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11.4. 手動 LVM パーティション設定

次のセクションでは、Red Hat Enterprise Linux 用に LVM を手動で設定する方法を説明します。LVM でシステムを手動で設定する方法は多数あるため、「自動パーティション設定」 で行うデフォルト設定は以下のようになります。
ディスクパーティション設定 画面で、プルダウン一覧から カスタムレイアウトの作成 を選択し、画面の右下にある Next ボタンをクリックします。

11.4.1. /boot パーティションの作成

一般的な状況では、ディスクドライブが新規またはフォーマット済みである。以下の図は、図11.4「空白ドライブを 2 つ(準備完了)」 で、パーティションが設定されていない raw デバイスとして両方のドライブを示しています。

図11.4 空白ドライブを 2 つ(準備完了)

空白ドライブを 2 つ(準備完了)
Warning
GRUB ブートローダーは読み取れないため、/boot パーティションは LVM ボリュームには存在できません。
  1. New を選択します。
  2. Mount Point プルダウンメニューから /boot を選択します。
  3. File System Type プルダウンメニューから ext3 を選択します。
  4. Allowable Drives エリアから sda チェックボックスを選択します。
  5. Size (MB) メニューの 100 (デフォルト)のままにします。
  6. Additional Size Options エリアで Fixed size (デフォルトの)ラジオボタンを選択したままにします。
  7. パーティションをプライマリーパーティションにするには、Force to be a primary partition を選択します。プライマリーパーティションは、ハードドライブの最初の 4 つのパーティションの 1 つです。選択されていない場合は、パーティションが論理パーティションとして作成されます。他のオペレーティングシステムがすでにシステム上にある場合は、このオプションの選択を解除する必要があります。プライマリーパーティションと論理/拡張パーティションの詳細は、『Red Hat Enterprise Linux インストールガイド』 の付録セクションを参照してください。
図11.5「ブートパーティションの作成」 を参照して、入力した値を確認します。

図11.5 ブートパーティションの作成

ブートパーティションの作成
OK をクリックしてメイン画面に戻ります。以下の図は、正しく設定されたブートパーティションを示しています。

図11.6 表示される /boot パーティション

表示される /boot パーティション