Red Hat Enterprise Virtualization の仮想マシンディスクを Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform にエクスポートする方法
概要
OpenStack Image Service (Glance) は、さまざまな仮想マシンイメージの選択肢を提供します。これらのイメージを Red Hat Enterprise Virtualization Manager にインポートして、フローティングディスクとして使用したり、仮想マシンにアタッチしてテンプレートに変換したりすることができます。現在の OpenStack と Red Hat Enterprise Virtualization Manager との統合では、仮想マシンのディスクを仮想マシンのディスクイメージとして Image Service にエクスポートすることも可能です。Image Service が外部プロバイダーとして、Red Hat Enterprise Virtualization Manager に追加されます。Image Service は管理ポータルの ストレージ タブ>イメージ ドメインに表示されます。
以下の手順では、OpenStack 環境に Image Service が設定されており、Red Hat Enterprise Virtualization 環境にその Image Service を外部プロバイダーとして追加されていることを前提としています。外部プロバイダーの追加に関する説明は、「イメージ管理のための OpenStack Image Service (Glance) インスタンスの追加」 を参照してください。
注記: 仮想マシンディスクは、複数のボリュームが含まれず、シンプロビジョニングされておらず、かつスナップショットが含まていない場合にのみエクスポートが可能です。
イメージサーバーへの仮想マシンディスクのエクスポート
- Red Hat Enterprise Virtualization Manager の管理ポータルにログインします。
- ディスク タブをクリックして、仮想マシンのディスクを 1 つ選択します。
- エクスポート をクリックします。
- イメージのエクスポート ウィンドウで、ドメイン名 の一覧から Image Server を選択します。
- クォータを適用する場合には、クォータ の一覧からディスクのクォータを選択します。
- OK をクリックします。
仮想マシンのイメージは、エクスポート中には Image Locked のステータスで、Disks 一覧に表示されます。仮想マシンのハードディスクイメージのサイズとストレージのハードウェアにより、エクスポートのプロセスの所要時間が最大 1 時間かかる可能性もあります。エクスポートが完了すると、ストレージ タブからイメージサーバーを選択して、仮想マシンのディスクイメージが イメージ のサブタブに表示されていることを確認してください。
OpenStack へのディスクイメージのアップロード
- OpenStack Dashboard にログインします。
- プロジェクト > コンピュート > イメージ をクリックします。
- 一覧から仮想マシンのディスクイメージを選択します。
- 起動 をクリックします。
- インスタンスの起動 ウィンドウで、インスタンスに適切な値を設定します。
- 起動 をクリックします。
新規インスタンスは、コンピュートノード上で起動します。インスタンス タブには、インスタンス名、プライベートおよびパブリック IP アドレス、サイズ、ステータス、タスク、電源の状態が表示されます。インスタンスの起動 ウィンドウの値の説明など、イメージからのインスタンスの起動に関する詳しい情報は、「OpenStack での Red Hat Enterprise Linux 7 インスタンスの起動」 を参照してください。
Comments