6.5.2. 非同期レプリケーションの挙動に対するトラブルシューティング
インスタンスによっては、非同期のレプリケーションや分散に対して設定されたキャッシュが、同期の場合と同様に応答を待ってしまうことがあります。これは、ステート転送と非同期モードの両方が設定されていると、キャッシュは同期的に動作するためです。ステート転送が想定通りに動作するには、同期的な動作が必要となります。
この問題に対処するには、以下の方法の 1 つに従います。
- ステート転送を無効にし、
ClusteredCacheLoader
を使用して必要な時にリモートステートをレイジーにルックアップします。 - ステート転送と
REPL_SYNC
を有効にします。非同期 API (cache.putAsync(k, v)
など) を使用して「fire-and-forget」機能を有効にします。 - ステート転送と
REPL_ASYNC
を有効にします。PRC はすべて同期的になりますが、レプリケーションキューを有効にすると (非同期モードで推奨) クライアントスレッドは中断されません。