6.11.5. アフィニティーグループのトラブルシューティング

アフィニティーグループの問題を防ぐ方法

  • アフィニティーグループを使用する際のシナリオを計画し、予想される結果を文書化します。
  • 各種の条件下で結果を確認し、テストします。
  • 変更管理のベストプラクティスに従います。
  • Enforcing オプションは、必要な場合にのみ使用してください。

仮想マシンが実行されていないという問題を確認した場合

  • 加重モジュール および フィルターモジュール セクションに VmAffinityGroups および VmToHostsAffinityGroups が含まれるスケジューリングポリシーがクラスターにあることを確認します。詳細は、Administration GuideExplanation of Settings in the New Scheduling Policy and Edit Scheduling Policy Window を参照してください。
  • アフィニティーラベルとアフィニティーグループ間の競合を確認します。

アフィニティーラベルとアフィニティーグループ間に競合の可能性がある場合

  • affinity label は、Positive で、Enforcing が有効になっている Host affinity rule を持つアフィニティーグループと同等であることを理解してください。
  • アフィニティーラベルとアフィニティーグループが相互に競合する場合、共通項の仮想マシンのセットが実行されないことに注意してください。
  • 競合の可能性を判断します。

    • クラスターのスケジューリングポリシーのフィルターモジュールセクションを調べます。これらには、Label キーワードと VmAffinityGroups または VmToHostsAffinityGroups キーワードの両方が含まれている必要があります。そうでない場合は、競合は 起こりません。(加重モジュール セクションに VmAffinityGroupsVmToHostsAffinityGroups が存在しても問題ありません。フィルターモジュール セクションの Label がそれらを上書きするためです。)
    • アフィニティーグループを検査します。Enforcing が有効になっているルールが含まれている必要があります。そうでない場合は、競合は 起こりません
  • 競合の可能性がある場合は、関与する可能性のある仮想マシンのセットを特定します。

    • アフィニティーラベルとグループを検査します。Enforcing オプションを有効なアフィニティーラベル アフィニティーグループ両方のメンバーである仮想マシンの一覧を作成します。
    • この共通項のセット内の各ホストおよび仮想マシンについて、競合が発生する可能性のある条件を分析します。
  • 実際の実行されていない仮想マシンが分析での仮想マシンとマッチするかどうかを判断します。
  • 最後に、アフィニティーグループとアフィニティーラベルを再構築して、意図しない競合を回避できるようにします。
  • さまざまな条件下で、変更によって想定された結果が生成されることを確認します。
  • アフィニティーグループとアフィニティーラベルの重複がある場合は、アフィニティーグループとしてこれらを 1 カ所で簡単に確認することができます。アフィニティーラベルを同等のアフィニティーグループに変換することを検討してください。これは、Positive が選択されEnforcing が有効になっている ホストのアフィニティールール を持ちます。