Uploading /tmp/ola_world.txt from blah4/tmp/ola_world.txt
rhncfg-manager upload-channel
に使用できるオプションの一覧です。
表B.11 rhncfg-manager upload-channel
のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-tTOPDIR, --topdir=TOPDIR | 全てのファイルパスがこのディレクトリに対して相対的になります |
-cCHANNEL, --channel=CHANNEL | 設定情報をアップロードする複数のチャンネルを列記します。 チャンネルとチャンネルはコンマ「,」で区切ります。 例、 --channel=foo,bar,baz |
-h, --help | ヘルプメッセージを表示して終了します |
付録C RHN API アクセス
C.1. auth クラスを使用してセッションを取得する
C.2. system_id を取得する
system_id
パラメータの値が必要とされます。 RHN に登録する際に各システムに割り当てられる固有の値でアルファベットと数字から成ります。 この値は各マシンの /etc/sysconfig/rhn/systemid
ファイル内にあります。 また、 システムクラス内の download_system_id
メソッドを使用してこの値を取得することもできます。
C.3. sid を確認する
sid
いわゆるサーバーの ID パラメータの値を必要とするメソッドがいくつかあります。 system_id
とは異なるので注意してください。 マシンの sid
の確認方法は 2 通りあります。 一つ目は RHN Web サイトにログインしシステムの名前をクリックしてロケーションバーの URL の末尾にある sid
を確認する方法です。 sid
は「=」印の後の部分で「index.pxt?sid=1003486534」ような文字列です。 二つ目は、 システムクラス内の list_user_systems
メソッドを使ってユーザーが使用できるシステム一覧を取得します。 この一覧に関連した sid
が含まれています。
C.4. cid を確認する
set_base_channel
や set_child_channels
など、 この値 cid
はいくつかのメソッドに必要なパラメータとなります。 また、 sid
と同じく cid
も RHN Web サイトから取得することができます。 チャンネル名をクリックして URL の末尾を確認します。 cid
は「details.pxt?cid=54」のような文字列の「=」印の後に続く部分になります。
C.5. sgid を取得する
sgid
は set_group_membership
メソッドなどに必須のパラメータとなります。 sid
や cid
と同じく、 sgid
も RHN Webサイトから取得できます。 システムグループ名をクリックして URL の末尾を確認します。 「details.pxt?sgid=334958」のような文字列の「=」印の後に続く部分が sgid
になります。 set_group_membership
メソッド内のメンバーのパラメータに必要とされるのは関連性を確立するだけなので yes
または no
の入力のみになります。
C.6. チャンネルのラベル
表C.1 チャンネルのラベル
チャンネルラベル | プラットフォーム |
---|---|
channel-i386-sun-solaris | i386 Solaris |
channel-ia32 | IA-32 |
channel-ia64 | IA-64 |
channel-sparc | Sparc |
channel-alpha | Alpha |
channel-s390 | IBM S/390 |
channel-s390x | IBM System z |
channel-iSeries | IBM eServer System i |
channel-pSeries | IBM eServer System p |
channel-x86_64 | AMD64 および Intel EM64T |
channel-ppc | PPC |
channel-sparc-sun-solaris | Sparc Solaris |
C.7. API スクリプトのサンプル
#!/usr/bin/perl -w use strict; use Frontier::Client; use Data::Dumper; ############################################################################ # This is a sample script for use of the experimental RHN Management APIs. # # The API is currently available using XMLRPC only, which is described in # # depth at: # # # # http://www.xmlrpc.com/ # # # # We use the Frontier modules, available from: # # # # http://theoryx5.uwinnipeg.ca/mod_perl/cpan-search?dist=Frontier-RPC # # # ############################################################################ ############################################################################ # Defining an XMLRPC session. # ############################################################################ # Define the host first. This will be the FQDN of your satellite system. my $HOST = 'satellite.server.yourdomain.com'; # Now we create the client object that will be used throughout the session. my $client = new Frontier::Client(url => "http://$HOST/rpc/api"); # Next, we execute a login call, which returns a session identifier that will # be passed in all subsequent calls. The syntax of this call is described at: # # http://$HOST/rpc/api/auth/login/ my $session = $client->call('auth.login', 'username', 'password'); ############################################################################ # System calls. # ############################################################################ # This next call returns a list of systems available to the user. The # syntax of this call is described at: # # http://$HOST/rpc/api/system/list_user_systems/ # # In the code snippet below, we dump data about our systems, and we # capture the ID of the first system we find for future operations. my $systems = $client->call('system.list_user_systems', $session); for my $system (@$systems) { print Dumper($system); } print " Capturing ID of system @$systems[0]->{name} "; my $systemid = @$systems[0]->{id}; # This next call returns a list of packages present on this system. The # syntax of this call is described at: # # http://$HOST/rpc/api/system/list_packages/ # # This will probably be a pretty long list. my $packages = $client->call('system.list_packages', $session, $systemid); for my $package (@$packages) { print Dumper($package); } # Additional system calls are described at: # http://$HOST/rpc/api/system/
付録D プローブ
rhnmd
) のインストールが必要になります。 この要件は各プローブの説明部分に記載されています。
注記
D.1. プローブのガイドライン
- 不明 (Unknown)
- プローブの状態の確定に必要な基準が収集できないプローブです。 タイムアウトを過ぎるとほとんどのプローブがこの状態になります (ただし、すべてのプローブが必ずこの状態になるわけではありません)。 また、 この状態のプローブは正しく設定が行われていない可能性があります。
- 待機中 (Pending)
- そのデータが RHN Satellite で受信されていないプローブです。 新規のプローブがこの状態になるのは通常です。 ただし、 全てのプローブがこの状態に陥る場合はモニタリングのインフラストラクチャに障害が発生している可能性があります。
- OK
- エラーがなく正常に稼動しているプローブです。 全てのプローブでこの状態が望ましい状態です。
- 警告 (Warning)
- 警告 (WARNING) のしきい値を超えているプローブです。
- 重大 (Critical)
- 重大 (CRITICAL) のしきい値を越えたプローブ、 または何らかの手段で重大な状態に達したプローブです。 (タイムアウトの期間を越えると重大な状態にあるプローブがいくつかあります)
重要
D.2. Apache 1.3.x 及び 2.0.x
https
と 443
に変更して安全な接続でプローブを使用することもできます。
D.2.1. Apache::プロセス
- 子プロセス毎に転送されたデータ — 子プロセスそれぞれでのデータ転送情報のみを記録します。子プロセスとは親プロセスまたは別のプロセスから生成されたプロセスのことです。
- スロットごとに転送されたデータ — 再起動する子プロセスによって転送された累積データ量です。スロット数は
MaxRequestsPerChild
設定を使ってhttpd.conf
ファイルで設定されます。
httpd.conf
ファイル内 ExtendedStatus
ディレクティブが On
に設定されていなければなりません。
表D.1 「Apache::プロセス」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
アプリケーションプロトコル* | http |
ポート* | 80 |
パス名* | /server-status |
ユーザーエージェント* | NOCpulse-ApacheUptime/1.0 |
ユーザー名 | |
パスワード | |
タイムアウト* | 15 |
子プロセスごとの重大レベル最大転送メガバイト数 (Critical Maximum Megabytes Transferred Per Child) | |
子プロセスごとの警告レベル最大転送メガバイト数 (Warning Maximum Megabytes Transferred Per Child) | |
スロットごとの重大レベル最大転送メガバイト数 (Critical Maximum Megabytes Transferred Per Slot) | |
スロットごとの警告レベル最大転送メガバイト数 (Warning Maximum Megabytes Transferred Per Slot) |
D.2.2. Apache::トラフィック
- 現在の要求数 — プローブの実行時にサーバーによって処理される要求数です。
- 要求レート — プローブが最後に実行されてからの 1 秒ごとのサーバーへのアクセス数です。
- トラフィック — プローブが最後に実行されてからサーバーが処理した 1 秒ごとキロバイト単位による通信量です。
httpd.conf
ファイル内 ExtendedStatus
ディレクティブが On
に設定されていなければなりません。
表D.2 「Apache::トラフィック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
アプリケーションプロトコル* | http |
ポート* | 80 |
パス名* | /server-status |
ユーザーエージェント* | NOCpulse-ApacheUptime/1.0 |
ユーザー名 | |
パスワード | |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの現在の最大要求数 (Critical Maximum Current Requests - number) | |
警告レベルの現在の最大要求数 (Warning Maximum Current Requests - number) | |
重大レベルの最大要求レート - イベント数/秒 (Critical Maximum Request Rate - events per second) | |
警告レベルの最大要求レート - イベント数/秒 (Warning Maximum Request Rate - events per second) | |
重大レベルの最大通信量 - KB/秒 (Critical Maximum Traffic - kilobytes per second) | |
警告レベルの最大通信量 - KB/秒 (Warning Maximum Traffic - kilobytes per second) |
D.3. BEA WebLogic 6.x 及びそれ以降
community_prefix@managed_server_name
の形式にする必要がある点に注意してください。 最後に、 SNMP が監視している各システムで有効になっていなければなりません。 SNMP サポートは WebLogic Console で有効にして設定することができます。
D.3.1. BEA WebLogic::実行キュー
- アイドル状態の実行スレッド — アイドル状態にある実行スレッド数です。
- キューの長さ — キューで待機中の要求数です。
- 要求レート — 1 秒あたりの要求数です。
表D.4 「BEA WebLogic::実行キュー」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 1 |
BEA ドメイン管理サーバー | |
BEA サーバー名* | myserver |
キュー名* | default |
重大レベルのアイドル状態の最大実行スレッド数 (Critical Maximum Idle Execute Threads) | |
警告レベルのアイドル状態の最大実行スレッド数 (Warning Maximum Idle Execute Threads) | |
重大レベルのキュー最大長 (Critical Maximum Queue Length) | |
警告レベルのキュー最大長 (Warning Maximum Queue Length) | |
重大レベルの最大要求レート (Critical Maximum Request Rate) | |
警告レベルの最大要求レート (Warning Maximum Request Rate) |
D.3.2. BEA WebLogic::空きヒープ
- 空きヒープ — ヒープ空き領域の割合です。
表D.5 「BEA WebLogic::空きヒープ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 1 |
BEA ドメイン管理サーバー | |
BEA サーバー名* | myserver |
重大レベルの最大空きヒープ領域 (Critical Maximum Heap Free) | |
警告レベルの最大空きヒープ領域 (Warning Maximum Heap Free) | |
警告レベルの最小空きヒープ領域 (Warning Minimum Heap Free) | |
重大レベルの最小空きヒープ領域 (Critical Minimum Heap Free) |
D.3.3. BEA WebLogic::JDBC 接続プール
- 接続 — JDBC への接続数です。
- 接続レート — JDBC に対して行なわれた接続速度を 1 秒あたりの接続数で測定します。
- 待機数 — JDBC への接続を待機しているセッション数です。
表D.6 「BEA WebLogic::JDBC 接続プール」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 1 |
BEA ドメイン管理サーバー | |
BEA サーバー名* | myserver |
JDBC プール名* | MyJDBC 接続プール |
重大レベルの最大接続数 (Critical Maximum Connections) | |
警告レベルの最大接続数 (Warning Maximum Connections) | |
重大レベルの最大接続レート (Critical Maximum Connection Rate) | |
警告レベルの最大接続レート (Warning Maximum Connection Rate) | |
重大レベルの最大待機数 (Critical Maximum Waiters) | |
警告レベルの最大待機数 (Warning Maximum Waiters) |
D.3.4. BEA WebLogic::サーバーの状態
表D.7 「BEA WebLogic::サーバーの状態」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 1 |
BEA ドメイン管理サーバー | |
BEA サーバー名* |
D.3.5. BEA WebLogic::Servlet
- 実行時間の最高値 — システムが起動してから servlet が実行に要した最高時間をミリ秒単位で示します。
- 実行時間の最低値 — システムが起動してから servlet が実行に要した最低時間をミリ秒単位で示します。
- 実行時間変移平均 — 実行時間の変移平均です。
- 実行時間平均 — 実行時間の標準的な平均です。
- 再ロードレート — 指定した servlet が 1 分あたりに再ロードされる回数です。
- 呼出しレート — 指定した servlet が 1 分あたりに呼び出される回数です。
表D.8 「BEA WebLogic::Servlet」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 1 |
BEA ドメイン管理サーバー | |
BEA サーバー名* | myserver |
Servlet 名* | |
重大レベル最大実行時間最高値 (Critical Maximum High Execution Time) | |
警告レベル最大実行時間最高値 (Warning Maximum High Execution Time) | |
重大レベルの最大実行時間変移平均 (Critical Maximum Execution Time Moving Average) | |
警告レベルの最大実行時間変移平均 (Warning Maximum Execution Time Moving Average) |
D.4. 全般
D.4.1. 全般::リモートプログラム
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.9 「全般::リモートプログラム」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド* | |
OKレベルの終了状態 (OK Exit Status)* | 0 |
警告レベルの終了状態 (Warning Exit Status)* | 1 |
重大レベルの終了状態 (Critical Exit Status)* | 2 |
タイムアウト | 15 |
D.4.2. 全般::データのあるリモートプログラム
- <perldata> </perldata>
- <hash> </hash>
- <item key =" "> </item>
STDOUT
に出力する必要があります。
<perldata> <hash> <item key="data">10</item> <item key="status_message">status message here</item> </hash> </perldata>
data
に必要な値は時系列のデータベースに挿入されるデータポイントになります。 status_message
はオプションで最長 1024 バイトの長さのテキスト文字列なら何でも構いません。 status_message
がないリモートプログラムでも返された状態とその値を報告します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。 XML は大文字と小文字を区別します。 data
アイテムのキー名は変更できません、 またその値として数値を収集しなければなりません。
表D.10 「全般::データのあるリモートプログラム」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド* | |
OKレベルの終了状態 (OK Exit Status)* | 0 |
警告レベルの終了状態 (Warning Exit Status)* | 1 |
重大レベルの終了状態 (Critical Exit Status)* | 2 |
タイムアウト | 15 |
D.4.3. 全般::SNMP チェック
1.3.6.1.2.1.1.1.0
など) のオブジェクト識別子 (OID) を 1 つと返り値に関連付けされたしきい値を指定することで SNMP サーバーを検証します。 次のような指標を収集します。
- リモートサービスの待ち時間 — SNMP サーバーが接続要求の応答に要する秒数です。
表D.11 「全般::SNMP チェック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP のオブジェクト識別子 (SNMP OID)* | |
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 2 |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大値 (Critical Maximum Value) | |
警告レベルの最大値 (Warning Maximum Value) | |
警告レベルの最小値 (Warning Minimum Value) | |
重大レベルの最小値 (Critical Minimum Value) |
D.4.4. 全般::TCP チェック
- リモートサービスの待ち時間 — TCP サーバーが接続要求の応答に要する秒数です。
表D.12 「全般::TCP チェック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
送信 | |
期待 | |
ポート* | 1 |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大待ち時間 (Critical Maximum Latency) | |
警告レベルの最大待ち時間 (Warning Maximum Latency) |
D.4.5. 全般::UDP チェック
- リモートサービスの待ち時間 — UDP サーバーが接続要求の応答に要する秒数です。
表D.13 「全般::UDP チェック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ポート* | 1 |
送信 | |
期待 | |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大待ち時間 (Critical Maximum Latency) | |
警告レベルの最大待ち時間 (Warning Maximum Latency) |
D.4.6. 全般::アップタイム (SNMP)
表D.14 「全般::アップタイム (SNMP)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SNMP コミュニティ文字列* | public |
SNMP ポート* | 161 |
SNMP バージョン* | 2 |
タイムアウト* | 15 |
D.5. Linux
rhnmd
デーモンが監視しているシステム上で実行している必要があります。
D.5.1. Linux::CPU 使用
- CPU 使用率 — プローブ実行時における CPU 使用率の 5 秒間の平均です。
rhnmd
) が監視しているシステムで実行していなければなりません。
表D.15 「Linux::CPU 使用」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大 CPU 使用率 (Critical Maximum CPU Percent Used) | |
警告レベルの最大 CPU 使用率 (Warning Maximum CPU Percent Used) |
D.5.2. Linux::ディスク IO スループット (Disk IO Throughput)
- 読み込みレート — 毎秒読み込まれる KB 単位のデータ量です。
- 書き込みレート — 毎秒書き込まれる KB 単位のデータ量です。
iostat
を実行して目的のディスクに割り当てられている名前を確認します。 デフォルト値の 0
なら通常、 システムに直接接続された 1 番目のハードドライブからの統計値が得られます。
rhnmd
) が監視しているシステムで実行していなければなりません。 また、 ディスクの番号またはディスク名 パラメータが iostat
コマンドを実行すると表示される形式と一致していなければなりません。 この形式が同一でないと設定されたプローブは「不明」(UNKNOWN) 状態になります。
表D.16 「Linux::ディスク IO スループット (Disk IO Throughput)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ディスクの番号またはディスク名* | 0 |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大読み込みデータ量 KB /秒 (Critical Maximum KB read/second) | |
警告レベルの最大読み込みデータ量 KB /秒 (Warning Maximum KB read/second) | |
警告レベルの最小読み込みデータ量 KB /秒 (Warning Minimum KB read/second) | |
重大レベルの最小読み込みデータ量 KB /秒 (Critical Minimum KB read/second) | |
重大レベルの最大書き込みデータ量 KB /秒 (Critical Maximum KB written/second) | |
警告レベルの最大書き込みデータ量 KB /秒 (Warning Maximum KB written/second) | |
警告レベルの最小書き込みデータ量 KB /秒 (Warning Minimum KB written/second) | |
重大レベルの最小書き込みデータ量 KB /秒 (Critical Minimum KB written/second) |
D.5.3. Linux::ディスク使用
- ファイルシステムの使用率 — 現在、使用中のファイルシステムの使用率です。
- 使用領域 — 現在、使用中のファイルシステム量をメガバイト単位で表示します。
- 空き領域 — 現在、使用できるファイルシステム量をメガバイト単位で表示します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.17 「Linux::ディスク使用」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ファイルシステム* | /dev/hda1 |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大ファイルシステム使用率 (Critical Maximum File System Percent Used) | |
警告レベルの最大ファイルシステム使用率 (Warning Maximum File System Percent Used) | |
重大レベルの最大使用領域 (Critical Maximum Space Used) | |
警告レベルの最大使用領域 (Warning Maximum Space Used) | |
警告レベルの最小使用可能領域 (Warning Minimum Space Available) | |
重大レベルの最小使用可能領域 (ritical Minimum Space Available) |
D.5.4. Linux::Inode
- Inode — 現在、使用中の inode の割合を示します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.18 「Linux::Inode」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ファイルシステム* | / |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大 Inode 使用率 (Critical Maximum Inodes Percent Used) | |
警告レベルの最大 Inode 使用率 (Warning Maximum Inodes Percent Used) |
D.5.5. Linux::インターフェーストラフィック
- 入力レート — 指定したインターフェースへの 1 秒間の入力量をバイト単位で表します。
- 出力レート — 指定したインターフェースからの 1 秒間の出力量をバイト単位で表します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.19 「Linux::インターフェーストラフィック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
インターフェース* | |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの最大入力レート (Critical Maximum Input Rate) | |
警告レベルの最大入力レート (Warning Maximum Input Rate) | |
警告レベルの最小入力レート (Warning Minimum Input Rate) | |
重大レベルの最小入力レート (Critical Minimum Input Rate) | |
重大レベルの最大出力レート (Critical Maximum Output Rate) | |
警告レベルの最大出力レート (Warning Maximum Output Rate) | |
警告レベルの最小出力レート (Warning Minimum Output Rate) | |
重大レベルの最小出力レート (Critical Minimum Output Rate) |
D.5.6. Linux::ロード
- 負荷 — さまざまな期間でのシステム CPU の平均負荷を表します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.20 「Linux::ロード」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの CPU 負荷 1 分間の平均 (Critical CPU Load 1-minute average) | |
警告レベルの CPU 負荷 1 分間の平均 (Warning CPU Load 1-minute average) | |
重大レベルの CPU 負荷 5 分間の平均 (Critical CPU Load 5-minute average) | |
警告レベルの CPU 負荷 5 分間の平均 (Warning CPU Load 5-minute average) | |
重大レベルの CPU 負荷 15 分間の平均 (Critical CPU Load 15-minute average) | |
警告レベルの CPU 負荷 15 分間の平均 (Warning CPU Load 15-minute average) |
D.5.7. Linux::メモリ使用
- RAM の空き — システムの RAM (random access memory) 空き容量をメガバイト単位で表します。
はい
または いいえ
と入力してこの指標に回復できるメモリを含ませることもできます。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.21 「Linux::メモリ使用」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
再生可能メモリを含む | いいえ |
タイムアウト* | 15 |
警告レベルの最大 RAM 空き容量 (Warning Maximum RAM Free) | |
重大レベルの最大 RAM 空き容量 (Critical Maximum RAM Free) |
D.5.8. Linux::状態別のプロセス数
- ブロックされたプロセス — 待ちキューに切り替えられたため状態が
waiting
に切り替えられているプロセスです。 - 消滅プロセス — 終了して(シグナルで kill されたまたは
exit()
を呼び出したため)、 その親プロセスがまだ何らかの形によるwait()
システムコールの実行によりその終了通知を受け取っていないプロセスです。 - 停止プロセス — 実行が完了する前に停止したプロセスです。
- スリープ中のプロセス — 後でメモリに再導入でき、導入後に実行が再開する
Interruptible
のスリープ状態にあるプロセスです。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.22 「Linux::状態別のプロセス数」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
重大レベルのブロックされたプロセスの最大数 (Critical Maximum Blocked Processes) | |
警告レベルのブロックされたプロセスの最大数 (Warning Maximum Blocked Processes) | |
重大レベルの消滅プロセスの最大数 (Critical Maximum Defunct Processes) | |
警告レベルの消滅プロセスの最大数 (Warning Maximum Defunct Processes) | |
重大レベルの停止プロセスの最大数 (Critical Maximum Stopped Processes) | |
警告レベルの停止プロセスの最大数 (Warning Maximum Stopped Processes) | |
重大レベルのスリープ中プロセスの最大数 (Critical Maximum Sleeping Processes) | |
警告レベルのスリープ中プロセスの最大数 (Warning Maximum Sleeping Processes) | |
重大レベルの子プロセスの最大数 (Critical Maximum Child Processes) | |
警告レベルの子プロセスの最大数 (Warning Maximum Child Processes) |
D.5.9. Linux::プロセスカウント数合計
- プロセス数 — システムで現在実行中のプロセスの合計です。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.23 「Linux::プロセス数合計」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大プロセス数 (Critical Maximum Process Count) | |
警告レベルの最大プロセス数 (Warning Maximum Process Count) |
D.5.10. Linux::プロセスの健全性
- CPU 使用 — 1 秒あたりの特定プロセスの CPU 使用レートをミリ秒単位で表します。 この指標は
ps
出力のtime
の列を報告します。 これはプロセスで使用された累積 CPU 時間です。 これにより指標がプローブの間隔に影響されないようにし、健全なしきい値を設定できるようになるため有用なグラフを生成することができます (CPU 使用で突然スパイクが起こるとグラフにスパイクとして表示)。 - 子プロセスのグループ — 指定した親プロセスから生まれた子プロセスの数です。子プロセスは親プロセスからファイルを開くなどその属性のほとんどを引き継ぎます。
- スレッド — 特定プロセスの実行中スレッドの数です。スレッドとは CPU 使用の基本ユニットで、プログラムカウンタ、レジスタセット、スタックスペースで構成されます。また、スレッドは軽量プロセスとも呼ばれています。
- 使用中の物理メモリ — 指定したプロセスが使用している物理メモリ (または RAM) 量をキロバイトで示します。
- 使用中の仮想メモリ — 指定したプロセスが使用している仮想メモリ量をキロバイトで示します。または、実物メモリと swap にあるプロセスのサイズを示します。
Command not found
が表示されプローブが 「重大」(CRITICAL) 状態になります。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.24 「Linux::プロセスの健全性」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド名 | |
プロセス ID (PID) ファイル | |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大 CPU 使用量 (Critical Maximum CPU Usage) | |
警告レベルの最大 CPU 使用量 (Warning Maximum CPU Usage) | |
重大レベルの最大子プロセスグループ数 (Critical Maximum Child Process Groups) | |
警告レベルの最大子プロセスグループ数 (Warning Maximum Child Process Groups) | |
重大レベルの最大スレッド数 (Critical Maximum Threads) | |
警告レベルの最大スレッド数 (Warning Maximum Threads) | |
重大レベルの最大物理メモリ使用量 (Critical Maximum Physical Memory Used) | |
警告レベルの最大物理メモリ使用量 (Warning Maximum Physical Memory Used) | |
重大レベルの最大仮想メモリ使用量 (Critical Maximum Virtual Memory Used) | |
警告レベルの最大仮想メモリ使用量 (Warning Maximum Virtual Memory Used) |
D.5.11. Linux::実行中プロセス
Command not found
が表示されプローブが 「重大」(CRITICAL) 状態に入ります。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.25 「Linux::実行中プロセス」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド名 | |
PID ファイル | |
プロセスグループの数 | (チェックが入っている) |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大実行数 (Critical Maximum Number Running) | |
重大レベルの最小実行数 (Critical Minimum Number Running) |
D.5.12. Linux::Swap 使用
- swap の空き領域 — 現在の swap メモリの空き領域をパーセンテージで示します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.26 「Linux::Swap 使用」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
警告レベルの最小 swap 空き領域 (Warning Minimum Swap Free) | |
重大レベルの最小 swap 空き領域 (Critical Minimum Swap Free) |
D.5.13. Linux::状態別の TCP 接続
- TIME_WAIT — まだネットワーク内にあるパケットを処理できるようリモートによるシャットダウン送信で閉じた後ソケットが待機している状態です。
- CLOSE_WAIT — リモート側がシャットダウンしていてソケットが閉じるのを待機している状態です。
- FIN_WAIT — ソケットが閉じられ、接続がシャットダウンしている状態です。
- ESTABLISHED — ソケットに確立された接続がある状態です。
- SYN_RCVD — 接続要求をネットワークから受け取った状態です。
netstat -ant
のコマンドを使用します。 ローカル IP アドレス パラメータと ローカルポート パラメータは出力の ローカルアドレス 列にある値を使用します。 リモート IP アドレス パラメータと リモートポート パラメータはレポート用出力の サーバー側アドレス (Foreign Address) 列にある値を使用します。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.27 「Linux::状態別の TCP 接続」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ローカル IP アドレスフィルターパターンの一覧 | |
ローカルポート番号フィルタ | |
リモート IP アドレスフィルタパターンの一覧 | |
リモートポート番号フィルタ | |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大接続数合計 (Critical Maximum Total Connections) | |
警告レベルの最大接続数合計 (Warning Maximum Total Connections) | |
重大レベルの最大 TIME_WAIT 接続数 (Critical Maximum TIME_WAIT Connections) | |
警告レベルの最大 TIME_WAIT 接続数 (Warning Maximum TIME_WAIT Connections) | |
重大レベルの最大 CLOSE_WAIT 接続数 (Critical Maximum CLOSE_WAIT Connections) | |
警告レベルの最大 CLOSE_WAIT 接続数 (Warning Maximum CLOSE_WAIT Connections) | |
重大レベルの最大 FIN_WAIT 接続数 (Critical Maximum FIN_WAIT Connections) | |
警告レベルの最大 FIN_WAIT 接続数 (Warning Maximum FIN_WAIT Connections) | |
重大レベルの最大 ESTABLISHED 接続数 (Critical Maximum ESTABLISHED Connections) | |
警告レベルの最大 ESTABLISHED 接続数 (Warning Maximum ESTABLISHED Connections) | |
重大レベルの最大 SYN_RCVD 接続数 (Critical Maximum SYN_RCVD Connections) | |
警告レベルの最大 SYN_RCVD 接続数 (Warning Maximum SYN_RCVD Connections) |
D.5.14. Linux::ユーザー
- ユーザー — 現在ログインしているユーザー数です。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.28 「Linux::ユーザー」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大ユーザー数 (Critical Maximum Users) | |
警告レベルの最大ユーザー数 (Warning Maximum Users) |
D.5.15. Linux::仮想メモリ
- 仮想メモリ — システムメモリの合計の割合です - RAM (random access memory) と swap - これが空き領域です。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.29 「Linux::仮想メモリ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
タイムアウト* | 15 |
警告レベルの仮想メモリ最小空き領域 (Warning Minimum Virtual Memory Free) | |
重大レベルの仮想メモリ最小空き領域 (Critical Minimum Virtual Memory Free) |
D.6. LogAgent
nocpulse
ユーザーにログファイルの読み込みアクセスを許可する必要があります。
D.6.1. LogAgent::ログパターン一致
- 正規表現の一致 — プローブが最後に実行されてから一致があった回数です。
- 正規表現の一致レート — プローブが最後に実行されてから 1 分ごとに一致した回数です。
rhnmd
) が監視しているシステム上で実行されていなければなりません。 このプローブが動作するには、 nocpulse
ユーザーにログファイルの読み込みアクセスが許可されていなければなりません。
grep -E
に相当する egrep
に合うようフォーマットを行う必要があり、 拡張正規表現に対応します。 次に示すのが egrep
の正規表現セットになります。
^ beginning of line $ end of line . match one char * match zero or more chars [] match one character set, e.g. '[Ff]oo' [^] match not in set '[^A-F]oo' + match one or more of preceding chars ? match zero or one of preceding chars | or, e.g. a|b () groups chars, e.g., (foo|bar) or (foo)+
警告
egrep
はエラーを出力することなく失敗するためプローブがタイムアウトしてしまう要因となります。
表D.30 「LogAgent::ログパターン一致」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ログファイル* | /var/log/messages |
基本正規表現* | |
タイムアウト* | 45 |
重大レベルの最大合致数 (Critical Maximum Matches) | |
警告レベルの最大合致数 (Warning Maximum Matches) | |
警告レベルの最小合致数 (Warning Minimum Matches) | |
重大レベルの最小合致数 (Critical Minimum Matches) | |
重大レベルの最大合致レート (Critical Maximum Match Rate) | |
警告レベルの最大合致レート (Warning Maximum Match Rate) | |
警告レベルの最小合致レート (Warning Minimum Match Rate) | |
重大レベルの最大合致レート (Critical Maximum Match Rate) |
D.6.2. LogAgent::ログサイズ
- サイズ — プローブが最後に実行されてからログファイルが増加したサイズをバイト単位で示します。
- 出力レート — プローブが最後に実行されてからの 1 分間でログファイルが増殖したサイズをバイト数で示します。
- 行 — プローブが最後に実行されてからログファイルに書き込まれた行数を示します。
- 行レート — プローブが最後に実行されてから 1 分間にログファイルに書き込まれた行数を示します。
rhnmd
) が監視しているシステム上で実行されていなければなりません。 このプローブが動作するには、 nocpulse
ユーザーにログファイルの読み込みアクセスが許可されていなければなりません。
表D.31 「LogAgent::ログサイズ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ログファイル* | /var/log/messages |
タイムアウト* | 20 |
重大レベルの最大サイズ (Critical Maximum Size) | |
警告レベルの最大サイズ (Warning Maximum Size) | |
警告レベルの最小サイズ (Warning Minimum Size) | |
重大レベルの最小サイズ (Critical Minimum Size) | |
重大レベルの最大出力レート (Critical Maximum Output Rate) | |
警告レベルの最大出力レート (Warning Maximum Output Rate) | |
警告レベルの最小出力レート (Warning Minimum Output Rate) | |
重大レベルの最小出力レート (Critical Minimum Output Rate) | |
重大レベルの最大行数 (Critical Maximum Lines) | |
警告レベルの最大行数 (Warning Maximum Lines) | |
警告レベルの最小行数 (Warning Minimum Lines) | |
重大レベルの最小行数 (Critical Minimum Lines) | |
重大レベルの最大行数レート (Critical Maximum Line Rate) | |
警告レベルの最大行数レート (Warning Maximum Line Rate) | |
警告レベルの最小行数レート (Warning Minimum Line Rate) | |
重大レベルの最小行数レート (Critical Minimum Line Rate) |
D.7. MySQL 3.23 - 3.33
mysqladmin
バイナリを使った MySQL データベースについて監視します。 これらのプローブには特定のユーザー特権は必要ありません。
mysql-server
パッケージがインストールされていなければなりませんので注意してください。インストールについては 『RHN Satellite インストールガイド』 の MySQL インストールのセクションを参照してください。
D.7.1. MySQL::データベースアクセス度
表D.32 「MySQL::データベースアクセス度」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ユーザー名* | |
パスワード | |
MySQL ポート | 3306 |
データベース* | mysql |
タイムアウト | 15 |
D.7.2. MySQL::開放した表
- 開かれた表 — サーバーが起動してから開かれている表を示します。
表D.33 「MySQL::開放した表」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ユーザー名 | |
パスワード | |
MySQL ポート* | 3306 |
タイムアウト | 15 |
重大レベルの開かれたオブジェクト最大数 (Critical Maximum Opened Objects) | |
警告ベルの開かれたオブジェクト最大数 (Warning Maximum Opened Objects) | |
警告レベルの開かれたオブジェクト最小数 (Warning Minimum Opened Objects) | |
重大レベルの開かれたオブジェクト最小数 (Critical Minimum Opened Objects) |
D.7.3. MySQL::開放表
- 開くテーブル — プローブが実行するときに開くテーブル数です。
表D.34 「MySQL::開放表」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ユーザー名 | |
パスワード | |
MySQL ポート* | 3306 |
タイムアウト | 15 |
重大レベルの開くオブジェクト最大数 (Critical Maximum Open Objects) | |
警告レベルの開くオブジェクト最大数 (Warning Maximum Open Objects) | |
警告レベルの開くオブジェクト最小数 (Warning Minimum Open Objects) | |
重大レベルの開くオブジェクト最小数 (Critical Minimum Open Objects) |
D.7.4. MySQL::クエリーレート
- クエリレート — データベースサーバー毎の 1 秒あたりの平均クエリ数です。
表D.35 「MySQL::クエリーレート」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ユーザー名 | |
パスワード | |
MySQL ポート* | 3306 |
タイムアウト | 15 |
重大レベルの最大クエリレート (Critical Maximum Query Rate) | |
警告レベルの最大クエリレート (Warning Maximum Query Rate) | |
警告レベルの最小クエリレート (Warning Minimum Query Rate) | |
重大レベル最小クエリレート (Critical Minimum Query Rate) |
D.7.5. MySQL::実行中スレッド
- 実行中のスレッド — データベース内で実行中のスレッド数の合計です。
表D.36 「MySQL::実行中スレッド」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ユーザー名 | |
パスワード | |
MySQL ポート* | 3306 |
タイムアウト | 15 |
重大レベルのスレッド最大実行数 (Critical Maximum Threads Running) | |
警告レベルのスレッド最大実行数 (Warning Maximum Threads Running) | |
警告レベルのスレッド実行最小数 (Warning Minimum Threads Running) | |
重大レベルのスレッド実行最小数 (Critical Minimum Threads Running) |
D.8. ネットワークサービス
D.8.1. ネットワークサービス::DNS ルックアップ
dig
コマンドを使って 検索するホストまたはアドレス フィールドに指定したシステムまたはドメイン名を解決できるかどうか確認します。 このプローブは次のような指標を収集します。
- クエリ時間 —
dig
要求の実行に要するミリ秒単位の時間です。
表D.37 「ネットワークサービス::DNS ルックアップ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
検索するホストまたはアドレス | |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大クエリ時間 (Critical Maximum Query Time) | |
警告レベルの最大クエリ時間 (Warning Maximum Query Time) |
D.8.2. ネットワークサービス::FTP
- リモートサービス待ち時間 — FTP サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.38 「ネットワークサービス::FTP」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
期待 | FTP |
ユーザー名 | |
パスワード | |
FTP ポート* | 21 |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.3. ネットワークサービス::IMAP メール
- リモートサービスの待ち時間 — IMAP サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.39 「ネットワークサービス::IMAP メール」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
IMAP ポート* | 143 |
期待* | OK |
タイムアウト* | 5 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.4. ネットワークサービス::メール転送 (SMTP)
- リモートサービスの待ち時間 — SMTP サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.40 「ネットワークサービス::メール転送 (SMTP)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SMTP ポート* | 25 |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.5. ネットワークサービス::Ping
ping
できるか確認します。 また、 パケットの紛失をチェックして「警告」または「重大」のしきい値レベルに対する往復の平均を比較します。 必須の 送信するパケット 値によりシステムに送信する ICMP ECHO パケットの数を制御できます。 このプローブは次のような指標を収集します。
- 往復平均時間 — ICMP ECHO パケットが監視しているシステムを往復する時間をミリ秒単位で示します。
- パケットの紛失 — 通信中に紛失したデータの割合です。
ping
を行ないます。 監視しているシステムからではないため注意してください。 IP アドレスのフィールドを入力すると、 システムと 指定 IP アドレス間の接続性ではなく RHN サーバーと IP アドレス間の接続性を検証します。 したがって、 別々のシステムで Ping プローブに同じ IP アドレスを入力してもまったく同じ作業を行なっていることになります。 監視しているシステムから個別の IP アドレスに ping
を行なうには、 Remote Ping プローブを使用します。 「ネットワークサービス::リモート Ping」 を参照してください。
表D.41 「ネットワークサービス::Ping」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
IP アドレス (デフォルト設定はシステムの IP) | |
送信するパケット* | 20 |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大往復平均 (Critical Maximum Round-Trip Average) | |
警告レベルの最大往復平均 (Warning Maximum Round-Trip Average) | |
重大レベルの最大パケット紛失 (Critical Maximum Packet Loss) | |
警告レベルの最大パケット紛失 (Warning Maximum Packet Loss) |
D.8.6. ネットワークサービス::POP メール
- リモートサービスの待ち時間 — POP サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
+OK
です。予期文字列が見つからない場合、プローブは「重大」(CRITICAL) 状態を返してきます。
表D.42 「ネットワークサービス::POP メール」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
ポート* | 110 |
期待* | +OK |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.7. ネットワークサービス::リモート Ping
ping
できるかを確認します。 また、 パケットの紛失を監視して「警告」または「重大」レベルのしきい値に対して往復平均を比較します。 必要となる 送信するパケット によりこのアドレスに送信する ICMP ECHO パケットの数を制御できます。 このプローブは次のような指標を収集します。
- 往復平均 — ICMP ECHO パケットが IP アドレスを往復する時間をミリ秒単位で示します。
- パケットの紛失 — 通信中に紛失したデータの割合です。
rhnmd
) が実行していなければなりません。
表D.43 「ネットワークサービス::リモート Ping」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
IP アドレス* | |
送信するパケット* | 20 |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大往復平均 (Critical Maximum Round-Trip Average) | |
警告レベルの最大往復平均 (Warning Maximum Round-Trip Average) | |
重大レベルの最大パケット紛失 (Critical Maximum Packet Loss) | |
警告レベルの最大パケット紛失 (Warning Maximum Packet Loss) |
D.8.8. ネットワークサービス::RPCService
- リモートサービスの待ち時間 — RPC サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.44 「ネットワークサービス::RPCService」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
プロトコル (TCP/UDP) | udp |
サービス名* | nfs |
タイムアウト* | 10 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.9. ネットワークサービス::Secure Web Server (HTTPS)
- リモートサービスの待ち時間 — HTTPS サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.45 「ネットワークサービス::Secure Web Server (HTTPS)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
URL パス | / |
期待ヘッダ | HTTP/1 |
期待内容 | |
ユーザーエージェント* | NOCpulse-check_http/1.0 |
ユーザー名 | |
パスワード | |
タイムアウト* | 10 |
HTTPS ポート* | 443 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.10. ネットワークサービス::SSH
- リモートサービスの待ち時間 — SSH サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.46 「ネットワークサービス::SSH」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
SSHポート* | 22 |
タイムアウト* | 5 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.8.11. ネットワークサービス::Web Server (HTTP)
- リモートサービスの待ち時間 — HTTP サーバーが接続要求の応答に要する時間を秒単位で示します。
表D.47 「ネットワークサービス::Web Server (HTTP)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
URL パス | / |
仮想ホスト | |
期待ヘッダ | HTTP/1 |
期待内容 | |
ユーザーエージェント* | NOCpulse-check_http/1.0 |
ユーザー名 | |
パスワード | |
タイムアウト* | 10 |
HTTP ポート* | 80 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.9. Oracle 8i、 9i、 10g、および 11g
$ORACLE_HOME/rdbms/admin/catalog.sql
D.9.1. Oracle::アクティブセッション
- アクティブなセッション —
V$PARAMETER.PROCESSES
の値を基にしたアクティブなセッション数です。 - 使用可能なセッション —
V$PARAMETER.PROCESSES
の値を基にした使用可能なアクティブセッションの割合です。
表D.48 「Oracle::アクティブセッション」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルのアクティブなセッション最大数 (Critical Maximum Active Sessions) | |
警告レベルのアクティブなセッション最大数 (Warning Maximum Active Sessions) | |
重大レベルのアクティブなセッションの最大使用率 (Critical Maximum Available Sessions Used) | |
警告レベルのアクティブなセッションの最大使用率 (Warning Maximum Available Sessions Used) |
D.9.2. Oracle::アベイラビリティ
表D.49 「Oracle::アベイラビリティ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
D.9.3. Oracle::ブロック中セッション
- ブロック中のセッション — 他のセッションが Oracle データベースに変更をコミットするのを妨げているセッション数です。 入力が必要とされる タイムブロッキング の値によって判定されます。 この期間にブロックしているセッションのみが秒単位で測定されブロックしているセッションとして数えられます。
表D.50 「Oracle::ブロック中セッション」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムブロッキング (秒)* | 20 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルのブロックしているセッション最大数 (Critical Maximum Blocking Sessions) | |
警告レベルのブロックしているセッション最大数 (Warning Maximum Blocking Sessions) |
D.9.4. Oracle::バッファキャッシュ
- Db Block Gets — 単一の block gets でアクセスされたブロック数です (consistent get メカニズムではない)。
- Consistent Gets — consistent モードでデータを読み出すためにブロックバッファに対して行なわれたアクセス数です。
- 物理的な読み込み — ディスクから読み込まれた累積ブロック数です。
- バッファキャッシュヒット率 — データベースがデータの読み出しにハードディスクの代わりにバッファに行く比率です。 比率が低い場合はシステムに RAM を追加する必要があるということです。
表D.51 「Oracle::バッファキャッシュ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
警告レベルの最小バッファキャッシュヒット率 (Warning Minimum Buffer Cache Hit Ratio) | |
重大レベルの最小バッファキャッシュヒット率 (Critical Minimum Buffer Cache Hit Ratio) |
D.9.5. Oracle::クライアントの接続性
rhnmd
接続を開き、 監視しているシステム上で sqlplus connect
コマンドを発行します。
V$DATABASE.NAME
の期待値になります。 この値は大文字と小文字を区別します。 この値が見つからないと「重大」(CRITICAL) 状態が返されます。
rhnmd
) が監視しているシステム上で実行されていなければなりません。 このプローブが動作するには、 nocpulse
ユーザーにログファイルの読み込みアクセスが許可されていなければなりません。
表D.52 「Oracle::クライアントの接続性」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle ホスト名または IP アドレス* | |
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
ORACLE_HOME* | /opt/oracle |
期待するデータベース名 (Expected DB Name)* | |
タイムアウト* | 30 |
D.9.6. Oracle::データディクショナリキャッシュ
init.ora
の SHARED_POOL_SIZE を最適化するためにデータディクショナリキャッシュヒット率を計算します。 このプローブは次のような指標を収集します。
- データディクショナリヒット率 — データディクショナリキャッシュ内で検索試行をキャッシュするキャッシュヒットの比率です。 つまり、 データベースがデータを読み出すためにハードディスクへ行く代わりにこのディクショナリへ行く比率のことです。 比率が低い場合はシステムに RAM を追加する必要があるということです。
- Gets — 単一の block gets でアクセスされたブロック数です(consistent get メカニズムではない)。
- Cache Misses — consistent モードでデータを読み出すためにブロックバッファに対して行なわれたアクセス数です。
表D.53 「Oracle::データディクショナリキャッシュ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
警告レベルの最小データディクショナリヒット率 (Warning Minimum Data Dictionary Hit Ratio) | |
重大レベルの最小データディクショナリヒット率 (Critical Minimum Data Dictionary Hit Ratio) |
D.9.7. Oracle::ディスクソート率
- ディスクソート率 — メモリ内で完了するには大きすぎたため一時的なセグメントを使用してソートされた Oracle ソートの割合です。
表D.54 「Oracle::ディスクソート率」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの最大ディスクソート率 (Critical Maximum Disk Sort Ratio) | |
警告レベルの最大ディスクソート率 (Warning Maximum Disk Sort Ratio) |
D.9.8. Oracle::アイドルセッション
- アイドルセッション — 入力が必要な タイムアイドル に入力した値により決定した時間にアイドル状態にある Oracle セッション数を示します。この間にアイドル状態だったセッションのみが秒単位で測定され、アイドルセッションとしてカウントされます。
表D.55 「Oracle::アイドルセッション」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアイドル (秒)* | 20 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの最大アイドルセッション数 (Critical Maximum Idle Sessions) | |
警告レベルの最大アイドルセッション数 (Warning Maximum Idle Sessions) |
D.9.9. Oracle::インデックスの範囲 (Index Extents)
- 割り当てられた範囲 — インデックスに割り当てられた範囲の数です。
- 使用可能な範囲 — インデックスの使用可能な範囲の割合です。
%
が含まれています。
表D.56 「Oracle::インデックスの範囲 (Index Extents)」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
インデックスの所有者 (Index Owner)* | % |
インデックス名* | % |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの割り当てられた最大範囲数 (Critical Maximum of Allocated Extents) | |
警告レベルの割り当てられた最大範囲数 (Warning Maximum of Allocated Extents) | |
重大レベルの使用可能な最大範囲数 (Critical Maximum of Available Extents) | |
警告レベルの使用可能な最大範囲数 (Warning Maximum of Available Extents) |
D.9.10. Oracle::ライブラリキャッシュ
init.ora
のSHARED_POOL_SIZE を最適化するためにライブラリキャッシュのミス率を計算します。 このプローブは次のような指標を収集します。
- ライブラリキャッシュのミス率 — ライブラリキャッシュの pin ミスが起こる割合です。 セッションがすでに構文解析されているステートメントを実行したが、 そのステートメントが共有プールにはすでにない場合に起こります。
- 実行 — このネームスペースのオブジェクトに対して pin が要求された回数です。
- キャッシュミス — オブジェクトハンドルが作成され、 今度はそのオブジェクトをディスクから読み出さなければならないため、 以前の pin を持つオブジェクトの pin の数です。
表D.57 「Oracle::ライブラリキャッシュ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルのライブラリキャッシュの最大ミス率 (Critical Maximum Library Cache Miss Ratio) | |
警告レベルのライブラリキャッシュの最大ミス率 (Warning Maximum Library Cache Miss Ratio) |
D.9.11. Oracle::ロック
- アクティブなロック — v$locks テーブルの値で確定される現在アクティブなロックの数です。 データベース管理者は 1 つのデータベースインスタンスに存在するロック数について知っておく必要があります。
表D.58 「Oracle::ロック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルのアクティブなロック最大数 (Critical Maximum Active Locks) | |
警告レベルのアクティブなロック最大数 (Warning Maximum Active Locks) |
D.9.12. Oracle::再試行ログ
- Redo Log Space Request Rate — サーバーが起動してからの毎分の redo log space request の平均です。
- Redo Buffer Allocation Retry Rate — サーバーが起動してからの毎分の buffer allocation retry の数の平均です。
表D.59 「Oracle::再試行ログ」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの最大 Redo Log Space Request Rate (Critical Maximum Redo Log Space Request Rate) | |
警告レベルの最大 Redo Log Space Request Rate (Warning Maximum Redo Log Space Request Rate) | |
重大レベルの最大 Redo Buffer Allocation Retry Rate (Critical Maximum Redo Buffer Allocation Retry Rate) | |
警告レベルの最大 Redo Buffer Allocation Retry Rate (Warning Maximum Redo Buffer Allocation Retry Rate) |
D.9.13. Oracle::表の範囲
- 割り当てられた範囲 - 表 — 表の範囲の合計数です。
- 使用可能な範囲 - 表 — 表に使用可能な範囲の割合です。
%
が含まれています。
表D.60 「Oracle::表の範囲」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
テーブルの所有者 (Table Owner)* | % |
テーブル名* | % |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの割り当て範囲最大数 (Critical Maximum Allocated Extents) | |
警告レベルの割り当て範囲最大数 (Warning Maximum Allocated Extents) | |
重大レベルの使用可能な範囲最大数 (Critical Maximum Available Extents) | |
警告レベルの使用可能な範囲最大数 (Warning Maximum Available Extents) |
D.9.14. Oracle::表スペース使用
- 使用中の表スペース内の使用可能領域 — 使用されているそれぞれの表スペース内の使用可能領域の割合です。
%
を含んでいます。
表D.61 「Oracle::表スペース使用」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
Oracle SID* | |
Oracle ユーザー名* | |
Oracle パスワード* | |
Oracle ポート* | 1521 |
表スペース名* | % |
タイムアウト* | 30 |
重大レベルの使用中表スペース内の最大使用可能領域 (Critical Maximum Available Space Used) | |
警告レベルの使用中表スペース内の最大使用可能領域 (Warning Maximum Available Space Used) |
D.9.15. Oracle::TNS Ping
- リモートサービスの待ち時間 — Oracle サーバーが接続要求の応答に要する秒単位の時間です。
表D.62 「Oracle::TNS Ping」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
TNS リスナーポート* | 1521 |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Critical Maximum Remote Service Latency) | |
警告レベルの最大リモートサービス待ち時間 (Warning Maximum Remote Service Latency) |
D.10. RHN Satellite
D.10.1. RHN Satellite::ディスク領域
- 使用中のファイルシステム — 使用中のカレントファイルシステムのパーセントです。
- 使用中の領域 — カレントファイルシステムが使用しているファイルサイズです。
- 使用可能な領域 — カレントファイルシステムに対して使用可能なファイルサイズです。
表D.63 「RHN Satellite::ディスク領域」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
デバイスのパス名* | /dev/hda1 |
重大レベルのファイルシステム最大使用率 (Critical Maximum File System Used) | |
警告レベルのファイルシステム最大使用率 (Warning Maximum File System Used) | |
重大レベルの最大使用領域 (Critical Maximum Space Used) | |
警告レベルの最大使用領域 (Warning Maximum Space Used) | |
重大レベルの最大使用可能領域 (Critical Maximum Space Available) | |
警告レベルの最大使用可能領域 (Warning Maximum Space Available) |
D.10.2. RHN Satellite::実行時間
- プローブの平均実行時間 — 1 プローブを完全に実行するのに要する秒数です。
表D.64 「RHN Satellite::実行時間」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルのプローブ実行最大平均時間 (Critical Maximum Probe Execution Time Average) | |
警告レベルのプローブ実行最大平均時間 (Warning Maximum Probe Execution Time Average) |
D.10.3. RHN Satellite::インターフェーストラフィック
- 入力レート — デバイスが受信する毎秒の通信量をバイト単位で示します。
- 出力レート — デバイスが送信する毎秒の通信量をバイト単位で示します。
表D.65 「RHN Satellite::インターフェーストラフィック」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
インターフェース* | eth0 |
タイムアウト (秒)* | 30 |
重大レベルの最大入力レート (Critical Maximum Input Rate) | |
重大レベルの最大出力レート (Critical Maximum Output Rate) |
D.10.4. RHN Satellite::待ち時間
- プローブの待ち時間平均 — プローブの実行準備が整う時間と実際に実行する時間の時間差を秒単位で示します。 通常の状態では、 この時間差は一般的に 1 秒以内になります。 Satellite が過負荷になると (プローブ平均実行時間に対してプローブが多すぎるため) この数値は上昇します。
表D.66 「RHN Satellite::待ち時間」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルのプローブ最大待ち時間 (Critical Maximum Probe Latency Average) | |
警告レベルのプローブ最大待ち時間 (Warning Maximum Probe Latency Average) |
D.10.5. RHN Satellite::ロード
- 負荷 — 1 分、 5 分、 15 分間隔の CPU の平均負荷です。
表D.67 「RHN Satellite::ロード」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルの 1 分間隔の最大平均 (Critical Maximum 1-minute Average) | |
警告レベルの 1 分間隔の最大平均 (Warning Maximum 1-minute Average) | |
重大レベルの 5 分間隔の最大平均 (Critical Maximum 5-minute Average) | |
警告レベルの 5 分間隔の最大平均 (Warning Maximum 5-minute Average) | |
重大レベルの 15 分間隔の最大平均 (Critical Maximum 15-minute Average) | |
警告レベルの 15 分間隔の最大平均 (Warning Maximum 15-minute Average) |
D.10.6. RHN Satellite::プローブ数
- プローブ数 — Satellite で実行中の各プローブ数です。
表D.68 「RHN Satellite::プローブ数」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルの最大プローブ数 (Critical Maximum Probe Count) | |
警告レベルの最大プローブ数 (Warning Maximum Probe Count) |
D.10.7. RHN Satellite::プロセス数
- ブロックされたプロセス数 — 待機キューに切り替えられて待ち状態になっているプロセスの数です。
- 子プロセス数 — マシン上ですでに実行中の別のプロセスから生成されたプロセスの数です。
- 消滅プロセス数 — 終了して (シグナルで kill されたか
exit()
をコールしたため)、 その親プロセスがまだ何らかの形によるwait()
システムコールの実行によりその終了通知を受け取っていないプロセスの数です。 - 停止プロセス数 — 実行が完了する前に停止されたプロセスの数です。
- スリープ中のプロセス — 後でメモリに再導入でき、導入後に実行が再開する
Interruptible
のスリープ状態にあるプロセスです。
表D.69 「RHN Satellite::プロセス数」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルのブロックされたプロセスの最大数 (Critical Maximum Blocked Processes) | |
警告レベルのブロックされたプロセスの最大数 (Warning Maximum Blocked Processes) | |
重大レベルの子プロセスの最大数 (Critical Maximum Child Processes) | |
警告レベルの子プロセスの最大数 (Warning Maximum Child Processes) | |
重大レベルの消滅プロセスの最大数 (Critical Maximum Defunct Processes) | |
警告レベルの消滅プロセスの最大数 (Warning Maximum Defunct Processes) | |
重大レベルの停止プロセスの最大数 (Critical Maximum Stopped Processes) | |
警告レベルの停止プロセスの最大数 (Warning Maximum Stopped Processes) | |
重大レベルのスリープ中プロセスの最大数 (Critical Maximum Sleeping Processes) | |
警告レベルのスリープ中プロセスの最大数 (Warning Maximum Sleeping Processes) |
D.10.8. RHN Satellite::プロセス
- プロセス数 — マシン上で同時に実行しているプロセスの数です。
表D.70 「RHN Satellite::プロセス」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルの最大プロセス数 (Critical Maximum Processes) | |
警告レベルの最大プロセス数 (Warning Maximum Processes) |
D.10.9. RHN Satellite::プロセスの健全性
- CPU 使用 — 特定プロセスの CPU 使用率を示します。
- 子プロセスのグループ — 指定した親プロセスから生まれた子プロセスの数です。子プロセスは親プロセスからファイルを開くなどその属性のほとんどを引き継ぎます。
- スレッド — 特定プロセスの実行中スレッドの数です。スレッドとは CPU 使用の基本ユニットで、プログラムカウンタ、レジスタセット、スタックスペースで構成されます。また、スレッドは軽量プロセスとも呼ばれています。
- 使用中の物理メモリ — 指定プロセスによって使用されている物理メモリ量をキロバイトで示します。
- 使用中の仮想メモリ — 指定されたプロセスが使用している仮想メモリ量をキロバイトで示します。または、実質メモリと swap にあるプロセスのサイズを示します。
Command not found
が表示されプローブが 「重大」(CRITICAL) 状態にセットされます。
表D.71 「RHN Satellite::プロセスの健全性」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド名 | |
プロセス ID (PID) ファイル | |
タイムアウト* | 15 |
重大レベルの最大 CPU 使用量 (Critical Maximum CPU Usage) | |
警告レベルの最大 CPU 使用量 (Warning Maximum CPU Usage) | |
重大レベルの最大子プロセスグループ数 (Critical Maximum Child Process Groups) | |
警告レベルの最大子プロセスグループ数 (Warning Maximum Child Process Groups) | |
重大レベルの最大スレッド数 (Critical Maximum Threads) | |
警告レベルの最大スレッド数 (Warning Maximum Threads) | |
重大レベルの最大物理メモリ使用量 (Critical Maximum Physical Memory Used) | |
警告レベルの最大物理メモリ使用量 (Warning Maximum Physical Memory Used) | |
重大レベルの最大仮想メモリ使用量 (Critical Maximum Virtual Memory Used) | |
警告レベルの最大仮想メモリ使用量 (Warning Maximum Virtual Memory Used) |
D.10.10. RHN Satellite::実行中プロセス
表D.72 「RHN Satellite::実行中プロセス」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
コマンド名 | |
プロセス ID (PID) ファイル | |
重大レベルの最大実行数 (Critical Number Running Maximum) | |
重大レベルの最小実行数 (Critical Number Running Minimum) |
D.10.11. RHN Satellite::Swap
表D.73 「RHN Satellite::Swap」の設定
フィールド | 値 |
---|---|
重大レベルの swap 最小空き領域 (Critical Minimum Swap Percent Free) | |
警告レベルの swap 最小空き領域 (Warning Minimum Swap Percent Free) |
用語解説
- Action (動作)
- Red Hat Network を使用してシステム管理者が予定しているタスクは1つまたは複数のクライアントシステムで実行できます。例えば、1つの動作が選択されたグループ内の全てのシステム上でカーネルパッケージを更新するように計画出来ます。
- Activation Key (アクティベーションキー)
- RHN Management と Provisioning のお客様は、RHN webサイトを通して activationキーを生成することができます。それぞれ独特のキーは Red Hat システムに登録すること、そのシステムに RHN での権利を持たせること、システムを特定のチャンネルに購読手続きすることなどに使用できて、さらには
rhn_register
パッケージからコマンドラインユーティリティであるrhnreg_ks
を通じて、システムを RHN システムグループに購読手続きさせることにも使用出来ます。 - Base Channel (ベースチャンネル)
- ベースチャンネルとは特定のアーキテクチャおよび Red Hat リリースに応じたパッケージ一覧から構成される Channel (チャンネル) の種類になります。 例えば、 x86 アーキテクチャ用の Red Hat Enterprise Linux AS 3 にある全てのパッケージがベースチャンネルを構成します。
- Bug Fix Alert (バグ修正通知)
- バグ修正に関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
- Bugzilla
- Bugzilla はオンラインアプリケーション(http://www.redhat.com/bugzilla)で、ユーザーの開発者との 直接通信を可能にします。Bugzilla からユーザーはバグレポートや、Red Hat Enterprise Linuxの機能、またはオープンソースパッケージに関した要請を提出したりすることが出来ます。
- Channel (チャンネル)
- チャンネルとはパッケージの一覧を指します。 クライアントシステムからインストールすべきパッケージを選択するためにチャンネルが使用されます。 各クライアントマシンにはすべて 1 つずつ Base Channel (ベースチャンネル) をサブスクライブさせる必要があります。 また、 Child Channel (子チャンネル)を 1 つまたは複数サブスクライブさせることができます。
- Child Channel (子チャンネル)
- 子チャンネルとは Base Channel (ベースチャンネル) に関連付けされた Channel (チャンネル) のことですが、 追加パッケージを含んでいます。
- Client System (クライアントシステム)
- Registered System (登録済みシステム) をご覧ください。
- Digital Certificate (電子証書)
- XML フォーマットのクライアントコンポーネントは、登録されたシステム上の
/etc/sysconfig/rhn/systemid
ファイル内に収納されています。Red Hat Network は各接続の前に登録されているシステムの認定用にこの証書を確認します。この証書は Red Hat により発行され、登録プロセスの一部としてシステムに渡されます。これには、不正な使用を防止する為に登録されたシステムに関する独特の情報が含まれています。 - Email Notification (電子メール案内)
- 情報が電子メールで配達される点以外は エラータ Alert (エラータ 通知) と似ています。 電子メール通知のオプションが選択されている場合、全ての Red Hat Network エラータ Alert (エラータ 通知) に対して通知が送信されます。 電子メールにはエラータ通知の種類、 エラータの要約、 エラータの説明、 レポートで影響を受けるシステムの一覧が含まれます。
- Enhancement Alert (拡張通知)
- パッケージの拡張要求に関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
- Entitled Server (権利サーバー)
- 1つの RHN サービスレベルを購読しているサーバー。このサーバーが持つ権利により、RHN web サイトはそのパッケージの管理に使用できます。
- Management
- RHN サービス提供レベルの1つです。これは Update サービス提供レベルよりも多くの 特徴を持っており、ユーザー管理、システムグループ、及びシステム拡張の詳細を含んでいます。
- Notification Method (通知手段)
- RHN Monitoring のメッセージが送られる送信先の電子メールアドレス。
- Package (パッケージ)
- Red Hat Enterprise Linux にある全てのソフトウェアはソフトウェアパッケージに分割されています。ソフトウェア更新は、Red Hat Enterprise Linux システム上でインストール可能な RPM パッケージ形式で リリースされます。
- Probe (プローブ)
- システムのパフォーマンス測定に使用されるようにシステムに割り当てたテンプレートか、あるいは 値のセットの基準グループ。
- Probe State (プローブの状態)
- 定義した基準へのプローブの追従の測定。その状態には : OK、警告、重大、待機中、不明が含まれます。
- Probe Suite (プローブセット)
- RHN Monitoring プローブの集合または、グループ
- Provisioning
- RHN サービス提供レベルの1つです。これは Management サービスレベルよりも多くの特徴を持っており、キックスタート、再設定、追跡、及びシステム復帰などを含みます。
- Red Hat Network Daemon
- 予定された動作の為に Red Hat Network を定期的に確認する RHN クライアントデーモン (
rhnsd
)です。 - Red Hat Network Registration Client
- RHN クライアントアプリケーションです (
rhn_register
)。 クライアントシステムに関する情報を収集して System Profile (システムプロファイル) と Digital Certificate (電子証書) を作成し、 Red Hat Network サーバーとの接続を確立して Red Hat Network にシステムを登録します。 - Red Hat Update Agent
- RHN クライアントアプリケーション(
up2date
)の1つで、ユーザーに対し、アプリケーションが実行されるクライアントシステム用に更新されたパッケージの全てを取り込んでインストールすることを可能にします。ダウンロードされた後でパッケージをインストールするかどうかを含めた個人設定を構成するには、 Red Hat Update Agent 設定ツールを使用します。 - Registered System (登録済みシステム)
- Red Hat Network に登録されているシステムのことです。また、クライアントシステムとも呼びます。
- RPM
- Red Hat Inc. によって開発されたソフトウェアパッケージマネージャです。これはソフト ウェアパッケージを構築、インストール、クエリ、確証、更新、及びアンインストールするのに使用できます。全てのソフトウェア更新は RHN からRPM 形式で配送されます。
- RPM Database (RPM データベース)
- 各 Red Hat Enterprise Linux システムは、RPM データベースを持ち、それはシステム上にインストール された RPM パッケージ全ての情報を格納しています。この情報には、パッケージの バージョン、パッケージと共にインストールされているファイル、パッケージの簡単な説明、インストールの期日、その他多くが含まれています。
- RPM Update (RPM 更新)
- エラータ Alert (エラータ 通知) 一覧に応じた RPM パッケージをユーザーの介入無しにクライアントシステムに配信する Red Hat Network のオプションです。 この機能が選択された場合、 パッケージはクライアントシステム上で動作している Red Hat Network Daemon を通じて配信されます。
- Satellite Administrator
- Satellite 管理者は、組織の Red Hat Network アカウントに於ける最高レベルのコントロールを持つユーザーの集合です。このグループのメンバーはユーザー、システム、及びシステムグループを組織へ追加したり、削除したり出来ます。Satellite 管理者 は、ユーザーに対しシステムグループへの管理特権を与えることも出来ます。RHN 組織は Satellite 管理者 グループのメンバーを 少なくとも1人所有している必要があります。
- Security Alert (セキュリティ通知)
- システムセキュリティに関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
- Service Level (サービスレベル)
- Red Hat Network の購読サービス。異なるサービスレベルは、RHN の異なる特徴を提供します。 この中には3種の現在利用できる有料サービスレベルがあります:RHN Update、RHN Management、 及び RHN Provisioningです。
- Sibling
- Sibling とは同じホスト上で実行している仮想ゲスト同士のことになります。 別のホストで実行している仮想ゲストは Sibling ではありません。
- Software Manager (ソフトウェアマネージャ)
- Red Hat Network の 1 番目の Service Level (サービスレベル) 提供名です。 ソフトウェアマネージャは RHN Update と呼ばれるようになります。
- System Directory (システムディレクトリ)
- Red Hat Network のシステムディレクトリのセクションを使用すると、 組織に属するクライアントシステム郡を複数のシステムグループに分割できるようになります。 Satellite Administrator グループのメンバーのみがシステムを組織に追加することができます。
- System ID (システム ID)
- 登録システムを識別する文字と数字の組み合わせからなる固有の文字列です。 システムの Digital Certificate (電子証書) に収納されています。
- System Profile (システムプロファイル)
- クライアントシステムに関するハードウェアおよびソフトウェアの情報です。 登録のプロセスで作成されます。 ソフトウェアの情報とはクライアントシステムにインストールしている RPM パッケージおよびそのバージョンの一覧になります。 システムプロファイルは エラータ Alert (エラータ 通知) が各クライアントシステムに適しているかの判定に使用されます。
- System Set Manager
- ユーザーが複数システム上で動作を実行できるようにするインターフェースです。動作には、エラータ 更新への申請、パッケージのアップグレード、及びシステムグループに対するシステムの追加/削除が含まれます。
- Update
- RHN サービス提供レベルの1つです。Update は以前、Basic と呼ばれていました。 Update は Basic (基本)購読と同様のサービスを提供すると共に、新しい特徴も持っています。
- Virtual Guest (仮想ゲスト)
- ハイパーバイザーの管理下にあり仮想ホスト上で実行している仮想インスタンスはすべて仮想ゲストになります。 domain U または domU とも呼ばれます。
- Virtual Host (仮想ホスト)
- ハイパーバイザー及びすべてのゲストシステム群をサポートしている物理的なシステムのことです。 仮想ホストは domain 0 または dom0 とも呼ばれることがあります。
- Yellowdog Updater Modified (yum)
- Yellowdog Updater Modified は Red Hat Network クライアントアプリケーション (
yum
) です。 このアプリケーションが実行されるクライアントシステム用の新しいパッケージや更新パッケージなどを検索してインストールを行うことができます。 - エラータ
- Red Hat により発行されるた情報です。 Red Hat Enterprise Linux に関するセキュリティ修正、 バグ修正、 及びパッケージ拡張が説明されています。 情報にはエラータのトピック、 Bugzilla バグの ID、 関連リリースやアーキテクチャ、 必要な RPM などのソリューション、 及び検証用のファイルチェックサムが含まれます。 エラータは http://www.redhat.com/errata/でも入手できます。 各 RHN エラータ Alert (エラータ 通知) は Red Hat Enterprise Linux エラータ一覧をベースにしています。セキュリティ問題とバグ修正はRed Hat のエンジニアや Linux コミュニティによって Bugzilla を通して提出され、それが、各問題についてバグレポートを生成します。Red Hat エンジニアはそのレポートを査定し、バグを解決し、そして新しいRPM パッケージを作成します。 Red Hat の品質保証チームは新規のパッケージをテストした後 結果をRed Hat の公共ファイル サーバーと Red Hat Network サーバー上に配布し、エラータ が 生成されます。
- エラータ Alert (エラータ 通知)
- RHN エラータ を元にしたパッケージの RHN エラータ 更新通知は、組織内の 1つまたは複数のシステムに適用できます。3 種の エラータ 通知があり、セキュリティ通知、バグ修正通知、及び拡張通知となります。
付録E 改訂履歴
改訂履歴 | ||||
---|---|---|---|---|
改訂 1-4.400 | 2013-10-31 | Rüdiger Landmann | ||
| ||||
改訂 1-4 | 2012-07-18 | Anthony Towns | ||
| ||||
改訂 1-24 | Mon Jan 31 2011 | Lana Brindley | ||
|
索引
シンボル
- アカウント
- アカウントの停止, アカウントの停止
- アクティベーションキー, アクティベーションキー —
- 作成する、 編集する、 削除する, アクティベーションキーを管理する
- 使用する, アクティベーションキーを使って登録する
- 削除する, アクティベーションキーを管理する
- 無効にする, アクティベーションキーを管理する
- 登録, アクティベーションキーを使って登録する
- 編集する, アクティベーションキーを管理する
- 複数の使用, 一度に複数のアクティベーションキーを使用する —
- アドレス
- 変更, アドレス
- アプリケーションプログラミングインターフェース
- API, RHN API アクセス
- エラータ, エラータ
- すべてのエラータ, すべてのエラータ
- 適用できるものを適用, システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ エラータ
- 関連エラータ, 関連エラータ
- 高度な検索, 高度な検索
- エラータ更新
- エラータ通知
- エラータ通知アイコン
- の説明, エラータ通知のアイコン
- エンタイトルメント
- アクティベーションキーを使用, アクティベーションキー —
- カスタム情報
- システムに関する, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ カスタム情報 —
- キックスタート
- 流れ, キックスタートの流れ
- クィック検索
- の説明, クイック検索
- クライアントアプリケーション
- 取得する, 開始する前に
- 転送する, クライアント群を設定する
- クライアントシステム
- クライアントシステム郡
- 設定する, クライアント群を設定する
- サービスレベル
- Management, Management
- Monitoring, Monitoring
- Provisioning, Provisioning
- Update, Update
- システム
- の一覧を表示する, システム
- の詳細を表示する, システムの詳細
- エンタイトルメント, サブスクリプションの管理
- エンタイトルメントを付与する, サブスクリプションの管理
- システムの概要, 概要 —
- システムの詳細, システムの詳細
- システム一覧, システム
- 削除する, システムの詳細 ⇒ 詳細
- 検索する, 高度な検索 —
- 概要, 概要 —
- 高度な検索, 高度な検索 —
- システムを削除する, システムの詳細 ⇒ 詳細
- システムグループ, システムグループ —
- の一覧, システムグループ —
- システムグループ一覧, システムグループ —
- 作成する, グループを作成する
- 削除する, システムグループの詳細 ⇒ 詳細 —
- 割り当てる/削除する, システムの詳細 ⇒ グループ —
- 参加する/参加を中止する, システムの詳細 ⇒ グループ —
- 詳細を編集する, システムグループの詳細 ⇒ 詳細 —
- 詳細を表示する, システムグループの詳細 —
- 追加と削除, グループ内のシステムを追加する、削除する
- システムグループ一覧
- 状態, システムグループ —
- システムプロファイル, システムプロファイルを登録する
- カスタム情報, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ カスタム情報 —
- ハードウェアプロファイルを更新する, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ ハードウェア
- パッケージの一覧を更新する, システムプロファイルを同期する
- パッケージ一覧を更新する, システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ パッケージ
- プロファイルを更新する, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ プロパティ
- メモ, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ メモ
- 再度アクティブにする, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ 再度アクティブにする —
- システム一覧, システム
- 状態, システム
- スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push) , Monitoring
- スケジュール, スケジュール
- スケジュール済みの動作
- セキュリティ
- ソフトウェア
- チャンネル一覧
- チャンネルの詳細, ソフトウェアチャンネルの詳細
- パッケージ検索, パッケージの検索
- 検索する, パッケージの検索
- ソフトウェアチャンネル
- チャンネル, チャンネル
- Red Hat, Red Hat チャンネル
- すべて, すべてのチャンネル
- の一覧, ソフトウェアチャンネル
- エラータ, ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ エラータ
- ソフトウェアと設定ファイル, チャンネル
- パッケージ, ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ パッケージ
- ベース, ソフトウェアチャンネル
- マイ, マイチャンネル
- 共有, 共有チャンネル
- 利用が多い, 利用が多いチャンネル
- 子, ソフトウェアチャンネル
- 設定
- 作成, 設定チャンネル
- チャンネルとパッケージ
- チャンネル一覧, ソフトウェアチャンネル
- チャンネル一覧 , ソフトウェアチャンネル
- デジタル証明書, セキュリティ、 品質管理、 および Red Hat Network
- トラブルシューティング
- Monitoring, トラブルシューティング
- ナビゲーション, ナビゲーション
- ネットワークサービス
- DNS ルックアップ, ネットワークサービス::DNS ルックアップ
- FTP, ネットワークサービス::FTP
- IMAP メール, ネットワークサービス::IMAP メール
- Ping, ネットワークサービス::Ping
- POP メール, ネットワークサービス::POP メール
- RPCService, ネットワークサービス::RPCService
- Secure Web Server (HTTPS), ネットワークサービス::Secure Web Server (HTTPS)
- SSH, ネットワークサービス::SSH
- Web Server (HTTP), ネットワークサービス::Web Server (HTTP)
- プローブ, ネットワークサービス
- メール転送 (SMTP), ネットワークサービス::メール転送 (SMTP)
- リモート Ping, ネットワークサービス::リモート Ping
- ハードウェアプロファイル
- サーバーで更新する, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ ハードウェア
- パスワード
- 変更, ユーザーアカウント
- パスワードを変更する, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- パッケージ
- フィルタ, ソフトウェアチャンネルの詳細 ⇒ パッケージ
- パッケージのインストール
- スケジュール済み, エラータ通知とスケジュール済みパッケージのインストール
- パッケージ一覧
- サーバーで更新する, システムプロファイルを同期する, システムの詳細 ⇒ ソフトウェア ⇒ パッケージ
- プロキシサーバー
- Red Hat Network Registration Client を使用, Red Hat Network Registration Client を設定する
- プローブ
- Apache, Apache 1.3.x 及び 2.0.x
- Linux, Linux
- LogAgent
- nocpulse, LogAgent
- Monitoring, プローブ
- MySQL, MySQL 3.23 - 3.33
- Oracle, Oracle 8i、 9i、 10g、および 11g
- RHN Satellite, RHN Satellite
- RHN サーバー上, Monitoring RHN サーバー
- WebLogic, BEA WebLogic 6.x 及びそれ以降
- しきい値, しきい値を設定する
- ガイドライン, プローブのガイドライン
- ネットワークサービス, ネットワークサービス
- 全般, 全般
- 管理する, プローブを管理する
- プローブの一覧
- Apache
- プロセス, Apache::プロセス
- プローブ一覧
- Apache
- アップタイム, Apache::アップタイム
- トラフィック, Apache::トラフィック
- Linux
- CPU 使用, Linux::CPU 使用
- Inode, Linux::Inode
- Swap 使用, Linux::Swap 使用
- インターフェーストラフィック, Linux::インターフェーストラフィック
- ディスク IO スループット (Disk IO Throughput), Linux::ディスク IO スループット (Disk IO Throughput)
- ディスク使用, Linux::ディスク使用
- プロセスの健全性, Linux::プロセスの健全性
- プロセス数合計, Linux::プロセスカウント数合計
- メモリ使用, Linux::メモリ使用
- ユーザー, Linux::ユーザー
- ロード, Linux::ロード
- 仮想メモリ, Linux::仮想メモリ
- 実行中プロセス, Linux::実行中プロセス
- 状態別の TCP 接続, Linux::状態別の TCP 接続
- 状態別のプロセス数, Linux::状態別のプロセス数
- LogAgent
- ログサイズ, LogAgent::ログサイズ
- ログパターン一致, LogAgent::ログパターン一致
- MySQL
- クエリーレート, MySQL::クエリーレート
- データベースアクセス度, MySQL::データベースアクセス度
- 実行中スレッド, MySQL::実行中スレッド
- 開放した表, MySQL::開放した表
- 開放表, MySQL::開放表
- Oracle
- TNS Ping, Oracle::TNS Ping
- アイドルセッション, Oracle::アイドルセッション
- アクティブセッション, Oracle::アクティブセッション
- アベイラビリティ, Oracle::アベイラビリティ
- インデックスの範囲 (Index Extents), Oracle::インデックスの範囲 (Index Extents)
- クライアントの接続性, Oracle::クライアントの接続性
- ディスクソート率, Oracle::ディスクソート率
- データディクショナリキャッシュ, Oracle::データディクショナリキャッシュ
- バッファキャッシュ, Oracle::バッファキャッシュ
- ブロック中セッション, Oracle::ブロック中セッション
- ライブラリキャッシュ, Oracle::ライブラリキャッシュ
- ロック, Oracle::ロック
- 再試行ログ, Oracle::再試行ログ
- 表の範囲, Oracle::表の範囲
- 表スペース使用, Oracle::表スペース使用
- RHN Satellite
- Swap, RHN Satellite::Swap
- インターフェーストラフィック, RHN Satellite::インターフェーストラフィック
- ディスク領域, RHN Satellite::ディスク領域
- プロセス, RHN Satellite::プロセス
- プロセスの健全性, RHN Satellite::プロセスの健全性
- プロセス数, RHN Satellite::プロセス数
- プローブ数, RHN Satellite::プローブ数
- ユーザー, RHN Satellite::ユーザー
- ロード, RHN Satellite::ロード
- 実行中プロセス, RHN Satellite::実行中プロセス
- 実行時間, RHN Satellite::実行時間
- 待ち時間, RHN Satellite::待ち時間
- WebLogic
- JDBC 接続プール, BEA WebLogic::JDBC 接続プール
- Servlet, BEA WebLogic::Servlet
- サーバーの状態, BEA WebLogic::サーバーの状態
- 実行キュー, BEA WebLogic::実行キュー
- 空きヒープ, BEA WebLogic::空きヒープ
- ネットワークサービス
- DNS ルックアップ, ネットワークサービス::DNS ルックアップ
- FTP, ネットワークサービス::FTP
- IMAP メール, ネットワークサービス::IMAP メール
- Ping, ネットワークサービス::Ping
- POP メール, ネットワークサービス::POP メール
- RPCService, ネットワークサービス::RPCService
- Secure Web Server (HTTPS), ネットワークサービス::Secure Web Server (HTTPS)
- SSH, ネットワークサービス::SSH
- Web Server (HTTP), ネットワークサービス::Web Server (HTTP)
- メール転送 (SMTP), ネットワークサービス::メール転送 (SMTP)
- リモート Ping, ネットワークサービス::リモート Ping
- 全般
- SNMP チェック, 全般::SNMP チェック
- TCP チェック, 全般::TCP チェック
- UDP チェック, 全般::UDP チェック
- アップタイム (SNMP), 全般::アップタイム (SNMP)
- データのあるリモートプログラム, 全般::データのあるリモートプログラム
- リモートプログラム, 全般::リモートプログラム
- ヘルプデスク, ヘルプ
- ベースチャンネル, ソフトウェアチャンネル
- ポート 22, SSH を設定する
- ポート 4545, Red Hat Network Monitoring Daemon (rhnmd)
- マクロ
- 設定ファイル内
- メモ
- システムに関する, システムの詳細 ⇒ 詳細 ⇒ メモ
- ユーザー, ユーザー —
- パスワードを変更する, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- ロール, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- 削除 (RHN Satellite のみ), ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 —
- 電子メールアドレスを変更する, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- 非アクティブにする, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 —
- ユーザーのロール, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- ユーザーアカウント, ユーザーアカウントを登録する
- リファレンスガイド
- について, 本ガイドについて
- バグ報告を提出する, フィードバックについて
- 表記方法, 本ガイドについて
- リモートコマンド
- 有効にする, コマンドを有効にする
- 発行する, コマンドを発行する
- 一覧の操作
- の説明, 一覧
- 作成
- 設定
- チャンネル, 設定チャンネル
- 個人設定
- 全般
- SNMP チェック, 全般::SNMP チェック
- TCP チェック, 全般::TCP チェック
- UDP チェック, 全般::UDP チェック
- アップタイム (SNMP), 全般::アップタイム (SNMP)
- データのあるリモートプログラム, 全般::データのあるリモートプログラム
- プローブ, 全般
- リモートプログラム, 全般::リモートプログラム
- 再度アクティブにする
- 初期化スクリプト
- /etc/init.d/rhnsd , Red Hat Network Daemon
- /etc/rc.d/init.d/rhnsd , Red Hat Network Daemon
- 削除
- ユーザー (RHN Satellite のみ), ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 —
- 動作
- 失敗したシステム, アクションの詳細 ⇒ 失敗したシステム
- 完了したシステム, アクションの詳細 ⇒ 完了したシステム
- 詳細, アクションの詳細 ⇒ 詳細
- 進行中のシステム, アクションの詳細 ⇒ 進行中のシステム
- 各種の UNIX (参照 対応できる)
- 品質管理
- 変数
- マクロ
- 設定ファイル内, 設定ファイルにマクロを含ませる方法
- 子チャンネル, ソフトウェアチャンネル
- 手作業によるインストール
- システムプロファイル, 手作業によるパッケージのインストール
- 拡張更新サポート, 拡張更新サポート (EUS)
- 更新する
- Web サイトから, Web サイト経由で更新を行う
- コマンドラインから, コマンドラインから更新を行う
- 概要, 概要
- 登録, Red Hat Network Registration Client
- RPM パッケージ一覧, ソフトウェアのシステムプロファイル
- Web から, RHN Web サイトにログインする
- アクティベーションキーを使用, アクティベーションキー —
- システムプロファイル, ユーザーアカウントを登録する, システムプロファイルを登録する
- ソフトウェアのシステムプロファイル, ソフトウェアのシステムプロファイル
- テキストモード, テキストモードによる RHN Registration Client
- ハードウェアのシステムプロファイル, ハードウェアのシステムプロファイル
- パスワード, ユーザーアカウントを登録する
- プロキシサーバーを使用, Red Hat Network Registration Client を設定する
- ユーザー名, ユーザーアカウントを登録する
- 組織の一部として, ユーザーアカウントを登録する
- 設定, Red Hat Network Registration Client を設定する
- 電子メール通知, ユーザーアカウントを登録する
- 登録する
- アクティベーションを使用, アクティベーションキーを使って登録する
- 設定
- 設定管理
- コマンドラインツール, コマンドライン設定管理ツール
- システムの準備, 設定管理のためシステムの準備を行う
- 通知
- Monitoring, 通知
- フィルタ, 全般的な設定 —
- フィルタリング, 通知のフィルタリング
- メソッドを作成する, 通知メソッドを作成する
- メソッドを削除する, 通知メソッドを削除する
- リダイレクトする, 通知をリダイレクトする
- 受信する, 通知を受け取る
- 選択されたシステム
- の説明, 選択されたシステム
- 開始, 開始する前に
- 電子メールアドレス
- 変更, 電子メールの変更
- 変更する, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- 電子メールアドレスを変更する, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- 非アクティブにする
A
- Apache
- アップタイム, Apache::アップタイム
- トラフィック, Apache::トラフィック
- プロセス, Apache::プロセス
- プローブ, Apache 1.3.x 及び 2.0.x
E
- Erb サイト
- システムの詳細, システムの詳細
- EUS (参照 Extended Update Support (拡張更新サポート))
G
- GNU Privacy Guard, セキュリティ、 品質管理、 および Red Hat Network
H
- HTTP Proxy , アプレットを設定する
L
- Linux
- CPU 使用, Linux::CPU 使用
- Inode, Linux::Inode
- Swap 使用, Linux::Swap 使用
- インターフェーストラフィック, Linux::インターフェーストラフィック
- ディスク IO スループット (Disk IO Throughput), Linux::ディスク IO スループット (Disk IO Throughput)
- ディスク使用, Linux::ディスク使用
- プロセスの健全性, Linux::プロセスの健全性
- プロセス数合計, Linux::プロセスカウント数合計
- プローブ
- nocpulse, Linux
- メモリ使用, Linux::メモリ使用
- ユーザー, Linux::ユーザー
- ロード, Linux::ロード
- 仮想メモリ, Linux::仮想メモリ
- 実行中プロセス, Linux::実行中プロセス
- 状態別の TCP 接続, Linux::状態別の TCP 接続
- 状態別のプロセス数, Linux::状態別のプロセス数
- LogAgent
- プローブ
- nocpulse, LogAgent
- ログサイズ, LogAgent::ログサイズ
- ログパターン一致, LogAgent::ログパターン一致
M
- Management
- サービスレベル, Management
- Monitoring, Monitoring —
- OK, プローブの状態 ⇒ OK —
- すべて, プローブの状態 ⇒ すべて —
- はじめに, Monitoring
- サービスレベル, Monitoring
- スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push), スカウト設定のプッシュ (Scout Config Push) —
- プローブの一覧, プローブ
- 不明, プローブの状態 ⇒ 不明 —
- 全般的な設定, 全般的な設定 —
- 待機中, プローブの状態 ⇒ 待機中 —
- 状態, プローブの状態 —
- 現在の状態, 現在の状態 —
- 要件, 必要条件
- 警告, プローブの状態 ⇒ 警告 —
- 通知, 通知 —
- 重大, プローブの状態 ⇒ 重大 —
- MySQL , mysql パッケージ
- クエリーレート, MySQL::クエリーレート
- データベースアクセス度, MySQL::データベースアクセス度
- プローブ, MySQL 3.23 - 3.33
- 実行中スレッド, MySQL::実行中スレッド
- 開放した表, MySQL::開放した表
- 開放表, MySQL::開放表
- mysql パッケージ, mysql パッケージ
N
- ntsysv , 無効にする
O
- Oracle
- TNS Ping, Oracle::TNS Ping
- アイドルセッション, Oracle::アイドルセッション
- アクティブセッション, Oracle::アクティブセッション
- アベイラビリティ, Oracle::アベイラビリティ
- インデックスの範囲 (Index Extents), Oracle::インデックスの範囲 (Index Extents)
- クライアントの接続性, Oracle::クライアントの接続性
- ディスクソート率, Oracle::ディスクソート率
- データディクショナリキャッシュ, Oracle::データディクショナリキャッシュ
- バッファキャッシュ, Oracle::バッファキャッシュ
- ブロック中セッション, Oracle::ブロック中セッション
- プローブ, Oracle 8i、 9i、 10g、および 11g
- ライブラリキャッシュ, Oracle::ライブラリキャッシュ
- ロック, Oracle::ロック
- 再試行ログ, Oracle::再試行ログ
- 表の範囲, Oracle::表の範囲
- 表スペース使用, Oracle::表スペース使用
P
- Package Updater (pup)
- 詳細な説明, Package Updater
- Provisioning
- サービスレベル, Provisioning
- Proxy サーバー
- Red Hat Network Alert Notification Tool を使用, アプレットを設定する
- Red Hat Update Agent を使用, 全般設定
R
- Red Hat Enterprise Linux 2.1
- Red Hat Network Registration Client を必要とする, 本ガイドについて, Red Hat Update Agent
- Red Hat Enterprise Linux 5
- rhn_register, rhn_register クライアント
- Red Hat Network
- について, Red Hat Network 概要
- 構成要素
- 主要な, Red Hat Network 概要
- Red Hat Network Actions Control
- rhn-actions-control , Red Hat Network Actions Control
- Red Hat Network Alert Notification Tool
- Proxy サーバーを使用, アプレットを設定する
- RHN Web サイトを起動する, RHN の Web サイトを起動する
- アイコン, 通知アイコン
- エラータの更新を適用する, 更新を適用する
- パネルに追加する, Red Hat Network Alert Notification Tool
- 要件, Red Hat Network Alert Notification Tool
- 設定する, アプレットを設定する
- Red Hat Network Configuration Client
- rhncfg-client , Red Hat Network Configuration Client
- Red Hat Network Configuration Manager
- rhncfg-manager , Red Hat Network Configuration Manager
- Red Hat Network Daemon, Red Hat Network Daemon
- トラブルシューティング, トラブルシューティング
- 無効にする, 無効にする
- 状態を表示する, 状態を表示する
- 設定する, 設定する
- 説明, Red Hat Network 概要
- Red Hat Network Monitoring Daemon
- (rhnmd) 監視デーモン, Red Hat Network Monitoring Daemon (rhnmd)
- SSH キーのインストール, SSH キーのインストール
- インストール, Red Hat Network Monitoring Daemon をインストールする
- デーモンを必要とするプローブ, デーモンを必要とするプローブ
- 代りに sshd を使用する, SSH を設定する
- Red Hat Network Registration Client
- Red Hat Network デーモン
- エラータ更新の適用に使用する, エラータ更新を適用
- Red Hat Network パッケージ
- 比較, 開始する前に
- Red Hat Update Agent, 更新を適用する
- Proxy サーバーを使用, 全般設定
- UNIX コマンドラインの引数, コマンドラインから更新を行う
- コマンドラインの引数, コマンドラインバージョン
- 設定, 設定
- Red Hat Update Agent (up2date)
- GPG キーをインストールする, Red Hat GPG キーをインストールする
- アクティベーションキー, アクティベーションキーを使って登録する
- グラフィカルのオプション, Red Hat Update Agent を起動する
- コマンドラインオプション, コマンドラインバージョン
- コマンドラインバージョン, コマンドラインバージョン, コマンドラインバージョン
- システムプロファイルを同期する, システムプロファイルを同期する
- パッケージの例外を設定する, パッケージの例外設定
- パッケージを除外する, パッケージの例外設定
- ログファイル, ログファイル
- 全般設定を変更する, 全般設定
- 取り込みとインストールを設定する, 取り込みとインストールの設定
- 登録する, 登録
- 設定ツール, Red Hat Update Agent 設定ツール を使用する
- 詳細な説明, Red Hat Update Agent
- 説明, Red Hat Network 概要
- 起動する, Red Hat Update Agent を起動する
- Red Hat パッケージ
- UNIX 用, 追加パッケージのダウンロードとインストール
- インストールする, 追加パッケージのダウンロードとインストール
- RHN Satellite
- Swap, RHN Satellite::Swap
- インターフェーストラフィック, RHN Satellite::インターフェーストラフィック
- ディスク領域, RHN Satellite::ディスク領域
- プロセス, RHN Satellite::プロセス
- プロセスの健全性, RHN Satellite::プロセスの健全性
- プロセス数, RHN Satellite::プロセス数
- プローブ, RHN Satellite
- プローブ数, RHN Satellite::プローブ数
- ユーザー, RHN Satellite::ユーザー
- ロード, RHN Satellite::ロード
- 実行中プロセス, RHN Satellite::実行中プロセス
- 実行時間, RHN Satellite::実行時間
- 待ち時間, RHN Satellite::待ち時間
- RHN Web サイト, RHN の Web サイトを起動する
- RHN ツールのチャンネル, Red Hat Network Monitoring Daemon をインストールする
- rhn-catalog
- を使ったトラブルシューティング, rhn-catalog でプローブを調べる
- rhn-runprobe
- を使用したトラブルシューティング, rhn-runprobe の出力を調べる
- オプション, rhn-runprobe の出力を調べる
- rhnmd デーモン, Red Hat Network Monitoring Daemon をインストールする
- rhnreg_ks , アクティベーションキー —
- rhnsd , Red Hat Network Daemon
- rhn_register (参照 登録)
- 詳細な説明, rhn_register クライアント
S
- Satellite Administrator, ユーザーの一覧 ⇒ アクティブ ⇒ ユーザーの詳細 ⇒ 詳細 —
- Secure Sockets Layer, セキュリティ、 品質管理、 および Red Hat Network
- SSH, SSH を設定する
- SSH キー, SSH キーのインストール
- sshd , SSH を設定する
- SSL
- セットアップする, クライアント群を設定する
- SSL 期限切れエラー
- 接続
- 証明書の確認, 開始する前に
- SSL 証明書
- 配備する, クライアント SSL 証明書を配備する
- System Set Manager, System Set Manager —
U
- Update
- サービスレベル, Update
W
- Web サイト, Red Hat Network Web サイト
- Monitoring, Monitoring —
- すべてのエラータ, すべてのエラータ
- アクティベーションキー, アクティベーションキー —
- エラータ, エラータ
- エラータ検索, 高度な検索
- カスタムシステム情報, カスタムシステム情報 —
- システム, システム
- システムのエンタイトルメント, サブスクリプションの管理
- システムの概要, 概要 —
- システムグループ, システムグループ —
- システムグループ一覧, システムグループ —
- システム一覧, システム
- システム検索, 高度な検索 —
- スケジュール, スケジュール
- ソフトウェアチャンネルの詳細, ソフトウェアチャンネルの詳細
- ソフトウェア検索, パッケージの検索
- チャンネル, チャンネル
- チャンネル一覧, ソフトウェアチャンネル
- ナビゲーションバー, ナビゲーション
- ヘルプ, ヘルプ
- ユーザー, ユーザー —
- ユーザーのアカウント, ユーザーアカウント
- ログインする, RHN Web サイトにログインする
- ロケール, 言語設定
- 保存プロフィール, 保存プロフィール —
- 概要, ナビゲーション, 概要
- 言語, 言語設定
- 関連エラータ, 関連エラータ
- Web サイトの概要, カテゴリとページ
- WebLogic
- JDBC 接続プール, BEA WebLogic::JDBC 接続プール
- Servlet, BEA WebLogic::Servlet
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