9.10. バルーンドライバー

バルーンドライバーを使用すると、ゲストは必要なメモリー量をハイパーバイザーに表現できます。バルーンドライバーを使用すると、ホストはゲストに効率的にメモリーを割り当て、他のゲストやプロセスに空きメモリーを割り当てることができます。

バルーンドライバーを使用しているゲストは、ゲストの RAM のセクションを未使用としてマークできます (バルーンの膨張)。ハイパーバイザーはメモリーを解放し、そのメモリーを他のホストプロセスまたはそのホスト上の他のゲストに使用できます。ゲストが解放されたメモリーを再度必要とする場合、ハイパーバイザーは RAM をゲストに再割り当てできます (バルーンの収縮)。