4.6. MongoDB コネクターの一般的な問題

Debezium は、複数のアップストリームデータベースのすべての変更をキャプチャーする分散システムであり、イベントの見逃しや損失は発生しません。システムが正常に操作している場合や、慎重に管理されている場合は、Debezium は変更イベントごとに 1 度だけ 配信します。ただし、障害から復旧している間は、変更イベントが繰り返えされる可能性はありますが、障害が発生してもシステムはイベントを失いません。よって、このような正常でない状態では、Debezium は Kafka と同様に、変更イベントを 少なくとも 1 回 配信します。

本セクションのこれ以降では、Debezium がどのようにさまざまな種類の障害や問題を処理するかを説明します。

4.6.1. 設定および起動エラー

コネクターの設定が無効な場合や、指定の接続パラメーターを使用してコネクターが繰り返し MongoDB への接続に失敗する場合は、コネクターは起動時に失敗し、エラーや例外をログに報告し、そして、実行を停止します。。再接続は指数バックオフを使用して行われ、試行の最大数は設定可能です。

このような場合、エラーには問題の詳細が含まれ、場合によっては回避策が提示されます。設定が修正されたり、MongoDB の問題が解決された場合はコネクターを再起動できます。