3.2.2. odo のコアとなる概念

odo は、Kubernetes の概念を開発者に馴染みのある用語に抽象化します。

アプリケーション

特定のタスクを実行するために使用される、クラウドネイティブなアプローチ で開発された通常のアプリケーション。

アプリケーション の例には、オンラインビデオストリーミング、オンラインショッピング、ホテルの予約システムなどがあります。

コンポーネント

個別に実行でき、デプロイできる Kubernetes リソースのセット。クラウドネイティブアプリケーションは、小規模で独立した、緩く結合された コンポーネント の集まりです。

コンポーネント の例には、API バックエンド、Web インターフェイス、支払いバックエンドなどがあります。

プロジェクト
ソースコード、テスト、ライブラリーを含む単一のユニット。
コンテキスト
単一コンポーネントのソースコード、テスト、ライブラリー、および odo 設定ファイルが含まれるディレクトリー。
URL
クラスター外からアクセスするためにコンポーネントを公開するメカニズム。
ストレージ
クラスター内の永続ストレージ。これは、再起動およびコンポーネントの再構築後もデータを永続化します。
サービス

コンポーネントに追加機能を提供する外部アプリケーション。

サービス の例には、PostgreSQL、MySQL、Redis、RabbitMQ などがあります。

odo では、サービスは OpenShift Service Catalog からプロビジョニングされ、クラスター内で有効にされる必要があります。

devfile

コンテナー化された開発環境を定義するためのオープン標準。これにより、開発者用ツールはワークフローを簡素化し、高速化することができます。詳細は、https://devfile.io のドキュメントを参照してください。

公開されている devfile レジストリーに接続するか、またはセキュアなレジストリーをインストールできます。