自動化されたリスク修復で、この年末年始は予定外のダウンタイムを避けましょう
またこの時期がやって来ました。私たち IT 業界の多くの人間は、小売、金融、ヘルスケア、物流業界の人たちのように、この重要な時期に油断をする暇はありません。インフラやオペレーションの世界では、最新の問題を把握しておき、必要に応じて問題を迅速に解決できるようにするために待機したり、モニターやアプリにくぎ付けとなることは珍しくありません。
ダウンタイムは避けられません。予定通りか予定外かの違いです。
予定外のダウンタイムを回避して、組織において時間と労力を節約することは可能です。セキュリティーとインフラオペレーション用の Red Hat のプロアクティブな分析サービス。Red Hat Insights の導入でそれが可能になります。
システムが強制的にシャットダウンしたり、重大な脆弱性が分かっている場合は、通常どのように対応するでしょうか?
今日ではだれもがリスク回避を望み、セキュリティーに対する意識が高くなっていますが、正確な情報を持って脆弱性やバグにより迅速に修正をほどこし、貴重なデータを保護して、インフラストラクチャーの安定性を高めることは、タスクの半分でしかありません。
残りの半分は、そのインテリジェンスに対してアクションを取ることです。Red Hat Insights は、この両方で役に立ちます。
こちらの スタートガイド もご覧ください。こちらからは無料の評価版をすぐにお試しいただけるほか、大規模な概念実証について Red Hat のアカウントチームにご連絡いただくこともできます。ほとんどのデプロイメントでは、数分で開始可能となっています。自動化テクノロジーの Ansible や Ansible Tower、CloudForms、Satellite といった Red Hat の管理ポートフォリオ をすでにお使いの場合は、数秒しかかからない場合もあります。
Red Hat Insights とは
Red Hat は、まさしく毎年この時期に出現してわれわれを悩ます問題のトラブルシューティングを容易にし、問題を発見して迅速に修正するために、Insights サービスを開発しました。
Red Hat Insights は、過去のデータと Red Hat の最新の知識の両方を活用し、お客様のインフラストラクチャーにこれらを当てはめます。Insightsは、従来のデータセンターとハイブリッドクラウド環境の両方でリスクを監視し、管理する、継続進化型で非常に認識力の高い SaaS (サービスとしてのソフトウェア) プラットフォームです。
Insights はアプライアンスではなく、追加のインフラ費用を必要とせず、最小限の設定のみが必要です。Insights における目標は常に、お客様のインフラにおける複雑さとリスクを軽減することです。Red Hat の信頼できる検証済みのアドバイスを使用して、問題の存在場所と迅速な対応方法を簡単に理解できる分析を提供したいと考えています。
Red Hat Management を始める:
Red Hat では、これをいくつかの方法で実行します。Insights は、Red Hat Enterprise Linux インフラストラクチャーの管理に使用されているツールにすでに統合されているものもあり、Red Hat の今後の管理ソリューションのリリースでも、より密接な統合を図っていきます。
Red Hat Ansible Tower の最新リリースでは、インベントリーから Insights ホストへの直接レポートをサポートしています。また、Insights Ansible Playbook 生成用のプロジェクト統合や Insights プランナーとの自動化ジョブビルドや Insights プランナーからのインポートもサポートしています。
Red Hat Satellite では、Satellite 5.7 および Satellite 6.1 以降で Insights をサポートしており、システムライフサイクルのプロビジョニングと管理、Insights 統合によるリスクの報告と修復おけるプラットフォーム管理ソリューションとして使用されています。
Red Hat CloudFormsは、CloudForms 4.0 以降で Insights レポート統合機能を備えています。最新の 4.5 リリースでは、管理対象インフラストラクチャー全体の修復効率をさらに向上させる Anatile 自動化機能が備わっています。
Red Hat のカスタマーポータルでは、現在管理ポートフォリオの他のソフトウェアを使用していない場合、Insight の使用開始がとても簡単になっています。
Aniable のアップストリームのサポート対象外のオファリングを使用している場合でも、Insights から動的に生成される Playbook を利用して、特定された問題をすばやく修正することができます。Insights では、playbook テンプレートを生成して、ansible-playbook や AWX で直ちに実行したり、自分のニーズに合わせてそこでタスクを修正したりすることができます。
さらに、テクニカルアカウントマネジャーがいる場合やコンサルティングを利用している場合は、これらの担当者からインフラストラクチャーの健全性評価のために Insights レポートの有効化に関する情報を入手することもできます。
Red Hat Insights のしくみ
Red Hat Insights のしくみや開始方法を紹介するために、スクリーンショットを以下でいくつか用意していますが、少し時間を割ける場合は、こちら から評価版をお試しください。Insights は RHEL 6.4 以降に対応しているので、Insight のご利用には現行の RHEL サブスクリプションが必要になります。
また、Insight レポートには Satellite 5.7 以降の使用も可能ですが、この投稿の執筆時点における最新の Insights 機能は Red Hat Satellite 6 以降、Red Hat CloudForms 4.5 以降、Ansible Tower 3.2 以降向けに開発されています。
私たちは常に、お客様のインフラストラクチャーに影響を及ぼす最新または最重要な問題に基づいて新しいルールを追加しています。これらのルールはアクションを引き起こすものです。
ルールとは、アナリティクスエンジンからどのような種類のリスクを探しているかを記述したものです。
レポート用にルールが生成されると、アクションが表示されます。
アクションは通常、関連するリスクを説明し、問題のあるシステムに適合するような解決策を提供します。
ここからは、修復を実行します。自動化を使用している場合は、Insights クライアントが再度実行するよう呼び出され、問題が解決されたかどうかが確認されます。
これらのテクニックを使用すると、膨大な数のシステムを自動化で修正することができます。また、対象を絞った手動の修正またはカスタムの自動修正を実行する必要がある場合は、その方法で修正することもできます。
このため、この期間に休暇を取って、Insights のプロアクティブな修復機能の活用を希望される場合は、ここちらをクリック して評価版をお試しください。Insights は、最小限の時間を費やすことで、この忙しい休暇シーズン中の潜在的なダウンタイムを回避し、インフラの健全性スコアを高めるのに役立つはずです。
最後に、Red Hat では何に関してもそうですが、皆さまからのフィードバックを非常に重要視しています。カスタマーポータルの Red Hat Insights 画面上部には「フィードバックを提供する」ボタンがあります。Insights をご利用の際にはこのボタンをクリックしていただき、Insights で役に立ったことや Insights をこうしたらもっと便利になるなどのご意見を是非お寄せください。これ以外にも、redhat.com の Web サイトで Insights についてのご意見をメールで送ることができます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
Will
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