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E.2.10. /proc/interrupts
このファイルには、x86 アーキテクチャー上における、IRQ ごとの割り込み回数が記録されます。標準的な
/proc/interrupts
は、以下の通りです:
CPU0 0: 80448940 XT-PIC timer 1: 174412 XT-PIC keyboard 2: 0 XT-PIC cascade 8: 1 XT-PIC rtc 10: 410964 XT-PIC eth0 12: 60330 XT-PIC PS/2 Mouse 14: 1314121 XT-PIC ide0 15: 5195422 XT-PIC ide1 NMI: 0 ERR: 0
マルチプロセッサーマシンの場合には、このファイルは若干異なります。
CPU0 CPU1 0: 1366814704 0 XT-PIC timer 1: 128 340 IO-APIC-edge keyboard 2: 0 0 XT-PIC cascade 8: 0 1 IO-APIC-edge rtc 12: 5323 5793 IO-APIC-edge PS/2 Mouse 13: 1 0 XT-PIC fpu 16: 11184294 15940594 IO-APIC-level Intel EtherExpress Pro 10/100 Ethernet 20: 8450043 11120093 IO-APIC-level megaraid 30: 10432 10722 IO-APIC-level aic7xxx 31: 23 22 IO-APIC-level aic7xxx NMI: 0 ERR: 0
第 1 のカラムには、IRQ 番号が表示されます。システム内の CPU 別にカラムが分かれており、各 CPU の IRQ ごとの割り込み回数が表示されます。次のカラムには割り込みのタイプ、最後のカラムには、その IRQ にあるデバイス名が表示されます。
このファイルに表示されている、アーキテクチャー固有の割り込みの各タイプは、それぞれ意味が異なります。x86 マシンの場合には、以下の値が一般的です:
XT-PIC
— これは、旧 AT コンピューターの割り込みです。IO-APIC-edge
— この割り込みの電圧信号は低から高に推移し、エッジ が作成されます。ここで、割り込みが発生し、1 回だけ信号が送られます。この種の割り込みならびにIO-APIC-level
割り込みは、586 ファミリー以降のプロセッサーを搭載したシステムのみで発生します。IO-APIC-level
— 電圧信号が高い時に、再度低くなるまで割り込みを生成します。