6.6. CodeReady Workspaces トレーシングコードベースの概要および拡張ガイド

CodeReady Workspaces のトレース実装の中核は、che-core-tracing-core および che-core-tracing-web モジュールにあります。

トレース API へのすべての HTTP 要求には独自のトレースがあります。これは、サーバーアプリケーション全体にバインドされる OpenTracing ライブラリーから TracingFilter を使用して行います。@Traced アノテーションをメソッドに追加すると、トレースインターセプターはトレーススパンを追加します

6.6.1. タグ付け

スパンには、操作名、スパンの起点、エラー、およびユーザーのスパンのクエリーやフィルターに役立つその他のタグなど、標準のタグが含まれる場合があります。ワークスペース関連の操作(ワークスペースの開始または停止など) には、userId、workspace ID、および stackId などの追加のタグがあります。TracingFilter によって作成されるスパンには、HTTP ステータスコードタグもあります。

トレースメソッドでのタグの宣言は、TracingTags クラスからフィールドを設定して静的に実行されます。

TracingTags.WORKSPACE_ID.set(workspace.getId());

TracingTags は、それぞれの AnnotationAware タグ実装のように、一般的に使用されるすべてのタグが宣言されるクラスです。

関連情報

Jaeger UI の使用方法についての詳細は、Jaeger ドキュメントの『Jaeger Getting Started Guide』を参照してください