第1章 Data Warehouse のインストールおよび設定

1.1. Data Warehouse の設定の概要

Data Warehouse は、Manager と同じマシン、または Manager にアクセスできる別のマシンにインストールして設定することができます。

Manager マシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定
この設定には 1 つの登録マシンのみが必要で、設定が最も簡単な方法ですが、Manager マシンの需要が高まります。Data Warehouse サービスへのアクセスが必要なユーザーには、Manager マシン自体へのアクセスが必要です。Installing Red Hat Virtualization as a standalone Manager with local databasesConfiguring the Red Hat Virtualization Manager を参照してください。
別マシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定
この設定には、2 つの登録済みマシンが必要です。これにより、Manager マシンの負荷が軽減され、そのマシン上での CPU およびメモリー共有の競合を防ぎます。また、管理者は Manager マシンへのアクセスを許可することなく、Data Warehouse マシンへのユーザーアクセスを許可することもできます。この設定の詳細は 別のマシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定 を参照してください。
重要

Data Warehouse デプロイメントのすべてのマシンのシステムタイムゾーンを UTC に設定することを推奨します。これにより、ローカルのタイムゾーンのバリエーションによりデータ収集が中断されることがなくなります (たとえば夏時間から冬時間への変更など)。

ovirt_engine_history データベースが使用する容量およびリソースの推定値を算出するには、RHV Manager History Database Size Calculator ツールを使用します。この推定値は、エンティティー数と、履歴の記録を保持するように選択した期間に基づいて算出されます。

重要

以下の動作は engine-setup で予想されます。

  • Data Warehouse パッケージをインストールし、engine-setup を実行し、Data Warehouse の設定に No と答えます。
Configure Data Warehouse on this host (Yes, No) [Yes]: No
  • engine-setup を再度実行します。Data Warehouse を設定するオプションは表示されなくなります。

engine-setup にオプションを再度表示させるには、engine-setup --reconfigure-optional-components を実行します。

現在インストールされている Data Warehouse パッケージのみを設定し、設定で有効なリポジトリーにあるパッケージ更新が適用されないようにするには、--offline オプションを追加します。