3.2. Cruise Control によるクラスターのリバランス

注記

Cruise Control は本リリースでもテクノロジープレビューですが、新たな改良が加えられました。

Cruise Control をデプロイして使用し、最適化ゴール (CPU、ディスク、ネットワーク負荷などに定義された制約) を使用し、Kafka をリバランスできます。バランス調整された Kafka クラスターでは、ワークロードがブローカー Pod 全体に均等に分散されます。

Cruise Control を使用すると、分散された Kafka クラスターを効率的に実行するための時間および労力を削減できます。

Cruise Control の zip ディストリビューションは、カスタマーポータル からダウンロードできます。Cruise Control をインストールするには、提供される Metrics Reporter を使用するように各 Kafka ブローカーを設定します。その後、最適化ゴールなどの Cruise Control プロパティーを設定し、指定のスクリプトを使用して Cruise Control を開始します。

Cruise Control サーバーは、Kafka クラスター全体に対して単一のマシンでホストされます。

Cruise Control の実行中に、REST API を使用して以下を行うことができます。

  • 複数の最適化ゴールから、ドライラン の最適化プロポーザルを生成する。
  • 最適化プロポーザルを開始して Kafka クラスターをリバランスする

異常検出、通知、独自ゴールの作成、トピックレプリケーション係数の変更などの、その他の Cruise Control の機能は現在サポートされていません。

「Cruise Control によるクラスターのリバランス」を参照してください。

3.2.1. テクノロジープレビューの改良

Cruise Control バージョン 2.5.59 では、最適化プロポーザルの計算を 10% 加速など、パフォーマンスが大幅に改善しました。

Red Hat カスタマーポータルから最新バージョンの zip 形式のディストリビューションをダウンロードできます。

カスタマーポータル を参照してください。