1.5. タグ
1.5.1. タグを使用して Red Hat Virtualization とのやり取りをカスタマイズ
Red Hat Virtualization プラットフォームをセットアップし、要件に合わせて設定したら、タグを使用してカスタマイズできます。タグを使用すると、システムリソースをグループまたはカテゴリーに分類できます。これは、仮想化環境に多くのオブジェクトが存在し、管理者が特定のオブジェクトセットに集中したい場合に便利です。
このセクションでは、タグの作成と編集、ホストまたは仮想マシンへの割り当て、タグを基準として使用した検索などの方法について説明します。タグは、企業のニーズに合わせて、構造に一致する階層に配置できます。
管理ポータルのタグを作成、変更、および削除するには、ヘッダーバーの Tags アイコン (
) をクリックします。
1.5.2. タグの作成
タグを作成し、そのタグを使用して検索結果を絞り込むことができます。
手順
-
ヘッダーバーの Tags アイコン (
) をクリックします。
- Add をクリックして新規タグを作成するか、タグを選択して New をクリックし、子孫タグを作成します。
- 新規タグの Name および Description を入力します。
- OK をクリックします。
1.5.3. タグの変更
タグの名前と説明を編集できます。
タグの変更
-
ヘッダーバーの Tags アイコン (
) をクリックします。
- 変更するタグを選択し、Edit をクリックします。
- 必要に応じて Name および Description フィールドを変更します。
- OK をクリックします。
1.5.4. タグの削除
タグが不要になったら、それを削除します。
手順
-
ヘッダーバーの Tags アイコン (
) をクリックします。
- 削除するタグを選択し、Remove をクリックします。タグを削除すると、そのタグのすべての子孫も削除されることを警告するメッセージが表示されます。
- OK をクリックします。
タグとその子孫をすべて削除しました。タグは、アタッチされたすべてのオブジェクトからも削除されます。
1.5.5. オブジェクトに対するタグの追加および削除
ホスト、仮想マシン、およびユーザーにタグを割り当てたり、削除したりできます。
手順
- タグを割り当てる、または解除するオブジェクトを選択します。
-
More Actions (
) をクリックしてから Assign Tags をクリックします。
- チェックボックスを選択してタグをオブジェクトに割り当てるか、選択を解除してオブジェクトからタグの割り当てを解除します。
- OK をクリックします。
指定したタグが、選択したオブジェクトのカスタムプロパティーとして追加または削除されます。
1.5.6. タグを使用したオブジェクトの検索
tag
プロパティーとしてタグを使用し、検索条件として目的の値または値のセットを使用して、検索クエリーを入力します。
指定された基準でタグ付けされたオブジェクトは結果リストに表示されます。
tag
をプロパティーとして使用し、不等式演算子 (!=
、たとえば、Host: Vms.tag!=server1
) を使用してオブジェクトを検索する場合、結果リストにタグなしオブジェクトは含まれません。
1.5.7. タグを使用したホストのカスタマイズ
タグを使用してホストに関する情報を保存できます。その後、タグに基づいてホストを検索できます。検索について、詳しくは 検索 を参照してください。
手順
- Compute → Hosts をクリックし、ホストを選択します。
-
More Actions (
) をクリックしてから Assign Tags をクリックします。
- 該当するタグのチェックボックスを選択します。
- OK をクリックします。
ホストに関する検索可能な追加情報がタグとして追加されます。