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16.3. z/VM 環境へのインストール
z/VM 環境にインストールする場合は、以下から起動できます。
- z/VM 仮想リーダー
- DASD または FCP 接続の SCSI デバイス (zipl ブートローダーの準備が完了しているもの )
- FCP 接続の SCSI DVD ドライブ
Linux インストール用に選択した z/VM ゲスト仮想マシンにログオンします。x3270 または c3270 端末エミュレーター (Red Hat Enterprise Linux の x3270-text パッケージで入手可) を使用すると、他の Linux システムから z/VM にログオンすることができます。または、IBM Z HMC (ハードウェア管理コンソール) の IBM 3270 端末エミュレーターを使用することもできます。Microsoft Windows オペレーティングシステム搭載のマシンで作業している場合は、Jolly Giant (http://www.jollygiant.com/) が提供する SSL 対応の 3270 エミュレーターを使用できます。wc3270 という名前の c3270 のフリーなネイティブ Windows ポートもあります。
注記
使用中の 3270 接続が割り込みを受け、それまでのセッションがまだアクティブなために再ログインができない場合は、z/VM ログインウィンドウで以下のコマンドを入力すると、それまでのセッションを新規のセッションに置き換えることができます。
logon user here
user には z/VM ゲスト仮想マシンの名前を入れてください。RACF などの外部セキュリティーマネージャーが使用されているかどうかによって、ログオンコマンドが異なる場合があります。
ゲスト内でまだ CMS (z/VM 同梱のシングルユーザー用オペレーティングシステム) を実行していない場合は、以下のコマンドを実行してここで起動します。
cp ipl cms
インストールターゲットには、A ディスク (多くの場合デバイス番号は 0191) などの CMS ディスクを使用しないようにしてください。CMS で使用されているディスクを確認するには、以下のクエリーを使用します。
query disk
以下の CP (z/VM ハイパーバイザーである z/VM 制御プログラム) の query コマンドを使用すると、z/VM ゲスト仮想マシンのデバイス構成を確認できます。
- 利用できるメインメモリーをクエリーします。IBM Z の用語では storage と呼ばれています。ゲストには少なくとも 1 GB のメインメモリーが必要です。
cp query virtual storage
- 利用できるネットワークデバイスを以下のタイプ別にクエリーします。
osa
- OSA - CHPID タイプ OSD、物理的または仮想 (VSWITCH または GuestLAN)、いずれも QDIO モード
hsi
- HiperSockets - CHPID タイプ IQD、物理的または仮想 (GuestLAN タイプ Hipers)
lcs
- LCS - CHPID タイプ OSE
たとえば、上記のネットワークデバイスタイプをすべて問い合わせる場合は、次を実行します。cp query virtual osa
- 利用できる DASD をクエリーします。インストールターゲットとして使用できるのは、
RW
のフラグが付いた読み取り専用モードの DASD のみです。cp query virtual dasd
- 利用できる FCP チャネルをクエリーします。
cp query virtual fcp
16.3.1. z/VM リーダーの使用
以下の手順に従って z/VM リーダーから起動します。
- 必要であれば、z/VM の TCP/IP ツールを含んでいるデバイスを CMS ディスク一覧に追加します。以下に例を示します。
cp link tcpmaint 592 592 acc 592 fm
fm にはFILEMODE
文字を入れます。 - コマンドを実行します。
ftp host
host には起動用イメージ (kernel.img
とinitrd.img
) をホストする FTP サーバーのホスト名または IP アドレスを入れます。 - ログインして以下のコマンドを実行します。既存の
kernel.img
、initrd.img
、generic.prm
、redhat.exec
ファイルを上書きする場合は、(repl
オプションを使用します。cd /location/of/install-tree/images/
ascii
get generic.prm (repl
get redhat.exec (repl
locsite fix 80
binary
get kernel.img (repl
get initrd.img (repl
quit
- オプションとして、CMS コマンド
filelist
を使用して受信したファイルとその形式を表示することにより、ファイルが正しく転送されたかどうかをチェックします。Format コラムでkernel.img
とinitrd.img
のレコードの長さが固定形式を示すF
になっていること、Lrecl
コラムでそのレコードの長さが 80 になっていることが重要になります。以下に例を示します。VMUSER FILELIST A0 V 169 Trunc=169 Size=6 Line=1 Col=1 Alt=0 Cmd Filename Filetype Fm Format Lrecl Records Blocks Date Time REDHAT EXEC B1 V 22 1 1 4/15/10 9:30:40 GENERIC PRM B1 V 44 1 1 4/15/10 9:30:32 INITRD IMG B1 F 80 118545 2316 4/15/10 9:30:25 KERNEL IMG B1 F 80 74541 912 4/15/10 9:30:17
PF3 を押してfilelist
を終了し、CMS プロンプトに戻ります。 - 必要に応じて、
generic.prm
内の起動パラメーターをカスタマイズします。詳細は「ブートパラメーターのカスタマイズ」を参照してください。ストレージとネットワークデバイスを設定する別の方法として CMS 設定ファイルを使用する方法があります。この場合、CMSDASD=
とCMSCONFFILE=
のパラメーターをgeneric.prm
に追加します。詳細は「z/VM 設定ファイル」を参照してください。 - 最後に、REXX スクリプト
redhat.exec
を実行してインストールプログラムを起動します。redhat
16.3.2. 設定済み DASD の使用
準備済みの DASD から起動して、Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムを参照する zipl ブートメニューのエントリーを選択します。以下の形式のコマンドを使用します。
cp ipl DASD_device_number loadparm boot_entry_number
DASD_device_number は起動デバイスのデバイス番号になります。boot_entry_number にはこのデバイスの zipl 設定メニューを入れます。以下に例を示します。
cp ipl eb1c loadparm 0
16.3.3. 設定済み FCP 接続の SCSI ディスクの使用
次の手順に従って設定済み FCP 接続の SCSI ディスクから起動します。
- FCP ストレージエリアネットワーク内に準備した SCSI ディスクにアクセスできるよう z/VM の SCSI ブートローダーを設定します。Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムを参照している設定済み zipl ブートメニューのエントリーを選択します。以下の形式のコマンドを使用します。
cp set loaddev portname WWPN lun LUN bootprog boot_entry_number
WWPN にはストレージシステムの WWPN (World Wide Port Name) を入れます。LUN にはディスクの論理ユニット番号 (LUN) を入れます。16 進数は 8 桁ずつ 2 組のペアに分割する必要があります。以下に例を示します。cp set loaddev portname 50050763 050b073d lun 40204011 00000000 bootprog 0
- 次のコマンドを使用すると、設定を確認できます。
query loaddev
- 以下のコマンドを使用して、ディスクが含まれたストレージシステムに接続している FCP デバイスを起動します。
cp ipl FCP_device
例を示します。cp ipl fc00
16.3.4. FCP 接続の SCSI DVD ドライブの使用
SCSI DVD ドライブを FCP-to-SCSI ブリッジに接続し、このブリッジを IBM Z の FCP アダプターに接続する必要があります。FCP アダプターを設定して z/VM 環境で使用できるようにしておきます。
- IBM Z 用の Red Hat Enterprise Linux DVD を DVD ドライブに挿入します。
- FCP ストレージエリアネットワーク内にある DVD ドライブにアクセスできるよう z/VM の SCSI ブートローダーを設定し、IBM Z 向けの Red Hat Enterprise Linux DVD の起動エントリー
1
を指定します。以下の形式のコマンドを使用します。cp set loaddev portname WWPN lun FCP_LUN bootprog 1
WWPN は FCP-to-SCSI ブリッジの WWPN になります。FCP_LUN は DVD ドライブの LUN を入れます。16 進数は 8 桁ずつ 2 組のペアに分割する必要があります。以下に例を示します。cp set loaddev portname 20010060 eb1c0103 lun 00010000 00000000 bootprog 1
- 次のコマンドを使用すると、設定を確認できます。
cp query loaddev
- FCP-to-SCSI ブリッジに接続されている FCP デバイス上で起動 (IPL) します。
cp ipl FCP_device
例を示します。cp ipl fc00
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