Red Hat Ceph Storage のライフサイクル
概要
Red Hat Ceph Storage で実現されるソフトウェア定義型ストレージアーキテクチャーは、拡張性が高く、クラウドおよび仮想化アプリケーションとレガシーインフラストラクチャーのどちらにも統合できます。
Red Hat では、次に示す Red Hat Ceph Storage のメジャーリリースごとに各種サービスを提供しています。
- Inktank Ceph Enterprise 1.1 (1 年半の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 1.2 (1 年半の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 1.3 (3 年の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 2.0 (3 年の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 3.0 (3 年の製品サポート付き)
詳細情報
Red Hat Ceph Storage のソフトウェアアップデートは、Errata Advisory と呼ばれる個別のアップデートとして、Red Hat カスタマーポータルまたは他の認定ポータルから提供されます。Errata Advisory は、必要に応じて個別にリリースされるか、またはマイナーリリースとしてまとめて提供されます。Errata Advisory には、セキュリティー修正 (RHSA: Red Hat Security Advisory)、バグ修正 (RHBA: Red Hat Bug Fix Advisory)、機能強化 (RHEA: Red Hat Enhancement Advisory) があります。すべての Errata Advisory は、該当するアクティブな Red Hat OpenStack Platform メジャーリリースに対してテストされ評価されています。
サブスクリプションを契約しているお客様は、Red Hat Ceph Storage のライフサイクル期間中、リリースされたすべての Errata Advisory にアクセスできます。Red Hat Ceph Storage の各メジャーリリースでは、すべての Errata Advisory (マイナーリリースの一部としてリリースされたものを含む) が Red Hat Ceph Storage の最新リリースとパッチセットに累積的に適用されます。
メジャーリリースのライフサイクル期間中、Red Hat は商業的に合理的な範囲で、すべてのマイナーリリースと Errata Advisory でコアランタイム環境のバイナリー互換性の維持に努めています。必要に応じて、Red Hat は、重大な影響を与えるセキュリティー問題またはその他の重要な問題に対処するために、この互換性の目標に例外を設けることがあります。
以下の表は、Red Hat Ceph Storage の各ライフサイクルフェーズで実行されるサブスクリプションサービスの詳細を示しています。これには、サポートおよびソフトウェアのメンテナンスが含まれます。
| 説明 | 運用フェーズ |
|---|---|
| Red Hat カスタマーポータルl から以前にリリースされたコンテンツへのアクセス | ○ |
| Red Hat カスタマーポータルl を利用したセルフサポート | ○ |
| テクニカルサポート1 | 無制限 |
| セキュリティー Errata (RHSA) の随時リリース | ○ |
| バグ修正 Errata (RHBA) の随時リリース2 | ○ |
1. テクニカルサポートは、お客様の Red Hat Ceph Storage サブスクリプション契約に記載されているサービスレベルによって異なります。
2. Red Hat は、バグ修正 Errata Advisory (RHBA) を作成する一方で、お客様のビジネスに大きく影響する深刻な問題に対処するための一時的な措置として Hotfix を提供する場合があります。
運用フェーズ
運用フェーズ 1 (1 年間)
- 認定済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー Errata Advisory (RHSA) と、優先度が「緊急」の、および弊社が優先度「高」と判断したバグ修正 Errata Advisory (RHBA) が利用可能になるとリリースされます。その他の Errata Advisory は必要に応じて提供されます。
- 一部のソフトウェア機能拡張は、(利用可能な場合) Red Hat の判断により提供されます。
- マイナーリリースには、評価済みの利用可能な Errata Advisory (RHSA、RHBA、および RHEA) も含まれます。マイナーリリースは累積的であり、以前にリリースされた更新内容も含まれます。
さらに、以下は運用フェーズ 1 にのみ適用されます。
- お客様およびパートナー各社は、このフェーズの終了までにアップストリームで導入された新機能の選択的なバックポートをリクエストできます。その後に Red Hat Product Management および Engineering による検討が行われます。
- インストーラーのコンポーネントはこのフェーズの終了までに更新される可能性があります。
フェーズ 1 サポートの終了については、このフェーズにおける最後のポイントリリースの公開時に通知されます。
運用フェーズ 2 (2 年間)
- 認定済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー Errata Advisory (RHSA) と、優先度が「緊急」の、および弊社が優先度「高」と判断したバグ修正 Errata Advisory (RHBA) が利用可能になるとリリースされます。その他の Errata Advisory は必要に応じて提供されます。
Red Hat Ceph Storage のアップグレードポリシー
Red Hat は、Red Hat Ceph Storage のメジャーリリース間でサポート対象となるアップグレードパスを提供します。インストールまたはアップグレードの手順については、製品ドキュメントを参照してください。
Red Hat は、Alpha 版、Beta 版、RC (release-candidate) 版またはその他リリース前のビルドからのアップデートはサポートしません。
このアップグレードプロセスでは、連続するリリース間でのアップグレードをサポートします。
たとえば、Red Hat Ceph Storage 1 から Red Hat Ceph Storage 2 へのアップグレードはサポートされますが、Red Hat Ceph Storage 1 から Red Hat Ceph Storage 3 へのアップグレードはサポートされません。
ライフサイクルの日付
| Red Hat Ceph Storage のリリース | 一般提供の開始日 (GA 日) | 製品ライフサイクルの終了日 |
|---|---|---|
| Inktank Ceph Enterprise 1.1 | 2014 年 2 月 4 日 | 2015 年 7 月 31 日 |
| Red Hat Ceph Storage 1.2 | 2014 年 7 月 16 日 | 2016 年 3 月 31 日 (1 年半から 1 年 10 カ月延長) |
| Red Hat Ceph Storage 1.3 | 2015 年 6 月 25 日 | 2018 年 6 月 30 日 |
| Red Hat Ceph Storage 2 | 2016 年 8 月 25 日 | 2019 年 8 月 22 日 |
| Red Hat Ceph Storage 3 | 2017 年 12 月 5 日 | 2000 年 12 月 1 日 |
注記: Red Hat Ceph Storage では Extended Update Support (EUS: 延長アップデートサポート) は提供しません (詳細は、http://www.redhat.com/products/enterprise-linux-add-ons/extended-update-support を参照してください)。
