第6章 Red Hat Virtualization 用ストレージの追加

新たな環境にデータドメインとしてストレージを追加します。Red Hat Virtualization 環境には少なくとも 1 つのデータドメインが必要ですが、さらに追加することを推奨します。

前の手順で準備したストレージを追加します。

6.1. NFS ストレージの追加

ここでは、既存の NFS ストレージをデータドメインとして Red Hat Virtualization 環境にアタッチする手順を説明します。

ISO またはエクスポートドメインが必要な場合も、この手順を使用します。ただし、Domain Function の一覧では ISO または Export を選択します。

手順

  1. 管理ポータルで StorageDomains をクリックします。
  2. New Domain をクリックします。
  3. ストレージドメインの Name を入力します。
  4. Data CenterDomain FunctionStorage TypeFormat、および Host のリストのデフォルト値をそのまま使用します。
  5. ストレージドメインに使用する Export Path を入力します。エクスポートパスは、123.123.0.10:/data (IPv4 の場合)、[2001:0:0:0:0:0:0:5db1]:/data (IPv6 の場合)、または domain.example.com:/data の形式で指定する必要があります。
  6. オプションで、詳細パラメーターを設定できます。

    1. Advanced Parameters をクリックします。
    2. Warning Low Space Indicator フィールドに、パーセンテージ値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーに警告メッセージが表示され、ログに記録されます。
    3. Critical Space Action Blocker のフィールドに GB 単位で値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーにエラーメッセージが表示され、ログに記録されます。容量を消費する新規アクションは、一時的であってもすべてブロックされます。
    4. 削除後にワイプするオプションを有効にするには、Wipe After Delete チェックボックスを選択します。このオプションは、ドメインの作成後に編集できますが、その場合はすでに存在している wipe after delete プロパティーは変更されません。
  7. OK をクリックします。

新しい NFS データドメインのステータスは、ディスクの準備ができるまで Locked になります。その後、データドメインはデータセンターに自動的にアタッチされます。