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26.2. kdump サービスの設定
kdump
サービスには以下の一般的な設定方法 3 つ があります。初回ブート時の設定、カーネルダンプの設定 グラフィカルユーティリティを使用した設定、コマンドラインで手動での設定です。
重要
Intel IOMMU
ドライバーの現行の実装における制限が原因で、kdump
サービスによるコアダンプイメージのキャプチャーが時折妨げられることがあります。Intel アーキテクチャーで kdump
を確実に使用するには、IOMMU サポートを無効にすることを推奨します。
26.2.1. 初回ブート時の kdump の設定
システムの初回ブート時には、firstboot アプリケーションが起動し、新たにインストールしたシステムの初期設定を通してユーザーをガイドします。
kdump
を設定するには、Kdump セクションに進み、以下の手順にしたがいます。
重要
システムに十分なメモリーがなければ、このオプションは使用できません。最小のメモリー要件については、『Red Hat Enterprise Linux Technology capabilities and limits』 comparison chart (バージョン比較) の 『Required minimums (最小メモリ容量)』 のセクションを参照して下さい。
kdump
クラッシュリカバリが有効化されている場合、最小のメモリー要件は、クラッシュリカバリに確保されているメモリー容量の分が増えます。この値はユーザーによって決定され、デフォルトでは 128 MB に物理メモリー 1 TB ごとに 64 MB を加えたものとなります (つまり、物理メモリーが 1 TB のシステムでは、合計 192 MB になります) 。