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6.3.6. Yum リポジトリの作成
次のステップに従って Yum リポジトリを設定します。
- シェルプロンプトで
root
として以下を入力し、createrepo パッケージをインストールします。yum install createrepo
- リポジトリーに配置するパッケージすべてを、
/mnt/local_repo/
などの一つのディレクトリーにコピーします。 - このディレクトリーに移動して、以下のコマンドを実行します。
createrepo --database /mnt/local_repo
これにより、Yum リポジトリに必要なメタデータ、さらには sqlite データベースが作成されるためyum
の動作が迅速化します。重要
Red Hat Enterprise Linux 5 と比較すると、Red Hat Enterprise Linux 6 の RPM パッケージは XZ 無損失データ圧縮形式で圧縮されていて、SHA-256 のような新しいハッシュアルゴリズムを使用して署名されることが可能です。このため、Red Hat Enterprise Linux 5 でcreaterepo
コマンドを使用して、Red Hat Enterprise Linux 6 のパッケージメタデータを作成することは推奨されません。それでもこのシステム上でcreaterepo
の使用を希望する場合は、EPEL (Extra Packages for Enterprise Linux) から python-hashlib パッケージをインストールして、レポデータも SHA-256 ハッシュアルゴリズムを使用できるようにします。