5.3. 削除された機能

以下の表は、このバージョンの Red Hat Virtualization で廃止された機能について説明しています。

表5.3 削除された機能

削除された機能詳細

Metrics Store

Metrics Store のサポートは Red Hat Virtualization 4.4 で廃止されました。

管理者は、Grafana ダッシュボードを利用する Data Warehouse (デフォルトで Red Hat Virtualization 4.4 でデプロイ) を使用して、メトリクスおよびインベントリーレポートを表示できます。Grafana についての詳細は、Grafana.com を参照してください。管理者は、メトリクスおよびログをスタンドアロンの Elasticsearch インスタンスに送信することもできます。Deprecation of RHV Metrics Store and Alternative Solutions を参照してください。

REST API バージョン 3

REST API バージョン 3 は、今後サポートされません。REST API バージョン 4 を使用してください。

SDK バージョン 3

Java、Python、および Ruby 用 SDK バージョン 3 は、今後サポートされません。JavaPython、または Ruby 用 SKD バージョン 4 を使用してください。

RHEVM シェル

Red Hat Virtualization の特殊コマンドラインインターフェイスは、今後サポートされません。JavaPython、もしくは Ruby 用 SKD バージョン 4、または REST API バージョン 4 を使用してください。

Iptables

firewalld サービス を使用します。

注記

iptables がサポートされるのは、互換バージョン 4.2 または 4.3 のクラスターの Red Hat Enterprise Linux 7 ホストのみです。Red Hat Enterprise Linux 8 ホストは、ファイアウォールタイプ firewalld のクラスターにのみ追加できます。

Conroe、Penryn、Opteron G1、Opteron G2、および Opteron G3 CPU タイプ

新しい CPU タイプ を使用してください。

IBRS CPU タイプ

新しいフィックス を使用してください。

3.6、4.0、4.1 クラスター互換性バージョン

より新しいクラスターの互換バージョンを使用してください。既存クラスターの 互換バージョンをアップグレード します。

cockpit-machines-ovirt

cockpit-machines-ovirt パッケージは Red Hat Enterprise Linux 8 に含まれず、Red Hat Virtualization Host 4.4 ではサポートされていません。管理ポータルを使用してください。

ovirt-guest-tools

ovirt-guest-tools は、Virtio-Win に含まれる新しい WiX ベースのインストーラーに置き換えられました。Windows ゲストドライバー、エージェント、およびインストーラーを含む ISO ファイルを 最新の virtio-win ダウンロード からダウンロードできます。

OpenStack Neutron のデプロイメント

Red Hat Virtualization 4.4.0 リリースでは、OpenStack Neutron のデプロイメントが廃止されています。これには、新規ホスト ウィンドウの ネットワークプロバイダー タブと REST-API の AgentConfiguration を使用した Neutron エージェントの自動デプロイメントが含まれます。代わりに以下のコンポーネントを使用してください。

- OpenStack ホストをデプロイするには、OpenStack Platform Director/TripleO を使用します。

- Open vSwitch インターフェイスマッピングは、スイッチタイプが OVS のクラスターで、VDSM によってすでに自動的に管理されています。

- クラスター上の ovirt-provider-ovn-driver のデプロイメントを管理するには、クラスターの Default Network Provider 属性を更新します。

screen

RHEL 8 ベースのホストに対する今回の更新では、screen パッケージが削除されました。現在のリリースは、screen の代わりに、RHEL 8 ベースのホストに tmux パッケージをインストールします。

Application Provisioning Tool サービス (APT)

今回のリリースで、APT サービスは virtio-win インストーラーに置き換えられました。

ovirt-engine-api-explorer

ovirt-engine-api-explorer パッケージは非推奨となり、Red Hat Virtualization Manager 4.4.3 で削除されました。代わりに、ovirt-engine-api-explorer と同じ情報を提供する公式の REST API Guide を使用する必要があります。REST API Guide を参照してください。

DPDK (データプレーン開発キット)

DPDK 向けの実験的サポートは、Red Hat Virtualization 4.4.4 で削除されました。

VDSM フック

Red Hat Virtualization 4.4.7 以降、VDSM フックはデフォルトでインストールされていません。必要に応じて VDSM フックを手動でインストールできます。

Foreman integration

Red Hat Virtualization Manager から開始された Foreman を使用したホストのプロビジョニングは、Red Hat Virtualization4.4.7 で削除されました。

これを削除しても、Satellite から Red Hat Virtualization 仮想マシンを管理する機能にも、ホストおよび仮想マシンに対して Red Hat Virtualization が Satellite からのエラータと連携する機能にも影響しません。

セルフホストエンジンの Cockpit インストール

Cockpit を使用したセルフホストエンジンのインストールはサポートされなくなりました。コマンドラインインストールを使用します。

oVirt Scheduler Proxy

Red Hat Virtualization4.4 SP1 では、ovirt-scheduler-proxy パッケージが削除されました。

Ruby ソフトウェア開発キット (SDK)

Ruby SDK はサポートされなくなりました。

systemtap

systemtap パッケージは、RHVH4.4 ではサポートされなくなりました。

Red Hat Virtualization Manager (RHVM) アプライアンス

このリリースでは、Red Hat Virtualization Manager (RHVM) アプライアンスは廃止されます。このリリース以降、コンテンツ配信ネットワークに接続した後、dnf update コマンドを実行し、続いて engine-setup を実行することにより、RHVM を更新できます。

Red Hat Virtualization Host (RHVH) の DISA STIG

DISA STIG セキュリティープロファイルは RHVH ではサポートされなくなりました。代わりに、DISA STIG プロファイルを持つ RHEL ホストを使用してください。