6.3. Red Hat Virtualization 4.4 バッチ更新 2 (ovirt-4.4.3)

6.3.1. バグ修正

以下のバグは、Red Hat Virtualization の本リリースで修正されました。

BZ#1702016

以前は、Manager では、すべてのセルフホストエンジンホストが同じデータセンターとクラスターになければならないにもかかわらず、セルフホストエンジンホストとして設定されたホストを、セルフホストエンジンの仮想マシンを実行しているもの以外のデータセンターまたはクラスターへ追加および移行することが許可されていました。ホストの ID は、初回のデプロイメント時と同じであったため、Sanlock エラーが発生しました。これにより、エージェントは起動できませんでした。

今回の更新で、新しいセルフホストエンジンホストを追加する際に、またはセルフホストエンジンを実行しているもの以外のデータセンターまたはクラスターに既存のホストを移行する際に、エラーが表示されるようになりました。

セルフホストエンジンホストを、セルフホストエンジンを実行しているもの以外のデータセンターまたはクラスターに追加するか、または移行するには、ホストを再インストールして、ホストがセルフホストエンジンホストにならないように無効にする必要があります。管理ポータルで以下の手順を実行します。

  1. ホストをメンテナンスモードに切り替えます。
  2. Hosted Engine UNDEPLOY オプションを選択して、再インストールを開始します。REST API を使用する場合は、undeploy_hosted_engine パラメーターを使用します。
  3. ホストを編集して、ターゲットのデータセンターおよびクラスターを選択します。
  4. ホストをアクティブ化します。

    詳細は『Administration Guide』または『REST API Guide』を参照してください。

BZ#1760170
以前は、MAC プール検索機能では、未使用のアドレスの検索に失敗していました。その結果、vNIC の作成に失敗していました。本リリースでは、MAC プール検索がプール内の未使用のアドレスを特定でき、未使用のアドレスすべてがプールから割り当てられるようになりました。
BZ#1808320
以前は、特定のデータセンターまたはクラスターパーミッションを持つユーザーは、アクセス可能なクラスターを編集できませんでした。本リリースでは、特定のデータセンターまたはクラスターパーミッションを持つユーザーは、クラスターに関連付けられた MAC プールを変更しないか、または新しい MAC プールを追加しようとしない場合、アクセス可能なクラスターを編集できます。
BZ#1821425
以前は、セルフホストエンジンをデプロイする際に Appliance のサイズが正しく計算されていなかったため、十分な容量が割り当てられず、Appliance の展開に失敗していました。本リリースでは、Appliance サイズの推定および割り当てられた容量の展開が正常に行われ、デプロイメントは成功します。
BZ#1835550
以前は、RHV Manager が ovirt-provider-ovn から利用可能なポートの一覧を要求すると、実装のスケーリングシナリオが最適化されませんでした。その結果、仮想マシン上に数多くのアクティブな OVN vNIC があるシナリオで、OVN vNIC を使用した仮想マシンの起動は遅くなり、タイムアウトすることもありました。今回のリリースでは、アクティブな OVN vNIC が多数ある OVN vNIC での仮想マシンの起動が速くなることから、一覧表示されたポートの実装のスケーリングが最適化されました。
BZ#1855305
以前は、ホストパススルーディスクデバイスに割り当てられているアドレスが、ディスクに割り当てられている場合には、ディスクの仮想マシンへのホットプラグに失敗することがありました。本リリースでは、ホストパススルーディスクデバイスに割り当てられているアドレスが、仮想マシンにホットプラグされたディスクに割り当てられないようにすることで、競合を回避しています。
BZ#1859314
以前は、Python3 への移植後の rhv-log-collector-analyzer による unicode 文字列の処理は適切に行われていませんでした。本リリースでは、unicode 文字列が適切に処理されるようになりました。
BZ#1866862
以前のリリースでは、NUMA を有効化せずに AMD EPYC ホストにデプロイされた仮想マシンは起動に失敗する場合があり、サポート対象外の設定エラーが報告されていました。本リリースでは、AMD EPYC ホストで仮想マシンが正常に起動されるようになりました。
BZ#1866981
以前は、Python3 への移植後の ovirt-engine-db-query による unicode 文字列の処理は適切に行われていませんでした。本リリースでは、unicode 文字列が適切に処理されるようになりました。
BZ#1871694
以前は、クラスターの bios タイプを UEFI または UEFI+SecureBoot に変更すると、そのクラスター内で実行されるセルフホストエンジンの仮想マシンも変更されていました。その結果、セルフホストエンジンの仮想マシンは再起動できませんでした。本リリースでは、セルフホストエンジンの仮想マシンはカスタム bios タイプで設定され、クラスターの bios タイプが変更されてもこの設定は変更されません。
BZ#1871819
以前は、論理ネットワークに変更が加えられると、ホストの ovn-controller が再計算時にタイムアウトの間隔を超え、計算が繰り返しトリガーされていました。その結果、OVN ネットワークは失敗していました。本リリースでは、ovn-controller による再計算は変更ごとに 1 回のみトリガーされ、OVN ネットワークは維持されます。
BZ#1877632
以前は、仮想マシンの移行時に、移行先のホストで VDSM が再起動されると、仮想マシンの正確なステータスを確認することができませんでした。本リリースでは、VDSM は正確な移行先のステータスを確認します。
BZ#1878005
以前は、CloudForms 5 を使用して、RHV-H 4.4 ホストをインフラストラクチャー移行 (IMS) の変換ホストとして準備する際に、不明な libcgroup-tools パッケージの依存関係が原因で、v2v-conversion-host-wrapper のインストールに失敗していました。現在のリリースではこの問題は修正されています。rhvh-4-for-rhel-8-x86_64-rpms リポジトリーで不足していたパッケージが同梱されます。