Menu Close
Settings Close

Language and Page Formatting Options

第12章 パブリッククラウドメータリングのソースの追加

サブスクリプションサービスのためにデータを収集、処理、分析するデータ収集ツールのほとんどは、確立されたサブスクリプション管理ツールか、ツールの機能と連携または、ツールの機能を強化する追加コンポーネントです。たとえば、Red Hat Satellite と Satellite インベントリーアップロードプラグイン、あるいは OpenShift Cluster Manager とモニタリングスタックツールなどです。

これらのツールに加えて、データ収集を行う Hybrid Cloud Console 用の Cloud Services プラットフォームツールがあります。これらのツールの 1 つにソースがあります。ソースアプリケーションとは、Hybrid Cloud Console のサービスやアプリケーションが、パブリッククラウドのプロバイダーや相互に接続して、データを収集および交換する方法です。ソースはもうひとつのデータ収集ツールと考えることができますが、他のデータ収集ツールとは異なるプロセスで設定されていることを覚えておいてください。ソースは Hybrid Cloud Console 内から作成します。

サブスクリプションサービスでは、ソースを追加することで、パブリッククラウド上の RHEL ベースの Amazon Web Services インスタンスの高精度なデータ収集を可能にします。現在、サブスクリプションサービスには、複数のクラウド事業者の RHEL ベースのインスタンスを識別する機能がありますが、個々のインスタンスについては、インスタンスは起動したり停止したり、時には 1 日に何度もそれを繰り返したりするので、インスタンスを識別して追跡することはできません。パブリッククラウドのメータリングツールでは、AWS インスタンスにその機能が追加され、サブスクリプションサービスでのインスタンスの使用状況をより正確にモニタリングできます。

パブリッククラウドのデータ収集にパブリッククラウドメータリングツールを使用するには、それぞれの AWS アカウントを表すソースを追加する必要があります。Hybrid Cloud Console の設定でソースアプリケーションを使用してソースを追加します。

注記

Red Hat の組織アカウントでサブスクリプションサービスがまだ有効になっていない組織では、パブリッククラウドメータリングツールを有効にするために AWS ソースを追加すると、Red Hat アカウントのサブスクリプションサービスも有効になります。

以下の手順から選択します。

詳細情報

12.1. アカウント認証設定モードでの AWS ソースの追加

Amazon Web Services (AWS) アカウントでの Red Hat Enterprise Linux 使用量のデータ収集ツールとしてパブリッククラウドメータリングを使用している場合、各アカウントをクラウドソースとして追加します。

注記

アカウント認証の設定モードは、ソースの作成を自動化するモードです。このモードを選択すると、アクセスキー ID とシークレットアクセスキーの形式で、AWS アカウントのルートユーザー認証情報を提供します。これらの認証情報は、自動化されたステップを完了するために一時的に使用され、破棄されます。アカウント認証の設定モードを使用したくない場合は、代わりにソース作成の手動設定モードを使用することができます。

AWS アカウントをソースとして追加すると、アカウント認証設定モードの自動ステップで、専用の AWS Identity and Access Management (IAM) ポリシーとロールが作成され、AWS アカウントとパブリッククラウドメータリングの間に接続が追加されます。このポリシーとロールがあると、パブリッククラウドのメータリング機能で、対象のアカウントの RHEL のパブリッククラウドでの使用状況を特定して測定するのに必要なタスクを実行できるようになります。

前提条件

ソースを作成するには、以下の前提条件を満たす必要があります。

  • us-east-1 リージョンで AWS リソースを作成する機能が必要です。AWS ポリシーが us-east-1 リージョンでの AWS リソースの作成が許可されていない場合には、ソースの作成手順を完了できる場合がありますが、ソースの有効化プロセスが完了していない可能性があります。
  • Hybrid Cloud Console のロールベースアクセス制御 (RBAC) システムに対する Sources 管理者ロールが必要です。

    注記

    2021 年 9 月以降、ソースの作成には Sources 管理者 RBAC ロールが必要です。組織の Red Hat カスタマーポータルの組織管理者 (org admin) アカウントロールには、ソース作成に必要なパーミッションが付与されなくなりました。

手順

  1. ブラウザーウィンドウで、cloud.redhat.com にアクセスします。
  2. プロンプトが表示されたら、Red Hat カスタマーポータルのログイン認証情報を入力します。Hybrid Cloud Console が開きます。
  3. 設定 (歯車のアイコン) をクリックすると、設定オプションが表示されます。
  4. ナビゲーションメニューで Sources をクリックします。
  5. このページがデフォルトで表示されていない場合は、Cloud sources タブをクリックします。Add Source をクリックします。クラウドソース追加ウィザードが開きます。

    注記

    また、既存のソースを編集して、サブスクリプションサービスへの関連付けを追加することもできます。

  6. ソースタイプとしてAmazon Web Servicesのアイコンを選択します。Next をクリックします。
  7. ソースの名前を入力します。この名前は、AWS のアカウント名と同じである必要はありません。ただし、複数の AWS アカウントがあり、そのために複数のソースを作成しなければならない場合は、区別しやすい名前を使用してください。Next をクリックします。
  8. 設定モードとして Account Authorization を選択します。ウィンドウが更新され、AWS アカウントのルートユーザー認証情報のフィールドが表示されます。
  9. AWS アカウントのルートユーザーのアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを入力します。Next をクリックします。
  10. アプリケーションとして RHEL 管理 を選択します。これを選択することで、パブリッククラウドメータリングの高精度なデータ機能をサブスクリプションサービスに提供できます。必要に応じて他のオプションを選択してください。Next をクリックします。
  11. このソースの詳細を確認します。Add をクリックすると、ソースの作成が完了します。

12.1.1. 検証手順

クラウドソースの追加ウィザードでのソース作成の最終ステップでは、AWS アカウントへの接続が検証され、そのアカウントに AWS CloudTrail のトレイルが作成されます。CloudTrailのトレイルは、インスタンスの開始と停止のイベントを監視するために使用され、サブスクリプションサービスで表示するための使用量データを算出するための生データとなります。検証とトレイルの作成が成功すれば、ソースの作成も成功します。このプロセスは通常、数秒で完了します。

追跡対象の RHEL イメージと関連するインスタンスを見つけるために、パブリッククラウドメータリングは次に AWS アカウントの検査を行う必要があります。この検査プロセスの長さは、AWS のパフォーマンス、アカウント内のイメージ数、各イメージのサイズと種類、イメージのインスタンス数など、さまざまな要因によって変化します。原則として、1 つのイメージとそのインスタンスの検査には1時間程度かかります。

検査プロセスが完了すると、パブリッククラウドのメータリングは、サブスクリプションへの使用状況データの報告を開始できます。ほとんどの場合、24時間以内にサブスクリプションで報告が開始されます。ただし、ソース作成のタイミング、検査プロセスに必要な時間、Cloud Services プラットフォームツールのレポート間隔、ハートビート の関係で、まれにこのデータがサブスクリプションサービスに表示され始めるまでに最大 48 時間待たされることがあります。