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E.2.3. /proc/cpuinfo
この仮想ファイルは、システムが使用するプロセッサーのタイプを特定します。
/proc/cpuinfo
の標準的な出力の例は以下の通りです:
processor : 0 vendor_id : GenuineIntel cpu family : 15 model : 2 model name : Intel(R) Xeon(TM) CPU 2.40GHz stepping : 7 cpu MHz : 2392.371 cache size : 512 KB physical id : 0 siblings : 2 runqueue : 0 fdiv_bug : no hlt_bug : no f00f_bug : no coma_bug : no fpu : yes fpu_exception : yes cpuid level : 2 wp : yes flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush dts acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht tm bogomips : 4771.02
processor
— 各プロセッサーが識別番号で表示されます。プロセッサーを 1 基搭載しているシステムでは、0
のみが表示されます。cpu family
— システム内のプロセッサーを正式に識別します。Intel ベースのシステムの場合は、"86" の前に番号を配置し、値を特定します。これは、586、486、386 などの旧システムのアーキテクチャーを識別する場合に特に有用です。一部の RPM パッケージはこれらの特定のアーキテクチャー別にコンパイルされているので、この値は、ユーザーがインストールすべきパッケージを判断する際にも役立ちます。model name
— プロセッサーの一般名がプロジェクト名と共に表示されます。cpu MHz
— プロセッサーの正確な速度がメガヘルツ単位で小数点以下第 3 位まで表示されます。cache size
— プロセッサーが使用可能な 2 次キャッシュメモリの容量が表示されます。siblings
— ハイパースレッディングを採用したアーキテクチャーで同じ物理 CPU 上にある sibling CPU の数を表示します。flags
— Floating Point Unit (FPU) の有無や MMX 指示の処理能力など、プロセッサーに関する数多くの異なる性質を定義します。