第5章 データセンターおよびクラスターの互換性レベル

Red Hat Virtualization データセンターおよびクラスターには、互換バージョンがあります。

データセンター互換バージョンとは、データセンターが互換性を持つ Red Hat Virtualization のバージョンを指します。データセンター内のクラスターは、すべて指定の互換性レベルをサポートする必要があります。

クラスターの互換バージョンは、そのクラスター内の全ホストがサポートする Red Hat Virtualization の機能を示します。クラスターの互換バージョンは、そのクラスター内で最も機能性の低いホストオペレーティングシステムのバージョンに応じて設定されます。

以下の表は、RHV バージョンの互換性マトリックスと、必要なデータセンターおよびクラスターの互換性レベルを提供します。

表5.1 Red Hat Virtualization でサポートされるデータセンターおよびクラスターレベル

互換性レベルRHV バージョン説明

4.6

4.4.6

互換性レベル 4.6 は、Advanced Virtualization 8.4 パッケージを使用する RHEL 8.4 ハイパーバイザーによって導入された新機能をサポートするために、RHV 4.4.6 で導入されました。

4.5

4.4.3

互換性レベル 4.5 は、Advanced Virtualization 8.3 パッケージを使用する RHEL 8.3 ハイパーバイザーによって導入された新機能をサポートするために、RHV 4.4.3 で導入されました。

制約事項

  • クラスター互換性レベルを 4.6 にアップグレードした後、VirtIO NIC は別のデバイスとして列挙されます。したがって、NIC の再設定が必要になる場合があります。Red Hat は、クラスターをアップグレードする前に、仮想マシンでクラスター互換性レベルを 4.6 に設定し、ネットワーク接続を確認することにより、仮想マシンをテストすることをお勧めします。

    仮想マシンのネットワーク接続に失敗した場合は、クラスターをアップグレードする前に、現在のエミュレーションする仮想マシンに一致するカスタムのエミュレーションする仮想マシン (例: 4.5 互換バージョンの場合は pc-q35-rhel8.3.0) で仮想マシンを設定します。