5.3. PostgreSQL 9.2 から 9.5 へのリモートデータベースのアップグレード

Red Hat Virtualization 4.2 では、PostgreSQL 9.2 ではなく PostgreSQL 9.5 が使われています。データベースをローカルにインストールした場合は、アップグレードスクリプトによりバージョン 9.2 から 9.5 に自動的にアップグレードされます。ただし、データベース (Manager または Data Warehouse) のどちらかが別のマシンにインストールされている場合は、Manager をアップグレードする前にそれぞれのリモートデータベースで以下の手順を実施する必要があります。

  1. マシンで実行しているサービスを停止します。

    • Manager マシン上の ovirt-engine サービスを停止します。

      # systemctl stop ovirt-engine
    • Data Warehouse マシン上の ovirt-engine-dwh サービスを停止します。

      # systemctl stop ovirt-engine-dwhd
  2. PostgreSQL 9.5 パッケージを取得するのに必要なリポジトリーを有効にします。

    Red Hat Virtualization Manager リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhv-4.2-manager-rpms

    あるいは、SCL リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-server-rhscl-7-rpms
  3. PostgreSQL 9.5 パッケージをインストールします。

    # yum install rh-postgresql95 rh-postgresql95-postgresql-contrib
  4. PostgreSQL 9.2 サービスを停止し、さらに無効にします。

    # systemctl stop postgresql
    # systemctl disable postgresql
  5. PostgreSQL 9.2 データベースを PostgreSQL 9.5 にアップグレードします。

    # scl enable rh-postgresql95 -- postgresql-setup upgrade
  6. rh-postgresql95-postgresql.service を起動し、さらに有効にします。サービスが実行されていることを確認します。

    # systemctl start rh-postgresql95-postgresql.service
    # systemctl enable rh-postgresql95-postgresql.service
    # systemctl status rh-postgresql95-postgresql.service

    以下のような出力が表示されることを確認します。

    rh-postgresql95-postgresql.service - PostgreSQL database server
       Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/rh-postgresql95-postgresql.service;
    enabled; vendor preset: disabled)
       Active: active (running) since Mon 2018-05-07 08:48:27 CEST; 1h 59min ago
  7. データベースにログインし、uuid-ossp エクステンションを有効にします。

    # su - postgres -c "scl enable rh-postgresql95 -- psql -d database-name"
  8. 以下の SQL コマンドを実行します。

    # database-name=# DROP FUNCTION IF EXISTS uuid_generate_v1();
    # database-name=# CREATE EXTENSION "uuid-ossp";
  9. 9.2 環境の pg_hba.conf クライアント設定ファイルを 9.5 環境にコピーします。

    # cp -p /var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf  /var/opt/rh/rh-postgresql95/lib/pgsql/data/pg_hba.conf
  10. /var/opt/rh/rh-postgresql95/lib/pgsql/data/postgresql.conf の以下のパラメーターを更新します。

    listen_addresses='*'
    autovacuum_vacuum_scale_factor = 0.01
    autovacuum_analyze_scale_factor = 0.075
    autovacuum_max_workers = 6
    maintenance_work_mem = 65536
    max_connections = 150
    work_mem = 8192
  11. PostgreSQL 9.5 サービスを再起動して設定の変更を適用します。

    # systemctl restart rh-postgresql95-postgresql.service
  12. ovirt-engine-dwhd サービスを起動します。

    # systemctl start ovirt-engine-dwhd

次に、Manager を 4.2 にアップグレードしてください。


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