18.3.10. 既存プリンターの修正

既存のプリンターを削除するには、プリンター設定 ウィンドウで該当するプリンターを選択し、プリンター削除 の順に選択します。プリンターの削除を確認します。別の方法として、Delete キーを押しても削除できます。
デフォルトのプリンターを設定するには、プリンターの一覧で該当するプリンターを右クリックし、コンテキストメニューの デフォルトに設定 ボタンをクリックします。

18.3.10.1. 設定のページ

プリンターのドライバー設定を変更するには、プリンター 一覧で該当する名前でダブルクリックします。そして、左側の 設定 ラベルをクリックし、設定 ページを表示させます。
製造元やモデルなどのプリンター設定の変更、テストページの印刷、デバイスの場所 (URI) の変更など行うことができます。
設定のページ

図18.12 設定のページ

18.3.10.2. ポリシーのページ

プリンターの状態や出力を変更するには、左側の ポリシー (Policies) ボタンをクリックします。
プリンターの状態を選択したり、プリンターの エラーポリシー (Error Policy) を設定することができます (エラーが発生した場合は、印刷ジョブを中止、再試行、停止できます)。
バナーページ (banner page) (送信元プリンター、ジョブを開始したユーザー名、印刷中の文書のセキュリティ状態など、印刷ジョブの特徴を説明するページ) の作成も可能です。開始バナー (Starting Banner) または 終了バナー (Ending Banner) のドロップメニューをクリックし、印刷ジョブの性質に最適なオプションを選択します (最上位秘密 (topsecret)クラス分類 (classified)秘密 (confidential) など)。
18.3.10.2.1. プリンターの共有
ポリシー ページでは、プリンターを共有すると印を付けることができます。プリンターを共有にすると、ネットワーク上で公開されているユーザーは使用できます。プリンターの共有機能を有効にするには、サーバー設定 の順にクリックし、このシステムに接続されている共有プリンターを公開 (Publish shared printers connected to this system) を選択します。
最後に、ファイアウォールがポート 631 への受信 TCP 接続 (system-config-firewall のネットワーク印刷サーバー) を許可していることを確認します。
ポリシーのページ

図18.13 ポリシーのページ

18.3.10.2.2. アクセス制御のページ
アクセス制御 ページで設定したプリンターへのユーザーレベルのアクセスを変更できます。左側の アクセス制御 (Access Control) のラベルをクリックするとページが表示されます。次のユーザーを除いて全員に印刷を許可する (Allow printing for everyone except these users) または 次のユーザー以外の印刷を拒否する (Deny printing for everyone except these users) のどちらかを選択し、以下のようにユーザーセットを定義します。テキストボックスにユーザー名を入力し、追加 (Add) ボタンをクリックしてユーザーセットにユーザーを追加します。
アクセス制御のページ

図18.14 アクセス制御のページ

18.3.10.2.3. プリンターオプションのページ
プリンターオプション (Printer Options) ページにはプリンターのメディアや出力の様々な設定オプションがあります。内容はプリンターごとに異なる場合があります。一般的な印刷の用紙、品質、サイズ設定が含まれます。
プリンターオプションのページ

図18.15 プリンターオプションのページ

18.3.10.2.4. 依頼のオプションのページ
依頼のオプション (Job Options) ページでは、プリンターのジョブのオプションを詳細設定できます。左側の 依頼のオプション をクリックすると、ページが表示されます。デフォルト設定を編集し、部数、印刷の向き、スライドごとのページ、拡大縮小 (印刷可能領域のサイズを拡大または縮小する。この機能によりサイズが印刷領域を超えるものを印刷媒体である用紙に合うようにします)、テキストオプションなど、カスタムの依頼のオプションを適用します。
依頼のオプションのページ

図18.16 依頼のオプションのページ

18.3.10.2.5. インク/トナーのレベルのページ
インク/トナーのレベル (Ink/Toner Levels) ページには該当する場合はトナーの状態の詳細、及びプリンターの状態のメッセージが表示されます。左側の インク/トナーレベル のラベルをクリックすると、ページが表示されます。
インク/トナーのレベルのページ

図18.17 インク/トナーのレベルのページ

18.3.10.3. 印刷ジョブの管理

Emacs からのテキストファイルの印刷または GIMP からの画像の印刷などプリンターデーモンに印刷ジョブを送ると、印刷ジョブは印刷のスプールキューに追加されます。印刷のスプールキューはプリンターに送られた印刷ジョブの一覧で、各印刷要求に関する情報、例えば印刷要求の状態、ジョブ番号などを表示します。
印刷が処理されている間、プリンター状態のアイコンがパネルの 通知スペース に表示されます。そのプリンター状態をクリックすると、図18.18「GNOME 印刷の状態」 に似たウィンドウが表示され、印刷ジョブの状態を確認できます。
GNOME 印刷の状態

図18.18 GNOME 印刷の状態

印刷ジョブをキャンセル、保留、解除、再印刷、認証するためには、GNOME 印刷の状態 (GNOME Print Status) でジョブを選択し、ジョブ (Job) メニューでそれぞれコマンドをクリックします。
シェルプロンプトから印刷スプールの印刷ジョブの一覧を表示させるには、lpstat -o コマンドを入力します。最後の数行は以下のようになります。

例18.1 lpstat -o 出力の例

$ lpstat -o
Charlie-60              twaugh            1024   Tue 08 Feb 2011 16:42:11 GMT
Aaron-61                twaugh            1024   Tue 08 Feb 2011 16:42:44 GMT
Ben-62                  root              1024   Tue 08 Feb 2011 16:45:42 GMT
印刷ジョブをキャンセルしたい場合は、lpstat -o コマンドを使って依頼したジョブ番号を見つけます。その後 cancel ジョブ番号 コマンドを使用します。例えば、cancel 60 だと 例18.1「lpstat -o 出力の例」 の印刷ジョブを取り消します。他のユーザーによって開始された印刷ジョブを cancel コマンドでキャンセルすることはできません。ただし、cancel -U root job_number コマンドを使用すると、強制的にそうしたジョブを削除することは可能です。そうしたキャンセルを防ぐには、プリンターの操作ポリシーを 認証済 に変更することでルート認証を強要することができます。
シェルプロンプトから直接ファイルを印刷することもできます。例えば lp sample.txt コマンドはテキストファイル sample.txt を印刷します。印刷フィルターはファイルのタイプを決定し、プリンターが理解できる形式に変換します。