48.2. プレーンな Java コンストラクトを返します。

多くの場合、リソースクラスは標準の Java タイプ、JAXB オブジェクト、またはアプリケーションにエンティティープロバイダーがある任意のオブジェクトを返すことができます。このような場合には、ランタイムは返されるオブジェクトの Java クラスを使用して MIME タイプの情報を決定します。ランタイムは、コンシューマーに送信する適切な HTTP リターンコードも決定します。

リソースメソッドは、void またはエンティティーライターが提供されている Java 型を返すことができます。デフォルトでは、ランタイムには以下のプロバイダーがあります。

「ネイティブでサポートされるタイプ」 は、デフォルトでサポートされるすべての戻り値のタイプを一覧表示します。「カスタムライター」 は、カスタムエンティティーライターの実装方法を記述します。

ランタイムは、最初にリソースメソッドおよび @Produces アノテーションのリソースクラスをチェックして、返されるエンティティーの MIME タイプを決定します。見つかった場合は、アノテーションで指定された MIME タイプを使用します。リソース実装によって指定されたものが見つからない場合は、エンティティープロバイダーにより、適切な MIME タイプを決定します。

デフォルトでは、ランタイムは MIME タイプを以下のように割り当てます。

アプリケーションは、「カスタムライター」 で説明されているようにカスタムエンティティープロバイダーを実装して、他のマッピングを使用できます。

リソースメソッドがプレーンな Java 構造を返す場合、リソースメソッドが例外を出力せずに完了すると、ランタイムは応答のステータスコードを自動的に設定します。ステータスコードは以下のように設定されます。

リソースメソッドが完了する前に例外が出力された場合に、50章例外処理 で説明されているようにリターンステータスコードを設定します。