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Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 試用環境のデプロイ

Red Hat Process Automation Manager 7.1

ガイド

概要

本書は、Red Hat OpenShift Container Platform に Red Hat Process Automation Manager 7.1 試用環境をデプロイする方法を説明します。

前書き

システムエンジニアは、Red Hat OpenShift Container Platform に Red Hat Process Automation Manager 試用環境をデプロイして、ルールやその他のビジネスアセットの開発や使用を評価し、体験することができます。

前提条件

  • 最低でも OpenShift クラスター/名前空間で 3 ギガバイト以上のメモリーが利用できる。
  • デプロイメント用の OpenShift プロジェクトが作成されている。
  • プロジェクトにログインするには、oc コマンドを使用します。oc コマンドラインツールの詳細は、『OpenShift CLI リファレンス 』を参照してください。OpenShift Web コンソールを使用してテンプレートをデプロイするには、Web コンソールを使用してログインしている必要もあります。

第1章 Red Hat OpenShift Container Platform における Red Hat Process Automation Manager の概要

Red Hat Process Automation Manager は、Red Hat OpenShift Container Platform 環境にデプロイすることができます。

この場合に、Red Hat Process Automation Manager のコンポーネントは、別の OpenShift Pod としてデプロイされます。各 Pod のスケールアップとダウンを個別に行い、特定のコンポーネントに必要な数だけコンテナーを提供できます。標準の OpenShift の手法を使用して Pod を管理し、負荷を分散できます。

以下の Red Hat Process Automation Manager の主要コンポーネントが OpenShift で利用できます。

  • Process Server (実行サーバー (Execution Server) または KIE Server とも呼ばれる) は、意思決定サービス、プロセスアプリケーションおよびその他のデプロイ可能なアセット (サービス と総称される) を実行するインフラストラクチャー要素です。サービスのすべてのロジックは実行サーバーで実行されます。

    通常、Process Server にはデータベースサーバーが必要です。別の OpenShift Pod にデータベースサーバーを提供したり、別のデータベースサーバーを使用するように OpenShift で実行サーバーを設定したりできます。また、Process Server では H2 データベースを使用できますが、使用する場合は、Pod をスケーリングできません。

    Process Server Pod は自由にスケールアップして、同一または異なるホストで実行するコピーを必要な数だけ提供できます。Pod をスケールアップまたはスケールダウンすると、そのコピーはすべて同じデータベースサーバーを使用し、同じサービスを実行します。OpenShift は負荷分散を提供しているため、要求はどの Pod でも処理できます。

    Process Server Pod を個別にデプロイし、サービスの異なるグループを実行することができます。この Pod もスケールアップやスケールダウンが可能です。レプリケートした Process Server Pod を必要な数だけ持つことができます。

  • Business Central は、オーサリングサービス用の Web ベースの対話環境で、Business Central では管理コンソールが提供されています。また、管理および監視コンソールも提供します。Business Central を使用してサービスを開発し、Process Server にデプロイできます。また、Business Central を使用してプロセスの実行を監視することもできます。

    Business Central は一元化アプリケーションです。複数の Pod を実行し、同じデータを共有する高可用性用に設定できます。

    Business Central には開発するサービスのソースを保管する Git リポジトリーが含まれます。また、ビルトインの Maven リポジトリーも含まれます。設定に応じて、Business Central はコンパイルしたサービス (KJAR ファイル) をビルドイン Maven リポジトリーに配置できます (設定した場合は外部 Maven リポジトリーにも可能)。

重要

現在のバージョンでは、Business Central の高可用性機能はテクノロジープレビューです。

  • Business Central Monitoring は Web ベースの管理および監視コンソールです。Process Server へのサービスのデプロイメントを管理し、監視情報を提供しますが、オーサリング機能は含まれません。このコンポーネントを使用して、ステージング環境および実稼働環境を管理できます。
  • Smart Router は、Process Server と、Process Server と対話するその他のコンポーネントとの間の任意のレイヤーです。Business Central または Business Central Monitoring を使用して異なる複数の Process Server と対話する場合は必要になります。また、環境に複数の Process Server で実行されるサービスが多数含まれる場合、Smart Router はすべてのクライアントアプリケーションに対応するエンドポイントを 1 つ提供します。クライアントアプリケーションは、サービスを要求する REST API 呼び出しを実行できます。Smart Router は、特定の要求に対してどの Process Server を呼び出す必要があるかを自動的に決定します。

OpenShift 内でさまざまな環境設定にこのコンポーネントおよびその他のコンポーネントを配置できます。

以下の環境タイプが一般的です。

  • オーサリング: Business Central を使用してサービスを作成し、変更するために使用する環境です。この環境は、オーサリングの作業用の Business Central と、サービスのテスト実行用の Process Server 1 台で設定されます。この環境のデプロイメント手順については、『Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager オーサリング環境の デプロイ』を参照してください。
  • 管理対象のデプロイメント: ステージングおよび実稼働用として既存のサービスを実行するのに使用する環境。この環境には、Process Server Pod のいくつかのグループが含まれます。Business Central Monitoring を使用してサービスをデプロイし、実行し、停止し、またそれらの実行を監視します。この環境のデプロイメント手順については、『Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 管理サーバー環境の デプロイ』を参照してください。
  • イミュータブルサーバーを使用するデプロイメント: ステージングおよび実稼働目的で既存のサービスを実行するための代替の環境です。この環境では、Process Server Pod のデプロイ時にサービスまたはサービスのグループを読み込み、起動するイメージがビルドされます。この Pod でサービスを停止したり、新しいサービスを追加したりすることはできません。サービスの別のバージョンを使用したり、別の方法で設定を変更する必要がある場合は、新規のサーバーイメージをデプロイして、古いサーバーと入れ替えます。このシステムでは、Process Server は OpenShift 環境の Pod のように実行されるので、任意のコンテナーベースの統合ワークフローを使用することができ、他のツールを使用して Pod を管理する必要はありません。オプションで、Business Central Monitoring を使用して環境のパフォーマンスを監視し、サービスインスタンスの一部を停止および再起動できますが、追加のサービスを Process Server にデプロイしたり、既存のサービスのデプロイを解除したりすることはできません(コンテナーの追加または削除はできません)。この環境のデプロイメント手順については、『Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager イミュータブルサーバー環境 のデプロイ』を参照してください。

試用 または評価環境をデプロイすることも可能です。この環境には、Business Central と Process Server が含まれます。この環境はすばやく設定でき、これを使用して、アセットの開発や実行を評価し、体験できます。ただし、この環境では永続ストレージを使用せず、この環境でのいずれの作業も保存されません。この環境のデプロイメント手順については、『Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 試用環境の デプロイ』を参照してください。

OpenShift に Red Hat Process Automation Manager 環境をデプロイするには、Red Hat Process Automation Manager で提供されるテンプレートを使用できます。設定が環境に適したものになるようにテンプレートを変更できます。

第2章 イメージストリームが利用可能であることを確認

OpenShift 環境で、デプロイメントに必要なイメージストリームが利用可能であることを確認する必要があります。一部の OpenShift 環境には、必要なイメージストリームが含まれているため、それが利用可能かどうかを確認する必要があります。イメージストリームが提供されているかどうかを確認する必要があります。利用できない場合は、rhpam71-image-streams.yaml ファイルをインストールする必要があります。

手順

  1. 以下のコマンドを実行します。

    $ oc get imagestreamtag -n openshift | grep rhpam71-businesscentral
    $ oc get imagestreamtag -n openshift | grep rhpam71-kieserver

    両コマンドの出力が空でない場合は、必要なイメージストリームが利用できるため、これ以外の操作は必要ありません。

  2. 1 つまたは両方のコマンドの出力が空の場合は、Software Downloads ページから製品の配信可能ファイル rhpam-7.1.0-openshift-templates.zip をダウンロードします。そこから rhpam71-image-streams.yaml ファイルを展開します。以下のアクションの 1 つを完了します。

    • 以下のコマンドを実行します。

      $ oc create -f rhpam71-image-streams.yaml
    • OpenShift Web UI で Add to Project → Import YAML / JSON を選択し、ファイルを選択するか、ファイルの内容を貼り付けます。

第3章 試用環境のデプロイ

試用版 (評価版) の Red Hat Process Automation Manager 環境をデプロイできます。この環境は、サービスのオーサリングと管理を行うための Business Central とサービスのテスト実行のための Process Server で設定されます。

この環境には、永続ストレージが含まれません。トライアル環境で作成または変更するアセットは保存されません。

この手順は最小限です。必要な設定はなく、すべてのパスワードが単一の値に設定されます(デフォルトのパスワードは RedHatです)。

試用環境をデプロイするには、rhpam71-trial-ephemeral.yaml テンプレートファイルを使用します。rhpam-7.1.0-openshift-templates.zip の製品配信可能ファイルからこのファイルを展開できます。このファイルは、Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページからダウンロードできます。

手順

  1. 以下の方法を使用してテンプレートをデプロイします。

    • OpenShift Web UI では、Add to Project → Import YAML / JSON を選択してから、rhpam71-trial-ephemeral.yaml ファイルを選択するか、またはこれを貼り付けます。Add Template ウィンドウで、Process the template が選択されていることを確認し、Continue をクリックします。
    • OpenShift コマンドラインコンソールを使用するには、以下のコマンドラインを準備します。

      oc new-app -f <template-path>/rhpam71-trial-ephemeral.yaml

      このコマンドラインでは、<template-path> は、ダウンロードしたテンプレートファイルのパスに置き換えます。

  2. 必要に応じて、このテンプレートに記載されているようにパラメーターを設定します。ただし、標準的な試用版のデプロイメントにはパラメーターは必要ありません。
  3. 使用している方法に応じて、環境の作成を終了します。

    • OpenShift Web UI の場合は Create をクリックします。

      • This will create resources that may have security or project behavior implications のポップアップメッセージが表示される可能性があります。このメッセージが表示された場合は、Create Anyway をクリックします。
    • 完了し、コマンドラインを実行します。

第4章 OpenShift テンプレートの参考資料

Red Hat Process Automation Manager は以下の OpenShift テンプレートを提供します。テンプレートにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページから、製品の配信可能ファイル rhpam-7.1.0-openshift-templates.zip をダウンロードして展開します。

  • rhpam71-trial-ephemeral.yaml は、Business Central および Business Central に接続された Process Server を提供します。この環境では、永続ストレージのない一時的な設定を使用します。このテンプレートの詳細は、「rhpam71-trial-ephemeral」 を参照してください。

4.1. rhpam71-trial-ephemeral

Red Hat Process Automation Manager 7.1 の一時オーサリングおよびテスト環境向けのアプリケーションテンプレート

4.1.1. パラメーター

テンプレートを使用すると値を引き継ぐパラメーターを定義でき、パラメーターの参照時には、この値が代入されます。この値は、パラメーターの参照時には、この値が代入されます。参照はオブジェクト一覧フィールドの任意のテキストフィールドで定義できます。詳細は、Openshift ドキュメント を参照してください。

変数名イメージの環境変数説明値の例必須

APPLICATION_NAME

 — 

アプリケーションの名前。

myapp

True

DEFAULT_PASSWORD

 — 

この試用版の環境でユーザーが簡単に試用できるように、複数のコンポーネントで使用されるデフォルトのパスワード

RedHat

True

KIE_ADMIN_USER

KIE_ADMIN_USER

KIE 管理者のユーザー名

adminUser

False

KIE_SERVER_USER

KIE_SERVER_USER

KIE サーバーのユーザー名 (org.kie.server.user システムプロパティーを設定します)

executionUser

False

KIE_SERVER_BYPASS_AUTH_USER

KIE_SERVER_BYPASS_AUTH_USER

KIE サーバーのバイパス認証ユーザー (org.kie.server.bypass.auth.user システムプロパティーを設定します)

false

False

KIE_SERVER_CONTROLLER_USER

KIE_SERVER_CONTROLLER_USER

KIE サーバーのコントローラーのユーザー名 (org.kie.server.controller.user システムプロパティーを設定します)

controllerUser

False

KIE_MBEANS

KIE_MBEANS

KIE Server の mbeans の有効化/無効化 (システムプロパティー kie.mbeans および kie.scanner.mbeans を設定)。

enabled

False

DROOLS_SERVER_FILTER_CLASSES

DROOLS_SERVER_FILTER_CLASSES

KIE Server のクラスフィルター (org.drools.server.filter.classes システムプロパティーを設定)

true

False

KIE_SERVER_HOSTNAME_HTTP

HOSTNAME_HTTP

http サービスルートのカスタムホスト名(設定されている場合)は KIE_SERVER_HOST も設定します。デフォルトホスト名の場合は空白にします (例: <application-name>-kieserver-<project>.<default-domain-suffix>。

${BUSINESS_CENTRAL_HOSTNAME_HTTP}

False

BUSINESS_CENTRAL_HOSTNAME_HTTP

HOSTNAME_HTTP

http サービスルートのカスタムホスト名。デフォルトホスト名は空白にします (例: <application-name>-rhpamcentr-<project>.<default-domain-suffix>)。

${BUSINESS_CENTRAL_HOSTNAME_HTTP}

False

IMAGE_STREAM_NAMESPACE

 — 

Red Hat ミドルウェアイメージの ImageStreams がインストールされている namespaceこれらの ImageStreams は通常 OpenShift の名前空間にインストールされています。ImageStreams を別の名前空間またはプロジェクトでインストールした場合に限り、これを変更する必要があります。

openshift

True

KIE_SERVER_IMAGE_STREAM_NAME

 — 

KIE Server に使用するイメージストリームの名前。デフォルトは「rhpam71-kieserver-openshift」です。

rhpam71-kieserver-openshift

True

IMAGE_STREAM_TAG

 — 

イメージストリーム内のイメージへの名前付きポインター。デフォルトは 1.1 です。

1.1

True

KIE_SERVER_CONTAINER_DEPLOYMENT

KIE_SERVER_CONTAINER_DEPLOYMENT

KIE サーバーコンテナーのデプロイメント設定。形式: containerId=groupId:artifactId:version|c2=g2:a2:v2

${KIE_SERVER_CONTAINER_DEPLOYMENT}

False

MAVEN_REPO_ID

MAVEN_REPO_ID

maven リポジトリーに使用する id (設定されている場合)。デフォルトは無作為に作成されます。

${MAVEN_REPO_ID}

False

MAVEN_REPO_URL

MAVEN_REPO_URL

Maven リポジトリーまたはサービスへの完全修飾 URL。

${MAVEN_REPO_URL}

False

MAVEN_REPO_USERNAME

MAVEN_REPO_USERNAME

Maven リポジトリーにアクセスするユーザー名 (必要な場合)

${MAVEN_REPO_USERNAME}

False

MAVEN_REPO_PASSWORD

MAVEN_REPO_PASSWORD

Maven リポジトリーにアクセスするパスワード (必要な場合)。

${MAVEN_REPO_PASSWORD}

False

BUSINESS_CENTRAL_MAVEN_USERNAME

 — 

EAP 内の Business Central がホストする Maven サービスにアクセスするためのユーザー名

mavenUser

True

GIT_HOOKS_DIR

GIT_HOOKS_DIR

git フックに使用するディレクトリー (必要な場合)。

${GIT_HOOKS_DIR}

False

BUSINESS_CENTRAL_MEMORY_LIMIT

 — 

Business Central コンテナーのメモリー制限

2 Gi

False

KIE_SERVER_MEMORY_LIMIT

 — 

KIE Server のコンテナーのメモリー制限

1Gi

False

SSO_URL

SSO_URL

RH-SSO URL

${SSO_URL}

False

SSO_REALM

SSO_REALM

RH-SSO レルム名。

${SSO_REALM}

False

BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT

SSO_CLIENT

Business Central RH-SSO クライアント名

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT}

False

BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET

SSO_SECRET

Business Central RH-SSO クライアントシークレット

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET}

False

KIE_SERVER_SSO_CLIENT

SSO_CLIENT

KIE Server の RH-SSO クライアント名。

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT}

False

KIE_SERVER_SSO_SECRET

SSO_SECRET

KIE Server の RH-SSO クライアントシークレット

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET}

False

SSO_USERNAME

SSO_USERNAME

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のユーザー名 (存在しない場合)

${SSO_USERNAME}

False

SSO_PASSWORD

SSO_PASSWORD

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のパスワード。

${SSO_PASSWORD}

False

SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION

SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION

RH-SSO が無効な SSL 証明書の検証。

false

False

SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE

SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE

ユーザー名として使用する RH-SSO プリンシパル属性

preferred_username

False

AUTH_LDAP_URL

AUTH_LDAP_URL

認証用に接続する LDAP エンドポイント

${AUTH_LDAP_URL}

False

AUTH_LDAP_BIND_DN

AUTH_LDAP_BIND_DN

認証に使用するバインド DN。

${AUTH_LDAP_BIND_DN}

False

AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL

AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL

認証に使用する LDAP の認証情報。

${AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL}

False

AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN

AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN

パスワードの復号に使用する JaasSecurityDomain の JMX ObjectName。

${AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN}

False

AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN

AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN

ユーザー検索を開始する最上位コンテキストの LDAP ベース DN

${AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN}

False

AUTH_LDAP_BASE_FILTER

AUTH_LDAP_BASE_FILTER

認証するユーザーのコンテキストの検索に使用する LDAP 検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。検索フィルターの一般的な例は (uid={0}) です。

${AUTH_LDAP_BASE_FILTER}

False

AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE

AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE

使用する検索範囲。

${AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE}

False

AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT

AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT

ユーザーまたはロールの検索のタイムアウト (ミリ秒単位)。

${AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT}

False

AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE

AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE

ユーザーの DN を含むユーザーエントリーの属性の名前。これは、ユーザー自身の DN に正しいユーザーマッピングを妨げる特殊文字 (バックスラッシュなど) が含まれる場合に必要になることがあります。属性が存在しない場合は、エントリーの DN が使用されます。

${AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE}

False

AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME

AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME

DN がユーザー名に対して解析されるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されます。false に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されません。このオプションは、usernameBeginString および usernameEndString とともに使用されます。

${AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME}

False

AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING

AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最初から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING}

False

AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING

AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最後から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING}

False

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID

ユーザーロールを含む属性の名前。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID}

False

AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN

AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN

ユーザーロールを検索するコンテキストの固定 DN。これは、実際のロールが存在する DN ではなく、ユーザーロールを含むオブジェクトが存在する DN です。たとえば、Microsoft Active Directory サーバーでは、これは、ユーザーアカウントが存在する DN です。

${AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN}

False

AUTH_LDAP_ROLE_FILTER

AUTH_LDAP_ROLE_FILTER

認証済みユーザーと関連付けられたロールを検索するために使用される検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。認証済み userDN は {1} が使用されたフィルターに置き換えられます。入力ユーザー名に一致する検索フィルター例は (member={0}) です。認証済み userDN に一致する他の例は (member={1}) です。

${AUTH_LDAP_ROLE_FILTER}

False

AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION

AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION

ロール検索が一致するコンテキストで行われる再帰のレベル数。再帰を無効にするには、これを 0 に設定します。

${AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION}

False

AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE

AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE

認証された全ユーザーに対して含まれるロール

${AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE}

False

AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID

AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID

ロール名を含む roleCtxDN コンテキスト内の属性の名前。roleAttributeIsDN プロパティーを true に設定すると、このプロパティーはロールオブジェクトの名前属性の検索に使用されます。

${AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID}

False

AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN

AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN

クエリーによって返された DN に roleNameAttributeID が含まれるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、DN は roleNameATtributeID に対してチェックされます。false に設定すると、DN は roleNameATtributeID に対して確認されません。このフラグは LDAP クエリーのパフォーマンスを向上できます。

${AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN}

False

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN

roleAttributeID にロールオブジェクトの完全修飾 DN が含まれるかどうか。false の場合は、コンテキスト名の roleNameAttributeId 属性の値からこのロール名が取得されます。Microsoft Active Directory などの特定のディレクトリースキーマでは、この属性を true に設定する必要があります。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN}

False

AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK

AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK

紹介を使用しない場合、このオプションは無視することができます。リファーラルを使用し、ロールオブジェクトがリファーラル内部にあると、このオプションは特定のロール (例: member) に対して定義されたユーザーが含まれる属性名を示します。ユーザーはこの属性名の内容に対して確認されます。このオプションが設定されていないとチェックは常に失敗するため、ロールオブジェクトはリファーラルツリーに保存できません。

${AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK}

False

4.1.2. オブジェクト

CLI はさまざまなオブジェクトタイプをサポートします。これらのオブジェクトタイプの一覧や略語については、Openshift ドキュメント を参照してください

4.1.2.1. サービス

サービスは、Pod の論理セットや、Pod にアクセスするためのポリシーを定義する抽象概念です。詳細は、コンテナーエンジンのドキュメント を参照してください。

サービスポート名前説明

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

8080

http

すべての Business Central Web サーバーのポート。

8001

git-ssh

${APPLICATION_NAME}-kieserver

8080

 — 

すべての KIE Server Web サーバーのポート。

4.1.2.2. ルート

ルートとは、www.example.com など、外部から到達可能なホスト名を指定して、サービスを公開する手段です。ルーターは、定義したルートや、サービスで特定したエンドポイントを使用して、外部のクライアントからアプリケーションに名前付きの接続を提供します。各ルートは、ルート名、サービスセレクター、セキュリティー設定 (任意) で設定されます。詳細は、Openshift ドキュメント を参照してください。

サービスセキュリティーHostname

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr-http

none

${BUSINESS_CENTRAL_HOSTNAME_HTTP}

${APPLICATION_NAME}-kieserver-http

なし

${KIE_SERVER_HOSTNAME_HTTP}

4.1.2.3. デプロイメント設定

OpenShift のデプロイメントは、デプロイメント設定と呼ばれるユーザー定義のテンプレートをもとにするレプリケーションコントローラーです。デプロイメントは手動で作成されるか、トリガーされたイベントに対応するために作成されます。詳細は、Openshift ドキュメント を参照してください。

4.1.2.3.1. トリガー

トリガーは、OpenShift 内外を問わず、イベントが発生すると新規デプロイメントを作成するように促します。詳細は、Openshift ドキュメント を参照してください。

Deploymentトリガー

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

ImageChange

${APPLICATION_NAME}-kieserver

ImageChange

4.1.2.3.2. レプリカ

レプリケーションコントローラーを使用すると、指定した数だけ、Pod のレプリカを一度に実行させることができます。レプリカが増えると、レプリケーションコントローラーが Pod の一部を終了させます。レプリカが足りない場合には、起動させます。詳細は、コンテナーエンジンのドキュメント を参照してください。

Deploymentレプリカ

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

1

${APPLICATION_NAME}-kieserver

1

4.1.2.3.3. Pod テンプレート
4.1.2.3.3.1. サービスアカウント

サービスアカウントは、各プロジェクト内に存在する API オブジェクトです。他の API オブジェクトのように作成し、削除できます。詳細は、Openshift ドキュメント を参照してください。

Deploymentサービスアカウント

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

${APPLICATION_NAME}-rhpamsvc

${APPLICATION_NAME}-kieserver

${APPLICATION_NAME}-rhpamsvc

4.1.2.3.3.2. イメージ
デプロイメントイメージ

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

rhpam71-businesscentral-openshift

${APPLICATION_NAME}-kieserver

${KIE_SERVER_IMAGE_STREAM_NAME}

4.1.2.3.3.3. Readiness Probe

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

/bin/bash -c curl --fail --silent -u '${KIE_ADMIN_USER}:${DEFAULT_PASSWORD}' http://localhost:8080/kie-wb.jsp

${APPLICATION_NAME}-kieserver

/bin/bash -c curl --fail --silent -u ${KIE_ADMIN_USER}:${DEFAULT_PASSWORD} http://localhost:8080/services/rest/server/readycheck

4.1.2.3.3.4. Liveness Probe

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

/bin/bash -c curl --fail --silent -u '${KIE_ADMIN_USER}:${DEFAULT_PASSWORD}' http://localhost:8080/kie-wb.jsp

${APPLICATION_NAME}-kieserver

/bin/bash -c curl --fail --silent -u ${KIE_ADMIN_USER}:${DEFAULT_PASSWORD} http://localhost:8080/services/rest/server/readycheck

4.1.2.3.3.5. 公開されたポート
デプロイメント名前ポートプロトコル

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

jolokia

8778

TCP

http

8080

TCP

git-ssh

8001

TCP

${APPLICATION_NAME}-kieserver

jolokia

8778

TCP

http

8080

TCP

4.1.2.3.3.6. イメージの環境変数
デプロイメント変数名説明値の例

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

WORKBENCH_ROUTE_NAME

 — 

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

KIE_ADMIN_USER

KIE 管理者のユーザー名

${KIE_ADMIN_USER}

KIE_ADMIN_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

KIE_MBEANS

KIE Server の mbeans の有効化/無効化 (システムプロパティー kie.mbeans および kie.scanner.mbeans を設定)。

${KIE_MBEANS}

KIE_SERVER_CONTROLLER_USER

KIE サーバーのコントローラーのユーザー名 (org.kie.server.controller.user システムプロパティーを設定します)

${KIE_SERVER_CONTROLLER_USER}

KIE_SERVER_CONTROLLER_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

KIE_SERVER_USER

KIE サーバーのユーザー名 (org.kie.server.user システムプロパティーを設定します)

${KIE_SERVER_USER}

KIE_SERVER_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

MAVEN_REPO_ID

maven リポジトリーに使用する id (設定されている場合)。デフォルトは無作為に作成されます。

${MAVEN_REPO_ID}

MAVEN_REPO_URL

Maven リポジトリーまたはサービスへの完全修飾 URL。

${MAVEN_REPO_URL}

MAVEN_REPO_USERNAME

Maven リポジトリーにアクセスするユーザー名 (必要な場合)

${MAVEN_REPO_USERNAME}

MAVEN_REPO_PASSWORD

Maven リポジトリーにアクセスするパスワード (必要な場合)。

${MAVEN_REPO_PASSWORD}

KIE_MAVEN_USER

 — 

${BUSINESS_CENTRAL_MAVEN_USERNAME}

KIE_MAVEN_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

GIT_HOOKS_DIR

git フックに使用するディレクトリー (必要な場合)。

${GIT_HOOKS_DIR}

SSO_URL

RH-SSO URL

${SSO_URL}

SSO_OPENIDCONNECT_DEPLOYMENTS

 — 

ROOT.war

SSO_REALM

RH-SSO レルム名。

${SSO_REALM}

SSO_SECRET

Business Central RH-SSO クライアントシークレット

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET}

SSO_CLIENT

Business Central RH-SSO クライアント名

${BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT}

SSO_USERNAME

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のユーザー名 (存在しない場合)

${SSO_USERNAME}

SSO_PASSWORD

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のパスワード。

${SSO_PASSWORD}

SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION

RH-SSO が無効な SSL 証明書の検証。

${SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION}

SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE

ユーザー名として使用する RH-SSO プリンシパル属性

${SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE}

HOSTNAME_HTTP

http サービスルートのカスタムホスト名(設定されている場合)は KIE_SERVER_HOST も設定します。デフォルトホスト名の場合は空白にします (例: <application-name>-kieserver-<project>.<default-domain-suffix>。

${BUSINESS_CENTRAL_HOSTNAME_HTTP}

AUTH_LDAP_URL

認証用に接続する LDAP エンドポイント

${AUTH_LDAP_URL}

AUTH_LDAP_BIND_DN

認証に使用するバインド DN。

${AUTH_LDAP_BIND_DN}

AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL

認証に使用する LDAP の認証情報。

${AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL}

AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN

パスワードの復号に使用する JaasSecurityDomain の JMX ObjectName。

${AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN}

AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN

ユーザー検索を開始する最上位コンテキストの LDAP ベース DN

${AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN}

AUTH_LDAP_BASE_FILTER

認証するユーザーのコンテキストの検索に使用する LDAP 検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。検索フィルターの一般的な例は (uid={0}) です。

${AUTH_LDAP_BASE_FILTER}

AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE

使用する検索範囲。

${AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE}

AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT

ユーザーまたはロールの検索のタイムアウト (ミリ秒単位)。

${AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT}

AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE

ユーザーの DN を含むユーザーエントリーの属性の名前。これは、ユーザー自身の DN に正しいユーザーマッピングを妨げる特殊文字 (バックスラッシュなど) が含まれる場合に必要になることがあります。属性が存在しない場合は、エントリーの DN が使用されます。

${AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE}

AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME

DN がユーザー名に対して解析されるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されます。false に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されません。このオプションは、usernameBeginString および usernameEndString とともに使用されます。

${AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME}

AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最初から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING}

AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最後から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING}

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID

ユーザーロールを含む属性の名前。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID}

AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN

ユーザーロールを検索するコンテキストの固定 DN。これは、実際のロールが存在する DN ではなく、ユーザーロールを含むオブジェクトが存在する DN です。たとえば、Microsoft Active Directory サーバーでは、これは、ユーザーアカウントが存在する DN です。

${AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN}

AUTH_LDAP_ROLE_FILTER

認証済みユーザーと関連付けられたロールを検索するために使用される検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。認証済み userDN は {1} が使用されたフィルターに置き換えられます。入力ユーザー名に一致する検索フィルター例は (member={0}) です。認証済み userDN に一致する他の例は (member={1}) です。

${AUTH_LDAP_ROLE_FILTER}

AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION

ロール検索が一致するコンテキストで行われる再帰のレベル数。再帰を無効にするには、これを 0 に設定します。

${AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION}

AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE

認証された全ユーザーに対して含まれるロール

${AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE}

AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID

ロール名を含む roleCtxDN コンテキスト内の属性の名前。roleAttributeIsDN プロパティーを true に設定すると、このプロパティーはロールオブジェクトの名前属性の検索に使用されます。

${AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID}

AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN

クエリーによって返された DN に roleNameAttributeID が含まれるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、DN は roleNameATtributeID に対してチェックされます。false に設定すると、DN は roleNameATtributeID に対して確認されません。このフラグは LDAP クエリーのパフォーマンスを向上できます。

${AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN}

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN

roleAttributeID にロールオブジェクトの完全修飾 DN が含まれるかどうか。false の場合は、コンテキスト名の roleNameAttributeId 属性の値からこのロール名が取得されます。Microsoft Active Directory などの特定のディレクトリースキーマでは、この属性を true に設定する必要があります。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN}

AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK

紹介を使用しない場合、このオプションは無視することができます。リファーラルを使用し、ロールオブジェクトがリファーラル内部にあると、このオプションは特定のロール (例: member) に対して定義されたユーザーが含まれる属性名を示します。ユーザーはこの属性名の内容に対して確認されます。このオプションが設定されていないとチェックは常に失敗するため、ロールオブジェクトはリファーラルツリーに保存できません。

${AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK}

${APPLICATION_NAME}-kieserver

DROOLS_SERVER_FILTER_CLASSES

KIE Server のクラスフィルター (org.drools.server.filter.classes システムプロパティーを設定)

${DROOLS_SERVER_FILTER_CLASSES}

KIE_ADMIN_USER

KIE 管理者のユーザー名

${KIE_ADMIN_USER}

KIE_ADMIN_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

KIE_MBEANS

KIE Server の mbeans の有効化/無効化 (システムプロパティー kie.mbeans および kie.scanner.mbeans を設定)。

${KIE_MBEANS}

KIE_SERVER_BYPASS_AUTH_USER

KIE サーバーのバイパス認証ユーザー (org.kie.server.bypass.auth.user システムプロパティーを設定します)

${KIE_SERVER_BYPASS_AUTH_USER}

KIE_SERVER_CONTROLLER_USER

KIE サーバーのコントローラーのユーザー名 (org.kie.server.controller.user システムプロパティーを設定します)

${KIE_SERVER_CONTROLLER_USER}

KIE_SERVER_CONTROLLER_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

KIE_SERVER_CONTROLLER_SERVICE

 — 

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

KIE_SERVER_CONTROLLER_PROTOCOL

 — 

ws

KIE_SERVER_ID

 — 

${APPLICATION_NAME}-kieserver

KIE_SERVER_HOST

http サービスルートのカスタムホスト名(設定されている場合)は KIE_SERVER_HOST も設定します。デフォルトホスト名の場合は空白にします (例: <application-name>-kieserver-<project>.<default-domain-suffix>。

${KIE_SERVER_HOSTNAME_HTTP}

KIE_SERVER_ROUTE_NAME

 — 

${APPLICATION_NAME}-kieserver

KIE_SERVER_USER

KIE サーバーのユーザー名 (org.kie.server.user システムプロパティーを設定します)

${KIE_SERVER_USER}

KIE_SERVER_PWD

 — 

${DEFAULT_PASSWORD}

KIE_SERVER_CONTAINER_DEPLOYMENT

KIE サーバーコンテナーのデプロイメント設定。形式: containerId=groupId:artifactId:version|c2=g2:a2:v2

${KIE_SERVER_CONTAINER_DEPLOYMENT}

MAVEN_REPOS

 — 

RHPAMCENTR,EXTERNAL

RHPAMCENTR_MAVEN_REPO_SERVICE

 — 

${APPLICATION_NAME}-rhpamcentr

RHPAMCENTR_MAVEN_REPO_PATH

 — 

/maven2/

RHPAMCENTR_MAVEN_REPO_USERNAME

Maven リポジトリーにアクセスするユーザー名 (必要な場合)

${BUSINESS_CENTRAL_MAVEN_USERNAME}

RHPAMCENTR_MAVEN_REPO_PASSWORD

Maven リポジトリーにアクセスするパスワード (必要な場合)。

${DEFAULT_PASSWORD}

EXTERNAL_MAVEN_REPO_ID

maven リポジトリーに使用する id (設定されている場合)。デフォルトは無作為に作成されます。

${MAVEN_REPO_ID}

EXTERNAL_MAVEN_REPO_URL

Maven リポジトリーまたはサービスへの完全修飾 URL。

${MAVEN_REPO_URL}

EXTERNAL_MAVEN_REPO_USERNAME

Maven リポジトリーにアクセスするユーザー名 (必要な場合)

${MAVEN_REPO_USERNAME}

EXTERNAL_MAVEN_REPO_PASSWORD

Maven リポジトリーにアクセスするパスワード (必要な場合)。

${MAVEN_REPO_PASSWORD}

SSO_URL

RH-SSO URL

${SSO_URL}

SSO_OPENIDCONNECT_DEPLOYMENTS

 — 

ROOT.war

SSO_REALM

RH-SSO レルム名。

${SSO_REALM}

SSO_SECRET

Business Central RH-SSO クライアントシークレット

${KIE_SERVER_SSO_SECRET}

SSO_CLIENT

Business Central RH-SSO クライアント名

${KIE_SERVER_SSO_CLIENT}

SSO_USERNAME

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のユーザー名 (存在しない場合)

${SSO_USERNAME}

SSO_PASSWORD

クライアント作成に使用する RH-SSO レルムの管理者のパスワード。

${SSO_PASSWORD}

SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION

RH-SSO が無効な SSL 証明書の検証。

${SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION}

SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE

ユーザー名として使用する RH-SSO プリンシパル属性

${SSO_PRINCIPAL_ATTRIBUTE}

HOSTNAME_HTTP

http サービスルートのカスタムホスト名(設定されている場合)は KIE_SERVER_HOST も設定します。デフォルトホスト名の場合は空白にします (例: <application-name>-kieserver-<project>.<default-domain-suffix>。

${KIE_SERVER_HOSTNAME_HTTP}

AUTH_LDAP_URL

認証用に接続する LDAP エンドポイント

${AUTH_LDAP_URL}

AUTH_LDAP_BIND_DN

認証に使用するバインド DN。

${AUTH_LDAP_BIND_DN}

AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL

認証に使用する LDAP の認証情報。

${AUTH_LDAP_BIND_CREDENTIAL}

AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN

パスワードの復号に使用する JaasSecurityDomain の JMX ObjectName。

${AUTH_LDAP_JAAS_SECURITY_DOMAIN}

AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN

ユーザー検索を開始する最上位コンテキストの LDAP ベース DN

${AUTH_LDAP_BASE_CTX_DN}

AUTH_LDAP_BASE_FILTER

認証するユーザーのコンテキストの検索に使用する LDAP 検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。検索フィルターの一般的な例は (uid={0}) です。

${AUTH_LDAP_BASE_FILTER}

AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE

使用する検索範囲。

${AUTH_LDAP_SEARCH_SCOPE}

AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT

ユーザーまたはロールの検索のタイムアウト (ミリ秒単位)。

${AUTH_LDAP_SEARCH_TIME_LIMIT}

AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE

ユーザーの DN を含むユーザーエントリーの属性の名前。これは、ユーザー自身の DN に正しいユーザーマッピングを妨げる特殊文字 (バックスラッシュなど) が含まれる場合に必要になることがあります。属性が存在しない場合は、エントリーの DN が使用されます。

${AUTH_LDAP_DISTINGUISHED_NAME_ATTRIBUTE}

AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME

DN がユーザー名に対して解析されるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されます。false に設定した場合には、 DN はユーザー名に対して解析されません。このオプションは、usernameBeginString および usernameEndString とともに使用されます。

${AUTH_LDAP_PARSE_USERNAME}

AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最初から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_BEGIN_STRING}

AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING

ユーザー名を公開するため、DN の最後から削除される文字列を定義します。このオプションは usernameEndString と合わせて使用し、parseUsername が true に設定されている場合にのみ考慮されます。

${AUTH_LDAP_USERNAME_END_STRING}

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID

ユーザーロールを含む属性の名前。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_ID}

AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN

ユーザーロールを検索するコンテキストの固定 DN。これは、実際のロールが存在する DN ではなく、ユーザーロールを含むオブジェクトが存在する DN です。たとえば、Microsoft Active Directory サーバーでは、これは、ユーザーアカウントが存在する DN です。

${AUTH_LDAP_ROLES_CTX_DN}

AUTH_LDAP_ROLE_FILTER

認証済みユーザーと関連付けられたロールを検索するために使用される検索フィルター。{0} 式を使用しているフィルターに、入力ユーザー名、またはログインモジュールコールバックから取得した userDN が置換されます。認証済み userDN は {1} が使用されたフィルターに置き換えられます。入力ユーザー名に一致する検索フィルター例は (member={0}) です。認証済み userDN に一致する他の例は (member={1}) です。

${AUTH_LDAP_ROLE_FILTER}

AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION

ロール検索が一致するコンテキストで行われる再帰のレベル数。再帰を無効にするには、これを 0 に設定します。

${AUTH_LDAP_ROLE_RECURSION}

AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE

認証された全ユーザーに対して含まれるロール

${AUTH_LDAP_DEFAULT_ROLE}

AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID

ロール名を含む roleCtxDN コンテキスト内の属性の名前。roleAttributeIsDN プロパティーを true に設定すると、このプロパティーはロールオブジェクトの名前属性の検索に使用されます。

${AUTH_LDAP_ROLE_NAME_ATTRIBUTE_ID}

AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN

クエリーによって返された DN に roleNameAttributeID が含まれるかどうかを示すフラグ。true に設定した場合には、DN は roleNameATtributeID に対してチェックされます。false に設定すると、DN は roleNameATtributeID に対して確認されません。このフラグは LDAP クエリーのパフォーマンスを向上できます。

${AUTH_LDAP_PARSE_ROLE_NAME_FROM_DN}

AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN

roleAttributeID にロールオブジェクトの完全修飾 DN が含まれるかどうか。false の場合は、コンテキスト名の roleNameAttributeId 属性の値からこのロール名が取得されます。Microsoft Active Directory などの特定のディレクトリースキーマでは、この属性を true に設定する必要があります。

${AUTH_LDAP_ROLE_ATTRIBUTE_IS_DN}

AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK

紹介を使用しない場合、このオプションは無視することができます。リファーラルを使用し、ロールオブジェクトがリファーラル内部にあると、このオプションは特定のロール (例: member) に対して定義されたユーザーが含まれる属性名を示します。ユーザーはこの属性名の内容に対して確認されます。このオプションが設定されていないとチェックは常に失敗するため、ロールオブジェクトはリファーラルツリーに保存できません。

${AUTH_LDAP_REFERRAL_USER_ATTRIBUTE_ID_TO_CHECK}

4.1.2.4. 外部の依存関係

4.1.2.4.1. シークレット

このテンプレートでは、アプリケーションを実行するために以下のシークレットをインストールする必要があります。

4.2. OpenShift の使用に関するクイックリファレンス

Red Hat OpenShift Container Platform で Red Hat Process Automation Manager テンプレートをデプロイし、モニターし、管理し、デプロイ解除するには、OpenShift Web コンソールまたは oc コマンドを使用できます。

Web コンソールの使用に関する説明は、Web コンソールを使用したイメージの作成およびビルド を参照してください。

oc コマンドの使用方法に関する詳細は、CLI リファレンス を参照してください。次のコマンドが必要になる可能性があります。

  • プロジェクトを作成するには、以下のコマンドを使用します。

    $ oc new-project <project-name>

    詳細は、CLI を使用したプロジェクトの作成 を参照してください。

  • テンプレートをデプロイするには (またはテンプレートからアプリケーションを作成するには)、以下のコマンドを実行します。

    $ oc new-app -f <template-name> -p <parameter>=<value> -p <parameter>=<value> ...

    詳細は、CLI を使用したアプリケーションの作成 を参照してください。

  • プロジェクト内のアクティブな Pod の一覧を表示するには、以下のコマンドを使用します。

    $ oc get pods
  • Pod のデプロイメントが完了し、実行中の状態になっているかどうかなど、Pod の現在のステータスを表示するには、以下のコマンドを使用します。

    $ oc describe pod <pod-name>

    oc describe コマンドを使用して、他のオブジェクトの現在のステータスを表示できます。詳細は、アプリケーションの変更操作 を参照してください。

  • Pod のログを表示するには、以下のコマンドを使用します。

    $ oc logs <pod-name>
  • デプロイメントログを表示するには、テンプレートリファレンスで DeploymentConfig の名前を検索して、以下のコマンドを実行します。

    $ oc logs -f dc/<deployment-config-name>

    詳細は、デプロイメントログの表示 を参照してください。

  • ビルドログを表示するには、テンプレートリファレンスで BuildConfig の名前を検索して、以下のコマンドを実行します。

    $ oc logs -f bc/<build-config-name>

    詳細は、ビルドログのアクセス を参照してください。

  • アプリケーションの Pod をスケーリングするには、テンプレートリファレンスで DeploymentConfig の名前を検索して、以下のコマンドを実行します。

    $ oc scale dc/<deployment-config-name> --replicas=<number>

    詳細は、手動スケーリング を参照してください。

  • アプリケーションのデプロイメントを解除するには、以下のコマンドを使用してプロジェクトを削除します。

    $ oc delete project <project-name>

    または、oc delete コマンドを使用して、Pod またはレプリケーションコントローラーなど、アプリケーションの一部を削除できます。詳細は、「 アプリケーション変更 CLI 操作 」を参照してください。

付録A バージョン情報

本書の最終更新日: 2021 年 11 月 15 日(月)