11.9. XTS モジュールの利用

JBoss Transaction Service の Web Service コンポーネントである XTS をインストールし、Enterprise Application Platform でホストされる Web サービスに WS-AT や WS-BA サポートを提供することができます。このモジュールは、$JBOSS_HOME/docs/examples/transactions/Service Archive (.sar) としてパッケージ化されています。

手順11.1 XTS モジュールのインストール

  1. jbossxts.sar/と呼ばれる$JBOSS_HOME/server/[name]/deploy/ ディレクトリ にサブディレクトリを作成します。
  2. この新しいディレクトリに、ZIP アーカイブの .sar を解凍します。
  3. JBoss Enterprise Application Platform を再起動し、このモジュールを有効にします。
サーバーは JBossWS Nativeに加え、JTA あるいは JTS モジュールを利用する必要があります。

注記

現在のところ XTS は、CXF などの 別の JBossWS バックエンドと連携するようにはなっていません。デフォルトの XTS 設定はデプロイメントの多くに手気市訂鱒。EAP 設定から自動的にネットワークインターフェースやポートバインディングに関する情報を検出します。トランザクションコーディネーターを別のホストで使う必要のあるアプリケーションをデプロイメントする場合のみ、手動での設定変更が必要です。詳細情報は、JBoss Web Service Transactions のプログラマーガイドを参照してください。
開発者は、XTS Servcie Archive に含まれている jbossxts-api.jar にリンクすることもできますが、クラスローディングの問題を回避するにはこのファイルをご利用中のアプリケーションとパッケージ化するべきではありません。これ以外の JAR ファイルにはすべて内部実装クラスが含まれているため、直接利用するべきではありません。
詳細な設定情報については、$JBOSS_HOME/docs/examples/transactions/README.txtをご覧ください。JBoss Web Services Transactions ユーザーガイドには、ご利用中のアプリケーションでの XTS 利用に関する情報が含まれています。