6.14.6. 仮想マシンの手動移行
実行中の仮想マシンは、指定したホストクラスター内の任意のホストにライブマイグレーションが可能です。仮想マシンのライブマイグレーションでは、サービスが中断されることはありません。仮想マシンを別のホストに移行することは、特定のホストの負荷が高すぎる場合に特に便利です。ライブマイグレーションの前提条件は、「ライブマイグレーションの前提条件」 を参照してください。。
高性能仮想マシンや パススルーホスト CPU、CPU ピニング、またはNUMA ピニング で定義された仮想マシンの場合、デフォルトの移行モードは手動です。Select Host Automatically を選択し、仮想マシンが最適なパフォーマンスを提供するホストに移行できるようにします。
ホストをメンテナーンスモードに移行すると、そのホストで実行されている仮想マシンは自動的に同じクラスター内の他のホストに移行します。これらの仮想マシンを手動で移行する必要はありません。
通常、異なるクラスター間で仮想マシンのライブマイグレーションを行うことは推奨されません。現在サポートされている唯一のユースケースは、https://access.redhat.com/articles/1390733 に記載されています。
仮想マシンの手動移行
- Compute → Virtual Machines をクリックし、実行中の仮想マシンを選択します。
- Migrate をクリックします。
ラジオボタンを使用して、ホストを自動的に選択する か 移行先ホストを選択する(ドロップダウンリストを使用してホストを指定する) かどうかを選択します。
注記Select Host Automatically オプションを選択すると、システムはスケジューリングポリシーに設定された負荷分散および電源管理ルールに基づいて、仮想マシンを移行するホストを決定します。
- OK をクリックします。
移行中、Migration進捗バーに進捗が表示されます。移行が完了すると、Host 列が更新され、仮想マシンが移行されたホストが表示されます。