第6章 リリースの情報

本リリースノートでは主に、今回リリースされた Red Hat Virtualization のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨となった機能について記載します。

Red Hat Virtualization の本リリースのサポートライフサイクル中に公開されたアップデートについての注記は、各アップデートに付属のアドバイザリーテキスト、または 『Red Hat Virtualization Technical Notes』 に記載されます。このドキュメントは以下のページから入手できます。

https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_virtualization

6.1. Red Hat Enterprise Virtualization 4.4 の一般公開 (ovirt-4.4.1)

6.1.1. バグ修正

以下のバグは、Red Hat Virtualization の本リリースで修正されました。

BZ#1061569

以前は、ホストで複数の同時ネットワークの変更を要求すると、一部のリクエストは「reject on busy」サービスポリシーが原因で処理されませんでした。現在のリリースは、新しいサービスポリシーでこの問題を修正しています。リクエストを処理するためのリソースがサーバー上で利用できない場合、ホストは設定可能な期間のリクエストをキューに入れます。この期間内にサーバーリソースが利用できるようになった場合、サーバーはリクエストを処理します。そうでない場合は、リクエストを拒否します。キューに置かれたリクエストを処理する順序の保証はありません。

BZ#1437559

仮想マシンの読み込み時に、Manager マシンは、現在の CPU ID を含む NUMA 設定 CPU 一覧と共にドメイン XML を送信します。その結果、libvirt/QEMU は NUMA 設定 CPU 一覧が不完全であり、すべての仮想 CPU の ID が含まれているべきだと警告を発します。本リリースでは、警告がログに表示されなくなりました。

BZ#1501798

以前は、ovirt-engine-rename を使用すると OVN プロバイダーが適切に処理されませんでした。これにより、IP アドレスおよびホスト名の設定が適切でなくなり、新規ホストやその他の関連問題を追加できなくなりました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ovirt-engine-renameovirt-provider-ovn を正しく処理し、以前の問題を解決するようになりました。

BZ#1569593

ホストにセルフホストエンジンをデプロイすると、ブローカーサービスおよびエージェントサービスがすぐに停止します。サービスを再起動する前に VDSM サービスが get_stats メッセージの送信を試みた際、通信に失敗し、VDSM がエラーメッセージをログに記録しました。本リリースでは、このようなイベントは警告されるようになり、エラーとしてフラグを立てたりログに記録されたりしなくなりました。

BZ#1569926

以前は、応答しない NFS ストレージドメインにアクセスしようとするコマンドが 20-30 分間ブロックされたままになっていたため、大きな影響がありました。これは、NFS ストレージの timeout パラメーターと retry パラメーターの最適化さていない値が原因となっていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。これにより、これらのパラメーターの値が変更され、応答しない NFS ストレージドメインへのコマンドは 1 分以内に失敗するようになります。

BZ#1573600

以前は、メモリーディスクを含むスナップショットからの仮想マシンのインポートは、スナップショットが作成されたストレージドメインとは異なるストレージドメインに仮想マシンをインポートした場合は失敗していました。これは、変更されないままのストレージドメインにメモリーディスクが依存するために生じました。現在のリリースではこの問題は修正されています。メモリーディスクを使用した仮想マシンの登録は成功します。メモリーディスクが RHV Manager データベースにない場合、仮想マシンは新しいディスクを作成します。

BZ#1583328

以前のバージョンでは、カスタムスケジューラーポリシーは HostDevice フィルターなしで使用されていました。その結果、仮想マシンはサポート対象外のホストにスケジュールされ、null ポインター例外が発生していました。

今回の更新で、HostDevice を含む一部のフィルターポリシーユニットが必須になりました。これらのフィルターポリシーユニットは常に有効で無効にすることはできず、UI または API に表示されなくなりました。

これらのフィルターは必須です。

  • 互換バージョン
  • CPU レベル
  • CpuPinning
  • HostDevice
  • PinToHost
  • 仮想マシンリースの準備

BZ#1585986

以前は、クラスターの互換バージョンを下げても、この変更はセルフホストエンジンの仮想マシンに伝播されませんでした。そのため、セルフホストエンジンの仮想マシンは新しいクラスターバージョンと互換性がなく、起動したり、クラスター内の別のホストに移行したりできませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。より低いクラスターの互換バージョンは、セルフホストエンジンの仮想マシンに伝播され、起動および移行できるようになります。

BZ#1590911

以前は、2 つ以上のテンプレートの名前が同じだった場合、これらのテンプレートのどれを選択しても、1 つのテンプレートの詳細のみが表示されていました。これは、管理ポータルが一意でないテンプレート名を使用して選択したテンプレートを特定したことが原因でした。現在のリリースでは、代わりに一意のテンプレート ID を使用することでこの問題を修正しています。

BZ#1596178

以前は、VM ポータルのプールカードの表示方法に一貫性がありませんでした。ユーザーがプールカードから仮想マシンをすべて取得すると、VM ポータルは自動プールカードを削除しましたが、手動プールカードは引き続き表示していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。VM ポータルは常にプールカードを表示し、カードにはユーザーがプールから取得できる仮想マシンの台数を示す新しいラベルが付けられました。

BZ#1598266

LUN ごとのパス数が多い FC LUN がシステムに多くあり、I/O 負荷が高い場合、FC デバイスのスキャンが遅くなり、仮想マシンのディスクサイズの監視にタイムアウトが発生し、仮想マシンが応答しなくなりました。本リリースでは、FC スキャンの速度が最適化され、仮想マシンが応答しなくなる可能性が非常に低くなりました。

BZ#1612152

以前は、エラーが発生した Virtual Data Optimizer (VDO) ボリュームでは VDO の統計を利用できなかったため、VDSM からの VDO 監視でトレースバックが必要となっていました。この更新では、VDO 統計ツールのさまざまな出力を適切に処理することでこの問題を修正しています。

BZ#1634742

以前は、RHV Manager を Hosted Engine として再デプロイする場合、ovirt-hosted-engine-cleanup コマンドを実行しても /etc/libvirt/qemu.conf ファイルは正しくクリーンアップされませんでした。続いて、Hosted Engine の再デプロイメントは、libvirtd-tls.socket がアクティブなままのため、libvirtd サービスを再起動することができませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。クリーンアップツールを実行し、Hosted Engine として Manager を再デプロイできます。

BZ#1639360

以前は、論理ボリュームマネージャー (LVM) のアクティブ化コマンドおよび非アクティブ化コマンドを他のコマンドと混在させると、定義されていない LVM の動作や警告がログに記録される可能性がありました。現在のリリースではこの問題は修正されています。LVM のアクティブ化コマンドおよび非アクティブ化コマンドは、の他のコマンドとは別に実行されます。これにより、LVM 動作は明確に定義され、障害発生時には明確なエラーが生成されます。

BZ#1650417

以前は、ホストが失敗し、RHV Manager が NFS リースの期限が切れる前に高可用性仮想マシン (HA 仮想マシン) の起動を試みると、OFD ロックにより HA 仮想マシンがエラーメッセージ「Failed to get "write" lock Is another process using the image?」を表示して失敗していました。 HA 仮想マシンが 3 回連続で失敗した場合、Manager はこれを再起動することができず、HA 機能は破損します。現在のリリースではこの問題は修正されています。RHV Manager は、3 回失敗した後も引き続き仮想マシンの起動を試みます (試みの頻度は徐々に減少します)。最終的にロックが期限切れになると、仮想マシンが起動します。

BZ#1650505

以前は、設定変更が保留中の仮想マシンのクラスターのクラスター互換バージョンをアップすると、保留中の変更は元に戻されました。現在のリリースではこの問題は修正されています。未処理の設定変更および新しいクラスターの互換バージョンの両方を仮想マシンに適用します。

BZ#1654555

以前は、/ ファイルシステムのサイズはディスク全体に合わせて自動的に拡大され、ユーザーは /var または /var/log のサイズを大きくできませんでした。これは、Hosted Engine のインストール中に 49 GB を超えるディスクをお客様が指定した場合に、論理ボリューム全体が root (/) ファイルシステムに割り当てられたことが原因でした。一方、RHVM マシンでは、重要なファイルシステムは /var および /var/log です。

現在のリリースではこの問題は修正されています。RHV Manager アプライアンスは現在、論理ボリュームマネージャー (LVM) をベースにしています。設定時に、PV と VG は自動的に拡張されますが、論理ボリューム (LV) は拡張されません。これにより、インストールの完了後に、VG の空き領域を使用して Manager 仮想マシンのすべての LV を拡張できます。

BZ#1656621

以前は、インポートされた仮想マシンでは、常に 'Cloud-Init/Sysprep' がオンになっていました。Manager は、OVA の OVF ファイルに VmInit が存在しない場合でも、VmInit を作成しました。現在のリリースではこの問題は修正されています。インポートされた仮想マシンは、OVA が有効化した場合のみ 'Cloud-Init/Sysprep' をオンにします。それ以外の場合は無効化されます。

BZ#1658101

本リリースでは、REST API を使用して仮想マシンを更新する際にコンソールの値を指定しない場合は、コンソールの状態は変更されないことを意味します。その結果、コンソールは以前の状態を維持します。

BZ#1659161

以前は、削除防止が設定された仮想マシンから作成した仮想マシンプールのテンプレートバージョンを変更すると、仮想マシンプールが編集不可能となり、使用できなくなっていました。現在のリリースではこの問題は修正され、削除防止が設定された仮想マシンから作成した仮想マシンプールのテンプレートバージョンを変更できなくなり、エラーメッセージが表示されて失敗します。

BZ#1659574

以前は、RHV 4.1 をそれ以降のバージョンにアップグレードすると、高可用性仮想マシン (HA 仮想マシン) は検証に失敗し、実行されませんでした。仮想マシンを実行するには、ユーザーはリースストレージドメイン ID をリセットする必要があります。現在のリリースでは、リースストレージドメイン ID が設定されると、検証を削除してリース情報データを再生成することで、この問題は修正されています。RHV 4.1 のアップグレード後に、リースストレージドメイン ID を持つ HA 仮想マシンが実行されます。

BZ#1660071

以前は、一時停止した仮想マシンを移行する際に、Red Hat Virtualization Manager は移行が完了したことを認識しないことがありました。この更新により、移行が完了すると Manager はすぐに認識するようになりました。

BZ#1664479

エンジン (「マスター」) を使用して、エンジン仮想マシン (VM) を実行している高可用性ホストをメンテナンスモードに設定すると、ovirt-ha-agent はエンジン仮想マシンを別のホストに移行します。以前は、これらの仮想マシンに古い互換バージョンがあるなどの特定のケースにおいて、このタイプの移行は失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。

BZ#1670102

以前は、Cinder ライブラリー (cinderlib) を取得するには、OpenStack リポジトリーをインストールする必要がありました。現在のリリースでは、cinderlib に別のリポジトリーを指定することで、この問題は修正されています。

リポジトリーを有効にするには、以下を入力します。

$ dnf config-manager --set-enabled rhel-8-openstack-cinderlib-rpms

cinderlib をインストールするには、以下を入力します。

$ sudo dnf install python3-cinderlib

BZ#1676582

以前は、cockpit を介した Hosted Engine のデプロイメントの仮想マシン設定で、ユーザーインターフェースは仮想マシンメモリーサイズに誤った単位を使用していました。正しくは MiB のところ、MB を使用していました。現在のリリースではこの問題は修正され、MiB を測定単位として使用するようになりました。

BZ#1678007

この更新以前は、ターゲットクラスターよりも低い互換バージョンのクラスターから仮想マシンをインポートでき、仮想マシンのクラスターバージョンが新規のクラスターの互換バージョンに自動的に更新されず、仮想マシンの設定が無効になる原因となっていました。その結果、手動で設定を変更しないと仮想マシンを実行できませんでした。この更新により、仮想マシンのクラスターバージョンが新しいクラスターの互換バージョンに自動的に更新されるようになりました。クラスターの互換バージョン 3.6 以降から仮想マシンをインポートできます。

BZ#1678262

以前は、テンプレートから仮想マシンを作成した場合、テンプレートで定義した BIOS タイプは新しい仮想マシンに適用されませんでした。そのため、新しい仮想マシンの BIOS タイプは正しくありませんでした。今回の更新によりこのバグが修正されたので、新しい仮想マシンの BIOS タイプが正しくなりました。

BZ#1679471

以前は、コンソールクライアントのリソースページで一部のロケールのタイトルは省略されて表示されていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。Patternfly 3 から Patternfly 4 への移行の一環として、コンソールクライアントのリソースページのレイアウトを再編成し、省略されたタイトルを修正しています。

BZ#1680368

以前では、slot パラメーターは文字列として解析され、これが原因で Ansible スクリプトを使用してテンプレートから仮想マシンを作成する際にディスクのロールバックに失敗していました。管理ポータルを使用してテンプレートから仮想マシンを作成する際、このような障害は発生しなかった点に注意してください。今回の更新により、ディスクのロールバックと仮想マシンの作成が成功するように、slot パラメーターは int として解析されています。

BZ#1684266

大容量のディスクが仮想マシンのエクスポートの一部として OVA に変換される場合は、長い時間がかかります。以前は、エクスポートスクリプトがタイムアウトし、長期間アクティブではなくなるために SSH チャネルが閉じられていました。これにより、孤立したボリュームが残されていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。エクスポートスクリプトは、ディスク変換中に SSH チャネルにいくつかのトラフィックを追加して、SSH チャネルが閉じられないようにしています。

BZ#1684537

以前は、ストレージの問題のあるライブマイグレーション時に、仮想マシンが「qemu-kvm: Failed to lock byte 100」というメッセージを表示してクラッシュする可能性がありました。現在のリリースでは、この問題はベースとなるプラットフォームで修正され、発生しなくなりました。

BZ#1685034

after_get_caps は、定期的にデータベース接続をチェックする vdsm フックです。このフックを正常に実行するには、ovs-vswitchd を実行する必要があります。以前は、ovs-vswitchd が無効化されてもフックは実行され、エラーが /var/log/messages に記録され、最終的にフラッディングしていました。現在では、フックは実行後に OVS サービスが利用可能かどうかを確認し、サービスが利用可能でなければフックは実行されないようになりました。これにより、ログがエラーメッセージでいっぱいになることはなくなりました。

BZ#1686575

以前は、セルフホストエンジンの高可用性ホストの管理ネットワークは、デプロイメント時に設定されていました。Network Manager が無効化された状態の間、VDSM は Network Manager を引き継ぎ、初期のデプロイメント時に選択したネットワークインターフェースを設定していました。復元中は、追加の (デフォルト以外の) ネットワークをアタッチするオプションはありませんでした。高可用性ホストには、バックアップファイルに記載されているユーザーが以前に設定したネットワークへの接続がないため、復元プロセスは失敗しました。

本リリースでは、ユーザーは復元プロセスを一時停止して必要なネットワークを手動で追加し、復元プロセスを再開して完了させることができます。

BZ#1688052

以前は、Gluster のフェンスポリシーの確認は、イテラブル以外のオブジェクトが原因で失敗し、例外がスローされていました。コードにはマイナーな誤字も含まれていました。現在のリリースでは、これらの問題は修正されています。

BZ#1688159

以前は、仮想マシンの移行がコピー後のモードになり、このモードに長期間留まると、移行に失敗する場合があり、仮想マシンが移行された場合は電源がオフになっていました。本リリースでは、コピー後の移行は完了するまで維持されます。

BZ#1692592

以前は、BIOS 起動メニューで 10 番以降の項目には連続インデックスが割り当てられませんでした。そのため、これらの項目を選択することは困難でした。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、10番以降の項目には文字インデックスが割り当てられます。ユーザーは、対応する文字を入力してこれらの項目を選択できます。

BZ#1693628

以前は、ユーザーセッションの状態が Engine データベースに正しく保存されていなかったため、不要なデータベースの更新が数多く実行されていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、最初の更新でユーザーセッションの状態が正しく保存されるようになりました。

BZ#1693813

以前は、データセンター (DC) レベルを更新し、DC のレベルよりも低いカスタム互換性レベルの仮想マシンが DC にある場合、仮想マシンは「サポートされないカスタム互換バージョン」が原因で再開できませんでした。 現在のリリースではこの問題は修正され、DC レベルをアップグレードする前に DC を検証します。検証により、カスタム互換性レベルの古い仮想マシンが見つかると、DC レベルはアップグレードされません。代わりに「Cannot update Data Center compatibility version」と表示されます。データセンターを更新する前に、以下の仮想マシンを再開または電源オフしてください。

BZ#1696313

今回の更新以前は、VDSM のアーキテクチャーに依存しないようにするために、VDSM のアーキテクチャー固有の依存関係の一部がセーフリースに移動されていました。この更新で、これらの依存関係が VDSM に戻され、セーフリースから削除されました。

BZ#1698102

以前は、engine-setup は ovirt-provider-ovn の設定に関する情報を十分に提供していませんでした。現在のリリースでは、engine-setup プロンプトおよびドキュメントに、ユーザーが選択を理解し、動作を追跡する上で役立つ情報を提供することで、この問題は修正されています。

BZ#1700623

以前は、ディスクを移動すると、ボリュームメタデータに誤った SIZE/CAP キーが表示されていました。これは、親サイズで新たに作成されたボリュームのサイズを親が上書きしたボリュームを作成するために生じました。その結果、ボリュームメタデータに誤ったボリュームサイズの値が含まれていました。現在のリリースではこの問題は修正され、ボリュームメタデータに正しい値が含まれるようになりました。

BZ#1703112

シナリオによっては、ホットプラグされた SR-IOV vNIC の PCI アドレスが空の値で上書きされ、その結果、再起動後に仮想マシンの NIC 名が変更されていました。本リリースで、vNIC PCI アドレスはデータベースに保存され、仮想マシンの再起動後に NIC 名が保持されるようになりました。

BZ#1703428

以前は、KVM を Red Hat Virtualization にインポートする際に「Hardware Clock Time Offset」は設定されませんでした。その結果、Manager マシンは仮想マシンにインストールされているゲストエージェントを認識しませんでした。本リリースでは、Manager マシンが KVM からインポートされた仮想マシンのゲストエージェントを認識し、「Hardware Clock Time Offset」は null になりません。

BZ#1707225

今回の更新以前は、Cinderlib データベースをバックアップおよび復元する方法はありませんでした。今回の更新により、engine-backup コマンドに Cinderlib データベースが含まれるようになりました。

たとえば、Cinderlib データベースを含むエンジンのバックアップを作成するには、以下を実行します。

# engine-backup --scope=all --mode=backup --file=cinderlib_from_old_engine --log=log_cinderlib_from_old_engine

この同じデータベースを復元するには、以下のコマンドを実行します。

# engine-backup --mode=restore --file=/root/cinderlib_from_old_engine --log=/root/log_cinderlib_from_old_engine --provision-all-databases --restore-permissions

BZ#1711902

VDSM バージョン 4.3 および Manager バージョン 4.1 の Red Hat Virtualization (RHV) 環境では、DiskTypes は int 値として解析されます。ただし、Manager バージョン 4.1 より後の RHV 環境では、DiskTypes は文字列として解析されます。互換性の不一致により、「VDSM error: Invalid parameter: 'DiskType=2'」というエラーが発生しました。現在のリリースでは、文字列の値を int に戻すことでこの問題が修正され、エラーが発生することなく操作は成功します。

BZ#1713724

以前は、ボリューム削除の操作に失敗した後に、メタデータがクリアされた部分的に削除されたボリュームがストレージドメインに残っている場合は、ストレージドメインを V5 形式に変換すると失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。メタデータがクリアされた部分的に削除されたボリュームがストレージドメインに残っていても、ストレージドメインの変換は成功します。

BZ#1714528

以前は、「クラスターアップグレード」ダイアログの一部の HTML 要素に ID がないか、または重複していたため、自動 UI テストに支障をきたしていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。自動 UI テストを改善するために、ID が提供され、重複は削除されるようになります。

BZ#1715393

以前は、USB ポリシー または USB サポート有効化 されている間に、仮想マシンの BIOS タイプ チップセットを Q35 オプションのいずれかから クラスターのデフォルト へ、またはその逆へ変更した場合、USB コントローラーを正しい設定に更新しませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。同じアクションは、USB コントローラーを正常に更新します。

BZ#1717390

以前は、仮想マシンの起動直後に仮想マシンインターフェースをホットアンプラグすると、エラーが発生してアンプラグ動作に失敗していました。これは、仮想マシンの監視がインターフェースのエイリアスをすぐに報告せず、VDSM がアンプラグする vNIC を特定できなかったことが原因でした。現在のリリースではこの問題は修正されています。ホットアンプラグ中にエイリアスが見つからない場合は、Engine は即座にこれを生成します。

BZ#1718141

以前は、python3-ovirt-engine-sdk4 パッケージには HostNicService および HostNicsService の all_content 属性は含まれていませんでした。そのため、python3-ovirt-engine-sdk4 ユーザーは、この属性を実質的に利用できませんでした。現在のリリースでは、all_content パラメーターを python3-ovirt-engine-sdk4 に追加することで、この問題が修正されています。

BZ#1719990

以前は、言語をフランス語に設定した仮想マシンを作成する場合、管理ポータルは MB (メガバイト) と同意で使用されるフランス語の単位 Mo (メガオクテット) を使用したメモリーサイズを受け付けませんでした。Mo サフィックスで値を設定すると、値はゼロにリセットされました。この更新により、値は正しく解析され、入力されたままになります。

BZ#1720747

以前は、RHV Manager (エンジン) がセルフホストエンジンクラスターのステータスをクエリーしている間に ovirt-ha-broker が再起動すると、クエリーがスタックする可能性がありました。この場合、最も簡単な回避策は RHV Manager を再起動することでした。

これは、RHV Manager がクラスターホストの VDSM デーモンをクエリーすることで、セルフホストエンジンクラスターのステータスを定期的にチェックしていたために生じていました。各クエリーで VDSM は、Unix ドメインソケット経由で ovirt-ha-broker デーモンのステータスを確認していました。VDSM と ovirt-ha-broker 間の通信はタイムアウトを強制していませんでした。ストレージの問題からの復旧を試みるなど、ovirt-ha-broker が再起動すると、VDSM 要求が失われ、VDSM および RHV Manager が無期限に待機する原因となる可能性がありました。

現在のリリースではこの問題は修正されています。VDSM と ovirt-ha-broker 間の通信チャネルで、タイムアウトを強制するようになりました。ovirt-ha-broker が特定のタイムアウト期間内に VDSM に応答できない場合、VDSM はセルフホストエンジンエラーを RHV Manager に報告します。

BZ#1720795

以前は、Manager はデータドメインではなく、ISO ドメインでのみゲストツールを検索していました。現在のリリースではこの問題を修正しています。Manager がデータドメインまたは ISO ドメイン上の新しいツールを検出すると、Windows 仮想マシンのマークが表示されるようになりました。

BZ#1721804

今回の更新以前は、Manager がピリオドで終わる名前の仮想マシンの起動をサポートしていても、libvirt はサポートしていませんでした。このため、名前がピリオドで終わる仮想マシンを起動することができませんでした。今回の更新により、管理ポータルおよび REST API では、仮想マシンの名前をピリオドで終わらせないようになり、この問題は解決されました。

BZ#1722854

以前は、VDSM の起動中に、ネットワークフィルター vdsm-no-mac-spoofing の定義を削除および再作成し、フィルターが最新の状態にあることを確認していました。これにより、VDSM の起動中にタイムアウトが発生することがありました。現在のリリースではこの問題は修正されています。フィルターを削除して再作成する代わりに、VDSM の起動時に vdsm-no-mac-spoofing フィルターが更新されます。この更新は、このフィルターを使用する vNIC の数に関係なく、1 秒未満の時間がかかります。

BZ#1723668

以前は、仮想マシンのシャットダウン中に VDSM コマンドの Get Host Statistics が JSON-RPC 内部エラー ({'reason': '[Errno 19] vnet<x> is not present in the system'}) で失敗することが時々ありました。統計を収集している間に、シャットダウンによってインターフェースが消えてしまう可能性があったため、このような失敗が発生しました。現在のリリースではこの問題は修正されています。このような障害が報告されないようになりました。

BZ#1724002

以前は、cloud-init は、FIPS が有効なホストでは使用できませんでした。今回の更新により、cloud-init は FIPS が有効になっているホストで使用できるようになりました。

BZ#1724959

以前は、VM ポータルの「バージョン情報」ダイアログで、問題を報告するための GitHub へのリンクが提供されていました。しかし、RHV のお客様は、カスタマーポータルを使用して問題を報告する必要がありました。現在のリリースではこの問題は修正されています。「バージョン情報」ダイアログで、Red Hat カスタマーポータルへのリンクが提供されるようになりました。

BZ#1728472

以前は、Linux カーネルがデフォルトのゲートウェイ IPv6 ルーター広告を適用し、IPv6 ルーティングテーブルが RHV によって設定されていなかったため、RHV Manager はネットワークの同期が取れていないことを報告していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。IPv6 ルーティングテーブルは RHV によって設定されています。NetworkManager は、デフォルトのゲートウェイ IPv6 ルーター広告を管理します。

BZ#1729511

Red Had Virtualization 4.3 のインストールまたはアップグレード中に、CA 証明書の PKI 組織名に ASCII 文字以外の文字が含まれる場合、engine-setup は失敗していました。本リリースでは、engine-setup のアップグレードプロセスは正常に完了します。

BZ#1729811

以前は、vm_dynamic データベーステーブルの guest_cur_user_name は 255 文字に制限されていましたが、およそ 100 人超のユーザー名には十分ではありませんでした。その結果、ログインするユーザーが多すぎると、テーブルの更新でエラーが発生し、失敗していました。現在のリリースでは、フィールドタイプを VARCHAR(255) から TEXT に変更することで、この問題を修正しています。

BZ#1730264

以前は、ユーザーに表示可能な名前が 15 文字を超えるネットワークで、ポートミラーリングを有効にすると失敗していました。これは、ポートミラーリングが、ユーザーに表示される長いネットワーク名 (有効なネットワーク名ではない) の使用を試みていたために生じていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ポートミラーリングは、ユーザーに表示可能な名前ではなく、VDSM ネットワーク名を使用するようになりました。したがって、ユーザーに表示可能な名前が 15 文字を超えるネットワークのポートミラーリングを有効にすることができます。

BZ#1731212

以前は、RHV のランディングページはスクロールに対応していませんでした。画面の解像度が低いため、ユーザーによっては管理ポータルまたは VM ポータルのログインメニューオプションを使用することができませんでした。現在のリリースでは、ランディングページとログインページを PatternFly 4 に移行し、水平および垂直スクロールバーを必要に応じて表示することで、この問題を修正しています。ユーザーは、画面の解像度やズーム設定に関係なく、画面全体にアクセスできます。

BZ#1731590

今回の更新以前は、仮想マシンの 1 つ以上のディスクのスナップショットが存在しないか、または active が「true」に設定されたイメージがない仮想マシンのスナップショットをプレビューすると、null ポインター例外がログに表示され、仮想マシンはロックされたままの状態となっていました。今回の更新により、スナップショットプレビューが実行される前に、データベースクエリーが一連の仮想マシンイメージ内に破損したイメージがないかどうかをチェックするようになりました。クエリーが破損したイメージを見つけると、プレビュー操作はブロックされます。破損したイメージを修正すると、プレビュー操作が有効になります。

BZ#1733227

以前は、外部プロバイダーのインポートの Next ボタンを押すと、VMware などの外部プロバイダーから仮想マシン (VM) をインポートできないという問題がありました。現在のリリースではこの問題は修正され、ユーザーは外部プロバイダーから仮想マシンをインポートできるようになりました。

BZ#1733843

以前は、エクスポート操作を実行しているホストで仮想マシンが実行されている場合は、仮想マシン (VM) の Open Virtual Appliance (OVA) ファイルアーカイブへのエクスポートに失敗していました。エクスポートプロセスは、仮想マシンのスナップショットが作成されたために失敗し、イメージが使用されている間は、RHV Manager は仮想マシンを削除できませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。仮想マシンが実行されている場合、RHV Manager はイメージの破棄を省略します。実行中の仮想マシンの OVA のエクスポートは成功します。

BZ#1737234

以前は、RHV Manager に API コマンドを送信して存在しない ISO を仮想マシンにアタッチすると、空の CD をアタッチしたり、既存のものをそのままにしたりしていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。Manager は指定された ISO が存在するかどうかを確認し、存在しない場合はエラーをスローするようになりました。

BZ#1739377

以前は、スナップショットを作成しても、ゲスト OS の Cloud-Init/Sysprep 設定を正しく保存していませんでした。スナップショットから仮想マシンのクローンを作成しようとした場合、ゲスト OS を初期化する有効な値がありませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、スナップショットを作成すると、ゲスト OS の Cloud-Init/Sysprep 設定が正しく保存されます。

BZ#1741792

以前は、RHV Manager が電源管理コマンドを使用してノードを再起動できたため、LUKS のみの使用は問題でした。ただし、ノードは、ユーザーによる復号化/オープン/ロック解除のパスフレーズの入力を待っていたため、再起動しませんでした。本リリースでは、Red Hat Virtualization Host (RHVH) イメージに clevis RPM を追加することで、この問題を修正しています。これにより、Manager は TPM または NBDE を使用して RHVH を自動的にロック解除/復号化/オープンすることができます。

BZ#1743269

以前は、RHV をバージョン 4.2 から 4.3 にアップグレードすると、すべてのユーザーに 10-setup-ovirt-provider-ovn.conf ファイルを読み取るパーミッションが付与されていました。現在のリリースではこの問題は修正され、ファイルには不要なパーミッションが付与されなくなりました。

BZ#1743296

今回の更新以前は、マシンの詳細の取得に GUID ではなくマシン名が使用されていたため、同じ名前のテンプレートまたは仮想マシンを別のデータセンターに保存した場合、テンプレートまたは仮想マシンを選択しても、適切な詳細は表示されていませんでした。今回の更新では、クエリーが仮想マシンの GUID を使用するので、正しい詳細が表示されるようになりました。

BZ#1745384

以前は、「ネットワークの設定」ダイアログの IPv6 ゲートウェイを更新しようとすると、ネットワークアタッチメントから削除されていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。関連するネットワークにデフォルトのルートロールがある場合は、IPv6 ゲートウェイを更新できます。

BZ#1746699

今回の更新以前は、virt-v2v で作成されたディスクのコピーで Invalid parameter:'DiskType=1' という無効なパラメーターの例外が発生し、失敗していました。今回のリリースで、ディスクのコピーは正常に実行されるようになりました。

BZ#1746700

ovirt-host-deploy パッケージは otopi を使用します。以前では、otopi は /root/.ssh/authorized_keys で非 ASCII テキストを処理できなかったため、エラーメッセージ「'ascii' codec can’t decode byte 0xc3 in position 25: ordinal not in range(128)」が生成され、失敗していました。新しいリリースでは、Unicode 文字のサポートを otopi に追加することで、この問題を修正しています。

BZ#1749347

以前は、変換に失敗した systemd ユニットはホストから削除されていませんでした。サービス名がすでに「使用」されていたため、競合が発生し、その後の変換が開始されない可能性がありました。 現在のリリースではこの問題は修正されています。変換に失敗するとユニットが明示的に削除されるため、その後の変換を妨げることはなくなりました。

BZ#1749630

以前は、slab 回収可能なメモリーをカウントしていなかったため、仮想マシンが実行されていないホストでは、非常に高いメモリー使用量が管理ポータルで表示されていました。そのため、仮想マシンをそのホストに移行することはできませんでした。現在のリリースでは、この問題は修正されています。ホストのメモリーの空き容量が適切に評価されます。

BZ#1750212

以前は、LUN ディスクを使用する仮想マシンのスナップショットを削除しようとすると、RHV はそのイメージ ID を誤って解析し、その値として「mapper」を使用していました。この問題では null ポインター例外 (NPE) が発生し、削除に失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正され、イメージ ID が正しく解析され、スナップショットは正常に削除されるようになりました。

BZ#1750482

以前は、VM ポータルを使用して Windows OS を使用するように仮想マシンを設定する際に、エラーメッセージ「Invalid time zone for given OS type」が生成され、失敗していました。 これは、Windows OS 用の仮想マシンのタイムゾーンが正しく設定されていなかったために生じていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。仮想マシンテンプレートまたは仮想マシンのタイムゾーンが仮想マシン OS と互換性がない場合は、デフォルトのタイムゾーンを使用します。Windows の場合、このデフォルトは「GMT Standard Time」になります。他の OS の場合は「Etc/GMT」です。VM ポータルを使用して、Windows OS を使用するように仮想マシンを設定できるようになりました。

BZ#1751215

以前は、RHV バージョン 4.1 から 4.3 にアップグレードすると、バージョン 4.1 のデフォルトのディスプレイは VGA であるため、セルフホストエンジンの仮想マシンのグラフィカルコンソールがロックされていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。バージョン 4.3 にアップグレードする際に、デフォルトのディスプレイが VNC に変更されます。その結果、Hosted-Engine 仮想マシンのグラフィカルコンソールを変更できるようになりました。

BZ#1754363

今回のリリースにより、Red Hat Virtualization Manager が実行する DNS 設定 SQL クエリーの数が大幅に削減され、Manager のスケーリング機能が向上しました。

BZ#1756244

以前は、.local の FQDN を持つ IPv4 専用ホストでは、デプロイメントは、障害が発生するまで利用可能な IPv6 プレフィックスを検索してループを続けていました。これは、hosted-engine 設定がホストのリンクローカル IP アドレスを選択するためです。hosted-engine 設定では、Engine およびホストのいずれかがリンクローカルアドレスを使用する場合、Engine およびホストを同じサブネット上に確実に存在させることはできませんでした。ルーティングネットワーク経由で到達可能にするには、Engine はリンクローカルアドレスを使用しないでください。現在のリリースではこの問題は修正されています。ホスト名がリンクローカル IP アドレスに解決されていても、hosted-engine 設定はリンクローカル IP アドレスを無視し、別の IP アドレスをホストのアドレスとして使用することを試みます。hosted-engine は、ホスト名がリンクローカルアドレスへ解決されていてもホストにデプロイできます。

BZ#1759388

以前は、ExecStopPost は VDSM サービスファイルに存在していました。つまり、VDSM を停止した後、その子プロセスの一部が継続され、場合によってはデータの破損が生じる可能性がありました。現在のリリースではこの問題は修正されています。VDSM サービスから ExecStopPost を削除します。その結果、VDSM を終了すると、その子プロセスも停止します。

BZ#1763084

以前は、コモンネーム (CN) に IP アドレスが含まれていた無効なホスト証明書が原因で、一部の移行に失敗していました。また、ホスト名の照合での CN の使用が廃止されたことも原因でした。現在のリリースでは、ホストのインストール中、ホストのアップグレード中、および証明書の登録中にサブジェクトオルターナティブ名 (SAN) を入力することで、この問題は修正されています。定期的な証明書の検証には SAN フィールドが含まれ、入力されていない場合はエラーが発生します。

BZ#1764943

以前は、仮想マシンのスナップショットの作成中に、仮想マシンのファイルシステムをフリーズさせる VDSM のコマンドが、スナップショットコマンドの 3 分間のタイムアウト時間を超えると、スナップショットの作成に失敗し、仮想マシンおよびディスクがロックされていました。

現在のリリースは、エンジン設定に 2 つのキーと値のペアを追加します。これらは engine-config ツールを使用して設定できます。

  • LiveSnapshotPerformFreezeInEnginetrue に設定することで、Manager は仮想マシンのファイルシステムのスナップショットを作成する前に、その仮想マシンのファイルシステムをフリーズできるようになります。
  • LiveSnapshotAllowInconsistenttrue に設定することで、Manager は仮想マシンのファイルシステムのフリーズに失敗した場合に、スナップショットの作成を継続できるようになります。

BZ#1769339

以前は、ユーザーインターフェースおよび REST API が getNewSize パラメーターを無視していたため、フローティング QCOW ディスクを拡張しても動作しませんでした。現在のリリースではこの問題は修正され、フローティング QCOW ディスクを拡張できるように設定が検証されるようになりました。

BZ#1769463

以前は、大規模な環境では、クラスター一覧のリクエストに対する oVirt の REST API の応答は遅延していました。この遅延は、クラスター上の非同期ホストに関するエンジンデータベースからの多くの余分のデータ (最終的に応答に含まれず) を処理していたことが原因でした。現在のリリースではこの問題は修正されています。クエリーは余分のデータを排除し、API はすぐに応答します。

BZ#1770237

以前は、仮想マシン (VM) インスタンスタイプの「編集および作成」ダイアログに vNIC プロファイルエディターが表示されていました。これにより、vNIC プロファイルをインスタンスタイプに関連付けることができるという印象をユーザーに与えましたが、これは正しくありません。現在のリリースでは、インスタンスの「編集および作成」ダイアログから vNIC プロファイルエディターが削除され、この問題は修正されています。

BZ#1770889

以前は、VDSM は Host.getStats メッセージを送信しませんでした。Host.getStats メッセージの説明フィールドを utf-8 に変換しなかったため、JSON レイヤーが失敗する原因となっていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。VDSM が Host.getStats メッセージを送信できるように、説明フィールドを utf-8 に変換します。

BZ#1775248

以前は、仮想マシンの起動時に、USB、チャネル、および PCI デバイスのエイリアスの問題が、engine.log で WARN および ERROR メッセージを生成していました。

RHV Manager は、USB コントローラーデバイスのエイリアスから GUID を省略しました。この情報は、USB デバイスのデータベースインスタンスとエイリアスを相互に関連付けるために後で必要になります。その結果、デバイスが重複して作成されていました。これとは別に、エイリアスに GUID が含まれていないチャネルおよび PCI デバイスも例外をスローし、警告の原因となっていました。

現在のリリースでは、これらの問題は修正されています。仮想マシンの起動時の USB コントローラーデバイスによる正しいエイリアスの送信を阻止していたコードが削除されました。GUID がドメイン XML 内の USB コントローラーデバイスのエイリアスに追加されます。また、GUID 変換コードからチャネルと PCI コントローラーをフィルタリングし、これらのデバイスの例外発生の警告を出力しないようにします。

BZ#1777954

以前は、管理ポータルの仮想マシンテンプレートの一覧で、ページングのバグにより、ページが 1 ページおきに表示されなくなり、それらのページのテンプレートも表示されなくなっていました。現在のリリースではこの問題は修正され、テンプレートのすべてのページが正しく表示されるようになりました。

BZ#1781095

この更新以前は、部分的なクリーンアップがサポートされていない場合でも、engine-cleanup コマンドを使用すると、削除するコンポーネントの選択を求めるプロンプトが表示され、部分的なクリーンアップを行うことができました。これにより、システムが破損していました。この更新によりプロンプトが表示されなくなり、完全なクリーンアップのみが可能となりました。

BZ#1783180

以前は、virt-ssbd CPU フラグがない AMD EPYC CPU の問題により、Hosted Engine のインストールが阻止されていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。

BZ#1783337

以前は、名前変更ツールは websocketproxy 証明書を更新せず、エンジン設定の WebSocketProxy 値を更新しませんでした。これにより、VNC ブラウザーコンソールがサーバーに接続できないなどの問題が発生しました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、ovirt-engine-rename は Websocket プロキシーを適切に処理するようになりました。証明書を再生成し、サービスを再起動して、WebSocketProxy の値を更新します。

BZ#1783815

以前は、仮想マシン (VM) が SIGTERM によって強制的にシャットダウンされた場合、VDSM は、仮想マシンがシャットダウンされた理由に関する情報を含む libvirt シャットダウンイベントを処理せず、ゲストがクリーンシャットダウンを開始したかのように評価していたケースがありました。現在のリリースではこの問題は修正されています。VDSM はシャットダウンイベントを処理し、Manager は想定通りに高可用性仮想マシンを再起動します。

BZ#1784049

以前は、RHEL 6 などの古いオペレーティングシステムで仮想マシン (VM) を実行し、BIOS タイプが Q35 チップセットであった場合は、カーネルパニックが発生していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。仮想マシンに古いオペレーティングシステムがあり、BIOS タイプが Q35 チップセットである場合は、一部のデバイスに VirtIO-transitional モデルを使用することで、仮想マシンが正常に実行されるようになりました。

BZ#1784398

以前は、管理ポータルの UI リグレッションのバグにより、システムパーミッションをユーザーに追加できませんでした。たとえば、システムパーミッションの追加 をクリックし、割り当てるロール を選択して OK をクリックしても機能しませんでした。現在のリリースでは、システムパーミッションをユーザーに追加できるように問題を修正しています。

BZ#1785364

以前は、バックアップを復元する際に engine-setup は ovn-northd を再起動しなかったため、ssl/tls 設定は古くなっていました。今回の更新で、復元された ssl/tls ovn-northd が、復元された ssl/tls 設定を再読み込みするようになりました。

BZ#1785615

以前は、コンソール内で ISO ドメイン (ファイル → CD の変更) をマウントしようとすると、REST API v3 が非推奨のため、エラーメッセージ「Failed to perform 'Change CD' operation」が表示され、失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。REST API v4 を使用するように Remote Viewer がアップグレードされ、コンソール内で ISO ドメインをマウントできるようになりました。

BZ#1788424

以前は、VirtIO-SCSI ドライブを無効にし、直接 LUN がアタッチされている仮想マシンをインポートした場合、エラーメッセージ「Cannot import VM」が表示され、インポート検証に失敗していました。VirtIO-SCSI は、仮想マシンエラーに対して無効にされています。これは、VirtIO-SCSI ドライブが仮想マシンにアタッチされたままであることを検証で確認しようとしたために発生しました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ディスクインターフェースタイプが VirtIO-SCSI ではない場合は、検証で VirtIO-SCSI ドライブは検索されません。ディスクインターフェースタイプは代替ドライバーを使用し、検証にパスします。

BZ#1788783

以前は、仮想マシンの移行時に、実行中のゲストエージェントに関する情報が常に移行先ホストに渡される訳ではありませんでした。このような場合、移行先ホストの移行された仮想マシンは、after_migration ライフサイクルイベント通知を受信しませんでした。今回の更新でこの問題は修正されています。after_migration 通知は想定通りに機能するようになりました。

BZ#1793481

今回の更新以前は、管理ポータルから、または REST API を使用して、増分バックアップ用に RAW 形式のディスクを有効にすることができましたが、増分バックアップは RAW 形式のディスクをサポートしないため、バックアップに失敗していました。

今回の更新で、QCOW2 形式のディスクの増分バックアップのみを有効化できるようになり、RAW 形式のディスクを含むことはできなくなりました。

BZ#1795886

この更新以前は、増分バックアップが RAW 形式のディスクをサポートしていなくても、RAW 形式のディスクを含む増分バックアップ操作の検証に成功していました。今回の更新で、RAW 形式のディスクを持つ仮想マシンに対する完全なバックアップ操作では検証に成功するようになりましたが、RAW 形式のディスクを持つ仮想マシンの増分バックアップ操作では検証に失敗します。

BZ#1796811

apache-sshd ライブラリーは、rhvm-dependencies パッケージにバンドルされなくなりました。apache-sshd ライブラリーは、独自の rpm パッケージにパッケージ化されるようになりました。

BZ#1798175

以前はリグレッションにより、KVM インポートは失敗し、例外が発生していました。これは、StreamAdapter の readinto 関数がないことが原因でした。現在のリリースではこの問題は修正され、KVM インポートは機能するようになりました。

BZ#1798425

以前は、ソースバージョンの変数が null の場合、仮想マシンのインポートに失敗していました。この更新により、ソース互換バージョンの検証が廃止され、ソースバージョン変数が null の場合でも、インポートが正常に実行されるようになりました。

BZ#1801205

以前のバージョンでは、HA に設定された仮想マシンプールを実行できませんでした。仮想マシンプールはステートレスです。それにもかかわらず、ユーザーは HA をサポートするようにプールに仮想マシンを設定することができましたが、仮想マシンを起動できませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。これにより、ユーザーが仮想マシンプールを設定して HA をサポートできないようにするため、HA チェックボックスは無効になります。その結果、ユーザーは HA をサポートするように仮想マシンプールを設定できなくなりました。

BZ#1806276

以前は、ovirt-provider-ovn ネットワークプロバイダーは RHV 4.3.9 Hosted-Engine で機能していませんでした。これは、FDP 20.A (bug 1791388) により、OVS/OVN サービスの SSL/TLS 秘密鍵ファイル読み取りパーミッションがなくなったために発生しました。現在のリリースではこの問題は修正され、SSL/TLS 秘密鍵ファイルのパーミッションが更新されるようになりました。OVS/OVN はキーファイルを読み取り、想定通りに機能します。

BZ#1807937

以前は、1 回実行 (Run Once) 設定での仮想マシンの実行が失敗すると、RHV Manager は別のホストで標準設定で仮想マシンの実行を試みました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在では、1 回実行 (Run Once) が失敗すると、RHV Manager は別のホストで 1 回実行 (Run Once) 設定の仮想マシンの実行を試みます。

BZ#1808788

以前は、仮想マシンの設定で NUMA ノードが指定されていない場合に仮想マシンを実行しようとすると、サポートされていない設定エラーが発生し、失敗していました。これは、ドメイン XML に NUMA ノードセクションがなかったことが原因で発生しました。仮想マシンを実行するには少なくとも 1 つの NUMA ノードが必要です。現在のリリースではこの問題は修正されています。ユーザーが NUMA ノードを指定していない場合、仮想マシンは NUMA ノードセクションを生成します。その結果、利用可能なオフライン CPU の数に関係なく、NUMA ノードが指定されていなかった仮想マシンが起動します。

BZ#1809875

この更新以前は、イメージ情報を収集するデータセンターごとのループの問題が原因で、最後に収集したデータセンター以外のデータセンターの解析データが不完全となっていました。今回の更新により、すべてのデータセンターで情報が適切に収集され、この問題は解決されました。

BZ#1810893

以前は、管理ポータルを使用してストレージドメインをインポートすると、NFS ストレージサーバーのカスタムマウントオプションが省略されていました。現在のリリースでは、カスタムのマウントオプションを追加することでこの問題は修正されています。

BZ#1812875

以前は、管理ポータルの言語がフランス語に設定されていた場合、ユーザーは仮想マシンを作成することができませんでした。これは、フランス語のユーザーインターフェースで翻訳されていない箇所があったことが原因でした。現在のリリースではこの問題は修正されています。翻訳されていない箇所が翻訳されました。ユーザーは、管理ポータルの言語がフランス語に設定されている場合でも、仮想マシンを設定および作成することができます。

BZ#1813028

以前は、ループデバイスがないホストから Open Virtual Appliance (OVA) ファイルとして仮想マシン (VM) をエクスポートし、別の場所で OVA をインポートした場合、作成される仮想マシンのディスクは空 (OS なし) で、実行できませんでした。これは、ループデバイスがないことに関連するタイミングおよびパーミッションの問題が原因でした。現在のリリースでは、タイミングおよびパーミッションの問題を修正しています。その結果、仮想マシンから OVA へのエクスポートにはゲスト OS が含まれるようになりました。現在では、OVA から仮想マシンを作成すると、仮想マシンを実行することができます。

BZ#1816327

以前は、同じホスト上ですでに実行中の仮想マシン (VM) を起動しようとすると、VDSM による対応が遅すぎるため、ホスト上の仮想マシンが RHV Manager から非表示になっていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。同じホスト上で実行中の仮想マシンを起動しようとすると、VDSM は即座にこれを拒否します。

BZ#1816777

以前は、VM ポータルから noVNC へコンソールを開始する場合、コンソールの開始時に 'path' パラメーターがないため、コンソールは動作しませんでした。本リリースでは 'path' は必須ではなく、'path' が提供されなくても、noVNC コンソールを開始できまるようになりました。

BZ#1819299

以前は、メモリースナップショットを読み込む際に、RHV Manager は既存のデバイス ID を読み込みませんでした。その代わりに、各デバイスに新しい ID が作成されていました。Manager は ID とデバイスを相互に関連付けることができず、デバイスがアンプラグされているかのように扱いました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在では、Manager はデバイス ID を消費し、ID とデバイスを相互に関連付けします。

BZ#1819960

以前は、ovirt-engine-sdk の更新テンプレートスクリプトの例を使用して OVF 設定から仮想マシンまたはテンプレートをインポートした場合、null ポインター例外 (NPE) が発生し、失敗していました。スクリプトの例では、ストレージプール ID およびソースストレージドメイン ID が提供されていなかったことが原因で失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。スクリプトはイメージから正しい ID 値を取得し、テンプレートのインポートに成功するようになりました。

BZ#1820140

以前は、RHV Manager がセルフホストエンジンとして実行している場合、ユーザーはセルフホストエンジンの仮想マシンでメモリーをホットプラグし、ホストの物理メモリーを超える可能性がありました。この場合、メモリー不足により仮想マシンの再起動が失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ユーザーが、セルフホストエンジンの仮想マシンのメモリーをアクティブなホストの物理メモリーを超過するように設定することを防ぎます。セルフホストエンジンの仮想マシンのメモリーがアクティブなホストの物理メモリーよりも小さい設定のみを保存することができます。

BZ#1821164

RHV Manager が仮想マシン (VM) のスナップショットを作成している間、ファイルシステムのフリーズの試行中にタイムアウトし、失敗する可能性があります。失敗した場合、複数の仮想マシンが同じ論理ボリュームにデータを書き込むことが可能となり、そのボリューム上のデータが破損することになります。現在のリリースでは、スナップショットを作成する前に Manager が仮想マシンのゲストファイルシステムをフリーズするように設定すると、この状態を防ぐことができます。この動作を有効にするには、engine-configuration ツールを実行し、LiveSnapshotPerformFreezeInEngine キーと値のペアを true に設定します。

BZ#1822479

以前は、クリーンアップ後に RHV Manager を Hosted Engine として再デプロイすると、libvirtd サービスが起動できませんでした。これは、libvirtd-tls.socket サービスがアクティブなために生じていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ovirt-hosted-engine-cleanup ツールを実行すると、libvirtd-tls.socket サービスが停止しました。RHV Manager を Hosted Engine として再デプロイすると、libvirtd サービスは起動します。

BZ#1826248

以前は、'Host console SSO' 機能は、RHEL 8 のデフォルトの Python である Python3 では機能しませんでした。このコードは当初、Python2 向けに作成されたもので、Python3 向けに適切な変更はされていませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。'Host console SSO' 機能は Python3 で動作します。

BZ#1830730

以前は、DNS クエリーテストがタイムアウトした場合、ログメッセージは生成されませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。DNS クエリーがタイムアウトすると、broker.log に「DNS query failed」のメッセージが表示されます。

BZ#1832905

以前のバージョンでは、pg_restore がエラーを出力した場合でも、engine-backup --mode=verify はパスしていました。現在のリリースではこの問題は修正されています。pg_restore がエラーを出力すると、engine-backup --mode=verify コマンドは失敗します。

BZ#1834523

以前は、実行中の仮想マシンにスマートカードを追加または削除することはできませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。スマートカードを追加または削除すると、この変更が仮想マシンの次の実行設定に保存されます。管理ポータルで、仮想マシンは次の実行設定が存在することを示し、「Smartcard」を変更されたフィールドとして一覧表示します。仮想マシンを再起動すると、新しい設定が仮想マシンに適用されます。

BZ#1834873

以前は、特定の NUMA 以外の CPU トポロジーでホスト機能の取得に失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正され、これらのトポロジーのホスト機能は正しく報告されるようになりました。

BZ#1835096

以前は、ストレージエラーによりライブスナップショットの作成に失敗しても、RHV Manager は成功したと誤った報告していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在では、スナップショットの作成に失敗した場合、Manager は失敗したことを正しく表示できるようになりました。

BZ#1836609

以前では、slot パラメーターは文字列として解析され、これが原因で Ansible スクリプトを使用してテンプレートから仮想マシンを作成する際にディスクのロールバックに失敗していました。管理ポータルを使用してテンプレートから仮想マシンを作成する際、このような障害は発生しなかった点に注意してください。今回の更新により、ディスクのロールバックと仮想マシンの作成が成功するように、slot パラメーターは int として解析されています。

BZ#1837266

以前は、RHV バージョン 4.3 でセルフホストエンジンとして実行中の RHV Manager のバックアップを作成した場合、RHV バージョン 4.4 での復元は特定の CPU 設定で失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在では、これらの CPU 設定を使用した RHV Manager の復元は成功するようになりました。

BZ#1838439

以前は、RHV 4.4 のベータバージョンで、互換性バージョン 4.2 のクラスターにホストを追加した後にクラスターを編集すると、BIOS タイプ を以前の自動的に検出された値から クラスターのデフォルト へリセットしていました。その結果、チップセットクラスターのデフォルト に存在しないため、仮想マシンは実行できませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。これにより、BIOS タイプ の元の値を保存し、クラスターの編集時に変更されないようにします。その結果、通常はクラスタープロパティーの編集後に、仮想マシンを作成し、実行できます。

BZ#1838493

以前は、LiveSnapshotPerformFreezeInEngine が True に設定されている間にライブメモリースナップショットを作成すると、復元されたメモリースナップショットをプレビューまたはコミットする際に、仮想マシンのファイルシステムがフリーズするという問題が発生していました。本リリースでは、メモリースナップショットからプレビュースナップショットを作成すると、仮想マシンは正常に実行されるようになりました。

BZ#1839967

以前は、ovirt-engine-rename を実行するとエラーが生成され、Python 3 が urlparse の名前を urllib.parse に変更していたため、失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。ovirt-engine-renameurllib.parse を使用して正常に実行されるようになりました。

BZ#1842260

以前は、メトリクスおよびログを OCP 上にない Elasticsearch に送信する場合、Elasticsearch 証明書も使用せずに usehttpsfalse に設定できませんでした (use_omelasticsearch_cert: false)。そのため、https を使用せずにデータを Elasticsearch に送信することができませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、変数「usehttps」を想定どおりに設定し、https を使用せずにデータを Elasticsearch に送信できるようになりました。

BZ#1843089

本リリース以前は、セルフホストエンジンのデプロイメント中にローカルストレージプールが作成されても削除されていなかったため、ストレージプールの残りがそのままとなっていました。本リリースでは、セルフホストエンジンのデプロイメント後にクリーンアップが適切に実行され、ストレージプールの残りはなくなりました。

BZ#1845473

以前は、仮想マシンまたはテンプレートを OVA ファイルにエクスポートすると、OVF メタデータファイルの形式が誤って「RAW」に設定されていました。この問題では、OVA ファイルの使用により問題が発生していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。OVA にエクスポートすると、OVF メタデータファイルの形式が「COW」に設定されます。これは、ディスクの実際の形式である qcow2 を表しています。

BZ#1847513

クラスターの互換バージョンを変更すると、仮想マシンの互換バージョンを更新することもできます。更新に失敗すると、変更はロールバックされます。以前は、チップセットおよびエミュレーションする仮想マシンタイプはクラスター更新の一部ではありませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。現在は、クラスターの互換バージョンを更新すると、チップセットとエミュレーションする仮想マシンタイプを更新することもできます。

BZ#1849275

以前は、ホスト上のストレージブロックデバイスに対してブロックパスが利用できない場合、RHV Manager はそのホストからのホストデバイスを処理できませんでした。現在のリリースではこの問題は修正されています。ブロックパスがなくても Manager はホストデバイスを処理できます。

BZ#1850117

以前は、`hosted-engine --set-shared-config storage` コマンドは、Hosted Engine ストレージの更新に失敗していました。今回の更新で、コマンドが機能するようになりました。

BZ#1850220

ユーザーエイリアスが RHV バージョン 4.2 で導入されてから再起動されていない古い仮想マシンは、libvirt が作成した古いデバイスエイリアスを使用します。現在のリリースでは、古いデバイスエイリアスのサポートが追加され、それらのエイリアスを新しいユーザーエイリアスにリンクして、相関問題およびデバイスがアンプラグされることを防ぎます。

6.1.2. 機能拡張

Red Hat Virtualization の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。

BZ#854932

現在のリリースの REST API は、フローティングディスクに以下の更新可能なディスクプロパティーを追加します。

  • イメージディスクの場合: provisioned_size、alias、description、wipe_after_delete、shareable、backup、disk_profile
  • LUN ディスクの場合: alias、description、shareable
  • Cinder および 管理対象ブロックのディスクの場合: provisioned_size、alias、description

http://ovirt.github.io/ovirt-engine-api-model/4.4/#services/disk/methods/update を参照してください。

BZ#1080097

本リリースでは、管理ポータルの「ストレージ > ディスク」タブで、フローティングディスクのプロパティーを編集できるようになりました。たとえば、ユーザーはディスクの 説明エイリアス、および サイズ を編集できます。

BZ#1107803

今回の機能拡張により、oVirt は NetworkManager および NetworkManager のステートフルな設定 (nmstate) を使用してホストのネットワークを設定するようになりました。以前の実装では、CentOS 8 で非推奨となった network-scripts が使用されていました。NetworkManager のこの使用方法は、ソフトウェアコンポーネントとコードを共有する上で役立ちます。これにより、oVirt は RHEL ベースのソフトウェアとの統合性が向上しました。たとえば、Cockpit Web インターフェースはホストのネットワーク設定を確認でき、oVirt は Anaconda インストーラーで作成されたネットワーク設定を読み取ることができるようになりました。

BZ#1179273

VDSM の ssl_protocolssl_excludes、および ssl_ciphers 設定オプションは削除されました。詳細は、https://www.redhat.com/en/blog/consistent-security-crypto-policies-red-hat-enterprise-linux-8 を参照してください。

暗号化設定を微調整するには、暗号化ポリシーを変更または作成します。たとえば、安全でない TLSv1 または TLSv1.1 を依然として使用しているレガシーシステムとホストが通信する場合は、以下を使用して暗号化ポリシーを LEGACY に変更します。

# update-crypto-policies --set LEGACY

BZ#1306586

フロッピーデバイスは、互換バージョン 4.4 以降の sysprep インストール用に CDROM デバイスに置き換えられました。

BZ#1325468

高可用性仮想マシン (HA 仮想マシン) がクラッシュすると、RHV Manager はいつまでも再起動を試みます。最初は、次の再起動までの待機時間は短いです。再起動の試行に失敗した回数が指定した回数に達すると、次の再起動までの待機時間は長くなります。

また、Manager はクラッシュした HA 仮想マシンを優先度の高い順に起動します。この時、優先度の高い仮想マシンが 'Up' になるまで、優先度の低い仮想マシンを待機させます。

現在のリリースでは、新しい設定オプションが追加されました。

  • RetryToRunAutoStartVmShortIntervalInSeconds: 短い待機時間 (秒単位)。デフォルト値は 30 です。
  • RetryToRunAutoStartVmLongIntervalInSeconds: 長い待機時間 (秒単位)。デフォルト値は 1800 (30 分) です。
  • NumOfTriesToRunFailedAutoStartVmInShortIntervals: 長い待機時間へ切り替える前に短い待機時間で再起動を試行する回数。デフォルト値は 10 回です。
  • MaxTimeAutoStartBlockedOnPriority: 優先度の低い仮想マシンを起動するまでの最大待機時間 (分単位)。デフォルト値は 10 分です。

BZ#1358501

複数のホストにまたがるネットワーク操作には長い時間がかかる場合があります。今回の機能拡張では、これらの操作の終了時が示されます。これは管理ポータルのイベントタブと engine.log で開始イベントと終了イベントを記録します。管理ポータルを使用してネットワーク操作をトリガーすると、ポータルでは操作の完了時にポップアップ通知も表示されます。

BZ#1388599

デフォルトの仮想マシンテンプレートでは、現在のリリースにおける「VM Type」のデフォルト設定は「server」に変更されています。 変更前は「desktop」でした。

BZ#1403677

今回の更新により、IPv6 を介して Gluster ストレージネットワークに接続できるようになり、IPv4 は必要なくなりました。

BZ#1427717

現在のリリースでは、仮想マシン (VM) またはホストの作成または編集中にアフィニティーグループを選択する機能が追加されています。以前は、仮想マシンまたはホストを追加する唯一の方法は、アフィニティーグループを編集することでした。

BZ#1450351

今回の更新で、REST API 要求を使用してシャットダウンまたは電源オフを実行する際に、仮想マシンのシャットダウンまたは電源オフの理由を設定できるようになりました。

BZ#1455465

本リリースでは、バンドルされたテンプレートのデフォルトの「optimized for」値の最適化タイプは「Server」に設定されるようになりました。

BZ#1475774

以前は、iSCSI ストレージドメインの作成/管理の際に、操作が長時間に及ぶ可能性があることを示すものはありませんでした。今回のリリースでは、「Loading…​ A large number of LUNs may slow down the operation. (読み込み中…​ 多数の LUN により、操作がスローダウンする可能性があります。)」というメッセージが表示されるようになりました。

BZ#1477049

今回の更新により、ホスト NIC のユーザーは、管理外のネットワークを一目で確認できるようになりました。各 NIC は、そのネットワークの 1 つが oVirt Engine によって管理されていないかどうかを示します。以前は、これを表示するには、ユーザーは「セットアップ」ダイアログを開かなければならず、面倒でした。

BZ#1482465

今回の更新により、クラスターを表示する際は、クラスターの CPU タイプおよび互換バージョン列でソートできるようになりました。

BZ#1512838

現在のリリースで新機能が追加されました。「テンプレートの編集」ウィンドウで「シーリング済み」チェックボックスを使用して、テンプレートがシーリング済みかどうかを指定できます。「コンピュート > テンプレート」ウィンドウに新しい「シーリング済み」列があり、この情報が表示されます。

BZ#1523289

今回の更新で、メトリクス用に設定されていないホスト (Collectd サービスおよび Rsyslog/Fluentd サービスを実行していないホスト) の一覧を確認できるようになりました。

まず、以下を入力して Playbook 'manage-ovirt-metrics-services.yml' を実行します。

# /usr/share/ovirt-engine-metrics/configure_ovirt_machines_for_metrics.sh --playbook=manage-ovirt-metrics-services.yml

次に、/etc/ovirt-engine-metrics/hosts_not_configured_for_metrics ファイルを確認します。

BZ#1546838

現在のリリースでは、'localhost' を FQDN として使用すると、「[WARNING] Using the name 'localhost' is not recommended, and may cause problems later on」という新しい警告が表示されます。

BZ#1547937

今回のリリースで、ストレージのライブマイグレーションのディスク同期ステージに、プログレスバーが追加されています。

BZ#1564280

今回の機能拡張により、SecureBoot を使用した OVMF がサポートされるようになりました。これにより、仮想マシンの UEFI サポートが可能になりました。

BZ#1572155

現在のリリースでは、仮想マシンの現在の状態とアップタイムが「コンピュート > 仮想マシン」の「一般」タブに追加されています。

BZ#1574443

以前は、接続状態とアクティブ化状態の間で切り替えをしている間に、ホストをメンテナンス状態に切り替えると問題が発生していました。本リリースでは、再起動前の初期状態に関係なく、電源管理設定を使用してホストを再起動した後、ホストはメンテナンスモードになります。

BZ#1581417

x86 アーキテクチャーおよび互換バージョン 4.4 以降のすべての新しいクラスターは、BIOS タイプを i440FX チップセットではなく、Q35 チップセットにデフォルトで設定するようになりました。

BZ#1593800

新しい MAC アドレスプールを作成する場合、その範囲が互いに重なったり、既存の MAC アドレスプールの範囲と重なったりしてはいけません。

BZ#1595536

ホストが FIPS モードで実行している場合、VNC プロトコル固有の脆弱なアルゴリズムのため、VNC は通常のパスワードの代わりに SASL 認証を使用する必要があります。現在のリリースでは、FIPS 対応ホストで手動で実行できる Ansible ロールの ovirt-host-setup-vnc-sasl を提供することで、SASL が使いやすくなりました。このロールは以下を行います。

  • 空の SASL パスワードデータベースを作成します。
  • qemu 用の SASL 設定ファイルを準備します。
  • qemu の libvirt 設定ファイルを変更します。

BZ#1600059

以前は、新しい仮想マシンに高可用性を選択すると、ユーザーがまだ選択していない場合は、自動的にリースストレージドメインが起動可能なストレージドメインに設定されていました。本リリースでは、起動可能なストレージドメインが新しい高可用性仮想マシンのリースストレージドメインとして設定されています。

BZ#1602816

以前は、hosted-engine をチーミングデバイスにデプロイしようとすると、続行を試みた後にエラーを生成して失敗しました。現在のリリースではこの問題は修正されています。修正後、チーミングデバイスはフィルタリングされます。チーミングデバイスしか利用できない場合、この問題を説明する明確なエラーメッセージを生成し、デプロイメントを拒否します。

BZ#1603591

今回の機能拡張により、cockpit または engine-setup を使用して RHV Manager をセルフホストエンジンとしてデプロイする際に、NFS バージョンを指定するオプションには、4.0 および 4.2 の 2 つの追加バージョンが含まれるようになりました。

BZ#1622700

以前は、マルチパスが、ローカルデバイスと無関係なエラーを繰り返しログに記録していました。本リリースでは、ローカルデバイスがブラックリストに登録され、無関係なエラーはログに記録されなくなりました。

BZ#1622946

今回の更新で、API はスパースディスクのエクステント情報を報告するようになりました。これらのエクステントは、データ、ゼロで読み取る、または未割り当て (holes) になります。今回の機能拡張により、クライアントは imageio REST API を使用してイメージ転送を最適化し、ゼロおよび未割り当てのエクステントを省略することでストレージ要件を最小限に抑えることができます。

BZ#1640192

今回の更新以前は、ホストで FIPS を有効にすることができました。しかし、エンジンは FIPS を認識しないため、仮想マシンの起動時に qemu の適切なオプションが使用されず、これにより仮想マシンは完全に動作しませんでした。

今回の更新により、管理ポータルでホストの FIPS を有効にすることができ、エンジンは FIPS と互換性のある引数で qemu を使用するようになりました。

ホストの FIPS を有効にするには、「ホストの編集」ウィンドウで「カーネル」タブを選択し、FIPS モードのチェックボックスを選択します。

BZ#1640908

以前は、ファイバーチャネル LUN が数百あった場合、ストレージドメインの追加または管理のための管理ポータルダイアログボックスのレンダリングに時間がかかりすぎて、応答不能になることがありました。今回の機能拡張により、パフォーマンスが向上します。右矢印と左矢印のついた表に LUN の一部が表示され、ユーザーはこれらの矢印をクリックして、次の LUN または前の LUNのセットを確認できるようになりました。その結果、ウィンドウは正常にレンダリングされ、LUN の数に関係なく応答し続けます。

BZ#1641694

今回の更新により、セルフホストエンジンの仮想マシンを一時停止状態で起動できるようになりました。起動するには、以下のコマンドを実行します。

# hosted-engine --vm-start-paused

仮想マシンの一時停止を解除するには、以下のコマンドを入力します。

# hosted-engine --vm-start

BZ#1643886

今回の更新で、クラスターの互換性レベルが 4.4 に設定された RHEL 8.2 を実行しているホストで Windows 仮想マシンの Hyper-V Enlightenment のサポートが追加されました。特に、Windows 仮想マシンは以下の Hyper V 機能に対応するようになりました。

  • reset
  • vpindex
  • runtime
  • frequencies
  • reenlightenment
  • tlbflush

BZ#1647440

現在のリリースでは、新しい機能が追加されています。仮想マシンの一覧ページでは、仮想マシンのタイプアイコンのツールチップに仮想マシンの現在の実行と次の実行の間に変更したフィールドの一覧が表示されます。

BZ#1651406

現在のリリースにより、相互に強制的なポジティブアフィニティーの仮想マシン (VM) のグループを移行できます。

BZ#1652565

本リリースでは、管理ポータルの「ストレージ > ディスク」タブで、フローティングディスクのプロパティーを編集できるようになりました。たとえば、ユーザーはディスクの説明、エイリアス、およびサイズを編集できます。

BZ#1666913

今回の機能拡張により、ネットワーク名にスペースが含まれる場合や 15 文字を超える場合は、RHV Manager がホストネットワークの UUID をベースにネットワーク名を新しい名前に変更することを管理ポータルが通知します。

BZ#1671876

ホストに、(Mode 1) Active-Backup を使用するボンディングされた NIC のペアがあるとします。以前は、ユーザーが 「機能をリフレッシュ」 をクリックし、このボンディングされたペアの現在のステータスを取得していました。現在のリリースでは、有効な NIC が変更されると、管理ポータルおよび REST API のボンディングの状態が更新されます。Refresh Capabilities をクリックする必要はありません。

BZ#1674420

今回の更新では、以下の仮想 CPU モデルのサポートが追加されました。

  • Intel Cascade Lake Server
  • Intel Ivy Bridge

BZ#1679110

この機能拡張により、ポップアップ (トースト) 通知が右上隅から右下隅に移動し、アクションボタンが見えるようになりました。現在の通知は右下隅から現れ、縦幅は最大で 400 px までに設定されています。

BZ#1679730

今回の更新で、ホスト NIC の範囲外にある IPv4 ゲートウェイの静的設定に監査ログ警告が追加されました。ゲートウェイの有効性は、設定された IP アドレスとネットマスクと比較して評価されます。これにより、ユーザーにはより良いフィードバックが提供され、不正確な設定に気づくことができるようになります。

BZ#1683108

今回のリリースで、アフィニティーグループのルールがすべて満たされている (status = ok) か、満たされていない (status = broken) かを示す新しい「status」列がアフィニティグループテーブルに追加されました。このステータスへの「Enforcing」オプションの影響はありません。

BZ#1687345

以前は、RHV Manager は仮想マシンのライブスナップショットを同期した状態で作成していました。スナップショットの作成でタイムアウト期間 (デフォルトが 180 秒) を超えると、操作は失敗していました。これらの障害は、メモリー負荷が大きい仮想マシンや、ストレージの速度が遅いクラスターで発生する傾向がありました。

今回の機能拡張により、ライブスナップショット操作は非同期となり、操作の終了までにかかる時間に関係なく、完了するまで実行されるようになりました。

BZ#1688796

今回の更新では、AAAKerberos/GSSAPI デバッグを有効化するために、新しい設定の変数 AAA_JAAS_ENABLE_DEBUG が追加されました。デフォルト値は false です。

デバッグを有効にするには、以下の内容で /etc/ovirt-engine/engine.conf.d/99-kerberos-debug.conf という名前の新しい設定ファイルを作成します。

AAA_JAAS_ENABLE_DEBUG=true

BZ#1691704

Red Hat Virtualization Manager 仮想マシンは Ignition 設定をサポートするようになり、この機能をサポートするゲスト OS (RHCOS、FCOS など) で、UI または API を介してこれを使用することができます。

BZ#1692709

今回の更新で、各ホストのブートパーティションがカーネルブートパラメーターに明示的に記載されるようになりました。例: boot=/dev/sda1 または boot=UUID=<id>

BZ#1696245

以前は、仮想マシンのクローン作成中に仮想マシンの名前を編集できたのは、「仮想マシンのクローン」ウィンドウでのみでした。今回の機能拡張により、「仮想マシンのクローン」ウィンドウであらゆる仮想マシンの設定をフルカスタマイズできるようになりました。たとえば、仮想マシンを別のストレージドメインにクローンすることができることを意味します。

BZ#1700021

以前は、認証局 ca.pem ファイルがない場合、engine-setup ツールはすべての PKI ファイルを自動的に再生成し、すべてのホストに対して証明書を再インストールまたは再登録する必要がありました。

ca.pem は存在しないものの、他の PKI ファイルがある場合は、すべての PKI ファイルを再生成せずにバックアップから ca.pem を復元するよう engine-setup が指示してきます。バックアップが存在し、このオプションを選択すると、すべてのホストに対して証明書を再インストールしたり、再登録する必要がなくなります。

BZ#1700036

今回の機能拡張により、RHV に DMTF Redfish のサポートが追加されました。この機能を使用するには、管理ポータルを使用して Host のプロパティーを編集します。ホストの「電源管理」タブで + をクリックして、新しい電源管理デバイスを追加します。「フェンスエージェントの編集」ウィンドウで Typeredfish に設定し、エージェントのログイン情報や IP/FQDN などの追加情報を入力します。

BZ#1700338

今回の機能拡張により、RHV Manager の REST API を使用してサブスクリプションを管理し、特定のイベントに基づいて通知を受け取ることができるようになります。以前のバージョンでは、これは管理ポータルでのみ行うことができました。

BZ#1710491

今回の機能拡張により、仮想マシンのゲストオペレーティングシステムの再起動時に EVENT_ID がログに記録されるようになりました。Cloudforms や Manage IQ などの外部システムは、仮想マシンの状態を追跡するために EVENT_ID ログメッセージに依存しています。

BZ#1712890

今回の更新により、RHV をアップグレードする際に、環境内の仮想マシンにアップグレードする RHV バージョンとクラスターレベルに互換性のないスナップショットがあるかどうかを engine-setup が通知するようになりました。続行しても安全ですが、アップグレード後にこれらのスナップショットを使用することは安全ではありません。たとえば、これらのスナップショットをプレビューすることは安全ではありません。

上記には例外があります。仮想マシンが Manager をセルフホストエンジンとして実行している場合、engine-setup は通知しません。hosted-engine の場合、自動的に「Yes」と表示され、プロンプトや通知なしに仮想マシンがアップグレードされます。アップグレード後に hosted-engine 仮想マシンのスナップショットを使用することは危険です。

BZ#1716590

今回の機能拡張により、「新規仮想マシン」および「仮想マシンの編集」ウィンドウの「システム」タブで、「シリアル番号ポリシー」に「クラスターのデフォルト」設定の値が表示されるようになりました。仮想マシンを追加または編集中で、クラスターレベルのシリアル番号ポリシーを上書きするかどうかを決定しようとしている場合は、こちらの情報を確認すると便利です。以前は、クラスターのデフォルトのシリアル番号ポリシーを表示するには、「仮想マシン」ウィンドウを閉じ、クラスター画面に移動する必要がありました。

BZ#1718818

今回の機能拡張により、SCSI ホストデバイス scsi_hostdev を仮想マシンにアタッチし、SCSI デバイスのタイプに最適なドライバーを指定できるようになりました。

  • scsi_generic: (デフォルト) ゲストオペレーティングシステムが、ホストにアタッチされている OS サポートの SCSI ホストデバイスにアクセスできるようにします。テープまたは CD チェンジャーなどの RAW アクセスを必要とする SCSI メディアチェンジャーには、このドライバーを使用します。
  • scsi_block: scsi_generic と類似しますが、速度と信頼性が向上しています。SCSI ディスクデバイスに使用します。ベースとなるデバイスのトリムまたは破棄が望ましく、それがハードディスクである場合は、このドライバーを使用します。
  • scsi_hd: オーバーヘッドが低いパフォーマンスを提供します。多数のデバイスに対応します。標準の SCSI デバイスの命名スキームを使用します。aio-native と使用することができます。このドライバーは、ハイパフォーマンスの SSD に使用します。
  • virtio_blk_pci: SCSI オーバーヘッドなしで最高のパフォーマンスを提供します。シリアル番号によるデバイスの識別に対応します。

BZ#1726494

OpenSUSE ゲスト用の qemu-guest-agent が qemu-guest-agent-3.1.0-lp151.6.1 ビルドに更新されました。

BZ#1726907

今回の更新により、仮想マシンのオペレーティングシステムとして Red Hat CoreOS (RHCOS) を選択できるようになりました。これを選択すると、初期化タイプが ignition に設定されます。RHCOS は Ignition を使用して仮想マシンを初期化し、RHEL と差別化しています。

BZ#1731395

以前は、セキュリティー更新のたびに、影響を受けるすべてのアーキテクチャーのデータベースの重要な ServerCPUList 配下にある vdc_options テーブルに新しい CPU タイプが作成されていました。たとえば、Intel Skylake クライアントファミリーには以下の CPU タイプが含まれていました。

  • Intel Skylake クライアントファミリー
  • Intel Skylake クライアント IBRS ファミリー
  • Intel Skylake クライアント IBRS SSBD ファミリー
  • Intel Skylake クライアント IBRS SSBD MDS ファミリー

今回の更新により、セキュリティー更新が行われるすべての CPU マイクロアーキテクチャーでサポートされる CPU タイプは 2 種類のみとなり、CPU 一覧を管理可能な状態にしています。たとえば、以下のような構成です。

  • Intel Skylake クライアントファミリー
  • 安全な Intel Skylake クライアントファミリー

デフォルトの CPU タイプは変更されません。安全な CPU タイプには最新の更新が含まれます。

BZ#1732738

java-11-openjdk を使用したビルドおよびランタイム用の ovirt-engine のソフトウェアスタックの最新化。Java 11 openjdk は Red Hat の新しい LTS バージョンです。

BZ#1733031

データセンター間で仮想マシンを転送する場合は、エクスポートドメインが非推奨となったため、データストレージドメインを使用します。ただし、データストレージドメインを互換性レベル (DC レベル) の高いデータセンターに移動すると、ストレージ形式のバージョンを (例: V3 から V5 へ) アップグレードすることができます。この上位の形式バージョンを使用すると、データストレージドメインを元のデータセンターに再アタッチしたり、追加の仮想マシンを転送したりすることを防ぐことができます。

現在のリリースでは、このような状況が発生した場合、管理ポータルでストレージドメインの形式を (例: V3 から V5 へ) 更新するかどうかの確認を求められます。また、DC レベルの低い古いデータセンターには再アタッチできないことが警告されます。

ソースデータセンターと同じ互換性レベルを持つ宛先データセンターを作成して、この問題を回避することができます。仮想マシンの転送が終了したら、DC レベルを高くすることができます。

BZ#1733932

今回の更新により、環境にインポートすることなく、仮想マシン、テンプレート、またはディスクなどの登録されていないエンティティーを削除できるようになりました。

BZ#1734727

現在のリリースでは、ovirt-engine-extension-logger-log4j パッケージが OpenJDK バージョン 8 からバージョン 11 に更新され、oVirt Engine との整合性が保たれています。

BZ#1739557

今回の更新により、同じクラスター内のホスト間における仮想マシンのライブマイグレーションの暗号化を有効にできるようになりました。これにより、ホスト間で転送されるデータの保護が向上します。管理ポータルの「移行ポリシー > 追加のプロパティー」配下にある「クラスターの編集」ダイアログボックスで、暗号化を有効または無効にできます。暗号化はデフォルトで無効になっています。

BZ#1740644

現在のリリースでは、設定オプション VdsmUseNmstate が追加されました。これを使用して、クラスターの互換性レベルが 4.4 以上のすべての新規ホストで nmstate を有効にすることができます。

BZ#1740978

古い互換バージョンの仮想マシンをインポートする場合は、現在のクラスターの互換バージョンと互換性があるように設定を更新する必要があります。今回の機能拡張により、更新されたパラメーターを一覧表示する監査ログに警告が追加されます。

BZ#1745019

現在のリリースでは、Intel Snow Ridge CPU を持つホストで仮想マシンを実行するためのサポートが追加されました。この機能を有効にする方法は 2 つあります。

  • 仮想マシンの パススルーホスト CPU 設定を有効にし、Snow Ridge CPU を持つ 特定のホスト実行を開始する に設定します。
  • 仮想マシンのカスタムプロパティーの cpuflags+gfni,+cldemote に設定します。

BZ#1748097

本リリースでは、管理ポータルの「ストレージ > ディスク」タブでフローティング仮想ディスクのプロパティーを編集できるようになりました。たとえば、ユーザーはディスクの説明、エイリアス、およびサイズを編集できます。また、https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_virtualization/4.4/html/rest_api_guide/services#services-disk-methods-update に記載されている REST API の更新用 put コマンドを使用して、フローティング仮想ディスクのプロパティーを更新することもできます。

BZ#1749284

この更新以前は、ライブスナップショット操作が同期されていました。これにより、VDSM がスナップショットの作成に 180 秒以上必要な場合は操作が失敗し、一部の仮想マシン (メモリーが大きい場合やストレージの速度が遅いなど) のスナップショットが作成されませんでした。

今回の更新で、ライブスナップショット操作は非同期となるため、操作の終了までにかかる時間に関係なく、操作は正常に終了するまで実行されます。

BZ#1751268

現在のリリースでは、新しい「Insights」セクションが RHV のウェルカムページまたはランディングページに追加されています。このセクションには、以下の 2 つのリンクが含まれています。

  • 「Insights Guide」は、『Administration Guide』の「Deploying Insights in Red Hat Virtualization Manager」にリンクしています。
  • カスタマーポータルの Red Hat Insights Dashboard へのリンク: https://cloud.redhat.com/insights/overview

BZ#1752995

今回の更新で、コンソールを開くことが、実行中の仮想マシンの VM ポータルのダッシュボードでのデフォルト動作になりました。今回の更新以前は、デフォルト動作は「Suspend」でした。

具体的に言うと、実行中の仮想マシンのデフォルト操作は、仮想マシンが SPICE に対応している場合は「SPICE Console」に設定されます。仮想マシンが VNC のみをサポートする場合は「VNC Console」に設定されます。

ヘッドレスモードで実行中の仮想マシンの場合は、デフォルト動作は「Suspend」のままです。

BZ#1757320

今回の更新では、CentOS Linux 8 をベースとした oVirt Node および oVirt CentOS Linux ホストの実行に必要なパッケージが提供されます。

BZ#1758289

RHV Manager からホストを削除すると、ホストに到達できないイベントの重複エントリーを RHV Manager データベースに作成することができます。後でホストを RHV Manager に戻すと、これらのエントリーは、ネットワークの問題を引き起こす可能性があります。今回の機能拡張により、このタイプのイベントが発生すると、RHV Manager はイベントタブとログにメッセージを出力するようになりました。このメッセージは、ユーザーに問題を通知し、ホストを RHV Manager に戻す場合のネットワークの問題を回避する方法を説明しています。

BZ#1763812

現在のリリースでは、仮想マシンを 削除 するボタンを「more」メニュー (右上にある 3 つのドット部分) に移動しています。これは、ユーザビリティーを向上させるために実行されました。あまりに多くのユーザーが、詳細ビューで選択した項目 (スナップショットなど) が削除されるものと誤って判断し、削除 ボタンを押していました。ユーザーは、仮想マシンが削除されることに気づいていませんでした。ボタンの位置を移動したことで、このような間違いは回避されるはずです。

BZ#1764788

本リリースでは、Ansible Runner はデフォルトでインストールされ、Red Hat Virtualization Manager で Ansible Playbook を直接実行できるようになりました。

BZ#1767319

本リリースでは、MAC アドレスプールを変更したり、既存の MAC アドレスプールの範囲と重複する MAC アドレスプールの範囲を変更することは、固く禁じられています。

BZ#1768844

今回の機能拡張により、クラスターにホストを追加すると高度な仮想化チャネルが有効になり、ホストはサポートされている最新の libvirt パッケージおよび qemu パッケージを使用するようになりました。

BZ#1768937

今回の機能拡張により、管理ポータルでボタンをクリックして、ホストネットワーク設定をあるホストから別のホストへコピーできるようになりました。この方法により、各ホストを別々に設定するよりも速く、かつ簡単にネットワーク設定をコピーできます。

BZ#1771977

RHV-4.4 では、NetworkManager がインターフェースおよび静的ルートを管理します。その結果、NetworkManager のステートフルな設定 (nmstate) を使用して、静的ルートに対してより堅牢な変更を加えることができます。

BZ#1777877

今回のリリースで、Grafana が Data Warehouse を監視するためのユーザーインターフェースおよび可視化ツールとして追加されました。engine-setup 時に Grafana をインストールおよび設定できます。Grafana には、ovirt_engine_history PostgreSql Data Warehouse データベースからのデータを表示する事前にビルドされたダッシュボードが含まれます。

BZ#1779580

現在のリリースでは、RHV のウェルカムページまたはランディングページの「ドキュメント」セクションを更新しています。これにより、現行のドキュメントへのアクセスが容易になり、今後翻訳されるドキュメントへもアクセスしやすくなります。

  • リンクは Red Hat カスタマーポータルのオンラインドキュメントを参照するようになりました。
  • 『管理ポータルの概要』ガイドおよび『Version 3 REST API Guide』は廃止され、削除されました。
  • rhvm-doc パッケージは廃止され、削除されました。

BZ#1780943

以前は、仮想マシンのライブスナップショットに膨大な時間がかかり、仮想マシンがロックされていました。今回のリリースでは、コマンド engine-config -s LiveSnapshotTimeoutInMinutes=<time> を使用して、非同期のライブスナップショット操作にかかる時間を制限するよう設定できるようになりました。ここでの <time> は、分単位の値になります。設定した制限時間が経過すると、スナップショットは中断し、ロックが解除されて仮想マシンを使用できるようになります。<time> のデフォルト値は 30 です。

BZ#1796809

apache-sshd ライブラリーは、rhvm-dependencies パッケージにバンドルされなくなりました。apache-sshd ライブラリーは、独自の rpm パッケージにパッケージ化されるようになりました。

BZ#1798127

apache-commons-collections4 は、Red Hat Virtualization Manager が使用するためにパッケージ化されています。パッケージは Java Collections Framework の拡張機能です。

BZ#1798403

以前は、Windows ゲストツールは仮想フロッピーディスク (.vfd) ファイルとして配信されていました。

今回のリリースでは、仮想フロッピーディスクが削除され、Windows ゲストツールが仮想 CD-ROM として含まれています。Windows ゲストツールをインストールするには、Windows 仮想マシンのインストール時に「Windows ゲストツール CD のアタッチ」のチェックボックスをオンにします。

BZ#1806339

現在のリリースにより、Huge Pages ラベルが Free Huge Pages に変更されるため、値が何を表すのかを簡単に理解できるようになりました。

BZ#1813831

今回の機能拡張により、増分バックアップの root チェックポイントを削除できるようになりました。

仮想マシン (VM) をバックアップすると、libvirt および RHV Manager のデータベースにチェックポイントが作成されます。大規模な環境では、これらのバックアップは多数のチェックポイントを生成することができます。仮想マシンを再起動する際に、Manager はホストでチェックポイントを再定義しますが、チェックポイントが多数あると、この操作がパフォーマンスを低下させる可能性があります。チェックポイントの XML 説明は、多くのストレージも使用します。

今回の機能拡張により、以下の操作を実施できるようになりました。

  • 仮想マシンサービス配下の新しいチェックポイントサービスを使用して、すべての仮想マシンのチェックポイントを表示します: GET path-to-engine/api/vms/vm-uuid/checkpoints
  • 特定のチェックポイントを表示します: GET path-to-engine/api/vms/vm-uuid/checkpoints/checkpoint-uuid
  • チェーンから最も古い (root) チェックポイントを削除します: DELETE path-to-engine/api/vms/vm-uuid/checkpoints/checkpoint-uuid

BZ#1821487

以前は、2 秒後にネットワークテストがタイムアウトしていました。現在のリリースでは、タイムアウト期間は 2 秒から 5 秒に増えています。これにより、ネットワークテストの合格に 2 秒を超える時間が必要な場合の不要なタイムアウトを減らすことができます。

BZ#1821930

今回の機能拡張により、RHEL 7 ベースのホストで、ホストのデプロイメント中に SPICE 暗号化が有効化されました。TLSv1.2 以降のプロトコルのみが有効化されます。BZ1563271 で説明されているように、利用可能な暗号は限定されています。

RHEL 8 ベースのホストでは、SPICE 暗号化は有効化されていません。代わりに、定義された RHEL 暗号ポリシー (VDSM BZ1179273 に類似) に依存します。

BZ#1824117

usbutils パッケージおよび net-tools パッケージが RHV-H オプションチャネルに追加されました。これにより、Dell PowerEdge システムへの「iDRAC Service Module」のインストールが簡単になります。

BZ#1831031

今回の機能拡張により、仮想マシンの最大メモリー容量の上限が 6TB まで増やされました。これは、RHV 4.4 のクラスターレベル 4.3 の仮想マシンにも適用されます。

BZ#1841083

今回の更新で、x86_64 または ppc64/ppc64le アーキテクチャーをベースとする 64 ビットの仮想マシンの最大メモリーサイズが 6 TB になりました。この制限は、4.2 および 4.3 クラスターレベルの x86_64 アーキテクチャーをベースとする仮想マシンにも適用されます。

BZ#1845017

今回のリリース以降、Red Hat Virtualization のメトリクスおよびログの監視が簡単になるように、Data Warehouse 用の Grafana ダッシュボードがデフォルトでインストールされます。Data Warehouse は、Basic スケールのリソース使用時にデフォルトでインストールされています。Grafana のメリットをすべて取得するには、Data Warehouse のスケールをフルへ更新することが推奨されます (これにより、最大 5 年間のデータ収集間隔を表示することができるようになります)。フルスケーリングの場合、別の仮想マシンへの Data Warehouse の移行が必要となる場合があります。Data Warehouse のスケーリングの手順については、https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_virtualization/4.4/html-single/data_warehouse_guide/index#Changing_the_Data_Warehouse_Sampling_Scale を参照してください。別のマシンへの移行またはインストールの手順については、https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_virtualization/4.4/html-single/data_warehouse_guide/index#Migrating_Data_Warehouse_to_a_Separate_Machine_DWH_admin および https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_virtualization/4.4/html-single/data_warehouse_guide/index#Installing_and_Configuring_Data_Warehouse_on_a_Separate_Machine_DWH_admin を参照してください。

BZ#1848381

現在のリリースでは、レポートを表示してその目的を記述するパネルが、各 Grafana ダッシュボードの最初の部分に追加されます。

6.1.3. リベース: バグ修正および機能拡張

以下の項目は、Red Hat Virtualization の本リリースに含まれるバグ修正および機能拡張のリベースです。

BZ#1700867

amkeself パッケージがバージョン 2.4.0 にリベースされました。ハイライト、重要な修正、または主な機能拡張は以下のとおりです。

  • V2.3.0: GPG または OpenSSL によるアーカイブ暗号化のサポート。LZO および LZ4 圧縮サポートが追加されました。パッケージ化の日付を設定し、umask が上書きされないようにするオプション。オプションで、抽出時に利用可能なディスク領域の確認を無視します。抽出前に root パーミッションを確認する新しいオプション。
  • v2.3.1: さまざまな互換性の更新。GitHub リポジトリーの Travis CI にユニットテストを追加しました。新しい --tar-extra、--untar-extra、--gpg-extra、--gpg-asymmetric-encrypt-sign オプション。
  • v2.4.0: SHA256 アーカイブ整合性チェックサムのオプションサポートを追加。

BZ#1701530

パッケージのバージョン 0.1.2 へのリベース

今回の更新で、ovirt-cockpit-sso パッケージは RHEL 8 をサポートするようになりました。

BZ#1713700

バージョン spice-qxl-wddm-dod 0.19 へのパッケージのリベース

ハイライト、重要な修正、または主な機能拡張は以下のとおりです。

  • 800x800 解像度の追加
  • SPICE サーバーのバージョン 0.14 以前と比べてパフォーマンスが向上
  • OVMF プラットフォームでのドライバーのアンインストール時のブラックスクリーンの修正
  • S3 から返されるブラックスクリーンの修正

BZ#1796815

RHV-M が使用するために、Java Manager およびエージェント (snmp4j) ライブラリー用のオブジェクト指向の SNMP API がパッケージ化されています。以前は、rhvm-dependencies パッケージがライブラリーを提供していましたが、現在はスタンドアロンパッケージとして提供されています。

BZ#1797316

パッケージをバージョン rhv-4.4.0-23 へアップグレード

ハイライトおよび重要なバグ修正: VDSM バージョンと RHV Manager バージョン間の不整合が原因で、仮想マシンのスナップショットの機能拡張においてリグレッションが発生していました。このアップグレードでは、RHV Manager バージョンを VDSM バージョンに一致するように同期することで、この問題を修正しています。

BZ#1798114

apache-commons-digester パッケージをバージョン 2.1 にリベースします。この更新は、新機能が含まれるマイナーリリースです。Apache リリースノートは、http://commons.apache.org/proper/commons-digester/commons-digester-2.1/RELEASE-NOTES.txt でご利用いただけます。

BZ#1798117

apache-commons-configuration パッケージをバージョン 1.10 にリベースします。この更新には、マイナーなバグ修正および機能拡張が含まれています。Apache リリースノートは、https://commons.apache.org/proper/commons-configuration/changes-report.html#a1.10 でご利用いただけます。

BZ#1799171

このリベースにより、ws-commons-utils パッケージがバージョン 1.0.2 に更新され、以下の変更が追加されました。

  • Base64 クラスの静的ではない「newDecoder」メソッドを静的に更新しました。
  • 完全に破損した CharSetXMLWriter を修正しました。

BZ#1807047

m2crypto パッケージは、現行バージョンの RHV Manager で使用するために構築されました。このパッケージでは、Python スクリプトから OpenSSL 関数を呼び出すことができます。

BZ#1818745

今回のリリースで、Red Hat Virtualization は Python 3 に移植されています。Python 2 には依存しなくなりました。

6.1.4. リベース: 機能拡張のみ

以下の項目は、Red Hat Virtualization の本リリースに含まれる機能拡張のリベースです。

BZ#1698009

openstack-java-sdk パッケージがバージョン 3.2.8 にリベースされました。ハイライトおよび主な機能拡張: パッケージがリファクタリングされ、これらの依存ライブラリーの新しいバージョンが使用されます。

  • jackson を com.fasterxml バージョン 2.9.x にアップグレード
  • commons-httpclient を org.apache.httpcomponents バージョン 4.5 にアップグレード

BZ#1720686

このリベースで、ovirt-scheduler-proxy パッケージがバージョン 0.1.9 に更新され、RHEL 8 のサポートと、Python3 および Java 11 をサポートするコードのリファクタリングが導入されました。

6.1.5. リリースノート

このセクションでは、Red Hat Virtualization の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。

BZ#1745302

oVirt 4.4 は、ovirt-guest-tools を Virtio-Win に含まれる新しい WiX ベースのインストーラーに置き換えます。Windows ゲストドライバー、エージェント、およびインストーラーを含む ISO ファイルは、https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/latest-virtio/ からダウンロードできます。

BZ#1838159

今回のリリースで、標準の rsa-sha-1 SSH 公開鍵は提供せず、rsa-sha256/rsa-sha-512 SSH 公開鍵のみを提供する RHV Manager にホストを追加できるようになりました (FIPS の強化機能が有効化された CentOS 8 ホストなど)。

BZ#1844389

非実稼働システムでは、CentOS Linux の代わりに CentOS Stream を使用できます。

6.1.6. 既知の問題

Red Hat Virtualization には、現時点で以下のような既知の問題があります。

BZ#1809116

現在、既知の問題があります。Open vSwitch (OVS) は、nmstate が管理するホストでは機能しません。したがって、OVS クラスターには RHEL 8 ホストを含めることができません。回避策: OVS を使用するクラスターでは、ホストを RHEL 8 にアップグレードしないでください。

BZ#1810550

現在のリリースには既知の問題があります。RHV Manager が既存のボンディングモードを balance-tlb (mode 5) または balance-alb (mode 6) に変更しようとすると、ホストはこの変更の適用に失敗します。Manager はこれをユーザーに表示されるエラーとして報告します。この問題を回避するには、ボンディングを削除し、必要なモードで新しいボンディングを作成します。現在、解決策に取り組んでいますが、解決した場合は RHEL 8.2.1 を対象としています。

BZ#1813694

既知の問題: 仮想マシンの BIOS タイプおよびエミュレーションする仮想マシンタイプを一致しない設定で設定すると、再起動時に仮想マシンは失敗します。回避策: 問題を回避するには、ハードウェアの適切な設定で BIOS タイプおよびエミュレーションする仮想マシンタイプを設定します。現在のリリースでは、この問題を回避することができます。自動検出で新しいクラスターにホストを追加すると、それに応じて BIOS タイプが設定されます。

BZ#1829656

既知の問題: サブスクライブされていない RHVH ホストは、「アップグレードの確認」操作を実行してもパッケージの更新を受け取りません。代わりに、'no updates found' のメッセージが表示されます。これは、Red Hat Subscription Management (RHSM) に登録されていない RHVH ホストで、リポジトリーが有効化されていないために発生します。回避策: 更新を受け取るには、RHVH ホストを Red Hat Subscription Management (RHSM) に登録してください。

BZ#1836181

現在のリリースには既知の問題があります。仮想マシンに SR-IOV vNIC と VirtIO vNIC 上のボンディングモード 1 (アクティブバックアップ) がある場合、仮想マシンが Intel X710 などの i40e ドライバーを使用する NIC 上の SR-IOV を持つホストに移行した後、ボンディングが動作しなくなることがあります。

BZ#1852422

複数の組織に属するユーザーアカウントの登録に失敗する

現在、複数の組織に属するユーザーアカウントでシステムを登録しようとすると、登録プロセスが失敗し、You must specifiy an organization for new units (新しいユニットの組織を指定する必要があります)。というメッセージが表示されます。

この問題を回避するには、以下のいずれかを行います。

  • 複数の組織に属さない別のユーザーアカウントを使用します。
  • GUI およびキックスタートを使ったインストール向けに Connect to Red Hat 機能で利用できる アクティベーションキー による認証方法を使用します。
  • Connect to Red Hat の登録手順を省略し、Subscription Manager を使用してインストール後にシステムを登録します。

BZ#1859284

SR-IOV NIC の仮想機能上に VLAN を作成し、VLAN インターフェース名が 10 文字を超えると、VLAN は失敗します。これは、VLAN インターフェースの命名規則 parent_device.VLAN_ID が、10 文字までという制限を超える名前を生成する傾向があるために発生します。この問題に対する回避策として、udev ルールを作成します (https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1854851 を参照)。

BZ#1860923

RHEL 8.2 では、ignoredisk --drives は、キックスタートファイルの Anaconda で正しく認識されません。そのため、ホストのオペレーティングシステムのインストールまたは再インストールを行う場合は、ホストにアタッチされている既存の OS 以外のストレージをデタッチするか、またはこれらのディスクを誤って初期化してデータが失われる可能性を避けるために ignoredisk --only-use を使用することを強く推奨します。

BZ#1863045

/ (root) にローカルにマウントされているストレージドメインのある Red Hat Virtualization をアップグレードすると、データが失われる可能性があります。

アップグレード中にデータが失われる可能性を防ぐために、別の論理ボリュームまたはディスクを使用します。ローカルにマウントされているストレージドメインとして / (root) を使用している場合は、アップグレード前にデータを別の論理ボリュームまたはディスクに移行します。

6.1.7. 廃止された機能

BZ#1399714

Python SDK のバージョン 3 は、oVirt のバージョン 4.0 から非推奨となりました。現在のリリースにより、REST API のバージョン 3 とともに完全に削除されます。

BZ#1399717

Java SDK のバージョン 3 は、oVirt のバージョン 4.0 以降は非推奨となりました。現在のリリースにより、REST API のバージョン 3 とともに完全に削除されます。

BZ#1638675

現在のリリースでは、OpenStack Neutron のデプロイメントが廃止されています。これには、「新規ホスト」ウィンドウの「ネットワークプロバイダー」タブと REST-API の AgentConfiguration を介した neutron エージェントの自動デプロイメントが含まれます。代わりに以下のコンポーネントを使用してください。

  • OpenStack ホストをデプロイするには、OpenStack Platform director/TripleO を使用します。
  • Open vSwitch インターフェースマッピングは、スイッチタイプが OVS のクラスターで、VDSM によってすでに 自動的に管理されています。
  • クラスター上の ovirt-provider-ovn-driver のデプロイメントを管理するには、クラスターの「Default Network Provider」属性を更新します。

BZ#1658061

RHV 4.3 は Windows XP および Windows Server 2k3 向けのドライバーを出荷していました。これらのオペレーティングシステムはいずれも廃止され、サポートされていません。現在のリリースでは、これらのドライバーは削除されています。

BZ#1698016

以前は、cockpit-machines-ovirt パッケージは Red Hat Virtualization バージョン 4.3 で非推奨となりました (バグ #1698014 を参照)。現在のリリースでは、ovirt-host の依存関係および RHV-H イメージから cockpit-machines-ovirt が削除されています。

BZ#1703840

vdsm-hook-macspoof は VDSM コードから削除されました。ifacemacspoof フックが依然として必要な場合は、https://gerrit.ovirt.org/#/c/94613/ コミットメッセージに記載されているスクリプトと同様のスクリプトを使用して、vnic プロファイルを検索し、修正することができます。

BZ#1712255

バージョン 4.2 よりも前のデータセンターおよびクラスターレベルのサポートが削除されました。

BZ#1725775

以前は、RHEL 7.6 で screen パッケージは非推奨になりました。RHEL 8 ベースのホストに対する今回の更新では、screen パッケージが削除されました。現在のリリースは、screen の代わりに、RHEL 8 ベースのホストに tmux パッケージをインストールします。

BZ#1728667

現在のリリースでは、rhvm-appliance および RHV で使用されていない heat-cfntools が削除されています。heat-cfntools の更新は OSP でのみ利用できます。

BZ#1746354

今回のリリースでは、Application Provisioning Tool サービス (APT) は削除されました。

APT サービスが原因で、通知なしに Windows 仮想マシンが再起動され、データが失われる可能性がありました。今回のリリースで、APT サービスは virtio-win インストーラーに置き換えられました。

BZ#1753889

RHV バージョン 4.4 では、oVirt Engine REST API v3 が削除されました。REST API v4 を使用するにはカスタムスクリプトを更新します。

BZ#1753894

oVirt Engine SDK 3 Java バインディングは、oVirt 4.4 リリースには同梱されなくなりました。

BZ#1753896

oVirt Python SDK バージョン 3 がプロジェクトから削除されました。Python SDK バージョン 4 を使用するには、スクリプトをアップグレードする必要があります。

BZ#1795684

採用が限定され、維持が困難なことから、ovirt-engine からは Hystrix 監視の統合が削除されました。

BZ#1796817

Java Manager およびエージェント (snmp4j) ライブラリー用のオブジェクト指向の SNMP API は、rhvm-dependencies パッケージにバンドルされなくなりました。スタンドアロンの rpm パッケージ (バグ #1796815) として提供されるようになりました。

BZ#1818554

RHV の現行バージョンでは、ソケット以外のアクティベーションを提供していた libvirt パッケージを削除しています。今回のリリースでは、ソケットのアクティベーションを提供する libvirt バージョンのみが含まれるようになりました。ソケットのアクティベーションにより、リソース処理が向上します。専用のアクティブなデーモンはありません。libvirt は特定のタスクに対してアクティベートされ、その後終了します。

BZ#1827177

Metrics Store のサポートは Red Hat Virtualization 4.4 で廃止されました。管理者は、Grafana ダッシュボードを利用する Data Warehouse (デフォルトで Red Hat Virtualization 4.4 でデプロイ) を使用して、メトリクスおよびインベントリーレポートを表示できます。Grafana の詳細は、https://grafana.com/docs を参照してください。管理者は、メトリクスおよびログをスタンドアロンの Elasticsearch インスタンスに送信することもできます。

BZ#1846596

以前のバージョンでは、katello-agent パッケージは、ovirt-host パッケージの依存関係としてすべてのホストに自動的にインストールされていました。現在のリリースでは、RHV 4.4 はこの依存関係を削除し、Satellite 6.7 からの katello-agent の削除を反映しています。代わりに katello-host-tools を使用できるようになりました。これにより、ユーザーは Satellite のバージョンに適したエージェントをインストールできるようになりました。