6.5.2. 機能拡張

Red Hat Virtualization の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。

BZ#1080725
ホストでの静的 IPv6 アドレスの設定がサポートされるようになりました。
BZ#1155275
今回の更新で、LUN のディスクに接続されているすべてのホスト上の LUN のディスクサイズを同期し、アタッチされているすべての実行中の仮想マシンでそのサイズを更新できるようになりました。

LUN のディスクサイズをリフレッシュするには : 1.管理ポータルで Compute>Virtual Machines の順に移動し、仮想マシンを選択します。2.Disks タブで、Refresh LUN をクリックします。

実行中ではない接続されている仮想マシンの場合は、実行中の仮想マシンのディスクを更新してください。

BZ#1431792
この機能により、エミュレートされた TPM (Trusted Platform Module) デバイスを仮想マシンに追加できます。TPM デバイスは、暗号化操作 (暗号化キー、乱数、ハッシュなどの生成) や、ソフトウェア設定を安全に検証するために使用できるデータの保存に役立ちます。QEMU および libvirt は、エミュレートされた TPM 2.0 デバイスのサポートを実装します。これは、Red Hat Virtualization が TPM デバイスを仮想マシンに追加するために使用するものです。

エミュレートされた TPM デバイスが仮想マシンに追加されると、ゲスト OS で通常の TPM 2.0 デバイスとして使用できます。

BZ#1688186
以前は、CPU と NUMA 固定は、新しい仮想マシンの追加時に REST API を使用してのみ手動または自動的に実行されていました。

今回の更新により、管理ポータルを使用して仮想マシンを更新する際に、CPU および NUMA 固定を更新できるようになりました。

BZ#1755156
本リリースでは、cockpit-ovirt UI を使用して、ローカルアプライアンスをインストールするための OVA アーカイブへのパスを入力できるようになりました。
BZ#1836661
以前は、マウントされたファイルシステムがないディスクの論理名は、Red Hat Virtualization Manager に表示されていませんでした。本リリースでは、このようなディスクの論理名は、仮想マシンの QEMU ゲストエージェントのバージョンが 5.2 以降であれば、適切に報告されます。
BZ#1837221
以前は、Manager は SSH 接続の RSA 公開鍵のみを使用してハイパーバイザーに接続できました。今回の更新により、Manager は SSH に EcDSA 公開鍵および EdDSA 公開鍵も使用できるようになりました。

以前は、RHV は SSH 公開鍵のフィンガープリントのみを使用してホストを検証していました。RHV が SSH に EcDSA 公開鍵および EdDSA 公開鍵を使用できるようになっことから、SSH 公開鍵全体を RHV データベースに保存する必要があります。これにより、SSH 公開鍵のフィンガープリントの使用は非推奨となりました。

新たなホストを Manager に追加する際に、管理者が別の特定の公開鍵を提供する場合を除き、Manager はホストが提供する最も強力な公開鍵を常に使用します。

既存のホストの場合は、Manager は次の SSH 接続で、RSA 公開鍵全体をデータベースに保存します。たとえば、管理者がホストをメンテナンスモードに移行し、証明書の登録を実行するか、ホストを再インストールする場合、ホストに別の公開鍵を使用するには、管理者は、REST API を使用して、または管理ポータルの Edit host ダイアログの最強の公開鍵を取得して、カスタム公開鍵を提供できます。

BZ#1884233
authz 名は、RHVM (Red hat Virtualization Manager) のホームページ上のユーザードメインとして使用されるようになりました。これは、プロファイル名を置き換えます。さらに、承認/認証フローに関連するいくつかのログステートメントは、該当する場合、ユーザー authz 名とプロファイル名の両方を表示することで一貫性が保たれています。本リリースでは、ユーザーが RHVM に正常にログインすると、<username>@<authz name> がホームページに表示されます。さらに、ログステートメントには、authz 名とプロファイル名の両方のほか、ユーザー名も含まれるようになりました。
BZ#1899583
今回の更新により、仮想 NIC フィルターパラメーターのライブ更新が可能になりました。Manager で仮想マシンの仮想 NIC のフィルターパラメーターを追加/削除/編集する場合、変更は仮想マシンのデバイスに対してすぐに適用されます。
BZ#1910302
以前は、Storage Pool Manager (SPM) に不明なタスクがある場合に、SPM は別のホストに切り替えることができませんでした。今回の機能拡張により、完了したタスクのクリーンアップを可能にするための新しい UI メニューが追加されました。
BZ#1922200
以前は、event_notification_hist テーブル内のレコードは、audit_log テーブルの定期的なクリーンアップ中にのみ削除されていました。デフォルトでは、30 日を経過した audit_log テーブルレコードが削除されます。

今回の更新により、event_notification_hist テーブルのレコードが 7 日間保持されるようになりました。この制限は、以下のコンテンツでカスタム設定ファイル /etc/ovirt-engine/notifier/notifier.conf.d/history.conf を作成して上書きできます。

DAYS_TO_KEEP_HISTORY=<number_of_days>

ここで、<number_of_days> は event_notification_hist テーブルでレコードを保持する日数になります。このファイルを最初に追加した後、またはこの値の変更後に追加した後は、ovirt-engine-notifier サービスを再起動する必要があります。

# systemctl restart ovirt-engine-notifier
BZ#1927851
キャンベラ、メルボルンおよびシドニーのサマータイムに対応するために、オーストラリア東部標準時のタイムゾーンが追加されました。