第5章 サーキットブレーカーアドオンによって出力されたイベントのイベント処理

サーキットブレーカーアドオンは、サーキットブレーカーパターンの変更可能な状態に基づいて発生するさまざまなタイプのアクションのイベントを出力します。Node.js アプリケーションにイベント処理を実装して、これらのさまざまなタイプのイベントを処理し、それらが発生したときに何らかのアクションを実行できます。イベントハンドラーを使用すると、アプリケーションがサーキットブレーカーの現在の動作に応答する方法を制御できます。

5.1. サーキットブレーカーアドオンによって出力されたイベントのタイプ

サーキットブレーカーアドオンは、以下のタイプのイベントを出力します。

fire
このイベントは、サーキットブレーカー fire メソッドがリモートサービスを呼び出すために実行されると出力されます。
reject
このイベントは、サーキットブレーカーが open または half-open 状態になると出力されます。
timeout
このイベントは、サーキットブレーカーアクションのタイムアウト期間が期限切れになると出力されます。
success
このイベントは、サーキットブレーカーアクションが正常に完了すると出力されます。
failure
このイベントは、サーキットブレーカーアクションが失敗し、サーキットブレーカーがエラー応答を返すと出力されます。
open
このイベントは、サーキットブレーカーが open 状態になったときに出力されます。
close
このイベントは、サーキットブレーカーが closed 状態になったときに出力されます。
halfOpen
このイベントは、サーキットブレーカーが half-open 状態に移行すると出力されます。
fallback
このイベントは、リモートサービスへの呼び出しが失敗した後に実行されるフォールバック関数がサーキットブレーカーにある場合に出力されます。
semaphoreLocked
このイベントは、サーキットブレーカーが最大容量に達し、要求を実行できない場合に出力されます。
healthCheckFailed
このイベントは、ユーザーが指定したヘルスチェック関数が拒否された promise を返す場合に出力されます。